( 「義侠」 大阪市長居・炭火美酒処「ちょび」)
■2012/8/24(金)
7/27以来の長居「ちょび」へ向かう予定も 一軒目はしばらくご無沙汰の西田辺「まるしげ」へ。
そこで偶然にも久々にお会いしたお姉さんIさんとしばしラフマニノフ談義。
まるしげを出る際
「今日私の為に入れてもらった美味しい日本酒がありますので、
もう一軒、長居までつきあいませんか。」と誘った。
前回、マスターに蔵見学やここの社長の話し(「問屋には一切卸さない。
取扱い酒店は、面接をして意にかなった酒店にしか卸さない」)をし、
「じゃあその酒を入れましょう。 お盆過ぎには、入れておきますから是非また来てください。」と言われ、
8/24金曜日がその日だった。
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/e153e685e1108add4ce8e642635d9256
その酒こそ私が日本酒十席の内一席を与えている「義侠」だ。
「もし無人島に持っていきたい一本は?」 と聞かれたら私は迷うことなく「義侠」にする。
酒米の王者「山田錦」もピンキリだという中、「これ以上ない最高品質の山田錦を使って
最高の山田錦の酒を作る」といったコンセプトと
山田社長(十代目)の強烈なスピリットで出来た酒が義侠なのだ。
東条A地区特別栽培米60%おりがらみ』
以前雑誌で見たこの「おりがらみ」タイプは、蔵見学の際にも飲めなかった酒。
今日は、最初・途中・最後と「義侠」オンリーで三杯。 「義侠」の前にも後にも「義侠」以外なし。
「おいしい」の四文字だけで美味しさを伝えるのはある意味失礼だ。という考えの私。
私流にたとえるなら 「雲一つない青空を 飛行機雲がきれいな白い線を描いて
スーッと空を切っていく」ような飲み口だった。
愛知県の酒蔵でありながら 地元名古屋でも実はレアな酒だと言われる「義侠」
自惚れととられても仕方ないが、「もし 私がいなければ、今夜
この酒が、大阪・長居に姿を現すことなどなかっただろう」
お供いただいたIさんも 美味しい「東一」の後 「義侠」を飲んで、しばし沈黙
その沈黙が何をか言わんやである。
「ラフマニノフの音楽同様 心震わす酒」だったでしょ
マスターに次回「長居バル」メニューの日本酒銘柄を決めたかを尋ねた。
銘柄はまだ検討中も旬の「ひやおろし」で行こうと思いますとのこと
これも引き続き楽しみだ。 どこの「ひやおろし」だろう。
美味しい日本酒のおかげで、なかなか素敵なフライデーナイトとなった。
(寅)