中世剣戟FPS、Mordhauは神ゲーだった

2019-05-07 22:01:19 | その他歴史系

中世剣戟ACT『MORDHAU』配信開始1週間で50万本突破! 同時接続プレイヤー数のピークは6万人
https://www.gamespark.jp/article/2019/05/07/89460.html




4月30日に発売した『Mordhau』が予想以上の売れ行きと盛り上がりを見せている。
これはMount and BladeChivalryにインスパイアされた中世剣術のマルチプレイFPSであり、
内容的にもその2作を合体させた上でパワーアップしたものとなっている。
俺もフレンドと一緒にプレイしているけど、すごく面白い。

ちなみにタイトルのMordhau=モルダウとはロングソードを逆に持って柄で攻撃する中世ドイツ剣術の技法のこと。
こうすることで重心が変わりハンマーのように使え、装甲相手に大きな効果を発揮した。
『中世ヨーロッパの武術』 という本の中では"殺撃"と呼んでいるテクニックだったが、
他にも場所によっては"雷撃"とか色々な名前で呼ばれる技法のようだ。


基本的にはChivalryをベースにしてM&Bの要素を足した感じなので、ゲームの仕様的には、

オブジェクティブ主体の64人対戦である (Chivalry要素)
攻撃が複数人にマルチヒットする (Chivalry要素)
攻撃にフェイントがある (Chivalry要素)

戦闘中に装備を落としたり敵の武器を拾ったりできる (M&B要素)
攻撃の上下左右の振り分けがマウス操作になった (M&B要素)
かなり多彩な装備のカスタマイズができる (M&B要素)
騎乗とランスが登場した (M&B要素)

同じ武器でも二種類の持ち方がある (新要素)
斬撃同士に当たり判定がある (新要素)
施設の建築や破壊がある (新要素)
Perkがある (新要素)


みたいな感じ。
プレイフィールはまんまChivalryをパワーアップさせた感じだが、
M&B要素や新要素が入ったおかげでかなり色々できるようになっており、
駆け引きも増えて俄然面白くなった。
記事トップのトレイラー動画の中でもそういう要素が色々見て取れる。
特に1:00辺りだね、武器の斬撃同士をギャリギャリ接触させて弾きあってからの、
その剣をそのまま投擲するなどはChivalryにもM&Bにもなかった派手で面白い要素だ。


・キャラクターカスタマイズ要素が楽しすぎる



そしてこのゲームの大きなウリのひとつがキャラクターカスタマイズだ。
Chivalryのようにキャラクタークラスが固定されておらず、
武器と防具とPerkは自由に組み合わせて自分の戦闘スタイルに合ったキャラが作成できる。
見た目だけのファッションアイテムも多いのでかなり個性的なファッションにもこだわれる。
それらは戦闘で得ることができる金で購入するのだ。

Perkや武具はそれぞれにポイントコストが割り振られており、合計16ポイント内でキャラ作成できる。
つまりPerkのドッジスキルに振る代わりに軽装で身軽な回避重視の軽業戦士や、
逆に重装防具や大きな盾にポイントを割り振って戦線を押し上げる重戦士にしたり。
実際に戦場ではかなり色々なビルドを見ることができ、
変わった人では投げ斧を3つだけ持ったビルドの人すらいた。
メディックパックだけたくさん持った衛生兵も、築城に特化した人もいて楽しい。
戦場で強い人に出会うと、殺された場合はそのビルドを見ることができ、
ああそういうPerkと装備構成でしてるのかとか、あの見た目はいつも強いアイツだ!!とか、本当に個性的で楽しい。

昨日はフレンドと遊んでて、なぜか脚だけプレートで胴から上はレザーの人がいたので、
思わず「なんであんな装備なんだ!?」って言ってみたら、(普通は一番被弾する胴体を硬くする)
フレンドが「たぶん騎兵なんじゃね?脚をよく斬られるんだと思う」って言ってて、
なるほどーなって思った。


ファッションもかなり自由度高いので、
盾と短槍を持って軽装にしてスパルタにしたり、
斧と狼の毛皮で装備を固めてヴァイキングにしたり、
あとローマ歩兵風の人やベテランじいちゃんとかもよくみる。
そういうなりきり装備プレイもめっちゃ楽しい。



俺も撮ってみたプレイ動画。
強い日本人のだいたいはChivalryで見た名前なのでやっぱ昔から強い人はこのゲームでも強いが、
その時より売れ行きがとんでもないので今後もっともっと強い人とは戦場でたくさん出会うだろう。
またキャラカスタマイズがあるので、従来よりもさらにDuelサーバーが面白くなったと思った。
集団戦とDuelでは要求される装備もテクニックも違うが、その装備を自由にカスタマイズできるんだからね。
色々なビルドを試してみたくなる。


・なくなった要素、今後追加してほしい要素

思わずChivalryを前作と呼んでしまうぐらいそのままパワーアップさせたゲームだが、
逆になくなった要素もいくつかある。
個人的にChivalryにあって今作に追加してほしいものは、"飛び蹴り""ダッキング"だ。

現状盾持ちがかなり強いバランスだが、盾に対しては蹴りが有効な手段なのに、
モルダウでは立ち止まっての前蹴りしかない為に有効に使える場面が少ない。
Chivalryのように前方にジャンプしながらキックできればよりベターな盾への対抗手段となるだろう。

ダッキングは、Chivalryでは相手のうかつな水平斬りはしゃがんで下を向けば避けれる場面があった。
モルダウでは現状それがかなり厳しく、成功したことがないのでおそらくできない。
これができればフェイントに引っかかったときの一つの緊急回避となり、もう一つの駆け引きが生まれる。


そしてもう発売当初から神ゲー感が半端なくて純粋に楽しすぎるので、
今後MAPやシチュエーションが追加されたらもっと何倍も楽しくなるだろう。
武器やファッションアイテムの追加も期待したい。

あとは人口が多いことを活かして、100対100人ぐらいのサーバーとMAPも実装してほしいなあ。
Chivalryでもたまに64人以上のサーバーが立ってたけど、やっぱお祭り騒ぎで楽しいもんだ。
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ステルス戦闘機ってなに?なぜ見えないの?解説

2019-04-17 21:55:44 | 軍事ネタ

自衛隊が最新鋭のF-35ステルス戦闘機を導入したり、それがさっそく事故ったり、
ネットやニュースでステルス戦闘機というワードをよく見かけるようになっている。
さてそこで、「そもそもステルス機とはなんぞや?」という解説。


自衛隊にも導入され始めたF-35

1, ステルス機とは

ステルス機とはステルス性能を有する航空機のことである。
ステルス性能とは、目に見えなかったりすることではなく、
一言でいえば「レーダーに映りにくい特性」のことを言う。

ジェット戦闘機は世代ごとに区分がされており、
従来の主力戦闘機のほとんどは第4世代戦闘機と呼ばれているが、
ステルス性能を有する戦闘機のことは一歩進んで第5世代戦闘機とも呼ぶ。


2, ステルス性能の価値

現代の航空戦において、航空機はレーダーによって遠方何百kmも先から探知することができるが、
ステルス性能を有する機体は被探知距離を大幅に縮小、半減させることができる。
基本的にステルス機といえど被探知距離がゼロにはならないのだが、
接近するまで発見されにくくなるだけでも大きなアドバンテージとなる。
またレーダーは鳥などもキャッチしてしまうとキリがないので、一定サイズ以下の飛行物はノイズとしてカットする機能があり、
ステルス性能によってレーダーに映るサイズが小さい機体は、鳥などと誤認されて同様にカットされる。
それで結果的にレーダーには映らないステルス機となるのだ。


また現代の戦闘機同士の戦いでは遠方からレーダーでロックオンし、
射程何十kmの空対空ミサイルを遠距離から撃ち合う形で始まることが主流であるが、
ステルス機の場合は相手から発見されてない場合、一方的に攻撃をすることが可能なので有利となる。

爆撃機の場合は相手国からの迎撃を回避しつつの爆撃が可能となり、
ハイテクな現代戦においてステルス性能というのはことさら重要な項目となっている。


世界で初めて実用化されたステルス機であるF-117攻撃機と、手前はB-2ステルス戦略爆撃機

3, ステルス性能はどうやって実現しているか

まずレーダーの仕組みの話から。
レーダーというのはまず電波を飛ばし、そのレーダー波は何か物体に当たると反射し戻ってくる。
その反射してきたレーダー波の方向や時間から、物体の位置を計算して表示しているのだ。

ステルス性能というのは、このレーダー波をそっくり反射させにくくすることで実現している。
つまり別の方向に受け流したり、跳ね返さず吸収したりして、レーダーには実際よりも小さな物体に映る。
この指標はRCS(レーダー反射断面積)と呼ばれている。
RCSが低ければ低いほど、レーダー波を反射せず、探知されにくいステルス性能を有するということである。


機体形状を工夫することでRCSを低減させることができるが、故にステルス機というのはかなりのっぺりした印象の機体が多い。
それは航空力学とは相反する形であったりするので、戦闘機のような運動性能が求められる航空機には本来向いておらず、
事実、最初に登場したステルス機は爆撃機であった。

しかし近年の技術の進歩によって、コンピュータが電子的に操縦を補佐したり、RCSに最適な機体形状の計算が効率化したりして、
運動性能とステルス性能を併せ持った戦闘機が実現できつつあり、それが第5世代戦闘機と呼ばれているのだ。


ちなみにレーダーやロックオンの仕組みについては過去記事で取り上げたことがあるので、詳しくは以下も参照してもらいたい。
戦闘機のロックオンと空対空ミサイルの仕組みについて - 独りで歩いてく人のブログ


4, ステルス戦闘機のデメリット

強力で万能に見えるステルス戦闘機にもデメリットは存在する。

まずは運用コスト
RCS低減のために特殊な電波吸収材でコーティングされたステルス機は、性能を維持するために出撃のたびに整備を要する。
この電波吸収材自体の費用や、メンテナンスの手間などで運用コストが嵩みがちである。
例えばアメリカ空軍においてF-22ステルス戦闘機の1時間飛行によるコストは約68,000ドルで、F-15Eの2倍、F-16の3倍の飛行コストがかかるという。
しかし最新型のF-35ステルス戦闘機は約半額の32,000ドル程度に抑えられてF-15Eとほぼ同額であり、
また航空整備士によるとF-35の洗練された機体設計と電子機器はメンテナンス性も従来機の半分程度の手間であるというので、
メンテナンス性についてはある程度解決されつつある問題なのかもしれない。

次に適材適所という面。
実際のところ航空任務にはステルス機でなくても良い任務が存在する。
領空侵犯に対するアラート任務などが代表的だろう。(より専門的に言うなら領空ではなく"防空識別圏")
例えば航空自衛隊などは領空に接近する外国機に対して戦闘機をスクランブル発進させるが、
横付けして警告し、場合によっては威嚇射撃なども実施する。
こういった任務だと目視内にまで接近するためにステルス機である必要がなく、運用コストの安い従来機が適しているし、
他にもステルス機でなくても良い任務というのはいくらでも存在するのだ。

次に搭載能力の問題。
ステルス性能を最大限に発揮するためにはRCS低減に適したシルエットでないといけない。
あまり角ばったりしないことが条件のひとつだとされているが、
つまり通常の戦闘機のようにミサイルや爆弾を主翼や胴体下に吊るして運搬すると、その分ステルス性能が低下するのだ。
これの対策としてステルス機は機内のウェポンベイ(兵装庫)に武装を格納するのが基本だが、
そうすると機外に吊るして運搬できない分、兵装搭載量は減少する。


F-22ラプター

5, 今後のステルス戦闘機

アメリカ空軍は現在3種のステルス機を運用している。
B-2戦略爆撃機と、F-22戦闘機と、最新型のF-35戦闘機だ。(F-117攻撃機は2008年に退役済み)
F-22ラプターは世界最強のステルス戦闘機として名高くも、
制空戦闘に特化しすぎてる故に使い所がほとんどないが、(大国間で戦争が起こらない限り不要なのである)
ロシアや中国などはF-22に対抗できるステルス戦闘機の開発に躍起になっている。

F-35はF-22よりも汎用性を重視しあらゆる任務に対応でき、
今後は日本を含め世界中のアメリカの友好国にセールスされ普及していく戦闘機である。


ロシア空軍はF-22への対抗としてSu-57、通称Pak Faを2018年から配備しており、既に実戦投入もされている可能性があるという。
中国空軍もステルス戦闘機としてJ-20を既に配備しており、F-35に対抗する輸出型としてJ-31も現在開発中である。

日本の航空自衛隊も2025年以降の実用化を目指してF-3ステルス戦闘機の開発を表明しており、
他にもヨーロッパなどいくらかの地域でステルス機は研究開発されている。


任務内容によっての費用対効果の観点から全作戦機がステルス機になることはないだろうが、
軍事先進国の主力戦闘機がステルス機に置き換わっていくことはほぼ間違いなく、
今後はアンチステルスレーダーなどのシステム開発も盛んに行われ、
いたちごっこの様相を呈していくだろう。

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VR Chat日記(8) - 乳首三銃士

2019-03-22 23:05:01 | VRゲーム

ある日のVRChat
いつもたまり場にしてるワールドの調子が悪かったので、
たまにはベタなところが良いかなと思い、
フレンドたちとファンタジー集会所 というところに遊びに行った。




Skyrim風の趣向を凝らしたこのバーは、VRChat始めたての日本人がまず行くのにおすすめとされており、
初心者の日本人や、それの手助けをしたい人、または日本人と話したい外人などとよく出会える。
俺は人見知りなためにこういうまず日本人が行くところという場所は今まで敬遠しがちだったのだ。
外人とだったら気さくに話せるけど日本人はなんか怖い。


フレンドたちとまったりバーテンダーごっこしたり遊んでると、
ちらほら知らない日本人たちも入ってきて和気あいあいとしてきた。
たまにはこういうのも良いもんだな、と思ってると、
店の奥に気になるポスターを発見した。




どうやらイベントカレンダーらしい。
VRChatの日本人コミュニティ界隈のイベントが網羅されたカレンダーのようで、
へーこういうのもしっかり告知されてるんだなー、さすがバーだ、と思うと同時に、
ほぼ毎日なんらかのイベントがあり、日本人コミュニティ界隈のイベントの多さにも驚いた。


VRボードゲームクラブだとか、ガールズバーっぽいお店のオープンとか、VRウィスキー飲み会とか、
けっこう気になる楽しげなイベントも多かったが、
中にはVRC赤ちゃん交流会という少しアブノーマルな名前のイベントも見受けられた。

・・・なにするんだろ。
まさか赤ちゃんたちがVRに集まってくるとか・・・ってのは有り得ないだろうから、
育児に励む人たちがVRで集まるVRママ友集会だろうか?
ってのはたぶん、イベント名から連想できる健全さの限界なわけで、
実態はたぶん・・・おっさんらがVRの中でぐらいあかちゃんごっこに興じる集会なんじゃないかなあ・・・・
まあ・・・VRの中では巨乳のお姉さんにも美少女にも、もちろん赤ちゃんにもなれるからね・・・。
なんなんだその地獄の集会。黒ミサか。


そしてそんな黒ミサにも匹敵する邪悪な集会を抑えて一際異彩を放っていたのが
乳首三銃士解散集会である。


三銃士といえば150年以上前のフランスの有名な古典小説だが、
まさか21世紀で乳首にされてるとは大デュマも思ってなかったに違いない。
しかも解散するのである。

できれば解散する前に一足早く知りたかったと思ってしまったのは間違いだろうか。
ぜひともその想像できない活動の闇のベールをあばいてみたかったが、
別にあばかなくても後悔しないことも間違いない。

フレンドの台湾人の小娘が「乳首三銃士ってなに?日本にはそういうのあるの?
って聞いてきたが、乳首三銃士がなにかについては日本人でもわからないし、
日本にもそういうのはないよと答えたい気持ちは山々だったが、
現に目の前に告知されてるからそうとも言えずなんか悔しかった。


気になりすぎてググってみると、メンバーで左乳首はいるらしい。
・・・いや、じゃあ少なくとも右乳首もいることは間違いないと思われるが、
じゃあもうひとりは???
どこパートなの?


・・・今日もVR界の深淵を覗いてしまったようで、謎は深まるばかりだ。。。
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オープンワールドVRRPG、Nostosがすごそう

2019-03-19 20:03:39 | 新作情報

毎日VRChat でVRライフを満喫しており、
様々なイベントに参加し、印象深いドラマも巻き起こり、
まさに第二の人生となっているが・・・

そろそろ仲間たちと危険な冒険にも出たい。
VRという仮想現実の中でもっとドラマチックなできごとを体験したい。
ソードアート・オンラインのように戦って助け合って広大な世界で黄昏れてもみたい。
そんなことを考えていると、まさにうってつけと思われる、VRの新大作タイトルが登場した!




その名はVRオープンワールドRPG 『Nostos』

どんなゲームかを説明する前に、まずは以下のトレイラーを観てもらいたい。




アートワークが素晴らしい。
グラフィックがSwitchで出てたゼルダの伝説みたいで、
また音楽や退廃的な雰囲気がニーアシリーズ風味でもある。
なんとなく風が気持ちよさそう。


海外サイトなどから情報を拾ってみると・・・

広大で荒涼としたノストスの世界を開拓者として探検する。
世界には文明の残骸が点在し、廃墟や史跡、戦場跡を見ることができる。
砂漠・草原・山岳などを冒険し、神秘的な遺跡を探索することができるが、
世界に広がりを見せる危険な侵略者、予測もしない気象現象、激しい戦闘に直面するため、
開拓者たちはチームワークを育みリソースを集めシェルターを構築し、
ノストスを完全な荒廃から引き戻すために生存し戦う必要がある。

っていう感じの世界らしい。


重要なのはゲームの内容である。
まず動画内容からも読み取れるのは、サバイバル・クラフト物である。
木を伐採し、自由度の高そうな建築シーンがある。
The Forest, Rust, Life is Feudal などの系譜だね。
雰囲気の良い家や、要塞を作るのも楽しそう。

そして敵襲の脅威があり、RPGというだけあってなんとなくストーリー性も感じさせる。
完全なサンドボックスというよりは、The Forestのようにストーリーに終わりがあるタイプのゲームだろう。
あと車両があり、銃があり、天候と嵐があり、季節の概念もあるようだ。


いやーめちゃくちゃワクワクするなあ!
VRのオンラインゲームってのはやっぱり特別で、自分も仲間もその世界に存在してる感がすごいので、
普通のゲームとはまた違う特別な体験ができるというのは現在進行系で味わっている。
それがとうとう本格的なRPGとしてオンラインで仲間たちと冒険できたら、
協力プレイにより困難に立ち向かえたら、本当の冒険が味わえそう。

みんなを率いる人、計画する人、戦う人、建築する人、生産する人、
それぞれの得意分野を活かしてのチームプレイでクリアを目指したい。
ちなみにVR専用というわけではなく、デスクトップモードでもプレイできるらしい。


そして気になるのはこのゲームの参加人数規模である。
SteamではMMOというタグが振ってあるが、まだこれが本当に数千人が同時参加可能なMMOだという確定的な情報は出てきていない。
もしこれが本当にMMOなら・・・本格的なVRMMORPGということにもなり、その登場意義は大きい。

しかしVRMMORPGなんて可能なのか?
VRChatですら1つのワールドに30人以上が入ると重くなるのに。

それにこの手の建築の自由度が高いサバイバルゲームは大抵、
1サーバーに30~100人までの人数で遊ぶスタイルが大半である。
このジャンルとしては2017年末にLife is Feudal が広すぎる世界に数千人同時参加可能なMMOを実装し、
色んな国籍の人たちが集まって村を作り、村同士で交易や戦争をしてた様は、
新世代のMMOだと思ったので、不可能でもないようだが・・・。 当ブログのLIF日誌目次


動画を見ての印象は、MMOだとはまだ思えない、動画の印象では数人から十数人規模のMOが妥当に見える。
Skyrimのようなオープンワールドを小規模な仲間たちでサバイバルしたり冒険できるようなRPGだという印象なのである。


しかしまだまだ情報が少ない。
いずれにしてもこれもまた、VRを活かした新世代のゲームだろう。
今年中にはリリースするようなので、今後新たな情報が判明するのを、
期待して待ってる!
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VR Chat日記(7) - 気まずさと怒りのリアリティがすごい

2019-03-15 00:08:32 | VRゲーム

いや~、「そろそろブログ更新しなきゃ~」とか考えてから2ヶ月経った。
流行ってるApex Legends に誘われたりもしたけどいまいちハマれず、
結局最近もずっとVR Chat に入り浸ってます。

そして昨夜のVR Chatでは、ある事件によりVR時代ならではの体験ができたので、
ブログ更新再開にはちょうどよく、そのことについて綴ってみる。


事件自体は大したことではないし、その内容が記事の趣旨ではないので詳細は書かないが、
とにかく2日前の俺のある行いにより韓国人コミュニティを怒らせてしまった。

そして実は俺が親しくしていた韓国人の女の子もその激怒しているコミュニティで遊んでいて、
その事件以来少し気まずい思いを抱いていたので、その女子も俺に対して怒ってるかどうかはわからないが、
その子には謝っておくべきだと感じたのだ。(俺にしては珍しく殊勝な心がけである)
こういうのは長引くと尾を引くしね。


ということで昨夜、その子がいるワールドにJoinして・・・っと、ここでVRならではの新鮮体験その1つ目が起きた。
このワールドにいるの間違いない・・・が、足が出ない。
謝りにきたのに入り口のここで留まっても仕方ない、が、どうにも前に進めない。

もともと人に謝る才能が無い上に、
親しくしていた女子が俺に怒ってるかも知れない・・・。
しかし理性では謝っといた方が良いと脳みそが言っている。
そう、要するに俺は怖かったのだ。
その子に会うのも、謝るのも。

つまり、VRならではの体験というのは、現実と同様、
後ろめたい気持ちで人に会うときがめちゃくちゃ怖いことであるw
やっぱりその場にいる臨場感というか、実際に人に会うのと同じ体験というか、
すごくリアルだと思った。


立ちすくんでいても仕方ないので、足を踏み出す・・・が、
建物の壁から壁へ張り付き、屋根の上にいる人たちのネームタグを発見されないようにうまく確認し、
ターゲットじゃないことに安堵しながら、次の壁へ張り付き、窓の外から室内を覗き見てまたネームタグを確認し・・・
これじゃほとんどVRでやるスニーキングミッションである。

長年のFPSゲームでの市街戦経験とリアルでのサバゲー経験、両方のスキルが活きている状況といえるだろう。
すごく後ろ向きなスキルの発揮の仕方だが。


そして・・・ターゲットを見つけた。
ある建物の中で、鏡の前でなんかしてる。
最近VRChatで身に付ける装飾品や髪型を自作してるそうなので、そのテストでもしてるのだろう。

鏡の前にいるというのが厄介だ。
なにせ後ろから近づいてもバレてしまう。


とりあえず建物にこっそり入り込み、玄関口でタイミングを見計らっていると・・・共通の知り合いに見つかった。
そいつは当然・・・挨拶しようと近づいてくる。
俺は必死に人差し指を立てて自分の口元に持っていく。
「声を発するな」という合図だ。

こいつも外人だが・・・このジェスチャー自体は日本特有のものではなく、全世界共通のはずだ。
ハリウッド映画でもやってるの見たことあるし。
それなのに・・・

「お~!yukky!どうしたの? なんか様子変だね!!!」

鈍さ120%かこいつ。
これだけ話しかけるなオーラ出してんだろうが!!!
あぶねーあぶねー、攻撃できるゲームだったら、発声を阻止するために
たぶんとっさにタックルしてバックとって首に腕を回してチョークからのコキャッてサイレントキルしてると思うが、
残念ながらVRChatでは物理攻撃はできないので、とりあえずポーズだけ右フックからの中段右膝蹴りを入れておいた。
ご丁寧に名前まで呼びやがって!!

当然、ターゲットにも気づかれた。

「あれ、yukky?来てたの~?」

ここでVRならでは体験、その2。
目が合わせられないwwwww
なんか「おう、来てたよ~」とか言いながら天井とか窓の外とか見てしまう。
まあこれはそうだよな・・・だって、普通のPCゲームと違って、
VRだと目が合うってことは本当にこっちを見てるってことだし、
なんかやっぱそのへんはほら、目をそらしちゃうのも仕方ないんじゃない?

そしてつい人の後ろに立って視線を遮ろうとしてしまうのも、
後ろめたいときにはごく仕方ない生理反応なんです。


謝った結果としては、この女子自身はさほど気にしてはいないみたいで明るく許してくれた。
仲直りできてよかった。
ただここで登場したのが、謎の韓国人Aだ。

「おう、おめぇがyukkyか?わしもおめぇと話があるけぇ、ちぃっとあっちの小屋に顔貸せや」(意訳、韓国語)

この韓国人Aは日本語が話せない。
そして俺は韓国語が話せない。
なので上のセリフも、今後の会話も、通訳を介しての会話である。
とにかく俺は呼び出された。
女子と仲直りできたからもうここには用事ないんだけど・・・。

実はこのワールドは韓国人タウン。
なので当然韓国人が多いので、なにやらAの怒声が人を呼び寄せてしまったらしく、
集まってきた20人ぐらいが韓国語でなんやわんや
「どうしたの?なんかあったの?」「なんやしらんけどyukkyって人が~」「あ~、例の彼ねw」
みたいな感じのことを野次馬が言ってる気がする。

とりあえず収拾がつかなさそうだし、なにより面白そうなので呼び出しに応じて小屋に入ることにした。


小屋に入るなり、通訳を介して・・・

「おめぇよぉ、女子にだけ謝って、他のわしらには謝罪はないんけ?」

・・・ふ~、やっぱり、あれだな。
後ろめたい気持ちで女子に謝るのって相当緊張したし怖かった。
それに比べればこうやって男からストレートに敵意を向けられるのが性に合ってるな。
今までのオンラインゲームと同じだ、やっと居心地が良くなってきた。

「なんで?謝るってのは関係を修復したい為の行為だけど、俺は君に対してはそうじゃないから、謝らないけど。ていうか誰?」

これを通訳さんが割と正確に伝えてくれたのか、
彼の声も手振りも荒ぶり始めたのが目に見えてわかる。

ここでVRならでは体験、その3。
VRだと動作が反映される分、相手の怒りがめっちゃ伝わる。

なにやら早口な大声で通訳さんに物申しながらときどき俺を指さしたりしてる。
そしてカキンッ、シュボッとタバコに火をつけ始め、明らかにいらついた様子でふーってしてる。
VRだとそういう動作も生々しいw


そして次に問題とされたのが・・・

「つかおめぇの態度、謝りにきたモンの態度じゃねぇっち、なんじゃその腕と脚は?」
「yukky、腕組んでるの下ろして、それにすごく怒ってる(ボソボソッ) ←通訳さん

そう、俺はこのとき、ずっと腕を組んで脚も組んで座っていたのだ。
フルトラッキングと言って全身の動きが反映されるようになってるからそれが見えていた。
仕事中とかでもPC前で考え事をしてるときの癖のポーズなんだけど、
たしかに謝罪に来た人にしては偉そうに見えたのかもしれない。
しかし・・・

「なんで?俺は話があるって言われたからこの小屋に来ただけで、君に謝りにきたわけじゃないよ。だから態度を改める理由がないね。」

っていうとまたすごく怒ってたけど、とにかく、
ここでVRならでは体験その4。
VRの世界では真剣な話をしてるときは現実と同じく姿勢も重要である。

いや~これを指摘されたときは、本当にVRってすげーって思っちゃったね。


しかしここまで現実と同じような振る舞いが問われるとなると・・・
将来的にVRのMMORPGが登場するとして、同盟とか敵対とかのギルド間会議とかに出席するとき、
外交の場では本当にフォーマルな所作や姿勢が求められるようになるのかもしれないな。

立場が強いギルドは偉そうにふんぞりかえって、
支援を求める立場のギルドは礼儀正しく振る舞う。
パワーゲームの場では現実と同じくそういう絵が見られるのかもしれない。


VRデビューして初めて気まずい思いをして人に謝ったし、初めて人を本気で怒らせたけど、
それぞれに新しい発見があってとても良い体験だったと思う。
とりあえずこの日のことに教訓があるとすれば、

気の弱い人はVRゲームで悪さをするのはまじでやめとけ

ってことだな。
親しい人に迷惑をかけたときの気まずい思いが、リアルな分、現実並であるw
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