昨日のNY株は不透明な環境下でも株価は反発した。
引き続き金融、ハイテクの押し目買い人気が健在だ。
週間の失業保険申請が63万7000件と予想の61万件を上回った。
また小売の代表株であるウォールマートが決算発表し売上がアナリストの予想に届かなかったが、相場全体には影響がなかった。会社の見通しは慎重な楽観という。
S&P500は最近の3日間の続落で高値から5%下落した。ここで押し目買いがはいるあたりは市場のセンチメントの強さを示している。日経平均も高値から4%下落した。文字通りNY株の動きへの追随である。
VIX(不安)指数が昨日は31.37と今回の中間反騰相場では最も低い水準になった。「数字をみていると市場は先行きに楽観的すぎる」という見方も出てくるぐらい、今回の相場の基調が強い。おそらく今回の上昇相場に乗り遅れた向きの「相場はもっと調整してほしい」という願いが強いのかもしれない。
昨日のウォール街では金融、ハイテクが反発したほか、石油の上昇で市況関連にも動きがあった。
東京市場は決算発表の後半にはいる。本日は三井住友、みずほのメガバンクに決算発表がある。
金融、ハイテク株の押し目狙い戦略をとりたい。