Life is Feudal MMO日誌 - 最後に

2018-03-13 01:30:40 | Life is Feudal

前回分 → Life is Feudal MMO日誌(26) - 独立戦争とAshland内戦
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Imoutupとゲームしてたら、ないとうさんから呼ばれた。
LIFのことだった。

ImoutupはギルドHJPN創設者・・・
彼は自分でリスナー集めてギルド設立して数日でいなくなるという伝説を残しているが、
そのImoutupからギルマスを引き継いだのがないとうさんだ。
つまり新旧ギルマス同士の会合ということになる。




HJPNは解散するという通達だった。
なぜ俺が滅ぼしたことになるのかというと・・・


Life is Feudal MMO日誌(19) とかで南京事件って書いたのを中国人が見つけて、

それに怒った中国人が100人規模で攻めてきて

HJPN村がまっ平らにされたらしい。




まじでwwwwwwwwwwwwww

めっちゃ面白いやんそれ・・・。


できれば居合わせたかったな。
少し引退が早かった。


でもそーなんだよなー。
このブログ、LIF関連で外人からも意外と反響きたんだよね。
教官からも「下着の自販機のこと書いてたな」とか言われたし。前回記事 参照)
翻訳でよく読めるもんだ・・・。


LIFはMMOの新世代を垣間見せてくれた。
自由に地形を造成して街を作ったり、道路を敷いたり、農場や植林場を作ったりと、
昔には考えられなかった形のMMOを提供してくれた。
コンテンツ不足により煮詰まると結局やることが少なくなってしまったのだけど、
今まで出たMMOの中で一番Ultima Online時代を思い出させてくれたね。
今後も技術の進歩によりもっとすごいゲームが出てくるのだと思うと、
なおさら楽しみである。

ファッションや内装が自由度高く創作できたり、酒場を作れたりして、
生活感がもっと出せるとより面白くなると思ったね。
あと船を作りたかった。


今回のギルドはいつものギルメンに加え、
新しく知りあった人も良い人が多かった。
また自分がギルマスじゃない経験もほぼ初めてで貴重だった。


LIFはプレイする価値があった。
2年近く休止してたこのブログを復活させるきっかけになったからね。
また昔のように今後も色々なPCゲームや軍事について書いていきます。


とりあえず次は数年以内にVRのMMORPGが出て欲しいね!

Life is Feudal MMO日誌(26) - 独立戦争とAshland内戦

2018-02-16 20:35:09 | Life is Feudal

前回分 → Life is Feudal MMO日誌(25) - バレンタインの日
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スコットランドの息子たちよ、君らは暴政に逆らって蜂起した。

この先の寿命を今日、この日に賭けて、敵にこう言ってやろうではないか。

"我々の命を奪うことはできても、我々の自由は奪えない"と!!


── スコットランド独立戦争の英雄 ウィリアム・ウォレス

映画『ブレイブハート』より


Kimura 「Thorondolが我々を裏切った!」


TIC連合の一角AshlandマスターKimuraからその報告を受けたとき、俺は仕事中だった。
Thorondol とはAshland国の第一の傘下ギルドであった。




付近の同盟ギルドと敵対ギルドの位置関係はこんな感じ。
Thorondol はまさにAshland国の主力を構成するギルドであり、
少数精鋭ながらも練度の高い戦闘部隊として知られている。

まあ、Thorondol が独立したがってることは前から聞いてたが、
とうとうAshlandに対して独立戦争を仕掛けたということらしい。
これによりAshland島は内戦状態に陥った。


俺たちHJPNThorondol と深い関係にある。
Life is Feudal MMO日誌(14) - 戦闘訓練を開始した日 に書いた、
援軍に来てくれたAshlandの騎兵というのは実はThorondol のことなのだ。
件の記事に書いている戦闘教官ももちろんThorondol所属である。

まだ俺たちが戦闘に備えてなくて弱かった頃、敵対ギルドVSPに襲撃され落ち込んでいた時、
TICとAshlandは戦火を拡大させないように不干渉を決め込んだが、
Thorondolだけが「同盟だから」というだけの熱い理由でAshlandの命令に背き助けに来てくれた。
そして今の俺たちの武装化の礎を築いてくれた。
大きな恩がある。


しかしこのAshland内戦への対応は非常に難しい。
教官たちがただ戦争してるだけなら全力支援しておしまいなのだが、
なにせ今回は内戦なので相手ギルドも俺らの同盟である。
Thorondol にただ与するのも良くないし、下手をすればTIC連合の一角の崩壊を招くかもしれない・・・。
しかし大恩あるThorondol をこのまま放置もできない。


教官 「我々はAshland相手に独立戦争を開始した。勝算は十分にある。」

と当初は言ってたが、戦いが推移するにつれて・・・

教官 「Ashlandの数が多すぎて劣勢に立たされている、HJPNは我々を支援できるか?」

yukky 「すまん、これは内戦なので直接支援はできないかもしれない・・・もし軍需物資が必要なら提供する。」


俺は仕事中なので外交チャット以外は動けない。
しかし何かはしたい・・・。
とりあえずギルメンに緊急動員を布告。
Ashland島に派兵した。




なにができるかはわからないが、直接関係はないが同盟である俺たちの姿を見て、
両軍の戦いに何か影響があるかもしれない。
あわよくば止められるかも・・・。


これは平和維持のための派兵である。
紛争地域に派遣される国連軍みたいなものだ。

もちろん誤解され攻撃される可能性もあるが・・・。
我が兵を危険に晒すが、なにもしないわけにはいかなかった。




派遣部隊から送られてきたThorondol拠点の写真。
灰燼に帰している・・・Ashland優勢は本当のようだ。
さすが宗主国、いざとなればその物量はThorondolとは比較にならないらしい。

我が派遣部隊もAshland兵には遭遇したが、Thorondol兵には遭遇しなかったとのこと。
全滅したか、それともどこかに潜伏してゲリラ戦を行っているか・・・?

とりあえず簡単にはいかなさそうだったし、様子も見れたので、
同盟ギルドとの偶発的な交戦リスクを避けるために、
一旦派遣部隊にはHJPN村への帰還命令を出す。


この後、両軍ともにどこかで戦いに集中していたのか、
一時間ぐらいは何も動きがなかったが・・・。
戦闘が落ち着いたのか、AshlandのKimuraから再びチャットがきた。

Kimura 「yukky、うちのメンバーから聞いたが、なぜ軍隊を動員してる?」

そうだよなあ、やっぱ不審に思うよなあ。
とりあえず様子見と、できれば戦いをやめてほしかったことを伝えて・・・と。
む、同時に教官からもチャットがきた。


教官 「ところでyukky、知り合いの日本オタクが言ってたんだが、日本には寂しい男性のために女性用下着の自販機があるってのは本当か?」


・・・


今はどうでもいいんだよそんなことは。

何の話をしてんだよ、内戦はどうした???



・・・は~、とりあえず「ファンタジーだよ」と返すと、
「そうなのか、信じる所だった!逆にアメリカについて知りたいことある?」
とか今はくそどうでもいい井戸端トークが続きそうだったので無視した。
職場で仕事の合間をぬってギルメンに指示出したりこのチャットしたりしてるわけだからね・・・。


・・・お、TICマスターのWilliamからもチャットが飛んできた。
Ashland内戦のことを知って対応策の相談かな?


William 「Hey yukky、そのアイコンってもしかしてUltima Online だよな!UO好きと仲良くなれて嬉しいよ!!」


・・・


のんき病かこいつら?


AshlandのKimura以外、だれも内戦の話を振ってこないんだがw
おまえら全員当事者だろ・・・。




DiscordやTwitterのアイコンにしてるこれは確かにUO時代の絵だが、
今俺はけっこう忙しくてだな・・・。
TIC連合の長といえどさすがに今その話はどうでもいいんだ


・・・お、Williamがうちのギルドの、戦闘部隊用VCのチャンネルに入ってきた。
なんだ、こんなの初めてのことだぞ。
とうとう事の重大さに気づいて、緊急でなにか伝えにきたか?

ただ俺は仕事中なのでVC聞けないし、みんなも英語ヒアリングは難しいと思う、
ので、チャットを送った。


yukky 「どうしたWilliam?何か起きた!?」

William 「俺は昔から日本アニメをけっこう見ててな、ここでたまに聞き取れる日本語がクールなんだ。Hahaha」


・・・


ただの暇つぶしか?


こうしてる間も、AshlandのKimuraだけが「Thorondol と組むのはよした方がいい、あいつらに忠義はないぞ」とか、
「脳筋過ぎて問題児だ、必ず不要な戦争も呼びこむぞ」とか、そういうことを訴えてきてたが、
とりあえず今に相応しい話題をまじめに振ってくるのは君だけだよ。
俺はKimuraだけが唯一の味方なんじゃないかと思えてきた。


・・・アホらしくなってこの内戦には関わらないでおくことにした。
そして勃発から約一週間経った昨日、この内戦は終結した。
Thorondol の敗北という結果を以て。
そりゃそうだろうな。


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Life is Feudal MMO日誌(25) - バレンタインの日

2018-02-14 19:43:30 | Life is Feudal

前回分 → Life is Feudal MMO日誌(24) - 見よ、これが日本人の礼節だ
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人が恋に落ちるのは重力のせいではない。


── 物理学者 アルベルト・アインシュタイン


深夜0時を回ろうとしているとき・・・


るなねこ 「ゆっきぃさんお暇?」




練兵場の木剣でスキル上げをしていると、そんな呼び出しを受けた。
るなねこさんが俺を呼び出すのは珍しいな・・・。

この新キャラ育成の為にたくさん料理を頼んだから、
そのことなのかもしれない。


しかしお調子者なメンバーがここで割り込んでくる。

りら 「あー、わかったーw バレンタインか~w」

りらちゃんはるなねこさんと共に移住してきたしゃるる村組で、
ふたりはよくコンビで料理や治療などの村の後方支援をしてくれている。

yukky 「あーーーw 気づかないふりしとこーっと!」
りら 「しーーーw」
yukky 「るなねこさんなになに~? 皆目検討つかないなー!忙しいんだけどーw」

るなねこ 「・・・モニュメント前でお待ちしてますね。。。。。。」


りら (・・・めっちゃテンション下がってるやんか!)
yukky (お前のせいだろ!!)



え、まじでバレンタイン?w
ふざけて言ってるだけかと思ったのに、
りらちゃんが言い当ててしまったらしいから、
中途半端に乗ってしまった自分に後悔。
塩対応で有名だけど、やっぱこいつ悪魔だな・・・。




待ち合わせ場所に行くとイルミネーションが展開されてて、
ロマンちっくな雰囲気の中、
特別なプレゼントを受け取ることができた。

なんかいいね、こういうの・・・。
季節イベントってのは大切だからな。
元々ラヴコメブログとして始まった我がブログもとうとう原点回帰というところだ。

前回記事 のコメント欄でなんか俺のブログの最初の方の記事がどうたらとか書かれてたけど・・・。
UO・・・Sakura・・・詐欺師・・・腐れギルド・・・PK・・・KoDoKu・・・Dancho- うっ、頭が!
どうやら10年以上前のことは思い出せないらしい。
まあ、きっと最初の方はラヴコメブログだったよ。


あー、やっと日常回っぽいのが書けたよ。
そうそう、村ってのは本来こういうまったりした出来事がメインで、
みんなでスローライフを送るもんだよなー。
剣戟の音やうめき声、血が滴る音なんてここでは聞こえない。


まあ、司令部VCの方ではさっきからずっと

「中国ギルド多数襲撃!」

「西門に10、関所にも10人!」

「それ別グループ!? 同じグループ!? 偵察合ってる!?」

「ふたつに同時に攻められてんの!? 援軍はどっちに行けばいい!?」

「西門の敵は南と北に分裂、戦闘でこっち2人被害出た!」

「南門で敵6人ほど殺害、追撃中。」

「DPRJ周辺でSukiyakiが木を伐採しにきてます!ほっときますか!?」

「あいつら中国と連動してんの!? 偶然か?」



けたたましく殺伐とした戦況報告が流れてるわけだが。


実は俺はメインキャラの犯罪率が高すぎて、死亡ペナルティでほぼキャラリセットまでスキルが下がったので、
改めて新キャラを作ってたので参戦できなかったのだ。
だからみんなが必死な間にも報告だけ聞きながら、
村でまったりバレンタインイベントしてたw


・・・まあ、頑張ってくれる兵隊さんがいるから、村の平和が保たれて、
こうやってまったりメンバーが過ごせるわけだね。
戦う理由も大切ってもんだ。


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Life is Feudal MMO日誌(23) - 生産施設、拡大作戦

2018-02-08 21:22:44 | Life is Feudal

前回分 → Life is Feudal MMO日誌(22) - 60人規模会戦と、戦車の初投入
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国家指導者の任務は、

複雑なものについて注意深く観察することよりも、

それを解決することにある。


── アメリカ合衆国元国務長官 ヘンリー・キッシンジャー


我がギルドは常に膨張している。

活発に活動している大規模ギルドだからか、人気ブログが更新されてるからか
それはわからないが、

「LIF買いました!混ぜてください!」
「うちのギルドが解散したのでそっちに参加させてください!」
「ハードコアなPvPで敵ギルドたくさん殺したいので入りたいです! M&B得意でした!」


という入村希望者が一向に後を絶たない。
みんなのおかげでHJPNは人数で言えばLIFの国内最大ギルドであるだろう。


しかしそれはいくつかの問題を引き起こした。
その中でも最も深刻なのが、生産力問題である。

初心者の流入による急激な人口増加によって、日々の生活で消費される物資の需要増を引き起こし、
初心者組のスキルが十分に育てば、その人数に見合った生産高の向上が見込めるはずなのだが、
とりあえずそれまでの期間は需要に対し供給量が不足し、あらゆる備蓄品が枯渇するという問題が発生している。




ということで我がギルド上層部は、この問題の解決に取り組むことにした。
各部門での諸問題をヒアリングすると程度の差はあれど、
施設の拡充や導線の最適化などで効率性を高めることで、
生産高をある程度改善させることができると踏んだ。

まずは・・・農業部だな。
ということでギルド全体に対し動員開始。




30人で整地作業を開始した。

まずは農業部門の効率化を推進する。
いくつかに分散している農場を大規模農場一箇所にまとめ、
収穫専用の馬車なども何台かをまとめて配備し、
さらに大規模農場は壁で囲い蛮族や野生動物からの脅威を遠ざける。




この人数でやるとさすがにものすごく早かった。
四辺に人数を振り分けそれぞれの方向から整地し、
それと同時に木工部を中心に壁を作る用の木材加工などもやってたので、
たったの1時間で下地がほぼ完成した。




完成。
800タイル分以上の畑が壁内に格納されており、
この分でとりあえず村の需要は賄えるのだという。
今後さらに必要になれば拡張も簡単にできる設計である。




同時に鍛冶場もプロジェクトが進行しており、
施設的にはまあまあ完成したのかな。
こっちは俺関与してないからあまり知らないけど。

村の中にちょこっとあっただけの鍛冶施設が、
一区画をまるごと鍛冶区画としたことで、
大人数が同時に作業でき、大量生産と大量保存を可能にしているようだ。
この産業区画がHJPN村の武具や鉄製品をまかなっている。

前回記事 でも書いたような大規模戦も発生し始めているので、
訓練や実戦での武具や馬の消費量も馬鹿にならないからね。


ただ農業にしても鍛冶にしても、施設は拡充したがまだそれを動かす作業員が不足している。
新人のスキル育成をしなければならないからだが、おそらく増大する需要と供給のバランスは、
いくら改善してもシーソーゲームの関係にあるだろう。

俺がHJPN村の生産基盤を支えてやるぜ!というやる気ある作業員、
または工場やインフラの業務改善や効率化計画に自信がある人、
まだまだ村人は募集しております。


農業と鍛冶施設を改良した建築部のひとたちは、
今は畜産部の施設拡充に取り組んでいるようだ。
馬の大量繁殖と飼育を効率化し、戦争の消耗に耐えうるものにするとのこと。

裁可された村の方針にしたがって各生産部門が横の連携で相互作用し合う。
それを見るのがLIFの醍醐味という感じ。


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Life is Feudal MMO日誌(22) - 60人規模会戦と、戦車の初投入

2018-02-06 21:46:09 | Life is Feudal

前回分 → Life is Feudal MMO日誌(21) - 日常回である
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鋼鉄の獣、その毛虫のような姿。

その重さの前に我々の腕は藁のようにか弱い。

手榴弾はマッチくらいだ。

我々はこの新兵器を見ると何よりも戦争の恐ろしさそのものに思えた。


── 第一次世界大戦 ドイツ兵の回顧録

ソンムの戦いで史上初めての戦車を目撃して


「関所に中国人による大規模な敵襲!!防衛戦闘中!!」


スマホにそんな通知を受け取ったのは深夜1時過ぎ。
もはや戦いこそが日常回みたいになってないかな・・・?




俺は参加していなかったのでメンバーからの動画。
橋で防衛戦を展開し、弓矢や投擲部隊でのグレネードによる防衛戦を展開。
この動画だとあまりいないように見えるが、敵の人数はおよそ30人前後とのこと。
そしてその人数はあとで嫌というほど思い知ることになる。

このときは地の利を活かしてこの攻撃を退けたらしいが、
HJPN村がこんな大規模な襲撃を受けたのは初めてである。


ということで、大規模動員を開始!!




俺がログインすると、砦の内部はさながら野戦病院であった。
あちこちから「医者はー?」「治療お願いー」「この装備は誰のー?」という声が飛び交い、
一度敵を退けたあと、兵士たちが急いで治療や武具の再装備を行い、次の攻撃に備えていた。


敵の第二次攻撃がきたので砦から出撃し、対岸のビーチにて邀撃戦を行う。




まるで花火の中に突っ込むかのような戦闘だった。
話には聞いていたが敵が多い!そして味方も!
いま深夜1時過ぎだぞ!!

こちらが25名、TICからの応援も2名、中国人は30人程度か?
双方で50~60人程度が火花を散らす大会戦だった。




騎兵集団が互いの背中を取り合うように時計回りにグルグル周るドッグファイトを展開し、
ランサーが叩き落とした敵騎兵を歩兵が取り囲み馬ごとグッチャグチャにし、
弓兵部隊が背後にラインを組み一斉射撃によって弾幕を浴びせる。

兵科ごとの連携は上手くいってるように見えたが、
しかし俺たちもこんな大規模な戦いは初めてであり、
さらに新兵も多かったので命令があまり行き届いていないような気がした。


敵味方双方に被害が拡大しつつあり、ほぼ互角に思えたが、
中国人の方が装備もスキルも貧相なはずなので、
互角の消耗戦だと実質コスト的に負けている。

消耗激しく、一度撤退することにした。

なにせFPSなどと違ってここでの損害はモロに生産部門にのしかかる上に、
デスペナでのスキルロスも激しい。
経済や次の戦闘のことも考えなきゃならないのだ。

互角の戦いでは良くない、一方的に殺戮しなければならない。




俺自身も馬を失ったので、徒歩での指揮にて、まずは弓兵を橋まで下げる。

「弓兵はここまで来てラインを組め!弾幕射撃によって後退を支援する!」

まずは弓兵をポジションにつけて防衛線を敷き、その後に歩兵たちを下げる作戦だった。
なにせ死者が一番出るタイミングというのは戦っている最中ではない。
後退するときにこそ最大の被害が出るのだ。
だからこそ慎重を期さねばならない。

タイマツを振ってその位置を目印にしていたが、
実は敵騎兵との戦闘で重傷を負っていたので、
撤退してくる味方騎兵に轢き殺されたwwwwwwwwww


俺はカルマがかなりマイナスで永久赤ネームなので、スキルダウンも相当であった。
しかしまだギリギリ戦えないほどではない。
あと2回ぐらい死んだら実質キャラリセットだが。




ギルマスのないとうさんは決断した。
虎の子を出すのは今だと。
装甲を纏ったヘビー・ウォーホースである。

鈍重なので普段の野戦に使うことはなかったが、
こういった定点での会戦こそ使いドコロであった。
そしてこれは物凄い威力を発揮する。


おそらく双方の人数がこの日で最大規模となった第三会戦が始まった。







上の2つの動画はギルメンからの提供。
まあ戦いの雰囲気はこんな感じ。




今度の戦いは、完璧であった。
騎兵で突っ込み歩兵で蹂躙し弓兵でラインを押し上げる。

さっきの戦いと言ってることが同じと思うかも知れないが、
今度は指揮をより厳命したこと、陣形での戦いにみんな慣れてきたこと、
新兵も指揮ありの戦いを掴めてきたことにより、
動きの統率性はさっきよりも段違いだった。


さらに投入された秘密兵器、ヘビー装甲軍馬。
こいつの威力が凄まじく、たったの2騎で次々に敵騎兵を叩き落としていた。
ほとんど重戦車である。
中国人たちはこの装甲軍馬を見たことがないと思われたので、その衝撃はすさまじいだろう。
まるで"ソンムの戦い"におけるイギリス軍戦車であった。

さらに歩兵のパイク兵も大活躍し、突っ込んできた敵騎兵を同様に叩き落としていた。
そいつらに歩兵や弓兵が火力を集中させた結果・・・。




敵の騎兵部隊は壊滅し、あとは後退する歩兵や弓兵を追撃する。
先ほども述べたように、後退時にこそ最大の被害が発生する。

敵は組織的な抵抗力を喪失していた。
ただ後ろからランスで突き、転ばせ、歩兵や弓兵に殺戮を任せた。




ヘイゼルの森を壁にしてすり潰した。
敵はこの茂みによって後退路をなくし、押し付けられ、
ただただ騎兵で取り囲み、弓兵で一斉射撃した。




殲滅完了し、みんなで大量の敵の首と装備品を死体から剥ぎとった。
死屍累々である。




恐ろしいのはその結果である。
互いに30人前後ずつが集まり、総勢で60人近くいたと思われるこの会戦。
敵兵を壊滅させこれだけ大量の死体を生み出した、そんな規模の戦いにもかかわらず、

我が軍の被害はゼロ なのである。


文字通り完勝であった。
一方的殺戮である。
ひとり、増永さんだったかな、敵の攻撃により気絶した兵はいたが、(鈍器か馬の突撃かな?)
みんなで守りトドメを刺されないようにし、すぐさま起き上がり戦線復帰している。
死者はゼロなのである。


勝因はいくつかあった。
重戦車こと装甲軍馬の投入が正解だったこと、
ないとうさんやdreamさんの精鋭騎兵が特に活躍してたこと、
hukuhukuさんたちパイク兵の活躍が目覚ましかったこと、
弓兵部隊のライン維持と火力集中が完璧であったこと、
歩兵もよくまとまり弓兵を守って騎兵を援護したこと。

そして生産部門の働きにより、敵よりこちらの方が装備の質が良かったこと。
軍馬を量産し度重なる会戦にも耐えうる在庫数を畜産部が用意してくれたこと。


初めて平野部における大規模な陣形戦を行った。
合図で騎兵をつっこませ歩兵を集中投入し弓兵でラインを組み、
指揮してる側としてはまんまMount and BladeTotal warであった。
敵も味方も全員がプレイヤーだったので推移はリアルだったが。

俺たちの統制に対して、中国人たちは"ただ大勢が集まってきていた"だけだった。
だからこの結果を生んだ。


翌日、畜産部門長のちび美に謝った。
この日の度重なる会戦で大量の馬を死なせたからだ。

ちび美 「大丈夫、なんとかなります。」

こいつかっけぇ。
こういう裏方が支えてくれるから、今回のような大勝利が生まれた。
めったにない機会だが、もっとこういう大規模な陣形戦の経験を積んで、
さらに練度を高めれば今後の被害も減っていくだろう。


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