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時事ひとりごと - 45 (新型コロナウィルス 接触8割削減)

2020-04-10 00:37:28 | 時事ひとりごと


世の中のコロナ騒ぎが嘘のように麗らかな春の日が続いています。
日本では緊急事態宣言で「接触8割削減」を目標としているようですが、具体的にはどうすれば良いのか伝わってきません。

感染予防にはソーシャルディスタンスを保つことが有効であることは今日の地元紙に掲載された記事が証明しているかと思います。


私が住むNRW州のグラフですが、倍加速度(感染者数が2倍になるまでに要する期間)が12.2日まで伸びています。
基本再生産数(一人の患者が平均何人の未感染者に伝染させたかを表す指標)は先日1人と記述したような記憶がありますが、
実際には1.2人だそうです。これが1人以下になるのが望ましいのだそうですが、この指標も改善されています。
Covid-19の感染者数に関してドイツでは好転の傾向がみられるといえるでしょう。

ドイツで外出規制、接触制限が開始してからほぼ2週間半が過ぎようとしています。
これまでソーシャルディスタンスを順守しているかどうかは警察が監視していました。
違反者には以下の罰金が課せられます(金額は各州毎で若干違っているようです)。
これはここNRW州の場合です。


例えば2人以上集まっているのが見つかった場合にはひとりあたり200€の罰金です。
公共の場でピクニックやバーベキューをしているとひとりあたり250€の罰金です。
禁止されている病院や介護施設を訪問すると訪問者ひとりにつき200€が課せられます。
禁止されているホテルやレストランが違法に営業している場合は最高5000€の罰金です。
また10人以上の集会では最高5年の禁固刑が課せられます。
これは一部です。

私の周辺で罰金を支払わせられたという人の話は聞きません。
けれども公園内はよくおまわりさんが巡回しています。

またスーパーは買い物カートがないと入ることができません。
私が行くスーパーは入場者数が25人に制限されているので、店外には買い物カートが25台しか置いてありません。
スーパーの床には1.5m毎にテープが貼られていて、前のお客さんに近寄れないようになっています。

このような行動制限が結果として「接触8割削減」になったのかもしれませんが、
目標だけで具体例が示されないとなかなか達成するのは難しいのではないでしょうか?

ドイツでソーシャルディスタンスが比較的順守されているのは、罰則規定があり、罰金を支払いたくない、
というよりも状況がかなり深刻であり、政府も真剣に取り組んでいるということが国民に伝わったからではないかと思います。
コメント (2)
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