その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ヘビの怨念…(嫌いな人は見ない!)

2024-08-02 06:06:24 | 巡礼

夏になると「怨念」…いや、おんねん^^;

 5月に野菜の苗を植えて、いつ収穫(お金)できることやらと気を揉んでいた日はいつのことか…気がつけば8月となり、夏野菜も最盛期を迎えております。そして、同時に秋野菜の準備を始めなければいけないから、1年の経つのは早いもんですわ。お陰様で、あと2、3日もすれば、我が農園の収支も黒字転化できそうであります。(減価償却費相当分は稼ぎ出せないけれど^^;)とは言え、農家は秋精算という所が多いので、黒字転化といっても帳簿上のことであって、売掛金が現金に姿を変えてくれないと資金収支は中々苦しいのでありますよ。
 夏野菜を日々収穫しながら、梅雨空から「梅雨明け宣言」が出されると、人間だけではなく、暑さをしのぐために『長モノ』も出てくる…『おやじぃ』は平気ですよ。彼女たちが向かってくることはないから…むしろ『屋敷蛇』がいる家は「お金」が貯まるとも教えられて育って来ましたから。(農耕文化だわねぇ^^;)昨日もナスを収穫していたら、枝に『長モノ(シマ)』が暑さを避けて絡みついていた。ふと『ヘビの怨念』というものを考えてみた。(今風に『へび・ローテーション』なんて言葉遊びもあるかぁ^^;)有名なのが「安珍・清姫の伝説」であり、歌舞伎「娘道成寺」の元話ともなっている。歌舞伎自体は最後まで観たことはないのだけれど、1時間以上をほとんど一人で踊りきるという高度な芸と体力が必要な演目のようであります。お百姓さんだって、一日をほとんど一人で作業する体力を求められるお仕事である…ところで『へびの怨念』はどうしたの(笑)


ヤマイモとオクラ…『山上憶良』…つまらん^^;

 さて、日中の暑さを避けて、夕刻から定植した「抑制きゅうり」に根元潅水し、よせばいいのに、秋野菜の準備にとホワイトコーン畑の切り倒し作業をしたとき辺りから『嫌な予感』が始まった。「また、来るな…。」案の定、強烈な腹痛に襲われて、ハウスの中で動けなくなってしまいましたよ。何とか立ち上がって、自宅の玄関まで何とかたどり着いたものの、もう動けない。「水ッ!」「洗面器!」「長靴脱がせてくれぇ!靴下も!」「アイスノン!」…声だけは何とか出したものの、本当に動けないし、立ち上がれない。ようやく落ち着いて、長男『ポン太郎くん』とオッカーに両脇を支えられてトイレに行ったのでありますが…出たぁ~『とぐろ』がぁ…。
 はてさて、笑い話にもならない。便秘と軽い熱中症が同時に来てしまったようであります。午前中は、長男『ポン太郎くん』に、きゅうりの「摘葉」について偉そうに講釈してましたから面目ない。そうそう「これから伸びる要素のない病気のついた年老いた葉っぱは落とせ。年寄りを大切にするのも大事だけれど、これから伸びる若者にも病気を蔓延させるだけだから…。」なんてなぁ。オラも役に立たない年老いた葉っぱの一枚かも知れないねぇ。畑でヘビには遭遇したけれど、決して『ヘビの怨念』ではございません。我が農園には『へびがおんねん』、今日『へびがおったんねん』というお話…また、三月ほどすると、この苦しみが決まってやってくるんだよなぁ…これを『ヘビ・ローテーション』という。全然笑えんわ(笑)


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