足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興市場2銘柄

2007-06-09 17:06:24 | 株式

昨日のウォール街は反発した。

これといった材料が出たわけではなく、「3日間の連続安」を買った感じである。これまでの相場を支えてきた企業業績の好調、M&A、MBO,自社株買いなどの需給面での材料、石油相場の下げなどが、反発のきっかけになった。この動きをみてると、かねて「相場は2010年まで、2000年代の最初の10年間のブル相場が継続」という見方の可能性の高さを買いたくなる。ただ夏場はシーズン的に変動率の大きい時期にはるので、これからも今週のようなウォール街の下げは経験していくことになるだろう。

今週の「トリトンスクエア通信」では、かねての「新興市場は底入れた」(5月30日日号)の戦略にそって、新興市場の中から2銘柄を取り上げた。

日本N&Aセンター(2127・マ)。日本は今年がM&A元年。これから下半期にかけてその数が確実に増える。その人気に乗る銘柄である。6月4日に4,600株の売り出しがあり、その売り圧迫が続くが、それが途切れるのも時間の問題。

テーマに乗る銘柄である。

いまひとつは日本サード・パーティ(2488・JQ)である。2007年3月期は期初の予想を上回ったし、7月31日付で1対3の株式分割を発表した。同時に自社株買いも行う。また2008年3月期は増配。

新興市場の経営者にはめずらしく、株価について実効のある行動を取る。公開の時期は昨年6月と悪かった。時価はIPO価格20万円と大差はない。理論株価からしても50%高があってもよいとみる。