一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

「春鹿」 春しか飲めない  しぼりばな

2010年03月14日 03時48分25秒 | みんな~愛『酒』てるかい
( 立ち飲み処 てら西 「奈良市」) 2010.3.12(金)


<前話の続き>
金曜日の夜は、あいかわらずフライデーしたものだから
家に戻ったのが、11時を過ぎていた。
奈良でお水取りならぬお酒とり。 金曜の奈良市の夜は、
東大寺二月堂のお水取りで、賑わっていた。

酔っていたので、帰り着くなりブログに写真だけは掲載。
続きは翌朝(土曜日)にでも書こう と思っていた。

が、すぐに続きが書けると思っていたら そうはいかないのが現実。

近所の方が、突如亡くなられた。先週の朝通勤時に見かけて
挨拶をかわした方、60歳突然の死。
なんの前触れ無く、亡くなられてお葬式。 あまりの速さは怖い。
これも現実。

夜は夜で、23時過ぎまで地区の役員会。こんなに遅くなるなんて。
帰って風呂に入って後、お酒とアテを用意したら 時計の針は、
既に24時を廻っていた。

結局 「続きはあした」と書いたにもかかわらず 予期せぬ事態に
翻弄され、続きを書き出しのが「あさって」になってしまった。
こんなことも現実社会では度々経験する。


前話の写真、ビールのまわりを囲んだのは、たこぶつ・ポテト・
うま煮豆腐。

そして今日の写真は、続いて頼んだ奈良の銘酒「春鹿・しぼりばな」
春鹿は、別に春しか飲めないわけではないが、このしぼりばなは、
この時季にしか飲めない。 まさに春しか飲めない。

割り水なしの吟醸酒は、フルーティーでまろやか、独特の甘みを
飲んだあとに残す。

アテは、へんこで有名な山口豆腐店の厚揚げ。その日は、8個しか
仕入れられなかったという厚揚げを焼いてもらったもの。
まだ物があるのに「もう売られへん」と売ってくれないんだそうだ。
それで、余って捨てることもしばしば。 
奈良市一番のへんこだけど旨い豆腐屋として有名。

さすがに旨い。
お水取り帰りに寄った京都の産婦人科の先生まで、絶賛して
帰っていった。 この店でのできごとは、まだまだあるが、
機会を見て書くことにしよう。

ところで
昨日ニュースになったが、奈良の鹿に矢を放った不届きな人間がいる。
平城の時代から奈良春日山の鹿は、神の使いと言われているだけに
今度はその人間にバチがあたるかもしれない。

鹿は、愛でるに限る。 私のように舌で味わう「春鹿」なんて
最高の愛で方だと思うのだが・・・
(寅)








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