その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(稲刈り終了^^;)

2011-09-26 08:36:30 | 夢屋王国

今日は日も良し、天気も良し^^;(事実、大安でした。)
台風15号の余波を受け、ストップをかけられてしまった稲刈り作業でありますが、午前10時を待って、各農家は一斉に稲刈りに出動いたしました。昨夜の同級会幹事会でシコタマ飲んだのに、電話一本召集発令であります。朝、霧が晴れるまで稲穂には水滴が付いていて、これを刈っても乾燥機の燃料を消費するだけなので、ジッと辛抱し、角刈りをする『夢屋国王』であります。
「角刈り(かどがり)」と読むのであって、「角刈り(かくがり)」と読んではいけません。刈り取り用のコンバインが旋回できるように、水田の四隅を画像のように刈り込むのであります。

昔と違って、コンバインの旋回性能が格段に向上しているので、ほんの一寸だけ角を刈るだけで充分なのであります。稲刈りなどと言っても、機械化が進み、もう国王の出番は無いくらいであります。一年に一度だけ、角を刈ることが、唯一、稲刈り鎌を使った稲刈りとなってしまいました。 

5時間程で刈り取り脱穀を行うコンバインを見ながら、子どもの頃を思い出しておりました。昔は、一家総出で田んぼに出て、列を作って稲を刈ったものです。10時と3時には「たばこにすっぺ。」…「煙草にする。」我が在所では、休憩を取ることをこんな風に言っておりました。一年の稔りを前に、刈り取った稲束に腰を下ろし、おやつは家から持ってきたブドウやマクワウリ。皆、笑顔だったような気がします。刈り取った後は、杭掛けして天日乾燥ですから、稲刈り鎌を使えない子どもたちにも仕事があります。刈り取った稲束を6束(ろくたば)を1束(いっそく)と数え、8束(はっそく)…48束(たば)を杭を立てる場所に運ぶのであります。概ね杭2本半で1俵…学校では決して教えられるこのとない6進法を体感できるのであります^^;
そして、落穂を拾う…ミレーの作品にも「落穂拾い」という題名の絵画がありますが、洋の東西を問わず、農村の原風景には、こうして収穫物を大切にする文化が根付いていた気がします。今では、落穂を拾うなどという非合理的な行為は行わないと思うのですが、コンバインを操作する「久雄ちゃん」も私も、刈り残りの落穂を拾っちゃうんですよねぇ…恐るべし幼児体験^^;
今年の作柄は、籾の量だけからすると豊作の予感が…明後日には、23年産の新米を食べることが出来るんだなぁ…^^;

今朝は、さすがに身体がダル重…それでも薪作り…働き者なんだなぁ…オレ


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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お疲れ様。 (くぅ)
2011-09-26 14:05:40
たばごにすっぺっていいますよね。あれはこの辺だけの言葉だったのですかね。無事終了お疲れ様でした。
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くぅちゃん (夢屋)
2011-09-27 13:56:48
他では、一服しよう・・・とは言うけれど

たばこにすっぺとは言わないんじゃないかなぁ
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