登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

尾瀬・湯の小屋から笠ヶ岳

2018年07月16日 19時17分17秒 | 尾瀬・上州武尊
H30年7月15日、湯の小屋から笠ヶ岳(2058m)を歩いてきました。

笠ヶ岳は尾瀬の山域の最西端に位置しスゲ笠のような端正な円錐形の山姿をしていることから、この名が付いたとか。
高山植物の宝庫として知られ、夏の開花期には東斜面一帯が彩られる。
登山口は鳩待峠口(片品村)と湯ノ小屋温泉口(みなかみ町)があるが、今回は湯ノ小屋温泉口からとした。

湯の小屋登山口5:00~林道出合(車止め)~7:50咲倉尾根避難小屋8:00~片藤沼9:00~9:20笠ヶ岳(昼食)10:10~片藤沼~咲倉尾根避難小屋~林道出合(車止め)~13:15湯の小屋登山口
8時間15分の山散歩でした。

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日光、奥利根ゆけむり街道廻りで自宅から182キロ(一般道)


照葉荘前の道路の膨らみに駐車(車中泊)。右の赤い看板の先の分岐が登山口


駐車位置から20mほどの位置に登山口、道標がある。


登山口から直ぐに教会の前に出る。前日に神父さんに登山道を教えて頂いたのですんなりと


教会の前から林道のような道を登り行くと車道に出た。車道を行き湯ノ小屋トンネルの手前から登山道に入る。
トンネル手前の階段に取り付く。小さく道標がある。


山道に入ると倒木が道を塞ぎ難儀するが、乗り越えると快適登山道


また車道に出る。この出合いは道標もなくわかりにくい復路は要注意。
車止めを跨いで越える。この先に見えるT字路から山道に取り付く。


T字路の斜面に鉄製の階段があり取り付く。道標もある。


山道は明瞭、ブナやカエデ、トチノキなどが多く見られる。
自然林の中の登山道で直射日光は遮られ暑さが和らぐが蒸し暑い


小さなアップダウンを繰り返し、急斜面を登り一気に標高を上げると


このルートのランドマーク、咲倉尾根避難小屋に出る。
このルートの約2/3の位置、先がみえてきた。


避難小屋の広さは3畳ほど、扉は壊れコンクリート打ちっぱなしの床


避難小屋の裏からは上州武尊山が大きく見える。


避難小屋先の尾根からチラッと笠ヶ岳の頭が見えるがはるか先


避難小屋からの山道はこれまでの山道とは大違い、倒木、笹薮、泥濘が行く手を遮り難儀する。
この倒木は乗り越えるのは難しい、迂回する。このような倒木は2ヶ所だったかな


時折、背の高い笹薮に覆われて難儀な歩きになる。笹には露がたっぷりとズボンはビショビショ


笹藪を過ぎると綺麗で小振りの蛍池


蛍池付近からは前方に笠ヶ岳が見え隠れするが湿地帯の中を歩くので靴も泥まみれ


湿地帯の中にはタテヤマリンドウが多くみられる。


片品村とみなかみの藤原の境に位置するので名付けられたといわれる「片藤沼」に着く
沼越に至仏山、燧ヶ岳が見られる絶景位置にある。


片藤沼からわずかで森林限界に出るとゴツゴツした笠ヶ岳がスッキリと


笠ヶ岳と至仏山への分岐


お花畑の中を登りつめると笠ヶ岳山頂。好天に恵まれ360度の絶景です。笠ヶ岳は20年ぶり。
ここまではハイカーと出会うこともなかったが、笠ヶ岳では多くのハイカーが訪れる人気の山でした。


平ヶ岳と燧ケ岳を左右に従え、小笠-悪沢岳-小至仏山-至仏山へと続く稜線


上州武尊山方面。眼下には片藤沼が確認できる。


谷川岳、巻機山方面。眼下にはスタート地点近くの奈良俣ダム


山頂で昼食をとり絶景を楽しみ下山とする。
笠ヶ岳の山肌はお花畑、花を見ながらゆっくり下山。タカネナデシコは多くみられました。






イブキジャコウソウ


ミネウスユキソウ


クルマユリ


ニッコウキスゲ


湯の小屋方面の案内を確認し往路を戻る。


好天にも恵まれたこの日、絶景と花を楽しめた。
平地では猛暑続きであったが、ルートの9割程度は木陰の尾根歩きで涼しく歩け良かったです。