足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

梅雨明けの相場展開に乗る

2005-07-18 17:47:58 | 株式
梅雨も終わった。
今週はウォール街での株価の動向が相場の関心事である。すでに書いたように第2四半期の決算発表が世界の株価を動かすことになる。
新興市場のリンク・セオリー・ホールデングス(3373・マ)に注目。6月9日に公開した。IPO価格76万円に対して84.8万円で寄った。その後、しばらくはもみ合いを続けたが、このところ見直し人気が強い。
ニューヨークでスタートした「セオリー」ブランドの、製造、販売。主に米国、日本での販売であるが、日米がほぼ同じ。米国では消費景気に乗って好調。日本もそのブランド力のおかげで、過去9ヵ月(昨年9月~本年5月)の既存店の売り上げはプラス成長を続けてきた。レディスが81.6%、メンズ9.8%が主な構成。
2003年9月にファーストリテイリングと共同で米国企業を買収した。ファーストリテイリングの持ち株比率は45%弱。
直接対面販売が50.4%、卸売り・その他が49.6%。日本では百貨店、専門店での直販だが、これからも出店の余地は大きい。またヨーロッパ、アジアでの市場はこれからだ。
商品はレディスはキャリア・ウーマンが中心で高級品だ。それだけに、これまでも消費不況の影響は少なかった。
このところ新興市場での人気株になろうとしている。ユナイテッドアローズ(7606)は公開以来、株価は9倍近くに上昇した。
成長株はIT関連やハイテクだけではない。
公開時には理論株価は150万円とみたが、2006年8月の予想の利益をベースにすると、天井は高くなる。