吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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出雲で目を灌ぐ No533

2019-11-13 14:35:54 | 神霊界考察
神に捧げた思いの見えない左目だが
最近右目も老眼に悩むようになり困っている。
それで右目のコンタクトレンズの度を車の運転ができる最低限の
視力0.7に落してなんとか日常生活に対応している。
その話を聞いていた友人が神在月の出雲神業ついでに
『目を灌ぐ』祈願の提案をしてくれた。

実は出雲周辺には目の神様がいるようである。
ちなみに筆者が祟られている方の歯の神様は不在のようだ。

まず有名なのが一畑薬師で「目のお薬師さま」といわれる。
そこの石造薬師如来の像の手に薬壺があり
醫王泉という井戸から引かれた水が出てくる仕掛けで
これを飲んだり塗ったりすると霊験あらたかという。

韓竈神社の近くの鰐淵寺も推古天皇の眼の病を治した霊験談が残る。
智春上人が当地の「浮浪の滝」に祈り
巖間より漏出する霊水を奉ったところたちまち平癒されたので
祈願成就のお礼に建立された勅願寺となっている。
ここにも薬師瑠璃光如来が祭られている。

意宇六社の一つとされる真名井神社の由来とされる眞名井の滝が
真名井神社のすぐそばにある。
眞名井の滝は滝壺で汲まれた水が古来より出雲国造の神火相続式や
新嘗祭の際に用いられたとされる霊水とされる。
ここの滝は出雲三大ガッカリの一つではあるが、
滝部分から塩ビ管で水が引かれているので飲むことも目を灌ぐことも出来る。
滝としての見どころはともかく霊水の味の方は
ミネラルたっぷりでとても美味しいし霊験も現かと期待したい。



出雲国‎一宮‎の熊野大社の上の宮跡の巨大な岩から滴り落ちる雫の
「明見水」もとても貴重な聖水である。
これで眼を洗うと悪いものが落されて目が良くなる。
実際に目を灌ぐとスッキリ感が半端なかった。



米子の賀茂神社天満宮の宮水は霊験あらたかな祈願の水という事で
今回は目の祈願としてこの水で目を灌がせていただいた。
この宮水は八十八になっても子を孕ませる霊力があったので
この霊験談から米子という地名が付けられたそうである。
『米子の秘密PDF』
ここの摂社に竹内神社があるがとても輝く神社なので参拝するといい。
ちなみにこの神社ではオリジナルキャラクターとして
「いつきくん」というものが創られている。



月山富田城跡は尼子氏の居城する山城なのだが
小高い山のかなり上の方となる七曲り途中に山吹井戸がある。
水が枯れることは無いと言われ
難攻不落な城の一因がこの湧き水にある。
井戸と言っても深さ15cm程度で飲む気にはなれない。
この山頂には築城以前から所在したと伝えらる勝日高守神社があるので
御神水であることには間違いないのだが
目に効果があるかは定かではない。
当方一言「こりゃあ結膜炎になるわ。」



玉作湯神社の境内の裏手の湯山主之大神の「願い石」のところに
「御神水真玉の泉」が湧き出ている。
石を撫ぜて御神水で目を灌ぐと2重の効果が期待できる。



私見であるが、本来の湯山主之大神とは足名椎の子供の櫛名田比売命と
建速須佐之男命の間の子である八島野命のことであろう。
清之湯山主三名狭漏彦八島野命=蘇我能由夜麻奴斯弥那佐牟留比古夜斯麻斯奴
という表記から推察すると八島野命は建速須佐之男命が
蘇我系の櫛名田比売命の養子となって産んだ子のように受け取られる。
ちなみに『先代旧事本紀』では八島士奴美神の別名を大己貴神としているそうである。


余談ではあるが筆者の歯に関しては因縁の大和神社摂社の歯定神社の
『歯の御守』がやっと大和神社から頒布された。
今年の夏の参拝時にこの『歯の御守』を戴いてきた。



大和神社近くの中山大塚古墳の一部が削られて御旅所坐神社(大和稚宮)と歯定神社があり
歯定神社には少彦名神が祀られている。
中山大塚古墳は渟名城入姫命の塚とされる。
渟名城入姫命といえば、祟られた姫として名を残している。
崇神天皇もしくは垂仁天皇が渟名城入姫命に倭大国魂神を祀らせた。
しかし、渟名城入姫命の髪は抜け落ちて体も痩せてしまったため、
倭大国魂神を祀ることが出来なかった。
それで市磯長尾市に祀らせたという話が日本書紀にある。
たぶんこの塚は祟りの封印を少彦名神を使って丸ごとしているものと考えられる。
『大和神社参拝記 No124』にこの件は記載している。
またこの時に市磯長尾市の祭祀がきちんと為されていないことを嘆いていたが
今年夏の参拝時には大和神社の祖霊社が立て替えられていて
新しい由緒書きには市磯長尾市も祀ると付け加えられていた。

  

さてこの話を持ち出したのは『大和神社参拝記 No124』にも添付している
御旅所坐神社(大和稚宮)の由来の看板の件である。
『天照大神の候補 No130』にて須治比賣=天照大神=伊怒比売という話をしているが、
この伊怒比売は委奴国(ゐぬ国)の女王ではないかとの推論を今後検討したいからである。











コメント (21)
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