NY株は2週間で+11%の上昇になった。
中旬から本格的に始まった第2四半期の業績発表が背景にある。S&P500の3分1が発表したが77%が事前の予想を上回った。相当、好調なペースで歴史的な平均値は61%といわれている。
昨日のハイライトは米国の6月の新築住宅の着工高の数字である。事前の予想は+2.9%(前月比)であったが、+11.06%になり市場には驚きが走った。
相場は短期間に+11%も上昇してきただけに、短期的には調整がどこではいってもおかしくないが、好調な景気指標の発表に支えられている。ウォール街では住宅関連が買われた。
東京市場では昨日はハイテクが買われた。しばらく圏外にあったが、ウォール街でのハイテク株の堅調の人気に影響を受けた。インテル、アップルなどの決算の好調で、ハイテク株の業績にも底入れ感が出てきた。
アップルの好調に引き代えてマイクロソフトの決算は不振であったが、慎重派の運用者のなかにもマイクロソフトの復権を期待し、組み入れを始める向きも出てきている。
10月に発売予定の「ウインドウズ7」は前回の「Vista」の不振で期待する向きが少ないが、それだけに意外性が起こる可能性を指摘する向きもある。
世界のPCの寿命は2005年の5.5年から現在は6.1年になった。
われわれのPCも「Vista」、「XP」、「ウインドウズ2000」が混在している。今回の「ウインドウズ7」まで待とうと入れ替えを見送ってきた。
ハイテクの柱の一つであるPCが動けば、業界の評価は変わるだろう。