吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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熊野那智大社の法皇桜 No295

2011-09-06 00:07:09 | 神霊界考察
ニュースを見て驚いた。
熊野那智大社本殿への土砂崩れがあって
ヘリコプターから撮影した動画では
かなりの被害のようだった。
本殿の一つの鰹木が折れていた。
裏山が大雨で崩れたようだ。
この熊野那智大社本殿内には法皇桜と呼ばれる枝垂桜がある。
後白河法皇が御手植えされたものというので
平安末期から毎年花を咲かせているということになる。
後白河法皇といえば熱烈な熊野信者で
歴代の上皇のなかで最多の34回もの熊野詣を行っている。
九州の人間にとっては、なかなかこの桜を見る機会は無いと思うが
以前参拝した際に那智大社の御札を頂いたら
奥に坐られていた老輩の神職が何故かつかつかと歩み寄り
若い禰宜さんにこの方に御垣内を案内してあげなさいと言われて
その禰宜さんの案内で御垣内参拝したのだが、
その時にこの法皇桜の説明を受けた。
なかなか綺麗な桜だった。

桜のシーズンの数日間は申し込めば誰でも拝観出来るらしいが
頼みもしないのに案内されて恐縮した。
この法皇桜は今回の被害で大丈夫であろうか?

しかしその後TVニュースで知ったのだが
和歌山は今回の台風の大雨で那智大社だけでなく大被害のようだ。
台風で風の被害でなく大雨の被害が甚大になるなど過去に覚えが無い。
どうして熊野がこんな大被害を受けたのだろう。
熊野の大斎原の大洪水は、1889年(明治22年)のことらしい。
たぶん120年ぶりの大災難ということになる。
老木や神社のことより
まずは地域の人々のことを心配すべき状況のようだった。
映し出される被害状況はなぜか311東日本大震災の地津波被害と似ている印象を受けた。
考えてみると地震で二次災害的津波の被害が起こり
台風で風の被害でなく二次災害的洪水の被害が起こるなど
本体の台風や地震ではなく二次的なものが悪さをしているのが特徴だ。

ところでこの文章を記載途中にうらら様のコメントが記載されたが
この記事中で熊野那智大社と奈良の天河弁財天神社の被害が書かれていて
記事を読んでいた際にこれは三輪山を指していると直感した。
那智大社から天川を通って三輪に通じている。
これは熊野詣の道ともなっている。
前回三輪山に登ったのは昨年の4月のことで
おおよそ1年と3ヶ月が経過しているが
この間に日本ではいろんな災難が起きている。
私自身もいい思い出は少なくて
完全にニートとして引きこもりで過ごしてきた。
もう一度三輪に行く必要性を感じていたのだが
前回のことを考えるとあまりにも氣が重いので考えないようにしていた。
ちょうどこういう悩みで文章が『記載途中』まま停止していたが
その際に一緒に同行した友人から昨日電話があった。
仕事で大阪に来ていて火曜日に帰る予定が
お役所の都合で大幅に延びてしまったので
今週末と来週の二連続で三輪山にお伺いに行ってこようと考えているという。
本来なら私も行くべきだと思いはしたが
今回は全てを委任することにした。
三輪でどういう神託が降りるのか分かり次第
皆様に伝えるべきことがあればこのブログで報告したい。



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6 コメント

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Unknown (うらら)
2011-09-06 11:25:02
禰宜さんの案内で御垣内参拝なんてすごいですね。
私が熊野那智大社へお参りしたのは6月でしたので桜の木は目に留まりませんでした。
実に堂々とした枝振りの大楠は、平重盛が参詣の際手植したものと伝えられると聞きました。
その当時はふ~んと聞き流していたので、今回平重盛って検索したら、すぐに平重盛の熊野詣がヒットして、お恥ずかしながら後白河上皇と同じ時代を生きた人であることを知りました。
http://www.mikumano.net/setsuwa/heike4.html

青岸渡寺には、藤原秀衡お手植えとされる白山桜もあるのに、これも花の時期ではなかったので画像残ってません。
返信する
Unknown (うらら)
2011-09-08 08:48:52
那智大滝のしめ縄も切れてしまったのですね。
次々と報道される被害状況見て驚いています。
すでにご存知かもしれませんが、
結納の前日に亡くなられた那智勝浦の町長の娘さんのお相手は那智大社の神官だそうです。
また奈良の天河弁財天神社の神殿だけは護られが、社務所も村落も全て天井まで水に浸かってしまったようです。
返信する
メールをお送りしました (Y.少林)
2011-09-24 14:12:32
吉田様
こんにちは。
郡家関連にて、メールをお送りしました。
一度ご拝読いただきたく。
返信する
Y.少林への返信 (吉田一氣)
2011-09-26 13:27:21
メールありがとうございました。
是非 郡家神社への参拝もお願いします。
返信する
たき 瀧樹 (さくら)
2021-04-29 14:13:43
先ほど、映像が浮かびました。
大きな瀧です。地球の原初の瀧。
何か飛び交っています。
私はドラゴンなのかと思うのですが、、
それは、那智の滝で36童子を観じた藤田さんと塩川さんの事を思い出し、
本当は、海の女神の会の乙姫の金の照り輝くお札をだいぶ前に見たことがあるとを思いだしました。
これは、上品、中品、下品の中の上品に値するのだろうか・・・いや、下品かもしれない。
比叡山根本中堂の立像薬師如来。
位置的には、私の思う上品だったように思います。
この上品の玉と乙姫様の金のお札は同じと想い、
般若波羅多を産む神様であり、そこを護っている八大龍王神。
それは、龍樹菩薩からの伝言。
役行者も藤田さんもそれを感じたのでしょうね。

気分が悪く、意識朦朧としている最中にこんなことを考えていました。実際に頭フラフラして、まっすぐに歩けないのです。内分泌の異常だと思います。
すぐ忘れるので記録として残しておきます。

この記事に添付されている法皇桜の写真を観て、本殿ですかね。暖簾がかかっていて、その模様がシロクロ斑の牛の顔に見えて、不思議だなぁと思っていました。
牛頭なんでしょうね。
返信する
八咫烏 (さくら)
2021-04-29 22:49:22
熊野那智大社の神紋は
https://kumanonachitaisha.or.jp/
二羽の八咫烏が木の枝をくわえて、足元は雲の形象ですね。
牛の顔は間違いです。すみません<(_ _)>

延喜式には「三足烏 日之精也。白兎 月之精也」と記され、朝廷の儀式用装束や祭具に、また日本各地の祭では鉾や的に太陽と烏、月と兎が描かれる。

※カラスは唐臼で、「古代中国の女王」のことかと勝手に思っています。

青岸渡寺の如法堂だと思うのですが、幡が靡いていて、私の旧姓があり下の名も同じだった覚えがあります。14年前のことですね。2007年参拝です。
夏でしたので、南紀勝浦の漁港で、小魚やエビやカニなど磯遊びに夢中になっていました。

扇の火祭がありますね。
神武天皇が東征の折り、霊感を受けて
那智の滝を、大己貴命(大国主命)を始めとする
12の神様の御霊代(みたまのしろ)を祀り始めました。
扇祭は、火のお祭りだけではなくて、水のお祭りでもあるんです。
那智で昔から信仰されている滝(水)
そして万物の活力の源とされる火

この農業に欠かせない水や火に感謝の気持ちを捧げ
五穀豊穣を祈るお祭りなんですね。
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