ドイツプレイ(10) - あしか作戦

2010-04-30 18:01:08 | HoI3

HoI3AAR、前回分からの続き。
前回分 → ドイツプレイ(9) - 地中海での決戦
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英国での我々の活動範囲はたいへん狭く、
例えばロンドン上空にとどまれる時間は帰路を考えると10分間でした。
我々戦闘機隊にはめられたこの枷がたぶん大きな原因で、
英国に決定打を与え得なかったのです。

我々戦闘機乗りは、この戦いには勝てない・・・
英国を降伏させられないと思いました。

陸海軍と共同作戦が必要でした。
だから上陸作戦の実行を上部に進言しました。

──アドルフ・ガーラントの回想より



1941年1月15日、2隻目の航空母艦「ハービヒト」 が就役。
これによりドイツ海軍本国艦隊は、
空母 「アドラー」「ハービヒト」
戦艦 「ビスマルク」「ティルピッツ」
を擁することとなり、重巡2隻も加えて、精強な打撃艦隊へと生まれ変わった。

そして前年、ノルウェーでのヴェーゼル演習作戦 において壊滅的な損害を被った輸送艦隊も、
この時までに3倍の勢力まで回復することとなり、また海軍歩兵師団も完全に再建された。


もはや時は満ちた。
ルフトヴァッフェ(ドイツ空軍) の精強な活躍により、英国各地の工業地帯は壊滅しており、
IC(工業力) は平常時で260以上あるのが既に170を下回るほどのダメージを受けている。

制空権は完全に掌握され、下準備は整った。
前年に中止された陸海空共同作戦、英国本土上陸作戦であるあしか作戦 を再始動させる。




あしか作戦の概要は上記画像のように決定された。

海峡が狭く距離的に最も近いブリテン島南東部は厳重に防護されていると見て、
また事前にレーダーと航空偵察により南西部の港湾周辺が手薄だと把握していた為、
プリマスを第一次目標として周辺への上陸作戦を敢行する。
大きな軍港を確保しないと補給物資の揚陸ができず上陸部隊が干上がるので、
プリマスの港湾施設を早期に奪取することは最優先事項である。


トーントンに装甲部隊を上陸させ、英国南西部に蓋をし敵の援軍を遮断する。
そしてプリマスの後背地に歩兵軍団を上陸させ、また同時に降下猟兵師団による空挺降下も行い、
プリマスを包囲下においた上で海軍の砲撃支援・艦載機支援、そして空軍の爆撃支援の下にプリマスを総攻撃する、
といった作戦である。

これによりプリマスを奪取できれば橋頭堡を確保でき、ブリテン島の陥落は必至となるだろう。
またすぐに補給物資の揚陸を行えるよう、できるだけプリマス市街と港は無傷で手に入れることが望ましいとされた。


また、ブリテン島攻略を担う地上軍はB軍集団 単一で行うものとされた。
C軍集団はフランス、特にA軍集団は東部ポーランドの守備に置かれており、
いつソ連が侵攻してくるとも限らない為、これ以上の兵力は割けないのである。


参加兵力

B軍集団
(マンシュタイン元帥指揮)
第2装甲集団 (グデーリアン大将指揮) - 3個装甲軍団 (6個装甲師団、3個自動車化歩兵師団)
第10軍 (ブラウヒッチュ大将指揮) - 5個歩兵軍団 (16個歩兵師団、3個降下猟兵師団、2個海軍歩兵師団)

本国艦隊 (空母2、戦艦2、重巡2、軽巡4、駆逐艦5、計15隻)
潜水艦隊 (潜水艦6個)
輸送艦隊 (輸送艦8個)

15個戦闘航空団
9個爆撃航空団
6個急降下爆撃航空団
2個輸送航空団



以上が今作戦における参加全兵力である。
この作戦が成功すれば、今大戦における趨勢が一気に決することとなり、
ドイツが1000年帝国となるか否かを占う決戦となるだろう。

作戦開始は1941年、3月31日とされた。
(この世界では3月でも31日まである!)


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R.U.S.E.発売延期!9月に!

2010-04-28 17:43:19 | 新作情報

ベータからのフィードバックに対応『R.U.S.E.』の発売が9月後半まで延期
http://gs.inside-games.jp/news/229/22968.html


なんと、R.U.S.E.の発売が9月後半まで延期されるそうです。
元々は6月の発売予定で、これにしたって先月ベータ版が公開されたにしては遅い発売だなと思ったけど、
まさかそれよりも延期して9月とは・・・。

ベータのフィードバックに対応するとのことなら仕方ないかぁとは思うものの、
もしかしたらCiv5の発売とかぶる可能性もあるのかな?
Civ5発売日は本決定ではなくとも、一応9月以降に発売予定で、
こちらも来年への延期の可能性の噂もあったりするけども、
もしも早くて9月に発売すればもろかぶりかも。


うーん、当ブログでもR.U.S.E.ベータのプレイレポは前に2つ書いただけに、 参照 →  
R.U.S.E.の発売は楽しみにしてたけど、もしもCiv5とかぶったらすぐには買わないかも。
でもベータ版からのフィードバック調整でどのように変わるかは楽しみであったりもします。


やっぱり日曜日はRed Orchestra

2010-04-26 19:48:23 | Red Orchestra



昨日は暇だったので、Red Orchestraを昼間から4時間プレイ。
天気の良い日曜の昼間から戦争FPSとは、かなり健康的な過ごし方である。
一人じゃ寂しかったので妹と一緒にプレイ。

あ、妹ってのは実のではなく、おなじみ妹うp氏である。
南アフリカ共和国出身である妹は、隣国のナミビアが過去にドイツの植民地だったこともあり、
いささかドイツびいきのようで今日もずっとドイツ軍側でプレイしていました。




パンツァーシュレックで前方100m先にいる米軍のM3スチュアート軽戦車に狙いをつける。
パンツァーシュレックとはドイツ軍版バズーカであり、扱いは難しいが、
有名なパンツァーファウストよりも射程と命中精度に優れる。

しかしパンツァーシュレックは使い捨てではない反面、
射撃直前に弾を込める必要があり危険が大きい。
反面パンツァーファウストは使い捨てだがすぐに射撃でき、
また威力も大きいため俺にとってはこっちのほうが使い易かった。



↑パンツァーファウスト。
しかし射程が短いし命中させるにも慣れが必要、再装填できないなどの欠点もある。


しかし、対戦車兵は前線の華だね!
ドイツ軍のパンツァーファウストにしても、米軍のバズーカにしても、
その威力は絶大なので一撃でも当てれば戦車を撃破・炎上させることができる。
またこれらの対戦車兵器は成形炸薬弾(HEAT)弾を使用するので、戦車砲の徹甲弾と違い、
距離による威力減衰がなく、どの距離でも一定の貫通力を発揮するのが強みだ!

対戦車兵器で戦車を撃破したときは思わずシャウトしてしまうのは俺だけではあるまい。
きっとこの日のボイチャはうるさかったが、妹もアフリカ人特有のうるささがあるので気にならなかった。


ある時、米軍戦車に向かってパンツァーシュレックを発射すると、
射線に妹が入ってきてパンツァーシュレックは妹に命中!
しかしそのまま妹を爆散させつつも戦車にも命中し撃破!な一幕があった。
俺はTKでサーバーから蹴られたけど。
妹はアフリカ人特有の早口なやかましさでゾマホンみたいに怒ってた。




その後はベルリンMAPで帝都を防衛。
このMAPはとても広大でそして長く、プレイ時間が90分に設定されている。
この日は4時間プレイしたと始めに書いたけど、約半分はこのMAPである。

始め30分は散発的で小規模な撃ち合いから始まり、
次の30分はホテルや銀行などの建物を奪い合う熾烈な屋内戦となり、
ラスト30分は橋を防衛するための一番苛烈で激しく、
人命の軽さが極まる戦いとなった。

・・・Red Orchestraは長時間プレイしてその世界にのめりこんでなんぼなとこあるけど、
こんなMAPが他のFPSにあったら、まるっきりくそゲーだよなぁと思った。


Red Orchestra Heroes Of Stalingrad Gameplay


話は変わって、Red Orchestraの続編の開発中動画。
今年中に出るかもって話が去年にあったけど、かんばしい続報がないため、どうだろう。
動画見た感じは正統進化って印象。

正直、このゲームに勝るほど面白くそして燃えれるFPSって無いと思うので、
次回作が出たら日本でももう少し流行ってほしいなぁ。


UO回想9 ~ 保険金詐欺 ~

2010-04-23 12:37:42 | UO回想編

UO回想シリーズ 前回分
はじめに ~ UOについて ~
UO回想1 ~ KDKの歩み ~
UO回想2 ~ サクラ大戦(1) ~
UO回想3 ~ サクラ大戦(2) ~
UO回想4 ~ 酒場と暴力と、出会い ~
UO回想5 ~ サクラ大戦(3) 連盟発足 ~
UO回想6 ~ サクラ大戦(4) 裏切り ~
UO回想7 ~ 大戦後のSakura ~
UO回想8 ~ 初、巨額詐欺の成功 ~


2005年2月から実装された新システムに、保険システム というものがある。
これはアイテムに保険金を課せば、死んでも落とさないというもの。
かけれないアイテムもあるが、かけれる場合は1個につき600gp。
600gpという金額は安いが、装備品全部に保険をかけたとしたなら、
例えば10アイテムに保険をかけたら1度死ぬ度に6Kが飛ぶ計算になる。

ただしプレイヤーに殺された場合、保険金額は半額の300gpで良い。
そして殺した側のプレイヤーに課せられた保険金が振り込まれる。
(この為にPKの小遣い稼ぎになることもしばしば。)

死んだ分は自動的に銀行から引き落とされ、保険は上書き更新される。
当然、銀行の残高が足りなくなった場合は保険は上書きされなくなり、
保険の効力を失いアイテムをその場に落としてしまう。

今回はそんなお話。


言うまでもなく、UOでの俺はPvP狂な面があった。
何でもアリで集団同士の戦いとなる圏外戦もPKとして好きだったが、とりわけ、
PITと言われる決闘場でのスポーツライクな1on1が好みだった。
腕前には自信があり、そんじょそこらのPvPでの有名人にさえも負けないだろうといったほどに。

だからギルドメンバーは当然として、知人や付き合いのあるギルドなどに対して、
PvPの上級者として指南する立場にあることが多かった。
この日も、そんな日だった。


昔のことで、被害者の名前を忘れてしまったので、ここではAさん(仮名) とする。
Aさんと俺はここしばらく、PITで稽古し合う仲にあった。
とはいっても実力差が大きく、ほぼ一方的に俺が殺し、
アドバイスをしてAさんの改善をしていくといった様子だったが。

そんなある日、俺はAさんをひどい目に遭わしてやろうと思い立った。
何故そんなことになったのか、動機は今となっては思い出せない。
きっと気にくわないことでもあったのだろう、たぶん。

ジェロームという田舎町の牧場では、伝統的に柵の囲いがPITとして利用されていた。
お互いが柵の中に入り、その中で1on1で戦い合うのである。
俺とAさんもいつもそこで稽古をしていたので、その日もジェロームPITで待ち合わせた。


ここで俺は、UO回想8 で使用した技をまた利用する。
Aさんのバッグをクリックし、アイテム数を確認。
50個か・・・よし。
前回書いたように125個以上は持ち歩けないので、その場でてきとーにGHP(回復ポーション) を70個ほど抽出しポーチに詰める。
そしてAさんに渡す。

「いちいち補給に戻るのめんどいでしょ、これ使いなよ。」
PITでの戦いは大量にGHPを消耗するものである。
この親切に、「おお、ありがとう!」 と喜んで受け取るAさん。

しかし実はこの渡した70個のGHP、あらかじめ全てに保険をかけておいた。
つまりAさんは今、大量の保険付きアイテムを所持していることになる。
もしも今の状態で殺害されれば、本来はPKに殺された場合は装備10個分の3Kしか失わないのに、
これで70個分の保険が増えて合計80個となるので、300x80=24000。
つまり1回死ぬだけで24Kもの金額を失う状態になっているのである。


そして依然、GHP全てに保険がかかっていることに気づかないAさん。
そのままいつもの如く、PITに入り、稽古を開始する。

試合開始、まずはそのまま秒殺。
すると、画面左下に「24000ゴールドが振り込まれました。」 のメッセージ。
この金額に、Aさんはまだ気付いていない。
俺は稽古と称してAさんを殺す度に、24Kもの金額が銀行に振り込まれる。


そのまま4回、5回と試合をこなすと、振り込まれるゴールドが減ってきているのに気づく。
試合でGHPを飲んで消費してるので、だんだんと保険付きGHPの数が少なくなってるのだ。
Aさんのバッグをクリックする。
うん、いま総アイテム数73個か、けっこう消費してるな。
ここで俺は再度GHPを50個ほど抽出し、Aさんに続投する。

「けっこうGHP使ったよね? ほら、これ補充分。」
喜んで受け取るAさん。
こんな俺に対してAさんは、
"なんて親切で、なんて心遣いの良い人なんだ!"
とか思ってるのかな?
もちろん、追加した50個のGHPには全て保険付きだ。


そうしてまた試合は繰り返され、俺の銀行に振り込まれた金額も200Kか300Kぐらいに達しようとし始めた頃・・・。
Aさんの死体を見ると、装備の一部が残っている。
つまり、保険切れだ。
とうとう銀行の残高が底をついたのだ。

Aさんを蘇生し、そして次はその瞬間に殺す、レスキル。
これにより、次はAさんの持ち物が全部死体に残った。
装備全てを抜き取り、幽霊のまま蘇生を待つAさんを尻目に、俺はその場からリコール(移動魔法) する。


これで、PvPerの命である装備品を全て強奪することに成功した。
保険金収入の300Kとかもそこそこだが、AF(レア装備) を詐欺とって売っ払う数千Kの利益に比べればはした金である。
AFを装備してないとしても、PvPerの装備品は得てして高級品で固められていることが多いので、その利益はとても大きいものとなる。


装備を高級品で固めるPvPerの支払い能力の限界が300Kぽっちなことは有り得ない。
では何故このように保険切れを起こさせることができたか?

UOプレイヤーなら説明するまでもないが、UOでは金銭もアイテム扱いであり、1個の金塊につき60Kまでしかスタックしない。
そして銀行に入れられるアイテム数は125アイテムまでである。
つまり、もしも1200Kもの現金を持っていたら、1200K÷60K=20。
20アイテムもの銀行スロットを金だけで埋め尽くしてしまうことになる。

これはとても嵩張る為、UOでは1000Kまでの現金を小切手化して一纏めにすることができる。
こうすることにより、1000K小切手1枚と、200Kの現金・・・まぁ60K,60K,60K,20Kで金塊4つ。
つまり合計5アイテムに納めることができる。
ほとんどのプレイヤーはこうして多額の金銭を管理している。
やろうと思えば1000Kと200Kの小切手1枚ずつで2アイテムに納めることもできる。

そして重要なのは、小切手からは保険金は引き落とされないのだ。
だから必ず保険金に使う分のお金は見越して現金化させとかなければいけない。
でも数千Kも現金化させてれば銀行の中が金だけで埋まって他のアイテムを預けられないし、
第一そんなに一気に多額の保険金が引き落とされることも普通には有り得ない話だ。

なので、せいぜい銀行に入れてる保険金分の現金は数百Kがいいとこだろう、
とあたりをつけて今回の計画を実行に移したわけである。
当然、イレギュラー的に数千Kも現金化させて銀行に入れてる変人が相手だったらこの計画は失敗する。
せいぜい数百Kの保険金収入が入るだけで、保険切れで装備を強奪することは不可能であっただろう。


ちなみに今回使った大量のGHPに保険をかけて相手に持たせる手法は、
その後も幾度か俺は小遣い稼ぎに利用した。
装備を落とさせるまで徹底的にやったのは今回だけだけど。
この手法をKDK内では「保険金爆弾」、「保険BOM」 などと呼んでいた。


ちなみに現在のUOの仕様では、POTに保険をかけることはできないし、
小切手からも保険代の引き落としがされるようになっているので、
現在の仕様で今回の装備落としを成功させることは困難となっている。


アメリカ、イランのF-14

2010-04-21 21:55:45 | 軍事ネタ

「新世代」F14戦闘機を保有=国産レーダーや改良エンジン搭載-イラン軍幹部
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010042100071




イランのF-14戦闘機が近代化改修を受けて現役なようです。
開発国のアメリカ海軍では2006年に全機が退役していますが、
イラン空軍では多くとも20機程度が現役と見られています。

イラン空軍はアメリカ以外で唯一F-14を運用している軍隊で、
俗にアメリカ海軍のF-14はドラ猫と呼ばれるのに対し、
イラン空軍のF-14はペルシャ猫と呼ばれます。



F-14トムキャット は1973年よりアメリカ海軍にて運用が開始された艦上戦闘機。
空母機動部隊に接近するソ連軍爆撃機や攻撃機を長距離から迎撃するという、
艦隊防空に特化した目的で誕生しました。

一番の特徴としてはAIM-54フェニックス 空対空ミサイルを搭載することが挙げられ、
射程距離が150-200km前後とされ、現在でも世界最長の空対空ミサイルとなります。

映画『トップガン』 でトム・クルーズが操縦し、退役した現在でも人気が高い戦闘機の一つ。



もう1つの大きな特徴としては可変翼機構を搭載し、
速度域によって自動制御で主翼が最適な角度に傾くというもの。
低速域では主翼が開き旋回性能と運動性能を高め、
加速時には主翼が後退し空気抵抗を減じる効果があります。

この可変翼により、長距離狙撃での艦隊防空に特化した性能を持ちつつも、
格闘能力もF-15イーグル などの戦闘機に引けをとらなかったといわれ、
その空戦能力はイラン・イラク戦争やシドラ湾事件などで実証されていきます。


しかしF-14は高価格である上に、用途が艦隊防空に特化されていました。
大型な機体による長い航続距離と大きな搭載能力により、対地攻撃能力が付加されることはありましたが、
コストパフォーマンスの面では同じ艦載機であるF/A-18ホーネット に遠く及ばなかったのです。

空母に載せられる機数には限りがあり、それだけに器用で多用途な機体が求められていました。
F/A-18は汎用性が高く、爆撃も攻撃も空戦もある程度できる多用途戦闘機で、かつF-14よりも低価格でした。

そしてイージス艦の配備により艦隊防空能力が上がったこと、
ソ連崩壊により米機動部隊に対する脅威が大きく減じたこと、
可変翼機構はレーダー反射面積を増大させ現代で重視されるステルス性能を大きく損なうことから、
とうとうF-14は2006年にアメリカ海軍での任務から完全に退きます。


ということで現在、イラン空軍が世界で唯一F-14を運用する軍隊となっています。
しかしアメリカとの関係悪化により部品調達が困難となり、どんどんと稼働機数を減らしている状況とされ、
現在では多くても20機前後と見積もられているので、完全退役もそう遠くなさそうな感じはあります。

そして核開発問題を巡ってアメリカとどんどん険悪になっていくイラン。
近々戦争が起こるとも危惧されていますが、もしもアメリカとイランが開戦した場合、
アメリカは初手で巡航ミサイル攻撃と、空母からF/A-18の改良型であるF/A-18Eスーパーホーネット による航空攻撃を開始するだろうし、
もしもそれをイラン空軍のF-14が迎撃することとなれば、因縁の艦載機同士であるF-14vsF/A-18が実現するかもしれません。

そしてそれが実現すれば、恐らく世界で最後のF-14の実戦の機会となるでしょう。