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2017.4~9 酩酊し、大いびき+無呼吸→睡眠時無呼吸症候群か→一大事、病院へ

2017年10月09日 | よしなしごと

酩酊し、大いびき+無呼吸→睡眠時無呼吸症候群か→一大事、病院へ

 本人は自覚がないが、昔からいびきをかくことがあった、らしい。とくに疲れ切っているときや飲み過ぎたあとはいびきが出やすいようで、カミさんから何度か苦言を呈された。
 今年の春先、まだ寒さが残る4月のある日、懇親会ですっかり酩酊した。翌朝、カミさんがひどいいびきだった、そのうえ、呼吸がしばらく止まって、大いびきで呼吸をし始めた、それが何度か繰り返され、とても眠れなかった、診てもらった方がいいと言われた。
 インターネットで無呼吸を調べた。多くは「睡眠時無呼吸症候群」で、寝ると喉や舌を支える筋肉が弛緩し気道が狭められて無呼吸、低呼吸になり、いびきをかくようになる病気らしい。酔うと筋肉が緩みやすくなる。年を取っても筋肉が緩みやすくなる。年を取る+酔うとダブルで筋肉が緩むから、いびき+無呼吸がひどくなるようだ。

 急ぎ無呼吸を診てもらえる医院を探した。意外と数ない。定期的に診てもらっている総合病院のHメディカルセンターに問い合わせたら、スリープサロンで診ているとのことだった。スリープサロンは予約制のうえ、かなり混んでいて、1ヶ月ほど先の予約になった。それまで深酒に注意し、いびきをかいても迷惑をかけないように寝場所も変えた。
 1ヶ月ほど経った5月、スリープサロンで診てもらった。状況を聞いた医師は「睡眠時無呼吸症候群」と考えられる、おそらく老化により筋肉弛緩がすすんでいて、酩酊が重なったため症状が悪化したようだが、別の病気が原因の場合もあるので、簡易検査器でいびき・無呼吸を調べることになった。
 さっそく計測器一式が渡された。

 寝るとき、腕に計測器を巻き、人差指と鼻にセンサーを付けて一晩計測するだけなので、負担はない。いつも通りがいいだろうと考え、晩酌をしたあと、計測器を付けて寝た。翌日、データが保管された計測器を病院に届けた。

 およそ2週間後に検査結果を聞いた。7時間睡眠中に30回以上、1時間に5回以上の無呼吸は睡眠時無呼吸症候群に該当し、1時間あたり30回以上であれば重度、1時間あたり30回未満~5回以上であれば中度と判定され、医学的な対処が取られる。1時間あたり5回未満であれば軽度で、経過観察だそうだ。

 結果は、11.3回/1時間だった。無呼吸が日常的に起きていることが判明し、がっくりした顔になったらしい。担当医は励ますように、重度であれば精密検査のうえ必要ならば無呼吸を防ぐための手術になるが、11.3回/1時間は軽い中度なのでマウスピースで対処できる、とマウスピースをすすめてくれた。
 無呼吸が頻発すると脳が酸素不足になり→無意識でも酸素補給のために大きく呼吸しようとし→脳は覚醒状態になって→いつも眠気や倦怠感を感じ、集中力が低下する症状が現れるそうだ。さほどの眠気・倦怠感・集中力低下は感じないから、軽い中度なのであろう。
 顔を横に向けて寝ると、無呼吸が緩和されるそうだ。そう言われてみると、横向きで寝ることが多かったことに気づいた。無意識に、呼吸の楽な横向き寝になっていたようだ。

 スリープサロンから、同じHメディカルセンターの歯科口腔外科に連絡を取ってくれた。歯科口腔外科も予約制で混んでいて、1ヶ月ほど先の予約になった。
 6月半ばの当日、スリープサロンの結果を読んだ担当医は手慣れた様子で=それだけ無呼吸症候群が多い?、マウスピースの型を取った。無呼吸を緩和させるには気道を確保すればいい。そのために下あごを少し前に出したマウスピースを作るそうだ。

 7月下旬、マウスピースができた。マウスピースを口にはめると、上あごよりも少し下あごが前に出た状態で口が固定される。口が固定されるから、話や咳・くしゃみができない。もちろん飲み食いもできない。少々窮屈になったが、無呼吸緩和のためだから、やむを得ない。

 およそ1ヶ月、すっかり慣れた9月初旬、マウスピースの効果=無呼吸緩和を診るために、簡易計測を行った。今回は、マウスピースなしで一晩、マウスピースありで一晩計測した。飲酒の影響を考え、2日間酒を控えて計測をした。
 その結果、なんと!!、マウスピースなしで4.5回/1時間、マウスピースありで4.2回/1時間だった!!。
 小数点以下は誤差の範囲だから、マウスピースの有無にかかわらず5回未満/1時間になる。担当医も驚き顔になった。11回/1時間の初回は飲んだあとの計測、今回の5回未満/1時間は2日間は飲まずに計測したと話したところ、担当医は納得し、特段の治療は要しないが、飲酒、体調に気をつけること、マウスピースはいびきや歯ぎしりを抑える効果もあり、飲酒したあとは無呼吸が出やすいので、自己判断でマウスピースを付けること、1年後に経過観察をするとの診断になった。

 無呼吸の症状が軽くて安堵した。5回未満/1時間とはいえ無呼吸が起きているのは事実なので、その後もマウスピースを付けて寝るようにしている。
 いびき、無呼吸はなかなか自覚しにくい。眠気や倦怠感を感じる方、集中力が起きない方は、家族にいびき、無呼吸を確かめてもらい、適切な対処を。

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