yoosanよしなしごとを綴る

つれづれなるままにパソコンに向かいて旅日記・斜読・よしなしごとを綴る

2017.9 初めての日本橋クルーズ、日本橋川から豊洲運河・朝潮運河、東京港、隅田川を巡る

2017年10月04日 | よしなしごと

2017.9 東京を行く 日本橋クルーズ  /東京を行く 日本橋+日本橋クルーズフルページ

 クルーズ船出航の時間が近づいてきたので、船着場に戻った。12時半、30名ほどを乗せて出航する。ガイドが日本橋を見上げながら、要石や関東大震災のときの焼けた跡、ライオンがのべで32頭飾られている、などを紹介するうち、江戸橋、鎧橋、茅場橋を過ぎた。茅場橋を過ぎ、湊橋(前頁写真)の手前で、日本橋川から右手に亀島川が分かれるが、船はそのまま隅田川に向かって下っていく。
 
右手にミツカン酢の大きな建物が現れ、ガイドが酒粕から酢を作り大いに栄えたと紹介した。かつての川端は、そうした水運、海運の倉庫群や企業、工場が軒を連ねていたようだ。跡地の再開発で、次々とタワービルが建ち、風景が急速に変わっているようだ。
 豊海橋をくぐると、隅田川に合流し、日本橋川は終わる。日本橋川は比べると狭く、護岸が高いうえに大きなビルが護岸ぎりぎりまで建て連なっていたから、隅田川に出ると風景が広々としてくる(写真は隅田川+レインボーブリッジ)。東京湾から風が上ってくるのか、風が強くなった。
 永代橋をくぐり、隅田川を横切って、運河に入った。豊洲運河というらしい。石川島播磨重工の跡地にはリバーシティと呼ばれるタワービルが建っている。工事用のクレーンが見えるから、日々、風景が変化していくようだ。相生橋をくぐり、佃水門から朝潮運河に入った。タワービルが並ぶが、ビルとビルのあいだは緑地、空地が広がっているから、見通しはいい。清月橋、黎明橋をくぐる。その先に豊洲に抜ける環状2号線がかかっている。いわゆる豊洲移転問題が解決していないため未開通になっていると、ガイドは言葉を濁しながら紹介していた。

 運河を抜け、東京港に出る。風が一段と強くなり、波も少し出てきた。オリンピック村の工事を眺めた先で船はUターンし、日の出桟橋、浜離宮恩賜庭園を眺めながら、隅田川に入る。築地市場にはトラックが並んでいる。かつては船で魚を運んだので船着場として整備されたところを、いまはトラックが使っているので、使いにくいそうだ。豊洲か築地か、方針は早く決めた方が良さそうだ。
 かちどき橋をくぐる。子どものころ、かちどき橋の跳開をわざわざ見に来たことがあった。築地川の歩道から見ていると、遮断機?が下り、ゆっくりと橋が上に跳ね上がり、ほどなく大型船が通過し、またゆっくりと橋が下りて、車が走り出した。それだけのことだが、子どもには驚きだった。いくつのころか?、60年も昔か?。
 記憶を辿っているうちに、佃大橋をくぐり、亀島水門から亀島川に入る。風景が狭くなった。いくつか橋をくぐり、日本橋川に戻る。ガイドが証券取引所など近場の見どころ紹介しているうち、船着場に着いた。およそ60分の初めての日本橋クルーズ、新しい風景のあいまに古い記憶も思い出され、いい体験になった。ガイド、船長にお礼を言って、船を下りる。

 船着場の近くに、日本橋川を見下ろせる和風ぽい料理屋・豊年萬福があったので、ここでランチを取ることにした。メニューから魚編を選んだ。日本橋魚河岸発祥の地であり、築地市場にも近い。新鮮だった。

コメント
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