吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

FC2BBSから移動しようと目論んでいます。
http://reyline.web.fc2.com/index.htm

玄武の謎 No326

2012-08-08 13:51:04 | 神霊界考察
四神のうち北を司るのは玄武である。



ちなみに
東は青龍
西は白虎
南は朱雀

なんで北だけが玄武という色も聖獣の姿も良く分からないものに
なってしまったのか?

青 白 赤(朱)が解っているとすれば
あと一色は光の三原色なら緑だし
三原色なら黄色か黒ということになる。
五行思想でいう北は黒ということを想定すれば玄は黒色となる。
調べてみると国語辞典では玄は赤や黄色を含む黒色のことだそうだ。
そういえば玄人は確かにクロウトと読む。
玄が色を表わすという事を知らなかった。
赤や黄色を含むというが赤は南に出ているので
黄色を含む黒ということなのだろう。
なるほど五行思想では中央は黄色となっている。

それでは武という聖獣は何だったのだろうか?

ちなみに玄武は一般的には蛇が巻き付く亀と言われている。
しかし龍・虎・鳳凰ときて蛇が巻き付く亀とは違和感でいっぱいだ。
中国で瑞獣といえばすぐに麒麟が思い起こされる。
それ以外に四聖獣で考えてみたら霊亀がいる。
ならば玄武ではなく黒亀でも玄亀でも良かったのか?
亀の甲羅の硬さを盾に結びつけ武としているというが
それは付会としか思えない。

天界を見渡すと北には北極星と北斗七星があるので
亀を北極星とし蛇を北斗七星と見立てたという説もある。

しかしながら玄武の原点を仮にヒンズー教の世界観と照らし合わせてみると
違うものもみえてくる。
ヒンズー教のヴィシュヌ派の創生神話では
宇宙が生まれる前にはヴィシュヌは龍王アナンタの上に横になっており
そのヴィシュヌのへそから、蓮の花が伸びて行き
そこに創造神ブラフマーが生まれ、
ブラフマーの額から破壊神シヴァが生まれたとされている。
その後の天地創造神話では
この龍王アナンタが宇宙を包み込み
この龍王アナンタの上にアクーパーラという世界を支える亀が乗り
その亀の上にローカパーラという象が乗って
その上に世界が乗っている。

  

たぶんこれが玄武の亀蛇の原型図なのだろう。
ならば玄武そのものが一つの世界観となる。

ところがこの話を知らない人たちは
亀蛇を想像して別のものを作り上げてしまった。
それが中国では龍亀ロングイと呼ばれている。
日本では八代妙見の亀蛇である。


しかしながら蛇と亀は別のものであってこそ
意味がありそうだ。
では玄武の亀の上に乗っているはずの象はどこに消えたのだろうか?

良く分からないが象はとりあえずラオスに行き国旗になったとしたい。




応援してくださる方はこちらをクリックお願いします。
日記@BlogRanking

人気ブログランキングへ
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今必要とされる護符 No325 | トップ | 蜂の巣は六角形 No327 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
8/8の記事ですね。 (りひと)
2015-11-26 19:24:39
ランキングで上がってきてるので覗いてみましたが、八代妙見ってのも玄武ってのも蛇が取り付く亀ってのも鳥肌ものです。蛇は女性のようなイメージで亀に執着して一心同体なんでしょうね。吉田さま凄すぎです。88とは8の蛇と8の亀なんでしょうね。両方が揃うと無敵でしょうね。亀が苦しむ理由もしがらみも色々ありそうですが、蛇を怒らせないようにですね。

亀裂、亀甲といえば占いをしたり文字の由来にもなってますよね。ものすごい重要なキーワードです。黒い理由も火と関係ないわけないでしょうね。2798

吉田様がこの記事書いていた頃なにしていたんだろうなあ?
返信する

コメントを投稿

神霊界考察」カテゴリの最新記事