マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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松尾・H家の正月準備

2017年08月29日 09時31分25秒 | 山添村へ
6日後に行われる家の正月行事を取材させていただくH家に立ち寄る。

今夏のお盆のときにお願いしていた家の正月行事はイタダキサン。

あらためてご挨拶というわけで訪れた。

Hさんはお家の裏山に登って伐りだしの真っ最中だった。

正月の飾り付けに必要な木材は松やシキビにフクラシの木などがある。



松はチンチロが付いたものでないとおさまらない。

フクラシの木は芽出たい木。



正月に飾るのは赤い実がついているものだ。

神社の門松にフクラシを添える地域もあるが、H家では自宅に、である。

豪華で大層な門松ではないが決まりもの。

集まる樹木はセンリョウにユズリハ、ウラジロもある。

ユズリハは代々継ぐという意味は全国的。

センリョウも祝いごと。

フクラシが赤い実ならセンリョウは黄色い実。



お正月の晴れやかになる。

先日に空いた時間を利用して予め作っておいた七、五、三の下がりがある注連縄もある。



輪っか作りの細いワジメ注連縄は23本も作った。



ユズリハ、ウラジロを取り付けて玄関、小屋など家廻りに神棚、仏壇までも飾るだけにそれだけの数が要る。

これらは31日の大晦日に飾り付ける。

お正月の準備を調えてお正月を迎える。

来年もよろしくお願いしますとお声をかけて失礼した。

Hさんから、これ持って帰りと云われてもらった赤と黄色のセンリョウをブルーベリージャムの瓶に飾った。



チンチロの松も添えたら一層、良うなった。

ところで夏のころに聞いていた話しでは息子さん夫婦も来られてイタダキサンをすると聞いていたが、家族旅行が決まったのでそちらで正月を過ごすそうだ。

(H28.12.26 EOS40D撮影)


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