マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

新しき年を迎える玄関の注連飾り

2017年09月08日 09時11分46秒 | もらいもの・おくりもの
クリスマス飾り用のようなリースの形になった今年の注連縄。

太い注連縄を丸めて作ったのは桜井市萱森の住民。

村の人らとともに作ったそうで一つあげようともらってきた。

これなら赤い実をつけた我が家のセンリョウが似合うだろうと思っていた。

ウラジロはどこかで買うとして赤い実のセンリョウは正月飾りに相応しい祝いの植物。

目論見は見事に外れた。

数日前に吹き荒れた暴風雨にうたれてすべてが消えた。

と、思っていたがどうも違う。

その場に咲くナンテンがある。

これも赤い実である。

センリョウにナンテンでぴったし揃うと思っていたらこれもまたすべてが消えた。

消えた謎は後日にわかった。

ヒヨドリである。

目撃はしていないが間違いないと思う。

しめ飾りがなければ単なる稲藁作りの注連縄。

ウラジロだけでは寂しい。

ここに女神が現われた。

先日に伺った山添村の松尾。

住民は正月用の飾り付けにさまざまな材料を伐っていた。

ニワに咲いていた花に目がいった。

美しい赤い実に黄色い実も。

それはセンリョウ。

欲しかったらもって帰りなと云われて剪定ばさみで伐りこむ。

これもあげようといわれて持ち帰ったチンチロ付きの松。

ウラジロは針テラスの大和産品直売店の「とれしゃき市場」で買った。

大きなウラジロは2枚で100円だった。

松尾の住民はウラジロも集めていた。

家に祭る注連縄の数は多い。

その数だけ要るウラジロに欲しいとはいえない。

松尾の住民に貰った正月祝いにフクラシがある。

赤い実がついたフクラシはセンリョウに占領されて出番がなくなってしまった。

玄関ドアに架けたのは数日前だったが、撮ったのは本日、大晦日の午前11時前。

丁度、そのころが屋根の陰が消える。

(H28.12.31 SB932SH撮影)