一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

つゆはつゆでも「黒石つゆ焼きそば」食す「穀雨の日」

2010年04月20日 22時20分42秒 | 『麺』食い人間なんだよな
({御幸}黒石つゆ焼そば 「阿倍野近鉄」) 2010.4.20(火) 小雨


今日は二十四節気の「穀雨」

本来ならこの日から穀物の植え付けをし、恵みの雨と
なるべき日なのだが、今年は「また雨か~」と太陽が
なかなかお目にかかれない「酷な雨」となってしまっている。

今日、大阪阿倍野初登場の「黒石つゆ焼きそば」(御幸)を
食べた。 面食い人間としては、はずせない。 
黒石とは、青森県の中心に位置する八甲田山系の西側に
ある黒石市のこと
なんとここには、38,000人の人口ながら焼そば店が70店近く
あるため日本一の焼そばのまち「黒石市」として銘打っている。

萩本欣一さんが、ここを訪れた際、変わったやきそばのある町
として紹介して火がついた、首都圏での黒石焼そばの知名度は
なかなかのものだとここの店員さんに聞いた。

それは、知らなかった。ただ、最近B級グルメ選手権で
賑わせているメニューのひとつだとは知っていた。
7年前青森を旅した時、もし知っていれば弘前・黒石と津軽
方面にルート変更していたに違いない。

私が食べていると隣にご婦人が二人座った。
「黒石ってどこなの?」 とか「これケンミンショーで
出たでしょう?」とか聞いていた。

「つゆ焼そば」は、平打ち麺、麺は乾麺うどんに似てる。
焼そばに各店のつゆをかけ、その店の売りにしているようだ。
今回出店している「御幸」も有名な店で、和風だしだろうか。
うっすら甘辛い、イメージとして持っている東北を思わせる味
だった。

昭和30年代、部活帰りのお腹をすかせた中学生に
やきそばだけだとお腹がふくれないだろうとラーメンスープを
かけたのが、発祥だと聞いた。
その味を知って育った人たちが、大人になり「つゆそば」を
なつかしのメニューとして広めていったということだろう。
この謂れを聞いても、昭和の名残を残す麺料理と言えそうだ。

いずれ津軽に行った時は、黒石に寄って現地で食べてみたいと思った。
ところで焼きそば屋に日本酒は置いているのか? 
そば屋に日本酒はつきものだが。 確認するのを忘れた。
そばつゆに気をとられ 酒のしずくつゆ知らずなのであった。
(寅)





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