一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

夏の「雪餅」は、平和の後味がしました。

2009年08月15日 21時15分30秒 | プロも驚く『甘党』宣言!
『雪餅』といえば、京都で12月~2月の寒い頃に
売られる有名な京菓子ですが、ここ葛城の雪餅は、
何故かこの夏のお盆の時季に売られるんです。

大変珍しい。他のところでもあるのでしょうか? 夏の雪餅。

葛城では、地元のほとんどの人が知る菓匠庵「おのえ」

昼にカメラ片手に家を出て、ひと回りした際に
立ち寄って買いました。
夏の雪餅、5個で600円ですから決して高い買い物では
ありません。

神棚に上げて 21時を過ぎにおよばれしました。

笹の葉が、三角錐状に上手に巻かれていて 葉を広げると
笹の葉から落ちる雪の塊のごとしです。 (写真)

笹の葉かおる葛(クズ)の中に上品なこし餡。

8月15日、盆の送り日に食べた「夏の雪餅」は、
平和の後味がしたのでした。
(寅)

8月15日 葛城の麓から東方を見渡すと    空も山も稲も綺麗

2009年08月15日 18時35分55秒 | 風の噂の「お天気たち」
「8月15日」この日付は、日本人にそれなりの響きを持って
捉えられていると感じませんか。
それぞれがそれぞれの感慨をもって迎える日なのかもしれません。

ある人は、終戦記念日として。ある人は、お盆でご先祖の送り火として。
そして学生などは、休暇も残すは二週間ばかりの日として。

今日は正午に放送が入り、私も1分間の黙祷を捧げました。
昨日訪ねた姫路城などは、姫路の町が空襲で焼け野原になっても
城だけが奇跡的にほぼ無傷で姿をとどめたのでした。

そういったのは、例外中の例外と聞きます。
戦後64年という歳月、年々戦争を経験し、戦火を知る人も少なくなって
きていることでしょう。
(その時、生まれたとして64歳なのですから。)

今後、決して戦争を経験することがない世の中づくりが、
人類の使命だと思います。

黙祷の後、家を出て歩いて5分。今日は、心なしか涼しく感じます。
葛城の麓に広がる水田の稲の緑にシャッターを押しました。

はるか遠くに見えている山を越えたところが三重県です。

青い空と涼しげな夏山、秋には収穫を迎える水田を見て
ごくあたりまえの平和の有り難さを感じた日でもありました。
(寅)