すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

尖閣意見書は議運通過

2010年09月28日 | 国際・政治

 今定例会は明日を残すのみとなりました。本日は決算審査特別委員会の全体会議です。これは各常任委員会に分かれて審査したものを議員全員で審議しましたが、午前中で終了しました。

 委員会終了後、議長と議会運営委員長にお願いし、尖閣諸島問題の早期解決を岩沼市から国に「意見書」として出して頂けないか聞きました。その結果、議会運営委員会が1時15分に始まるまでに書類を出すことで了承を得ました。

 昼食時間に文章を作成し、意見書提出には賛同者が1人以上必要なのです。賛同者を募り、同会派の渡辺真多議員になって頂きました。

 午後からの議会運営委員会に書類が間に合い、8人の委員に事情を説明し、明日の議会で特別に意見書を審議して頂けるかをお願いしました。 これは特例?

 9月3日に議会運営委員会が開催され、翌週の7日に尖閣諸島沖で漁船接触事故は発生しました。通常、意見書は議会開会前(9/3)の議会運営委員会で受理され、最終日に議場で審議されています。

 意見書を議会に提出しても、意見書は審議次第で否決される場合があります。文面や内容の不備などですが、提出者が質問者に対し、正確な答弁が出来ないときなども同様です。

 議運で審議された内容は、次の通りです。(文章は多少省略しています)

 渡辺邦信委員:もう少し文面の整備が必要ではないか。(具体的に指摘されました)

 布田一民委員:北方領土問題もあるし、今やらなくても良いのではないか。意見書を出すのは早いのではないか。

 梶谷洋夫委員:急に発生した問題だから、議会で審議してみてはどうか。

 森繁男委員:尖閣問題は時期相応、見守ってもからでも遅くはないのでは。

 4人の委員が意見を述べ、宍戸委員長は決を採りました。賛成は国井、大友、梶谷、渡辺(邦)、佐藤委員の5人で、反対は布田、森委員の2人でした。異例というか特例の意見書は明日議場で審議されることになりました。

 意見書を出すことは初めてなので緊張しておりますが、提出者(私)しか答弁できないので、意地悪な質問が無いように祈るばかりです。文面決まるまで大変だった、意見書の名前は次の通りです。

 尖閣諸島で生じた問題の早期解決を求める意見書


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尖閣は戦後最悪の外交

2010年09月25日 | 国際・政治

 お天気はこの20日間で30°から15°くらいまで下がった。暑いと思っていたあの時期から考えられない程急降下した気温、それと反対に9月7日(火)に発生した尖閣諸島沖の漁船接触事故は高温熱風の暑さだ。

 船長の釈放となり一件落着の様相を呈したかに見えたが、手をつけられないと言うか「治療の施しようがない国」を、やりたい放題にさせていることに腹が立つ。

 「治療の施しようがない国」は、国際社会の矛先を日本に向け政府に「謝罪と賠償」を求めてきた。日本政府は何らかの対応をすべき事態なのに「地検の判断」だからと言っている始末。

 日本の首脳にもつける薬がないのかな? すぐに対応策を考えるとか、単独「治療の施しようがない国」に乗り込むとか、いくらでも考えがあって良いのだが、ニューヨークの記者会見を聞いて、、、何もしないようだ。

 第2の竹島問題では済まされないのです。尖閣諸島沖には大量の地下資源が存在していることは明白であり、事態は深刻です。掘削機を持ち込もうとしている状況で、「冷静に双方が努力していく」などと言っているようでは説得力がない。

 「腰抜け外交」どころか、戦後最悪の外交ではないか!「治療の施しようがない国」を第2のヒトラーにすることになるような外交では困る。日本には日米関係が存在していることに、安心感があるとすれば間違っている。

 石原都知事はクリントン米国務長官からの「圧力があったのではないか」と、怒りをあらわにしている。!「治療の施しようがない国」は理不尽なやくざと同じだと気勢を上げています。 ここに来て

 鳩ぽっぽは「私なら温家宝首相と腹を割って話し合えた」などと言う始末。外野はいいよね! そこまで言っていいの~、だったら何かしなさいと言いたくなる。

 小沢氏は国会議員143人を含む、600人近い民主党関係者を引き連れて、昨年「治療の施しようがない国」を訪問しています。閣僚級の訪問が駄目なら、個人のお金使って、また遊びにでも行ったらどうでしょうか。

 前回は公費を使ったなどと批判を浴びていましたから、今度は鳩ぽっぽと仲良く胡錦濤と温家宝の作った北京ダックなど食べてきたらどうだろう。しっかり完食しなきゃ骨の髄まで食われてしまうよ。 小沢さん、

 裁判でびくびくするより、一兵卒の出番じゃないの!


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尖閣沖はエスカレート

2010年09月20日 | 国際・政治

 尖閣諸島沖で発生した漁船接触事故は、事態が悪い方へと進展しつつある。それにしても中国は独裁というか、懲りないというか、わがままな国になりつつある。私がブログ(9/12)に書いた杞憂がより厳しくなっている。

 漁船が接触してきたという事実を確認もせず、一方的に船長・船員を帰せと言っている。日本が法律に基づき正式な裁判手続きまでも、無視されることが許されて良いわけがない。

 閣僚級の交流を停止し、脅しともとれるコメント「日本が船長を無条件に即時釈放しなければ、強烈な対抗措置を取る」と警告してきた。これは何を意味するかと思えば、わざと過激にして中国の国策に走っている。

 東シナ海のガス田に中国側は機材を持ち込み、新たな開発行為に及ぶ行動に出ようとしている。これが報道されたときは、中国側が意図的に漁船の接触事故を装った、と思われるくらい疑った。 いや、この事件に乗じてやりたい放題なのかもしれない。

 これまで対中の摩擦は色々ありました。稀少原料であるレアアース・レアメタルなどの輸出規制や、人民元の相場に対する規制緩和。また、新疆ウイグルやチベットの人権問題と受け身の中国が、用意周到に反撃してきた感があります。

 尖閣諸島の領土問題は、日清戦争の際に下関条約で一旦解決しましたが、その後中国や台湾は日本の主張を覆し、侵略戦争で一方的に結ばれたと、小島を不法占拠することなどもありました。

 1969年、尖閣沖にイラクに匹敵する埋蔵量の石油資源があることが判明しました。ここから、尖閣諸島に対する中国側の領有権問題は大きく意識が変ってきました。海軍を使い地下資源を調査したり、ご存じの通りガス田開発に乗り出してきた。

 地下資源が判明する以前に中国は、尖閣諸島は日本の領有権であることを承諾しているのです。埋蔵量がイラクに匹敵するとなれば、共産党と中国国民はフセインにもなるわけ?

 日本はこの行為に静観する姿勢を決めているが、果たして大丈夫か。この事件が仮に逆の立場なら静観するでしょうが、尖閣沖に地下掘削の機材を持ち込まれて来たら静観は出来ないはず。

 民間交流までも停止し、話し合いも一方的に打ち切り最後通牒を突きつけてきた。こんなことが出来る背景は、強大な軍隊と核兵器があるから出来ると思う。

 日本はデモさえやらないほど平和になっている。それどころか核兵器廃絶の署名を集めている現状です。それを悪いとは言わないが、中国で核兵器廃絶の活動してみては! 中国側が、

 軍隊や核兵器を持っているから、脅しも違ってくる。


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尖閣諸島漁船接触事故

2010年09月12日 | 国際・政治

 明日から一般質問が始まります。10時から始まる議会は1番くじを引いた森繁男氏に次いで私の番です。これまでの順番からすると限りなく1番に近づきましたが、実感が湧きません。「慣れ」ではないのですが、今回は緊張感が少ないのです。

 9月7日に中国漁船が尖閣諸島の領海内で、海上保安庁のパトロール船に接触し漁船の船長を逮捕したとの記事(9/8付)が出た。内容はよく理解していないが記事によると中国の底引き網漁船が巡視船に向かい、体当たりしてきたとのことだ。

 逮捕容疑は公務執行妨害でした。記事の見出しに「日中に再び火種」とあり、日中政府がお互いに応酬を繰り広げたとある。大きな問題にならなければよいと思っていました。

 9月9日付の記事には、漁船が接触してきた事件に収拾を図る動きで記事になっている。けが人もないことから日中関係への配慮があり略式起訴にするような記事になっていた。

 しかし、中国では北京の日本大使館前で「釈放しろ!」と抗議デモがあったみたいです。中国の抗議デモは尖閣諸島関連で8月に抗議行動を計画した際は、認めなかったが、今回は許可したそうです。

 翌10日付の記事には中国政府が、漁業監視船を尖閣諸島沖に派遣したことを明らかにした上で、「無条件の乗組員釈放と漁船返還を要求」してきた。そしてさらに「対応が不適切であれば日中関係の大局に深刻な打撃を与えることを日本側は認識すべきだ」と警告してきた。

 中国は国内世論に配慮した形だろうが、一方的に警告してきたような記事に腹が立つ。尖閣諸島におけるお互いの領有権主張は未確定だが、このような発言は民主主義とは言えない。

 今日の記事はさらに過激になっていた。「ガス田交渉延期」の文字が躍る、とぼけたものでガス田主張は中国側の不利を間接的に伝えているようなもの。漁船接触を理由にして、東シナ海のガス田開発交渉を一方的に延期にする対抗措置は報復ではなく逃げ腰ではないか。

 日本政府の外務省は、事件に関し特定の配慮があるのだろうか。メディアも事件を大げさにしていないのは、何か事情があるのだろうか。もしかして報道統制あるのかな! いや、国民の関心が薄いだけかもしれない。

 中国のネット世論は政府に「弱腰批判」を繰り広げている。中国は国益であればデモもするし、世論を背景に強硬姿勢に走る。 こんな一党独裁はいつまで続くのか?そう思えてくるのです。

 民主党は能天気にも選挙を繰り広げている。(ここもいつまで続くのか) それより岩沼は明日から議会です。一党独裁ならぬ、いつもの多数派工作メンバーが繰り広げる議会の始まりです。

 市民の皆さんが傍聴することによって、緊張感のある議会になります。

 傍聴しましょう。そして私に緊張感を下さい!!


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新卒者雇用特命って何

2010年08月28日 | 国際・政治

 暑い暑いと思っていたら、コオロギの羽音が夜になって聞こえてくる。もうすぐ9月、海風は涼しくコオロギの羽音が夕涼みとなる。1~2匹でまだ合唱になっていない。

 都心や都市部ではヒートアイランド現象でまだそれどころではないようですね。今週初め大阪に出張した際は、街を歩くとエアコンの熱風がビルの間から抜けない。夜はとにかくに暑かった。

 日銀が暑い都心で、来週にも経済対策の金融緩和策を実施するようです。若干遅いと思うのだが、世間はこの情報があるだけで市場が一喜一憂するものです。

 若干遅いと思うのは、経済対策を早期に実施するようまとめることだ。新総理になって新しい経済対策が見えない。見えてきたのは「新卒者雇用・特命チーム会合」なる訳のわからない就職支援対策だ。

 今年7月までの労働力調査結果によると、全体の完全失業率が前年同月差0.2ポイント改善したものの5.0%となる。しかし、15~24歳の若年層は9.0%に達し深刻さを増している。

 他の年齢別の完全失業率は、25~34歳が6.1%、35~44歳が4.3%、45~54歳が4.3%、55~64歳が5.0%、65歳以上は2.5%。つまり、年齢が若いほど失業率が高いのです。(統計局:年齢階級別完全失業率から引用)

 全体の失業率は5%で、その2倍近くが若年層(15~24歳)と言うことは極めて残念です。政府がこの失業者に対し対策を実施すると言っているのだが、私みたいなボンクラはよくわからない。

 労働力人口の減少を懸念していたのに、いつからこのような状態になったのか?新聞にはリーマンショックからと書いてあったが、人口の逆ピラミッド型ならぬ労働力でも逆ピラミッド?いや、逆東京タワー型ではないのか。

 労働行政は労働力が将来先細りしないよう、若年層に対する労働意識を活発にすることが重要だ。この「新卒者雇用・特命チーム会合」は、問題を早期に解決しようとするものだろうが、、、よくわからない。

 一部の報道では、新卒者を雇用すれば、企業に補助金を出すと言われている。企業が儲かっていない、経済不安で企業に雇用する余裕がないから雇用できないのであって、そこに雇用しろと言われても、、、

 鶏が先か卵が先かの議論みたいです。公共事業の見直しはしないし、財源確保の議論もままならない。債券市場での長期金利は急上昇とのこと。これも全て民主党の代表選の影響ですか?

 今の都心では実感できないだろうが、地方経済の秋風はもう来ているし。都心へももうすぐ吹くことでしょう。

 あれっ!コオロギが泣き止んだ。夕涼み、おしまい。

 追伸:岩沼は健幸で長生き、150歳の方の戸籍もありました。住みやすい街ですよ。コオロギ聞いてたら、これ書くの忘れてた~

コメント (1)
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