VR Chat日記(4) - VRCの数奇な人生

2018-12-31 22:40:19 | VRゲーム

人生はいくつもの数奇な巡り合わせの上に立っている。

人や物事との出会いは偶然が重なった結果生まれるが、
それぞれの行動の結果なのだからむしろ必然か、
それらをまとめて数奇な出会いという。

そして今日もまたひとつの数奇が・・・。




前回記事 で書いたカナダ人。
彼はここ3日間、なぜか俺にべったりくっついていた。
始めはボディランゲージと筆談のみだったが、うまくコミュニケーションはとれており、
3日目には心を許してくれたのかボイスチャットでの会話もするようになっていた。

ずっとひっついているので、彼には他にフレンドがいないのかと思ったが、
出会ってから4日目の今日初めて、
「ちょっとフレンドのとこ行ってくるよ!」
と言って俺の傍らから離れた。

「おう、またあとで戻ってこいよ。」
なんだ、彼にもフレンドいたのか、あとで連れてくるのかな、どうせ外人なんだろな。
とか思いながら送り出した。


それから数分後、なにげなしにツイッターに目を移すと・・・
10年来の相棒がつぶやいていた。




ちょwwwwwwwwwwwww
カナダ人の友達って、ていうか俺のカナダ人が会いに行ったフレンドって、
よりによってこいつかよwwwwwwwwwww


なんという・・・ッッ
偶然ッッ!!!


Imoutupは付き合いが長く様々な活動を共にしてきたが、
彼は昔から自分のフレンドに何故か俺を会わせたがらない。
そしてこのVR Chatはたぶんその最たるものだったので、 → VRC日記2話参照
VR Chat内ではImoutupに干渉すまいとしていたが・・・。

自分のフレンドを俺に会わせたくないって言ってたが、
先にそのフレンドと俺が仲良くなっちゃってたというね。


・・・でも、そっかあ、まさかと思っちゃったんだあ・・・。
いつもナンパしてる日本人って言われてまさかって思うのも失礼な話だよな。
ついでに言うなら、このカナダ人にナンパって言葉を教えたのは2日前のことだった。
さっそく使ってみちゃったんだなあ・・・よりによってうちのギルメンに俺について話すことで。


俺自身も、うちのギルメンとはVR Chat内で関わりをもつことはないと思ってたが、
まさかこんな形で繋がってしまうとは・・・ 数奇というか、いや~世間は狭いね。
ようやく手にしたスローライフ空間、殺伐としたギルド活動とは切り離したいもんだ。


さてVR年越しいってこよ。
みなさま今年もありがとう、よいお年を。

VR Chat日記(3) - VRは新たな刺激であり感動である

2018-12-29 22:00:49 | VRゲーム

初めてオンラインに触れたとき、それぞれの段階で異なる衝撃と感動があった。

2000年、初めてチャットサイトに入ってみたとき。
どこか離れている場所にいる人同士がリアルタイムに会話している事実に感動した。

2001年、初めてオンラインゲームにログインしたとき。
そこら辺を歩いているキャラクター全員の中身が人間で、思い思いに動いている自由度に衝撃を受けた。

2003年、初めてボイスチャットで会話してみたとき。
それまでの文字のやりとりではなく、声や口調によって今まで以上にリアルの人間を感じた。

そして2018年、初めてVRの世界で人と交流したとき。
リアルでの自分の動きがそのまま反映されるこの世界では、
これまで以上の没入感と、リアルの人間に近づいている実感が得られ、
またVRだからこその表現の幅の広がりは、まだ底が見えていない。




最近知り合ったトロント在住のカナダ人に英語を教えてもらっている。
この人は親が日本人なので日本語は完璧にわかるらしい。
マイクを持っていないのでボイスチャットはしないが、
ボディランゲージと常に持ち歩いてるペンによる筆談で意思疎通がとれている。



動画内で英語の発音を教えてもらってるのは俺と韓国人女子と中国人男子。
東アジア三国会談って感じ。

ちゃんとこうして発音を練習しておいて、いざってとき、
数日前に防衛省が公開した韓国海軍FCレーダー照射事件動画のように、
「海自隊員の英語発音が下手」とか言われないようにしないとな!

  【レーダー照射】 韓国「日本の英語の発音が流暢でないから何言ってるのか聞き取れなかった」

ちなみにカナダちゃんはたらこパスタが好きらしい。


ボディランゲージってのは本当にVRならではで、
日本語がわからない相手であってもなんとなく意思を伝えることができるのは、
海外旅行での経験と全く同じで感動した。


VRならではといえば、



こういうダンスレッスンのワールドもあった。
数曲もおどればけっこうな運動になるんじゃないかな。
VR Chat内ではダンサーたちによるライブ公演などもあるようで、
それってまさしくVRならではな活動だよなー。


さっき英語教えてくれたカナダ人は幼少の頃に空手をやってたらしいので、
VR空手で型稽古をやってみたり、また簡単なパラパラを教えてみたりもした。

従来とは違う形で新たな交流のもてるVRは、オンライン上での交流に慣れきった俺にとっても、
十年以上前にインターネット初心者だった時代の新鮮な気持ちを喚起させる。
新しい刺激ってのは素晴らしいな!

VR Chat日記(2) - おかえりなさいませご主人様

2018-12-27 22:18:30 | VRゲーム

10年来の相棒、ImoutupVR Chat の先輩プレイヤーなので、
VR Chat内で遊んでみようと声をかけたとき、

Imoutup
いやだよ、俺の友達をyukkyに会わせたくないし。
それに俺、日本人がいる場所にはほとんど行かないからね。」


yukky
(前半は聞かなかったことにしとくか・・・)
あれ、なんで日本人がいる場所には行かないの?」


Imoutup
「まーちょっと色々とね。」





VR Chatを始めて数日経ったけど、そういえば日本人にはあまり出会ってない。
日本語を話せる外人は死ぬほどいるから困ってなかったけど。
他のプレイヤーにもVR Chat内の日本人情勢について聞いてみると、

「鍵付きの部屋にこもりがちでパブリックにはあまりいない」
「3Dとかアバター作成とかの技術的な話が多い、マウント合戦してる人も」
「地声が嫌いなのか機械音声使って喋る人とかいる」


というような評判を聞いた。
俺個人的にはひとり仲良くなった日本人女子がいるので悪い印象はないけど、
たとえばバックパッカー界隈では異国の日本人宿でもマウント合戦があるから日本人宿には近づかない旅人がいるらしいし、
VR Chat内でもそんな感じなのかな。
まあ国民性ってのはあるかもなー。
もちろん一部だけの話だと思うけどね。




国民性といえば、VR Chat内でもやっぱりアジア人と欧米人は違う感じがする。
韓国人の女の子と日本語で会話してたら、スウェーデン人とイギリス人がいきなり

「おおおうい日本語!?日本語で喋ってる!?君たち日本人!?すげえええーーーーー」
「日本語オシエテーオシエテーwwwwwwwイエエエエエエ」


ってすごいテンションで割り込んできて、アジア人同士だとこういうのあまりないよなあって、
これが欧米的感覚かーってその子と話してた。
欧米人はいつでもノリノリで自己主張が激しいVRパリピって感じがする。
それに対すると日本人や韓国人などのアジア系は慎ましく見えるもんだ。


そして国民性とは違うが・・・
ある日、こんな日本人に出会った。



ずっと「おかえりなさいませご主人様」というワードを繰り返させる女性に出会った。
ドイツ人男に。
20分ぐらいずっと延々と繰り返させており、その上達具合で「よーしよし」とか「イエス!!」とか言ってる様に狂気を覚える。
せめてドイツ娘とかだったら本場ヨーロッパ萌え萌え~!!!って感じなのに・・・。



それならばと隣でアメリカ人ロリータにやってみた。
このアメリカ娘は前回記事 のウェイトレスさんで、なぜか懐かれてしばらくついてきていた。
常にカメラを携えて写メをパチパチ撮りまわってたのがかわいらしい。


VR Chatってのは、世界中の人たちが一緒に遊んでる空間だからこそ、国民性ってのが如実に出る。
俺はまだこのソフトの嫌な部分は見えていなく、長い人に言わせればそれなりに闇もあるようなんだけど、
本当に毎日色々なことが起きる世界なので、そういうことも含めて今後経験していくのが楽しみなのである。

VRChat日記(1) - VR版PC酒場

2018-12-23 23:57:28 | VRゲーム

VR Chat
それは紛れもなく最新技術だが、懐かしい気持ちを思い起こさせる。
昔チャットサイトに入り浸っていたときの気持ち、
Ultima Onlineを始めたての頃に仲間たちと語り合うため、
いつもの街角に向かっていたときの気持ち。

コミュニケーションとは娯楽である

ということを強烈に思い出させてくれる。
VR Chatはそんなソフトである。


その麻薬的魅力に取り憑かれて3日目。
今日もログインしてどこにいこうか、
初めて行く酒場にでも行ってみようかなと思い立った。
今は違うが、ホストやバーテンダーとして働いていた年月が長かったせいか、
ゲーム内でも酒場っぽい場所に引き寄せられる習性がある。


ワールド一覧でてきとーに雰囲気良さげなとこを選んで飛んでみると・・・




ピカチュウがいた。 (๑◕ܫ◕๑)
ついでにピチューもいた。

・・・相変わらずこのゲームはカオスというか、
版権的にはギリギリアウトっぽいところを攻めてるな。
同じネズミでも千葉にいるやつじゃないからまだマシなのかな。




電気袋辺りを撫でてやると「こんにちは~」と日本語で挨拶される。
どうやら韓国人であるらしいが、その日本語は外人だと思えないぐらいに流暢。
昔東京のガールズバーで働いていたので、酒場の接客で培った日本語だという。

ちなみに隣にいたピチューは全く知らない人らしい。
偶然居合わせただけかよ。

今日VR Chatデビューしたばかりとのことなので、
昨夜出会った韓国人のフレンドを呼んで紹介してあげた。
VR Chatは未だに急速に拡大しているらしく、俺やこのピカチュウのように歴が浅い人をたくさん見る。
活気があって良いことだね。


人間型のアバターを拾えるワールドを紹介してあげてお着替えした後は、


夜のVR Chatで元水商売人2人・・・

酒場でしょう



と夜の公園で武術家2人が出会うと勝負が始まる如く自然に、(刃牙世界では常識)
Skyrimの酒場を再現したお店に行ってみた。


そこでは・・・


アメリカ人従業員によるサービスを受けることができたが、
頼んでいない酒と食べ物が続々と運ばれてきた次には、
掃除と称してテーブルの上をひたすら荒らされるという、

現実世界のバーだったら人種差別によりSNSで炎上まったなし
のサービスであった。


まあアメリカ人は大雑把だからな。
日本には四季があるし・・・。



その後ウェイトレスの仕事を手伝った。


しかしこうしてプレイヤーがサービスと接客をしている酒場を見ると、
なおさら昔のUOを思い起こさせるなー。


VR Chatはログインするたびに新鮮な出来事が起きる。
それはまさにチャットサイト最盛期やMMORPG黎明期のようなワクワク感だが、
普通のオンラインゲームに慣れきった現在のように、
VRでのコミュニケーションが普及しきると、
この新鮮味もいつかは褪せていくのだろうか。

それでも人とのコミュニケーション自体が娯楽であるということを忘れなければ、
いつまでも楽しめる世界であるように思うし、
今後はVR周辺技術の発展で一層リアルで新鮮な体験もできるようになっていくだろうと考えると、
この分野はまだまだ発展途上なだけに、将来に多くの楽しみが残されている。

VR chatにデビューしてみたら、そこはまるで仮想現実だった。

2018-12-21 18:55:36 | VRゲーム

2日前からVR chat にハマっています。
VRの世界で交流をするソフトなのだけど、
アバターやワールド(部屋みたいなもの)はほとんどがユーザーが自由に制作しているので、世界は常に広がっている。
流行り廃りもあるらしく、VR chat用の3Dモデルがリアルマネーで販売されてたり展覧会なども実施されてたりで、
まるで昔あったSecond Life のVR版という感じ。

みんなが街角やクリスマスツリーやバーで集まってぐだぐだ語らってる雰囲気は、
昔チャットサイトに入り浸っていた層は楽しめると思うし懐かしい感じもする。

でもVRなので実際に人の息遣いが聞こえるし、身体も自由に動かせるので、
ハイタッチしたりダンスしたりできるし、人間の実在感はハンパない。
チャットサイトやMMORPGと違ってけっこうコミュ力が試されるソフトでもあると思う。
ボイスチャット専用だしね。


しかも全世界の人がいて日本人はどちらかというと少数派・・・ってことで、
じゃあ英語が話せなきゃ不便じゃないの?って思うかもしれないが、
それがほとんど不便さを感じない。
というのも、たしかに英語話者が一番多いが、
俺が入り浸ってるワールドでは実質の第二公用語が日本語だからだ。



上の動画のようにVR chat内には日本語を学んでいる外人が多い。
たぶんワールドによって空気も違うと思うが、アニメや学校で日本語を覚えたという人がとても多くて、
実際にあるバーで日本語会話が聞こえてきたので混ざってみると、
アメリカ・イギリス・ロシア・デンマーク・ポーランド・中国・韓国の人たちが日本語で会話していたという、
とてもカオスかつ、しっかり共通語として機能している場面に出くわしたのだ。
サブカル界では日本語は共通語だったんだな・・・と認識した。

ちなみに英語の次に聞こえることが多いのは韓国語だが、VR chat内に韓国人が多いというだけの話であり、
多人種が話しているという意味で共通語としては日本語の方が普及しているという印象である。



自撮りの仕方を教えてもらう。
VR chatではこんなこともできるのだ。
このカメラを設置して動画も撮れるってことは、パーティやスポーツの様子も撮れると思うので、
いつか面白いことに使ってみたい。


そしてVR chatの自由度はハンパない。
色んな趣向を凝らしたワールドがあるが、ただただお喋りするだけでなく、
スポーツで遊べるワールドもある。
VRなので実際に身体を動かすし楽しいのだ。



ただVRでやるからこその事故もある。
上の動画は、鈍い音とともにクラブが飛んでいったなと思ったら、スイングで手をドアにぶつけたらしい動画。



こんなふうに邪魔されたりもあったけど。
まあ全体的にはまったりと遊んだ。


他にもボーリングをしたりボンバーマンをしたりレースをしたりクイズゲームをしたりお絵かきしたり、
いろいろカオスな遊びがたくさんあったけど盛り上がる。
ってか自由度がすげえ。
仮想現実というか、抜け出せなくなる人もいそうなぐらい。


色んな人と話して交流したり、まったりするのが好きな人は絶対にハマると思う。
恐ろしい時代になったなと思った。
これは将来出るであろうVRMMORPGにも期待がかかるなー。

とうとう俺は色々なゲームで殺し合う生活から抜け出し、
スローライフを実現してしまったのかもしれない。
しばらくハマりそうである。


ひとつだけ悩みは、Viveだとサウンドカードを通せない?っぽいので、
録音音質が悪いことだなー。
もっと音質あがればいいのだけど、配線を工夫したらサウンドカードもなんとかなるのかな。