日本を覆う闇の正体 それは想像力の欠如 No128

最近、不安感に苛まれる人とよく遭う。
自分自身も同じ感じがある。
今の日本人の多くは似たり寄ったりの不安感を
それぞれ一人ひとりが持っているように思える。

失業でハローワークに通う人はいい仕事が無いことを嘆き
仕事をしているサラリーマンは仕事内容の低下と
未来の見通しの暗さを嘆き
政治家は、官僚にいいようにあしらわれている事と
国の借金の多さを嘆き
官僚は、自分の思い通りに社会がならないことを嘆き....

今の日本を覆う嘆きの闇の正体は何なのだろうか？
近くの厳島神社に21日間祈願の参拝しながら
その答えを求めるに
まず今の日本人の霊力の低下を強く感じた。

この不安感と嘆きの根底にあるものは
今の日本人の祈りの力の脆弱化ではないかと感じた。
これは親から祈りの教育を受けていないのが
原因かもしれないが
神霊界を繋ぎとめ動かすパワーが欠如している。
言い換えれば願いを現実のものとする力を欠いているとも言える。

まさに信仰心が無いから
くらげのように背骨が無くてふにゃふにゃ状態の人が多いのだ。
例えば身の回りで神霊界の実在を感じている人が何人いるだろうか？
毎日祈っている人が何人いるだろうか？

もうすぐ参議院選挙だが
実は自分が一票入れても世の中は変わらないと思うのと
祈ったところで自分や世の中が変わるわけが無いと思うのは
同根の原因に起因すると分析している。
見えるものしか信じれないと云う想像力の欠如である。
今の大半の日本人の想像力が欠如しているのだ。
なぜこんな事態になったのか？
ただ宝くじは相変わらず売れている。
あんな確率の低いものに夢を見ている。
あれは宝くじが当たるという想像力の産物か？
否---宝くじは夢想であって想像力ではない。
想像力とは現実を見極めることを求める。
因果を見極めることを求める。
想像力とは将棋や囲碁で次の次を読むことと似ている。

想像力は未知なる物を身近に感じさせる力を秘めている。
見えないものを感じる力が想像力だ。
そして夢を現実化させる鍵を握っている。

全能の神様が居て祈れば神様がうんうんと言って
叶えてくれるというのは、夢想であって想像力ではない。

素直に人々の寛恕と和を願い社会の発展を祈ることにより
それが波紋のごとく広がり
仲間が出来て小さなところから闇が晴れて行くように
想像力をもってそれを模索する。
もともと成功というものは、波紋のごとく広がった先にあるものだ。
この真理を理解すると
小さな祈りが大きな波紋となっていくことも想像出来るようになる。
自分ひとりではどうしようもないが
広がればそれは強大な力となる。
選挙での自分の一票と同じだ。
自分が入れたからといって当選するわけではないが
一番大きな広がりを持った人が当選する。

思うに想像力を育む教育が急務 だろう。