一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

私が絶賛した日本酒揃え、酒も美味ならアテも美味。旬の酒場「さむらい」 【大阪・西田辺】9/19

2014年09月23日 18時15分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「文佳人」夏純吟  旬の酒場「さむらい」 )

 

■2014/9/19(金)

シャツを貰った嬉しさに「PiEDRA」での記事を先に書いてしまった私だが、西田辺でPiEDRAに行く前に日本酒を楽しんでいた店がある。私のブログでは既にお馴染みの店「旬の酒場「さむらい」」

 

かなりご無沙汰をしていたので、「おゃ お珍しい」と少し驚きをもって迎えられた感じ。 週末だけあっていつも座るカウンターの定位置は、若いカップルに先を越されていたので、私は、左から3番目の席に腰を降ろした。 座るなり手にした日本酒のメニューを見てすぐに嬉しくなった。

(ここの日本酒ラインナップは、相当レベルが高い)

正面で調理しているマスターに「マスター 若波が入ってますやん これは嬉しい。まさか西田辺でこの酒にお目にかかれるとは思ってなかった~。というか、関西の飲み屋ではなかなかお目にかかれない酒ですよ  それにブルーハワイまで」

「若波ってそうなんですか。 ブルーハワイの方は、ハワイフェアやっているのでシャレで入れたんですよ」ここの日本酒のセレクトは、主に酒屋さんに任せているとのことだが、私が思うに相当できる。ここの店「さむらい」言葉で言えば「おぬし、なかなか出来るな」の印象なのだ。

決して久保田や八海山、十四代や而今をそのメニューのラインに入れないところがいい。獺祭は店にあるが、メニュー表には載せず、メニューのラインナップはバランス良く考えられているのがわかる。

ともすれば、素人は、すぐに名前にとびつくところだが、本当に店の料理メニューをわかった上で、美味なる日本酒をセレクトしている。 酒は、名前で飲む物じゃないというのが私の考え。いまだ表舞台に出てきていない山奥や田園地帯奥地で造られる銘酒に出会うことこそ醍醐味だと思っている。

今まで解説を加えた日本酒を除いて 茨城の「大観」・群馬の「龍神」純米大吟醸・三重菰野の小酒蔵「田光」で知られる早川酒造の酒「早春」そんな名前を見つけただけでも唸ってしまうな~  でもなんといっても今夜は「若波」白瀑「ブルーハワイ」の名前が嬉しい。

 

( 裏方で頑張っているイケメン宮本君 と本日メニューが書かれた黒板)

 

以前このブログで、「ラインナップはそれなりに評価するが、残念ながらレベルが高くて美味しい九州の日本酒が一本もここにないのが、残念だ。」と書いたのがたぶん酒屋に伝わったのだろうか、今回「若波」と並んで繁桝の「麹屋」まで入っていたのには驚いた。

 

(「文佳人」夏純吟と山葵醤油漬け )

今夜は、この店で夏酒が呑めなかったので夏の名残り酒といったコンセプトで日本酒をセレクトすることにした。TV「孤独のグルメ」では井之頭五郎の大食漢ぶりに驚かされてばかりだが、私が五郎と違うのは、アルコールがいけるところ。私なりの日本酒版「虎独のグルメ」はこうなるんじゃないかな・・・

最初は、高知・有澤さんの文佳人「夏純吟」からスタート この一升瓶のラストを飾ったのは私。さすがに最後の方だけに味は落ち着いていた。 イベントでは、いつもダイナミックな図柄のハッピで張り切ってお酒を注いでくれる女将さんの姿が印象的。 私が高知の酒の中で「安芸虎」と並んで大好きな酒「文佳人」

 

そして次は、大好きな秋田の酒「白瀑」純米吟醸をベースに造ったリキュール これが噂に聞いた山本さんの「ブルーハワイ」か・・・

(ブルーハワイ)

刺身の盛り合わせを頂いて、白瀑「ブルーハワイ」 リキュールだが、ベースはしっかりと白神水系「白瀑」美山錦  昔、万年筆を洗ったらこんなインディゴブルーだったことを思い出した。 このブルーは、くちなし色素だったかな・・・  名前はカタカナだが、味わいは日本酒、遠浅の海岸をさっと引いていく波のような味わいは印象に残る。 竣ちゃんが、やがて刺身盛りをもって来てくれ全種類の魚(名前)の解説付き。魚を売りにしているだけあって鮮度の良さと共に嬉しい。

 

(ブルーハワイと刺身盛一人前)

そして三番目、近頃私のイチオシの銘柄が福岡・大川の「若波」純米 奈良・吉野の「花巴」。というのはこのブログを読まれている方は既に周知のことだが、共に2~3年前から成り行きを追っている酒。 ここ最近の評価や評判は、予想通り右肩上がりで高い。関西よりも首都圏で先にブレークしている感がある。

(「若波」ブルーラベルと豆腐ステーキ)

最後は、伯楽星 新澤酒造の「ひと夏の恋」 この酒も私がラスト。 もうひと夏終わったということか・・・

(さむらいピザとひと夏の恋)

さすがに開封当初と違って、熟成感があってそれがうまく特製さむらいピザとマッチングしていた。ここはまだだったが、10月あたりからそろそろ日本酒は「ひやおろし」シリーズに入っていくことだろう。

西田辺「さむらい」は、この秋の西田辺バルに今年も参加。 リーズナブルに美酒美食体験されてみたい方は、寅おすすめの店 大阪・西田辺『旬の酒場「さむらい」』へ是非どうぞ。

 

  http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅) 

 

 PS :  酒屋さんのおすすめ酒で「つきのひかり」が置いてあったのには驚いた。

関西では無名の酒、北九州の酒「天心」じゃないか!!

( 驚いて、写真はピンボケ )

その「つきのひかり」の月とは、北九州・皿倉山から見える月のこと

まさか大阪・西田辺で見かけようとは夢にも思わなかった。

 やはりこの店についている酒屋はなかなかできる。

(寅)