本日も先週末のNY株安の影響で元気がなかった。しかし騰落指数は91%と値下がり10に対して値上がり9と、内容はそんなに悪いものではなかった。
現在の相場は投資の視点をどこに置くかによって、運用成果も大きく変わってくる。
ウォール街で注目されているいのは年初来、NYダウ平均は+5.8%であるが、S&P500ha+1%。
特に不振なのは2002年以来の株式ブームを牽引してきた小型株である。小型株指数は年初来‐4.1%である。
そのほか不振組みでは証券株の‐20%が目立つ。証券株はウォール街の繁閑の指標的な存在であるあるだけに、このグループの不調には投資家で気にかける向きは多い。
反面、ウォール街でも元気のよいのは海外で収益を上げるグループで大型企業が多い。
初めに書いた東京市場であるが、本日は「トリトンスクエア通信」で最近、紹介した銘柄の動きが目立った。
ひとつの流れは任天堂関連で、イマジニア(4644・JQ)、スクウェアエニックス(9684)、カプコン(9697)である。本尊の任天堂が調整期にはいっても、元気のよい銘柄が出てくるのは、このグループの株には現在の環境下でも買えるという合理的な根拠があるからである。業績の大幅な増額修正への期待感である。
ウォール街の動きと合わせてみると、銘柄選択のヒントが浮かび上がる。