Civ5 ショートマルチプレイ(1) ~ アステカですが ~

2011-10-28 20:46:01 | Civilization

最近、シヴィライゼーション5でマルチプレイを始めました。
去年に発売したときには当ブログのCivカテゴリ にてシングルレポ を掲載しましたが、
当時のPC故障によるデータ紛失により途中で更新停止ということになってしまいました。
まあそれでもCiv5がどういうゲームか参考にはなると思うんで、興味ある人は読んでくれたら良いんじゃないかな。

それで今回、発売から一年以上経ち、ようやくクラン員たちと初マルチをプレイすることになり、
この日は練習を兼ねた初回ということで1日のみのショートプレイなので短いですが、
とりあえずCiv5のマルチはこんなんだったぞーというレポート。
今後もマルチプレイを続けていって面白い試合はちゃんとレポートしていけたら良いね。

俺自身はCiv3,Civ4時代から長年Civシリーズのマルチ経験があるので、
外交や戦略というのはどの世界でも基本は変わらないのでその経験が色濃く出たかな。
上述したようにショートマルチなんで、2,3話で終わると思います。


プレイヤー人数は4人、使用文明はランダム。




ゲーム開始、引いた文明はアステカ
首都のテノチティタランを建設し周囲を探索すると、ここは大陸の一番南西部分で半島となるらしい。
第2都市テオティワカンも建設完了。
我が文明の北方にはnipateaくんのオスマントルコを発見。
隣国か。




我がアステカはトルコの立地によって半島に閉じ込められてる風となっている。
トルコが我がアステカを追い詰めようとさらに南下してこないように、
第4都市トラテロルコを半島のネック部分に建設した。
これが実質の両国境線の間引きとなり、トラテロルコはトルコに対する防波堤となった。
もちろん有事の際にはこの都市は最前線の要衝と化すので、防御力を第一に開発するようにしておく。

アステカ 「将来何かで返すから、真珠輸出してくれない?」
トルコ 「いいよー。」

真珠ゲット。
こういった幸福資源は国民の幸福を満たし、人口を増やせる効果がある。
人口は即ち国力である。
見ればトルコは鉄資源が存在しないようだったので、
我が国には9個ほどの鉄があったのでお返しに3個ほど輸出しておく。
(うろ覚え、数は正確じゃないかも。)


その後もちょくちょくトルコからは経済支援を受け取る。
トルコは鉄が産出されてなく、アステカからの輸入に頼っている。
鉄は強力な武器を持つ軍事ユニットの生産には欠かせない資源だ。
つまりトルコは軍事的にアステカに遅れを取らざるを得ず、
ここを突いてトルコには何度も経済支援を要請することとなる。

トルコの金で軍備を増やし、増やした軍備でトルコから金をせびる循環。
おかげで我がアステカ軍は世界で最も大規模な軍隊となった。
そんなトルコとアステカの"同盟関係"はゲーム開始から100turn以上続く。




ゲーム開始より115turn目、都市国家ヴェネツィア近郊でimoutup氏のフランスと、そのすぐ上でPaLty氏のドイツと遭遇する。
全国家の位置関係は上図参照。
フランスは東方の大国で、我がアステカとほぼ同等の国力を有している。
それにトルコ、ドイツが追従している感じ。

我がアステカとフランスは国の位置が離れていて海で半ば隔たれているといえど、
4国家しかいないマルチプレイでは当然、大国同士、お互いが仮想敵となる。
ということでフランス戦に備えた戦略を準備する上で、都市国家ヴェネツィアとジェノヴァの位置は非常に重要となる。


トルコとドイツに外交窓を開き、

アステカ 「フランスと何か国交はある?」
トルコ 「象牙だけ輸出してますねえ。」
アステカ 「その取引は更新して欲しくない。フランスへの資源輸出を禁ずる。」
アステカ 「これが守られなければ安全保障に則りトルコの資源産出地に対して強行的手段に出ざるを得ない。」

トルコ 「わかりました。」

トルコに対してフランスへの禁輸条約を取り付け、ドイツとも国境開放や資源貿易などを締結し接近する。
ドイツの保有資源を見るとフランスの保有する種類とかぶるので、ドイツに対しても禁輸条約を突きつける必要はなかった。
フランスに資源が入らないようにして、人口を伸びなくして、じわじわと締め付けて国力を削る外交戦略である。

また資源的に魅力がないせいか、フランスはドイツにあまり関心がないようで、フランスとドイツは協力関係にもないらしい。
我がアステカはトルコを衛星国としているのと対照的である。
フランスとも外交窓を開き、

アステカ 「ジェノヴァは我が同盟国予定なので不可侵でも良い?もし併合する予定があるならだけど。」
フランス 「俺もそこは同盟国なんだ。」
アステカ 「oh、じゃあ譲るよ。お互いにジェノヴァには武力侵攻しないかんじで!」

フランス 「thx。」

これで良い。
ジェノヴァは別に欲しいわけではなく、フランスに併合されてフランス国土が西方に伸びてくるのが一番厄介なのだ。
フランスが西方に進出してくれば我がアステカへの軍事的な橋頭堡となり得るからである。
そしてジェノヴァだけの不可侵を取り付け、ヴェネツィアの扱いについては何も言及しないのがミソである。
即ち、




フランス軍ユニットがヴェネツィア周辺にいないことを確認してから、
ヴェネツィアの西海岸にひっそりとアステカ軍を上陸させる。
フランスにばれないように。
そして次のturnには

アステカがヴェネツィアに宣戦布告しました!

のアナウンスが流れ、ヴェネツィアへの武力侵攻を開始する。
2turn後には早々に占領することに成功した。
ヴェネツィア、アステカに併合さる。




これは地政学上、フランスに対してとても有利な条件が整ったことを意味する。
なにせフランスとアステカが戦争に陥った場合、フランスは我がアステカには海を渡ってしか来れず、しかも遠い。
アステカ本土に大軍を送り込むことは多大な努力を要するだろう。
対して我がアステカはヴェネツィアにて大軍を準備してフランスに陸路から攻め込める。
しかもフランスが海を渡ってアステカ本土に上陸する決心をしたとしても、
どうしてもヴェネツィアは目の上のたんこぶで、ここからの脅威に備える必要があるので戦力は2分せざるを得ない。
もしフランスが本気出してヴェネツィアに侵攻してきたとして、万が一その戦いに敗北したとしても、
我が国が失うのはヴェネツィアだけで、本土は痛くも何ともない。

これは地政学上、軍事戦略上、ほぼ一方的に殴りつけることが可能なことを意味している。
またドイツに鉄資源を無償供与し、武力を整えさせる。
こうすることによりもしもフランスがヴェネツィアを危険視して武力侵攻を企図したとしても、
アステカの援助により強化されたドイツ軍が後背を突いてくるかもというプレッシャーが邪魔するだろう。


この時点での国力差は
アステカ10・フランス8・トルコ7・ドイツ7 といった感じであるが、
トルコは軍事資源の乏しさから、実質アステカに支配されている傀儡国家である。


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モスキート!

2011-10-26 19:10:52 | 日常の駄文

本日昼間のTwitter で、クラン員のpes君とこのような会話が。




うーむ。
彼は俺の長文が嫌いらしい。
彼と知り合ったのはこのブログでだし、付き合いも長いのに!

イギリス空軍にモスキート(蚊)っていう爆撃機があったなと思いつつ、
我が領空に襲来したやつらは撃墜することに成功しました。


そしてたぶんこのブログ記事を見ても、
「今日こんなこと言われた、の一行で済むじゃん。」
と言われるんだろうな!

WWIIネタ拡充作戦と、Civ5プレイ

2011-10-21 18:14:55 | 日常の駄文

今日は雑記。


先日、読者さんからコメント欄に「第二次世界大戦ネタを書いて欲しい。」との要望があった。
それで読み返してみると確かに、我がブログの軍事記事では第二次世界大戦ネタって意外とないなーって気づいた。
もっと書いてるイメージは自分でもあったんだけどね、実際にはほとんど書いて無い。

別に第二次世界大戦が嫌いだとか苦手だとかってのではなく、
単に軍事ネタは時事ネタが書きやすいから現代ネタが多いってのと、
第二次世界大戦物のゲームをよく遊ぶので、R.U.S.E, Red Orchestra, Hearts of Ironなど)
そっちで第二次世界大戦ネタを書いてるから、
たくさん書いてるイメージを自分でも抱いてたんだと思う。
あとやっぱり観る映画でも第二次世界大戦物が一番多いかな。

だからこの度、第二次世界大戦記事を増やそうと色々考えてみたけど、
ニュース性があったり最近の巷での話題になってたりしないから、
逆に何を書けば面白いかと考えると難しい。

とりあえず2つほどアイデアがあるので近いうちに書いてみるけど、
現代と当時の比較というか、進歩の歴史的な書き方が多くなりそうで、
それも求められてるものとは違うんじゃないかなと思ったり。

もしも具体的な要望やお題があればどなたでも書き込んでくださいな!


あとゲーム関係は、最近身内でCiv5が流行しており、
発売から1年経ってやっとこさ身内でマルチプレイがちょこちょこできる体制が整いつつあり。
この間、まったくのマルチ初心者たちと4人でショートプレイをしたので、
それをブログに近いうち書こうと思うけど、まあショートプレイはショートプレイである。
また6人や8人とかで本格的な規模でやってみたいね。

俺もシリーズの3や4ではマルチをたくさんやってきたけども、
最新作の5でちゃんとしたマルチをやるのは初めてだった。
でも外交や戦略の基本とかセオリーは変化するものではないので、
その経験値が活きたと思う。


Civ5に関しては当ブログでも一年前の発売時にシングルプレイレポートを書いたけども、  
ちょうどPCが故障しての買い替え時期と重なり、スクリーンショットごとHDDが沈黙して
更新を途中で断念せざるを得なかった。
最近でもCiv5記事を書いて欲しいとの要望がたまにあったので、
これからマルチレポートを掲載することでそれには応えられそうである。

11月に入るとBF3MW3Skyrimなど3つのビッグタイトル発売で忙しくはなりそうだけど。
まあこれから長期的に見てね、Civ5の更新もしていけそうだなと。


身内で6~8人ぐらいでいつでもマルチプレイできる体制ができれば良いなと思うので、
もしよければ、興味ある人はSkypeやSteamに連絡くださいな。
一緒にプレイしましょう。

The Pacificを観ての感想

2011-10-19 21:11:53 | リアル日記



アメリカの戦争テレビドラマシリーズ、「ザ・パシフィック(The Pacific)」を観た。
想像以上にとても良かった。
これはスティーブン・スピルバーグトム・ハンクスのアメリカ映画界を代表する軍ヲタコンビが製作した戦争ドラマで、
戦争映画「プライベート・ライアン」や、同じく戦争テレビドラマ「バンド・オブ・ブラザース」など、
このコンビが過去に製作した戦争物は名作揃いなことから、今作のクオリティーもある程度保証されていたので、
安心して観始めたけども期待以上に良いものだった。

前作のバンド・オブ・ブラザースは欧州戦線のアメリカ陸軍第101空挺師団をモデルにしていたけど、
今作のザ・パシフィックは太平洋戦線のアメリカ海兵隊、第1海兵師団にスポットを当てている。
全10話構成で、実際に従軍していた数人の人物にスポットライトを当てて、
各々のエピソードや史実を再現しているのはバンド・オブ・ブラザースと同じ。
要するに完全にバンド・オブ・ブラザースの太平洋戦線版だ。


太平洋戦線ということは、今作の舞台は南国の青い海と空、
そして深緑のジャングル、敵は日本軍である。
だから我々日本人が観ると微妙に複雑な気分になるかもしれないが、
まあ史実とはいえドラマはドラマ、映像作品として楽しむのが正解だし、
あの戦争がどういうものだったかと考えてみるのも大切なことだと思う。

またプロパガンダ的に日本人だけが悪という描かれ方はしておらず、
必死の玉砕攻撃である万歳突撃や、捕虜となっても手榴弾で自爆するなどのステレオ的な描写もあるが、
米兵も瀕死の日本兵をいたぶって弄んだり、日本兵の死体を陵辱したり、無抵抗の日本人を笑いながら殺したりなど、
きれいな景色とは裏腹に両軍ともに蔓延していた戦争の狂気が描写されている。


第1海兵師団は激戦地を渡り歩いた有名な師団で、ガダルカナル、ペリリュー、沖縄などが作中で描写されている。
また途中で少しだけ第5海兵師団にスポットが移るエピソードがあり、そこだけ硫黄島の戦いが描かれたりもする。
(第1海兵師団は硫黄島には派遣されていない。)

ガダルカナルでの日本軍の作戦は一木支隊による白兵攻撃が有名であり、
作中でも第1話だか2話だかで一木支隊が登場し、
米軍が河川を境界に敷いた防衛陣に総白兵攻撃をかける戦いが再現されている。

またこのガダルカナルのエピソードでは、海兵隊員が山上から夜間海戦を目撃し、
爆発炎上している艦を日本艦隊だと思って大喜びするシーンがあった。
この夜間海戦は第一次ソロモン海戦であり、日本海軍の巡洋艦隊が米上陸艦隊に夜間突撃を敢行したもので、
日本艦隊側はこれを生還できぬ特攻作戦との覚悟で臨んだが、
米艦隊は突撃してくる日本艦隊を味方艦だと誤認したりして一方的に打ちのめされた海戦である。
米上陸艦隊はこの攻撃で大損害を被り一時撤退するハメになる。
翌朝、海兵隊員たちは味方艦がいなくなった砂浜を見て呆然と立ち尽くし、
昨夜やられていた艦は敵ではなく味方だったのだと悟る、
このエピソードが印象的だった。


欧州戦線と違い、太平洋戦線では小さな島々を巡る戦いである。
ゆえに戦場は絶海の孤島であり、制海権が何よりも重要で、
敵艦隊に封鎖されてしまえば食料や弾薬などの補給が届かない。
そのような孤立した閉鎖的空間だからか、狂気が蔓延しやすいのか、
ペリリュー島でのエピソードでは徐々に隊員たちが狂っていく様子が描写されている。


総括的に言えば、前作バンド・オブ・ブラザースでは英雄を描いたのに対し、
今作ザ・パシフィックでは一兵卒を描いたという感じで、
戦闘シーンを見てると誰がいつ死んでもおかしくなく緊張感がある。
(前作もそういう部分はあるし今作でも英雄的なエピソードはあるが、全体のイメージとして。)

そしてどちらかというと明るい雰囲気だった前作に比べ、今作は陰惨さや狂気が強調されている。
景色的にはどこまでも突き抜ける青空と大洋、美しいサンセットなのに、
広大すぎる海ゆえに閉鎖的で、画面的には美しいのにどこか暗さを感じさせる。

戦闘シーンは前作よりも激しさが増しており、本当にいつどこで登場人物が死ぬかわからない。
この戦場で生き残るのは実力や経験ではなく、運が全てだなと思わせられて、
こんないつまで生きていられるかもわからない戦場に明日も明後日もいるのかという登場人物たちの絶望感が伝わってくる。

そして戦友同士の絆、勲章など、男なら誰でも憧れ感動するエピソードもあり、
期待してた以上によくできた作品で、バンド・オブ・ブラザース以上に面白かった。
役者も音楽も素晴らしい、戦争映画が好きなら文句なしに見て欲しい作品である。


↓ザ・パシフィックの素晴らしい音楽とオープニング映像。

The Pacific Intro



65年前の太平洋戦争時、日本人と殺し合ったアメリカ海兵隊は、
2011年3月11日、あの大震災に際して「トモダチ作戦」を発動し、日本への復興・救助活動に従事した。
このまま両国が再び戦うことなく、協力関係が続くことを願いたい。

我がギルドの活動停止が及ぼした世界的な反響について

2011-10-17 21:37:42 | TERA

先日、TERAにおける活動から撤退、そして今後 の記事にて、
TERAに於ける我がPartiZanギルドが活動停止する旨について発表したところ、
アクセス数も微妙に増えたし、色々なメッセージもちょうだいしました。
その他にも、正直、まさか自分のギルドがそこまでの影響力を持っているとは思いもしなかったほどの大きな反響があった。
なにせ、




某ニュースサイトのワールド欄にトップニュース扱いされたのだから。
ワールド欄なので国際記事扱いである。
まさか上には防衛省、下にはデモという記事の真ん中に挟まれることになるとは・・・

正直、自分のギルドの解散がここまで、国際記事にまでなるとは思いもしなかったので、
ここまでの反響と影響を及ぼすなら、ちょっと軽はずみだったなと思わずにはいられない次第である。


しかしいつの間にここまで国際的に注目されるギルドになったのだろう。
確かに我がKoDoKuクランは色々なゲームで8年も活動を続け、
その間に韓国人やモンゴル人、アメリカ人や南アフリカ人などの在籍歴があり、
国際的なクランになったなと感じてはいたが・・・

こんな国際記事のトップになってしまっては、今や国際的なだけではなく、
まるでスポンサーがついてワールドワイドに活躍する本格派ゲーミングクランみたいではないか。
これでは、我がクランに在籍している頭脳派アフリカ人imoutupや、
FPSerとして圧倒的な能力を誇ったpansaa
モンゴル帰りの男と噂されるJakigannなどは、
既に世界的プレイヤーといっても過言ではない。

そしてこの分だと、恐らくBF3での本格活動を発表すればまたもやトップ記事扱いとなり、
国際的なスポーツニュースとして注目を集めるかもしれない。
もしかしたらまた何かのMMORPGでPartiZan再結成とかしたらSPEED再結成ぐらいのニュースにはなるかも。


もちろん、そんなクランを率いているリーダーがこのyukkyである。
ということは当然、有名人にはありがちな、Twitterのフォロー数の100倍以上のフォロワー数がついたりとか、
何気なくツイートした本人にとっては重要でもなんでもない発言が大勢にリツイートで回されたりとか、
ラジオやブログで発言したちょっとしたエピソードがWikipediaに掲載されたりとかするはずである。

なんか緊張してきた!
どきどき!
これからも世界的に注目を集めるクランKoDoKuと、我がブログの応援をよろしくお願いします。


ちなみに上記ニュースサイトに於いて翌日には当該記事は削除されていた。