中世剣戟ACT『MORDHAU』配信開始1週間で50万本突破! 同時接続プレイヤー数のピークは6万人
https://www.gamespark.jp/article/2019/05/07/89460.html
4月30日に発売した『Mordhau』が予想以上の売れ行きと盛り上がりを見せている。
これはMount and BladeやChivalryにインスパイアされた中世剣術のマルチプレイFPSであり、
内容的にもその2作を合体させた上でパワーアップしたものとなっている。
俺もフレンドと一緒にプレイしているけど、すごく面白い。
ちなみにタイトルのMordhau=モルダウとはロングソードを逆に持って柄で攻撃する中世ドイツ剣術の技法のこと。
こうすることで重心が変わりハンマーのように使え、装甲相手に大きな効果を発揮した。
『中世ヨーロッパの武術』 という本の中では"殺撃"と呼んでいるテクニックだったが、
他にも場所によっては"雷撃"とか色々な名前で呼ばれる技法のようだ。
基本的にはChivalryをベースにしてM&Bの要素を足した感じなので、ゲームの仕様的には、
オブジェクティブ主体の64人対戦である (Chivalry要素)
攻撃が複数人にマルチヒットする (Chivalry要素)
攻撃にフェイントがある (Chivalry要素)
戦闘中に装備を落としたり敵の武器を拾ったりできる (M&B要素)
攻撃の上下左右の振り分けがマウス操作になった (M&B要素)
かなり多彩な装備のカスタマイズができる (M&B要素)
騎乗とランスが登場した (M&B要素)
同じ武器でも二種類の持ち方がある (新要素)
斬撃同士に当たり判定がある (新要素)
施設の建築や破壊がある (新要素)
Perkがある (新要素)
みたいな感じ。
プレイフィールはまんまChivalryをパワーアップさせた感じだが、
M&B要素や新要素が入ったおかげでかなり色々できるようになっており、
駆け引きも増えて俄然面白くなった。
記事トップのトレイラー動画の中でもそういう要素が色々見て取れる。
特に1:00辺りだね、武器の斬撃同士をギャリギャリ接触させて弾きあってからの、
その剣をそのまま投擲するなどはChivalryにもM&Bにもなかった派手で面白い要素だ。
・キャラクターカスタマイズ要素が楽しすぎる

そしてこのゲームの大きなウリのひとつがキャラクターカスタマイズだ。
Chivalryのようにキャラクタークラスが固定されておらず、
武器と防具とPerkは自由に組み合わせて自分の戦闘スタイルに合ったキャラが作成できる。
見た目だけのファッションアイテムも多いのでかなり個性的なファッションにもこだわれる。
それらは戦闘で得ることができる金で購入するのだ。
Perkや武具はそれぞれにポイントコストが割り振られており、合計16ポイント内でキャラ作成できる。
つまりPerkのドッジスキルに振る代わりに軽装で身軽な回避重視の軽業戦士や、
逆に重装防具や大きな盾にポイントを割り振って戦線を押し上げる重戦士にしたり。
実際に戦場ではかなり色々なビルドを見ることができ、
変わった人では投げ斧を3つだけ持ったビルドの人すらいた。
メディックパックだけたくさん持った衛生兵も、築城に特化した人もいて楽しい。
戦場で強い人に出会うと、殺された場合はそのビルドを見ることができ、
ああそういうPerkと装備構成でしてるのかとか、あの見た目はいつも強いアイツだ!!とか、本当に個性的で楽しい。
昨日はフレンドと遊んでて、なぜか脚だけプレートで胴から上はレザーの人がいたので、
思わず「なんであんな装備なんだ!?」って言ってみたら、(普通は一番被弾する胴体を硬くする)
フレンドが「たぶん騎兵なんじゃね?脚をよく斬られるんだと思う」って言ってて、
なるほどーなって思った。
ファッションもかなり自由度高いので、
盾と短槍を持って軽装にしてスパルタにしたり、
斧と狼の毛皮で装備を固めてヴァイキングにしたり、
あとローマ歩兵風の人やベテランじいちゃんとかもよくみる。
そういうなりきり装備プレイもめっちゃ楽しい。
Mordhau、大きい武器を持ってる敵と対峙したときは閉所に誘い込む。ブンブン振り回す相手だと壁などに当たりこちらには届かない。後半は逆に閉所での長物の利点。敵が狭い範囲に集中しているので振る方向を間違えなければ多段ヒットで複数人殺せたり、リーチを活かし一方的に突いたり。#モルダウ pic.twitter.com/ZmtAojb5T6
— yukky (@kodoku44) 2019年5月2日
俺も撮ってみたプレイ動画。
強い日本人のだいたいはChivalryで見た名前なのでやっぱ昔から強い人はこのゲームでも強いが、
その時より売れ行きがとんでもないので今後もっともっと強い人とは戦場でたくさん出会うだろう。
またキャラカスタマイズがあるので、従来よりもさらにDuelサーバーが面白くなったと思った。
集団戦とDuelでは要求される装備もテクニックも違うが、その装備を自由にカスタマイズできるんだからね。
色々なビルドを試してみたくなる。
・なくなった要素、今後追加してほしい要素
思わずChivalryを前作と呼んでしまうぐらいそのままパワーアップさせたゲームだが、
逆になくなった要素もいくつかある。
個人的にChivalryにあって今作に追加してほしいものは、"飛び蹴り"と"ダッキング"だ。
現状盾持ちがかなり強いバランスだが、盾に対しては蹴りが有効な手段なのに、
モルダウでは立ち止まっての前蹴りしかない為に有効に使える場面が少ない。
Chivalryのように前方にジャンプしながらキックできればよりベターな盾への対抗手段となるだろう。
ダッキングは、Chivalryでは相手のうかつな水平斬りはしゃがんで下を向けば避けれる場面があった。
モルダウでは現状それがかなり厳しく、成功したことがないのでおそらくできない。
これができればフェイントに引っかかったときの一つの緊急回避となり、もう一つの駆け引きが生まれる。
そしてもう発売当初から神ゲー感が半端なくて純粋に楽しすぎるので、
今後MAPやシチュエーションが追加されたらもっと何倍も楽しくなるだろう。
武器やファッションアイテムの追加も期待したい。
あとは人口が多いことを活かして、100対100人ぐらいのサーバーとMAPも実装してほしいなあ。
Chivalryでもたまに64人以上のサーバーが立ってたけど、やっぱお祭り騒ぎで楽しいもんだ。