なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

書きたいことを書く...

2023年11月18日 | Music & Life 

こんばんはZUYAさんです(←※今夜は冒頭の顔文字は控えます)  

今回は多くの方々が待ち望んでいる旅日記の「Vol.5(完結編)」を書き上げるつもりでしたが、気が変って本来あるべき音楽ブログを中心に書かせて頂こうと思います

 

まさか2夜続けて悲しいお知らせに心を突き上げられながら、ブログを更新するとは思いも寄りませんでした。ええ皆さん既にご存知だと思いますが、ZUYAさんが高校生の頃に200万枚を超える大ヒットを世に送り出したミュージシャンのまさかの訃報に驚愕しています

もちろん彼の音楽はZUYAさんの奏でる音楽とは全く違いますが、時々書いているようにZUYAさんが10代の頃に音楽に興味を持つキッカケになったのはBilly Joelでした。彼はそのビリー・ジョエルに衝撃を受けて、“ピアノによるロック”の路線へと入って行ったそうな。何と言ってもあの大ヒット曲は、モロにビリーの影響を感じますね(特にコーラスの付け方やバスドラなんて...)

そして彼が初めて衝撃を受けたと言うビリー・ジョエルのアルバムを今夜は紹介します

 

 

1978年に発表された「52nd Street(邦題:ニューヨーク52番街)」

ビリー・ジョエルにとっては、初めての全米チャートで1位になったアルバム。本作でビリーはグラミー賞も獲得しました。シングルカットされた「My Life」や「Honesty」は皆さんご存知だと思います。ちなみにこのアルバムは世界で初めて商業用CDとして発売されました

でもZUYAさん個人的には彼の大ヒット曲から連想されるのは、83年の「An Innocent Man」かなぁ

 

 

話題に便乗したブログだと思われたくないので、あえて彼の名前を出したり作品名を出すことは控えました。ZUYAさんを可愛がってくれている先輩ミュージシャン達がやはり60代前半なので、こういうニュースが入って来るととてもドキリとします...とにかく彼のご冥福をお祈り申し上げたいと思います

 

          

 

では“ビリー繋がり”で、もう一つトピックを書かせてください

昨日(木曜日)の休日。お昼にランチに訪れたのは家から歩いて30分ほどの文京区向丘にあるCafe「Love Me Tender」。ええ知る人ぞ知る日本におけるElvis Presleyとロカビリーの第一人者であるビリー諸川氏が経営するお店です

ZUYAさんが昔よくプレイした赤羽のライブハウス「WOODY」のスケジュールでも、よく名前を拝見していました。そして数ヶ月前に、とある方から文京区でお店やっているよと聞いていたので、欝々とした気分を払しょくするために訪問してみたわけです

有名人なのに気取らずとても気さくな方です。そして奥様がとっても素敵な方(かなりの美人!)。そこで頂いたのがビール数杯とホットドッグでしたが、このホットドッグがまた北米のそれを彷彿させるほどメチャクチャ美味しかった

 

 

 

 

ビリー(諸川)さんと再訪(再会)を約束したので、また近々訪れてみます。でもギターを持っておいでって言ってたなぁ...

 

          

 

今夜は比較的早く帰って来れたので、お米を研いで炊いたりおかずを数種作ったりする余裕がありました。家人は今宵は遅いと事前に聞いていたので、独りで先に頂きました~

 

 

メインは鰤の塩焼き。そしてベーコンと白菜の炒め物。副菜はエノキと油揚げの卵とじとほうれん草の胡麻和え。お味噌汁は豆腐と玉ねぎを赤だしで作りました。ご飯はもち麦入りです

 

 

          

 

さて次回こそ、旅日記を完結させようと思っています。月曜日になるかなぁ、次の更新は~

皆様、楽しく明るい週末を~  

Have A Good Night,Folks!

 


孤高の旅 ~その時君は何を見る~ Vol.4

2023年11月17日 | 
本編の前に
 
自身の北米での生活への未練から、幾人かフォローさせて頂いているブログがあります。その内の1つのブログで、悲しいお知らせがありました。別の事情により暫く更新されておらず再開を心待ちにしていたところ、まさかの...
 
ちょっと心に刺さってしまいましてね...その飼い主さんと愛犬の心の通いをいつも感じながら読んでいましたもので...いつも書いていますがZUYAさんは“死”と言うものを、とても繊細に感じ取ってしまうので...
 
そのブログの最後の方は愛犬との末期の交流を書かれており、それを読んだら自分のブログがあまりにも稚拙に感じてしまい(特に今回のように楽しめなかった旅をあえて旅日記として書くということも...)、なんか全部消してしまおうかなぁとまで考えてしまいました...
 
今日は休日でしたので、気分転換に昼に散歩をして美味しい物を食べてたら少しは気分が晴れて、覗いてくださる方々やコメントまで残してくださる方々のためにも、やはり最後まできちっと書き上げよう改めて心に決めましたよ
 
フミちゃん、安らかに~
 
 
今日のランチはホットドッグ!
 
 
改めまして、こんばんはZUYAさんです
 
そんなこんなんで佳境に入っている旅日記を続けて参ります。これだけの時間差で綴るのはZUYAさんにしては珍しいことです(2018年の北米への旅以来?)。いつもは直ぐに綴るのに、やっぱり満足しない旅だったから? 
 
ではご覧くださいませ
 
 
 
 
今回の旅は最初に小鹿野町にある須崎旅館に泊まると言うことを決めて、そこから旅のプランを作りました。この旅館は明治40年創業、116年も続く老舗の旅館。その魅力は何と言っても程良いサイズ感の宿で、気取る必要は全くないところかもしれません
 
そしてZUYAさんにとって一番都合が良いのは、大浴場が夜通し利用できると言うこと。ご存知の通りZUYAさんは晩酌を“ほどほどにする”ことが出来ないタチなので(特に旅先では)、必ず眠ってしまうのです。そして夜中に起きてお風呂に入るのが好きだから~ 
 
さて城峯山の登山口からトータル20kmほど歩いて、2年ぶり4度目の須崎旅館に到着したのは、2023年11月6日(火)の16時頃でした
 
 
女性は好きな浴衣を選んで着られます
 
 
先ずはフロントで宿泊者名簿を記入しながら、従業員の方々と談笑。雨の中を城峯山を登ってから歩いて来たと言ったら驚きのようでした。大雨の上にかなりの距離がありますからね。そしてお決まりの宿の利用の説明を受けます。もう何度も来ているのでわかっているから大丈夫ですよと言おうとしたが、あんまり常連ぶるのもなんなので、おとなしく説明を聞き始めました
 
 
が...
 
 
まさかの一言に今度はZUYAさんが驚愕しました。
 
「大浴場の利用は夜は23時までで、朝は6時からです」
 
 
え~~~~~!!
 
 
変ってしまったんだ...これが一番の楽しみだったのに...
 
無理もないですよね。宿泊客が少ない時でさえいつも夜通し沸かしていましたからね(いくつかの部屋はバス・トイレ付きだし...)。でも...
 
 
 
 
とにかく部屋に行って荷物を置いて、ひとっ風呂浴びることに。ZUYAさんはいつも2階のトイレの前の部屋をあてがわれるのですが、今回は初めての3階の部屋に。どうやら2階の部屋は数部屋をぶち抜いてスィートルームを作られたようです
 
風呂上りはフロント前のロビーへ行って瓶ビールを頂きます(これも恒例)。ここで女将さんが登場し久しぶりのご対面なので挨拶を交わし、最初の一杯は女将さん自ら注いで頂きました。そしてサービスでイノシシのサラミも。美味でしたよ~
 
 
(スマホにて)
 
 
今回は予約をするのがぎりぎり過ぎたので、夕食付きのプランは取れませんでした。でも勝手知ったる小鹿野の町、特に食事は困りません。外に出ていつもは地元の人しか集まらない「鷹」というホルモン焼き屋に行くのですが、この夜は定休日のはず。もう一軒、いつも宿泊する日(たいてい月曜日)が定休日と重なっていた十輪寺前にある焼鳥屋さん「鳥一」に初入店~
 
 
 
 
カウンターだけの小さなお店(奥に一組様だけの小さな座敷もあるようです)。この店には名物おばあちゃんがいるはずでしたが、この夜はお見かけならず。代わりに酷く不愛想なおばさんがいました。あまりにも不愛想なので1杯飲んだら店を出ようかと思ったぐらい。そんなわけでスマホですら写真を撮る気にならなくて...
 
メニューは多くないのですが、特製の味噌をつけて食べる1本80円の焼き鳥と1皿100円(5ヶ)の名物餃子に目がくらみ(舌を掴まれて?)しばらく居座ることに。しかしそこは、“スーパー・マダム・キラー”の異名を持つZUYAさん。ポツポツと会話を始めて、その内止まらなくなりましたけどね
 
ZUYAさんより少し若いぐらいの地元の男性が入って来て3人で話が弾みましたが、流石にZUYAさんは歩き疲れで瓶ビールとお店こだわりの緑茶ハイ2杯で撃沈。焼き鳥10本、餃子1皿、モツ煮、とても美味しく楽しい晩酌になりました
 
もちろん宿に戻るとそのまま布団に倒れ込みました。でも22時に目覚ましをセットすることだけは忘れずに夢の中へ...数時間後、問題なく起きることが出来て大浴場に行き、ようやく髪も洗ってスッキリ。でも眠たくて、そのまままた布団へ。これはZUYAさんにはとても珍しいことです
 
 
朝陽と秩父のシンボルである武甲山を望む
 
 
翌朝、目を覚ますと午前5時。先述の通り大浴場は朝も6時以降しか利用出来ないので、午前6時半に玄関の扉が開錠されるまで布団の中でゴロゴロ。その時間になるやいなや、表に飛び出しました。本来なら雲一つもない素晴らしい青空で気持ちの良い朝なのに、“何で一日ズレてくれなかったのだろう...”と気持ちが沈んでしまいました
 
いつもの散歩コースで町外れにある小鹿神社を目指して歩きます。途中で遠くに見える両神山と武甲山をパチリ
 
 
写真中央の奥にあるのが、3年前に登った両神山(1,723m)
 
 
参拝を済ませたら裏にある鹿公園へ。人の気配を察知して全員(全頭?)にメンチを切られるZUYAさん。この後は町内を流れる赤平川の畔で写真を撮る予定でしたが、2年前にこの地で人生初の職務質問に遭ったことがどうもトラウマで...散歩は短めにして宿に戻って3回目のお風呂タイム
 
 
 
 
 
 
この子も眩しそう...
 
 
さて3日目は全く予定を入れていなかったのですが、ひょんなことから小鹿野町に“本物のカウボーイがいる”と言う情報を知り、その地に向かうことに。チェックアウトしてリュックを背負って、いざ出発(もう登山スタイルの服ではなくラフな服装で~)
 
長くなり過ぎますので、今宵はここまでに致しとうございまする
 
 
To Be Continued ...
 

Have A Good Night,Folks!


秋さんよ、まぁのんびり行きなはれ...

2023年11月16日 | Life

埼玉県小鹿野町にて

 

おはようございますZUYAさんです

旅日記の続きを楽しみにされていた方、ごめんなさいね。昨夜は深酒をしてしまいブログ(下書き)を編集する余裕がございませんでした。まぁ半世紀生きているのですから、それなりに日々色々あるのです。これからもご理解、ご指導、並びにご鞭撻をよろしくお願いいたします(ってお前は政治家かっ!)

ええ書き出しからもわかるように、完全に二日酔いですね

 

(スマホで撮影)

 

昨日は嫌いな“通し”で12時間勤務でした。例のマヨネーズの会社が親会社になって6週間ほど経ちましたが、まぁ“リーマン生活が楽しくなる”はずもなく...ここで職場の内情をつらづらと書くわけにもいかないので

 

昨夜は久しぶりに地元の“本拠地”であるお好み焼き居酒屋「マルジュン」へ。久しぶりと言っても先週以来だけど...

写真に写る小皿はキンピラ。蓮のキンピラをマスターに頼んだら残りが一人前分なくて、代わりに他のキンピラを載せてくれたと言うわけです。何かわかりますか、白い方?

「大根のキンピラ」

もう美味くて酒が進んじゃいましてね。後は牛スジ煮とチラッと写り込んでいる鯖焼き。ええ例によってお好み焼きにまでは至りませんでしたよ

大根のキンピラ、コツを教えてくれたので近々作ってみます

 

秩父にて(スマホ撮影)

 

さて秋をすっ飛ばしてしまいそうな勢いで...って言うか、夏が長過ぎましたからね。ご存知の通りZUYAさんはカナダに住んでいましたが、かの地の“秋の短さ”を思い出しましたよ

そろそろいつものあれをアナウンスしておきましょうかね。最近フォローし始めてくださった方はご存じないと思いますが、当ブログの目玉の一つである 『 七味五悦三会 』。これは江戸庶民の風習で大晦日にその年を振り返って“7つの美味しかったもの”、“5つの楽しかったこと”、そして“3つの良い出会い”があれば、その年は良いものであったと考えると言うのがありました

ZUYAさんはかれこれ十数年、これを意識して年の瀬を迎えています。毎年今頃に考えてみて数が足りなそうなだなぁと思ったら、駆け込みを始めます(笑)。 ぜひ皆さまもご自身で楽しんでみてくださいませ~

 

          

 

さて音楽の話で〆ますね

 

 

The Carpentersを知らない人っているのだろうか。彼らをキッカケに洋楽にのめり込んだ方も多いと思います。RichardとKarenの兄妹のデュオ。いつも2人で一緒にアルバムを制作・発表して来ましたが、1980年に兄のリチャードが健康問題で休業中の間に、カレンが多額の自費を注ぎ込んで制作したと言われる初のソロアルバムが、本作「Karen Carpenter」です 

サポート・メンバーも素晴らしく、Richard TeeやSteve GaddだけでなくBilly Joel Bandのメンバーまでが参加しています(プロデューサーがPhil Ramoneのため?)。カレンの類稀なる歌唱力は変幻自在で、実に聴いていて心地よい素晴らしいアルバムです

ところが、このアルバムは長い間世に出ることはありませんでした。どうやら周囲の人間が、“彼女にはあまりにもロック調過ぎる”、“歌詞が彼女のイメージを悪くするほど卑猥過ぎる”と言った具合いにストップをかけたようですね。中でも一番厄介だったのは、実兄のリチャードだったようですが...(シスコン?)

ところがカレンの死後、90年代にカーペンターズ人気が再燃した時にレコード会社は儲けられるだけ儲けようと思ったのか96年に突如として陽の目を見ることになりました。ZUYAさんは長く古い音源で聴いていましたが。数日前にヤフオクで最新のリマスターの物を格安で見つけたので、ポチッとしました


さて休日です。のんびりします。旅日記も完結させないといけませんね

Have A Good Day,Folks!


孤高の旅 ~その時君は何を見る~ Vol.3

2023年11月15日 | 

“ブルース”

“ブギ”

 

某国営放送の朝ドラで

これらの語が頻出しているそうな

 

誤解しないで頂きたいのですが

日本のその時代のそれらは

いわゆる

ムード歌謡の前身に当たります

 

彼らの奏でる(歌う)それらは

日本独自の解釈であり

ZUYAさんがこよなく愛する

黒人発祥の“ブルース”や“ブギ”とは

ちょっと違うので

そこんとこ、しくよろで~

 

 

こんばんはZUYAさんです

今夜も旅日記を綴りますが、当ブログの本来のトピックは音楽です。そのどちらにも興味のない方がいらっしゃるようなので、今回のスタートは“突撃!ZUYAさんの晩ごはん”をお届けしますね~

今夜はベトナム料理の代名詞である「フォー」 

 

 

通常10%の“社割”が特別に20%になっていた期間に、乾麺のフォーヌードルを買っておいた物を使って、スープはチキンスープをベースにパクチーの茎の部分やらを入れて生姜をたっぷり擦り下ろしました

 

 

副菜は商店街にある中華の持ち帰り専門店で揚げ春巻きを。食べる直前には職場から持ち帰ったパクチーをどっさりと~

 

 

 

後入れのソースはこんな感じです。ちなみに家人は...ですのでZUYAさんが独り先に頂ましたよ

 

 

          

 

では旅日記の続きをご覧くださいませ

 

時は西暦2023年11月7日(火)。2泊3日の旅の2日目の朝を迎えましたが、カーテンを開けるまでもなくザァーと言う無情の音が部屋の中の静寂を乱し目を覚ますことに...

やれやれ...です。寝る前にチェックした天気予報の“明け方には雲は抜けるでしょう”と言う言葉に、よせば良いのにちょっと期待をしてしまっていたので...
 
朝シャンしてから(←死語をあえて使用)、キッチン・スペースへ行き朝食として用意しておいた野菜のカップスープにお湯を注ぎ、TVの天気予報で最新情報を確認しながらお握りを頬張るも状況は良くなるわけもなく、“どうしたものか...”と考えました
 
とりあえず当初乗る予定だった「8時18分のバス」は見逃すことに。もちろんレインウェアは持参して来ていますが、今回の登山は自衛隊の訓練でも山岳救助隊の任務でもないですからね。既に山の上にいて下りて来ないといけないとかならまだしも、まだ登山口にすら行っていないのですから様子を見ることに
 
 
しかし...これで「前乗り(食事代から宿代まで)」が全て無駄になってしまいました。次に乗る予定のバスは10時23分発。これなら家を朝8時に出ても、全然間に合ったのに...
 
さてどうやってあと2時間もここで過ごせば良いのか
 
腕立て?
 
腹筋?
 
スクワットか?  
 
 
この待機は雨の中を山歩きをすることが如何に大変であるかを知っているからこその決断でした。もうずいぶん前になりますが、奥武蔵の伊豆ヶ岳でやはり雨は直ぐに上がるとの情報を信じて登山を始めました
 
ところが滝のような雨が降り出し、視界はホンの数mしかない中を数時間歩くことに。もちろん楽しいわけもなく、ただただ恐怖の思い出しか残っていません。そして今回は奥武蔵とは違い、秩父には確実に熊が...この状況下でそんな世界に飛び込んではいけないわけです
 
 
雨はピークに入ったのか、より一層音を立てて降り続けています。もう気分はだだ下がりで...でも今夜の宿に辿り着くにはこの山を越えて反対側に抜けなければなりません(※最悪、バスで皆野駅に戻って電車で秩父市街地へ行き、そこからバスで小鹿野町に向かうことも出来るが...)
 
窓の外を見てると欝々して来たので、共用スペースに行ってみました。本が色々と置いてあったので物色してみると、「寅さん」の本がありました。ページをめくってみると最初に飛び込んだ名ゼリフの一つに励まされました 
 
こんなこたぁ
 
いつまでも続くもんじゃねえよ。
 
今夜中にこの雨もカラッと上がって
 
明日はきっと気持ちのいい日本晴れだ
 
 
 
 
これは何処かの町で出会った芝居の旅一座が雨のために興行が閑古鳥だった時に、一座の座長に寅さんがかけたセリフだったと記憶しています。ピピッと来まして部屋に持って行き、続きを読み進めました。寅さんの数々のセリフは本当に心に残っていますよね。誰が何と言おうと日本の娯楽映画の金字塔の一つですからね
 
やがてバスの時間が迫り、決断の時がやって来ました。装備を再確認して上下にウィンドブレーカーを着込みました...
 
 
登ってやる!!
 
 
 
 
宿を出てバス停でバスを待っていると、雲の合間にチラッと青空が見えました。これはいけるかもと期待に胸を膨らませてバスに乗り、前日に訪れた秩父華厳の滝を通り過ぎて、更に奥へ奥へ上へ上へと進んで行きました。登山口のある「西門平」と言うバス停で降りると、道は見えどもどんよりとした雲の中...
 
もう後戻りはない、人生と同じだぜ
 
と心を奮い立たせて登山道へ入って行きました
 
 
 
 
(スマホにて)
 
 
 
 
ちなみにこの辺りは平将門の伝説が残る地のようです。登山口付近に掲げられた“素敵な看板”を横目に見ながら、山に入って行くZUYAさん。登山道へ入ると再び雨が降り出し、深い霧に包まれました。足元はドロドロで滑りやすく歩幅を小さくしての歩みとなりますが、沢蟹たちが頻繁に横断しているので彼らを踏まないように歩くのは大変でしたよ
 
本来ならそれよりも心配しなければならないのは熊ですよ、熊。でもこの雨(とその音)、深い霧で熊鈴なんて何の役にも立ちません。視界は数メートル...もう“出て来たら熊鍋にしてやる!”と言う気持ちでひたすら歩き続けました
 
 
 
 
雲の中に入ると薄くなったり濃くなったり、その合間を狙って写真を撮りましたが、如何せんカメラは雨に弱いですからね。ここで更にカメラまで壊れたらもう...
 
そしてカメラどころか眼鏡も曇りっぱなし...いったい何の罰ゲームなんだろう。いつも通り自問自答の時間が始まりました
 
 
 
 
一つ目のピークに到達すると雨が止みました。でも変らず雲の中にいるのには間違いないので、ササッと写真を撮って更に進みました。念願の城峯山の山頂にある電波塔に着いたのは、12時20分頃。取りあえず目標達成です
 
さて電波塔にある展望台からの景色は...
 
 
 
真っ白~
 
 
本来なら両神山などの秩父連峰から遠く八ヶ岳、筑波山と言った具合いに四方絶景が観られるはずなのですが...
 
 
 
 
 
 
 
 
 
な~~~~~~~~~にも見えない  
 
何しに来たんだろう、俺...
 
 
 
 
雲が切れるかもしれないと15分ほど待ってみましたが、諦めて下山することに。少し下ったところに城峯神社なるものがあるのでそこで暫しの昼休憩とすることに。その神社に着いた頃になって下界の景色が少しずつ見え始めました
 
神社の敷地内にはキャンプ場があるのですが、人っ子一人おらず、もちろん熊もいない。持参したカロリーメイトでランチタイム  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここから宿までの道のりが長くてですねぇ、3時間はかかる想定。なので未練をたっぷり残しながらも、表参道から山を下り始めました。登りと違って雨も霧もないから実に歩きやすい(既にレインウエアは脱いでいます)
 
しかしまぁ本当に人に会いません。時々道を間違えているのではないかと不安になるぐらいに。表参道の入口にあたる男衾登山口に1時間程で到達。男衾(おぶすま)...先週、寄居の七福神巡りで覚えたばかりの読み。また再登場するとは...
 
 
 
 
 
 
ここから今夜の宿である小鹿野町・須崎旅館までは約12km、ええ歩くしかないのです。ようやく舗装された道に出たものの、廃墟となった家が並ぶだけ...神社の鳥居がある地区まで来てようやく人々の生活感を感じるようになり一安心。小鹿野町までの道中は紅葉もあまり進んでおらず、まぁ退屈な歩きになりました。皮肉にも空には青空が...
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ようやく懐かしい2年振り4回目の須崎旅館に到着したのは16時過ぎ...何とか無事に初志貫徹でやり遂げましたよ。さぁここからはいつもの馴染みのある小鹿野町。のんびりしてやるぞ~と元気が出て来ました
 
 
 
 
 
 
更なる...
 
 
明日は早番なので、今宵はここまでに致しとうございまする
 
 
To Be Continued...
 
 
Have A Good Night,Folks!
 

孤高の旅 ~その時君は何を見る~ Vol.2

2023年11月14日 | 

今日は東京でさえ

寒い一日でしたね

 

ランチを食べに行く時に

洋服ダンスから選んだ上着は

高校1年生の時に

初めてのアルバイトで買った

ライダーズジャケット

 

まだまだ愛用中です

 

 

こんばんはZUYAさんです

今宵も旅日記の続きを綴りますね~ 

 

 
 
時は西暦2023年11月6日(月)の夕方4時頃。2泊3日の旅、最初の宿泊地に到着しました。何度か訪れたことのある秩父の山中にある日帰り温泉施設「満願の湯」、その隣にあるのが「働Co-living みなの subako」と言う宿泊施設
 
おそらくコロナ禍で思いついたのではなかろうかと言う、“コワーキング”をコンセプトにしてキッチン、ワーキングスペース、シャワーなどは共用として宿泊出来るようになっている、言わば“現代版ユースホステル”!?
 
従業員等は滞在せず玄関でテレビ電話でチェックインを済ませると、指示されたキーボックスから自分の部屋の鍵を取ると言うシステム。各部屋にはどういう訳か文豪の名前が付けられていて、ZUYAさんは恥ずかしながら「宮沢賢治の部屋」に泊まることに~
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ご覧のように部屋は綺麗にされていて、余計な物は一切ありません。つまりはお茶のセットやらTVや冷蔵庫と言った宿に定番として置かれている物が一切ないのです。ベッドがわざわざ囲まれているのは、ZOOM(でしたっけ?)等のネット会議等で映りこまないようにする配慮からですかね。そぉ、“PC持ち込み”が前提のようですね。だいたい現代の人々は皆さんPCやらスマホで済ませますからね
 
トイレは部屋にありますが、やはり冷蔵庫がないのが気になりました。まぁ翌朝の朝食用にお握りを持っているだけなので、一晩ぐらい常温でも良いのですが...(※共用キッチンに行けば、共用の冷蔵庫はあります)
 
 
 
 
 
 
 
 
館内探索ついでに、そのキッチン・スペースへ行ってみた。一通り揃っているので材量さえ持ち込めば自炊も出来ますね。そして冷凍食品や簡単なスナックも売られています(お金は性善説を信じて、料金箱に入れてもらうシステム)
 
ZUYAさんは自販機でハイボール缶を買い、少し部屋でボォ~としながら窓の外を眺めていました。とは言え時間は17時。山あいでは夜の訪れが早いので手持無沙汰になり、隣の湯処へ行くことにしました
 
本来なら満天の星空なのでしょうが、空は厚い雲で覆われています。隣接はしているけど同じ経営会社でもないようなので、湯処への入口は随分と遠回りしないといけません。カウンターでついつい250円払ってレンタルタオルセットを借りてしまったけど、部屋に置いてあったの持って来れば良かった...もうランチタイムから金銭感覚崩壊していますね~ 
 
 
 
 
こちらの「満願の湯」は何度も来ていて、わりとお気に入りなのですが平日の山奥では賑わいはありません。それでも大学生だかなんだか若い連中が露天風呂を占拠していましたが...
 
他にすることもないので、いつもより長めに湯船に浸かりましたよ。風呂から上がると館内の食事処へ直行、過去ここに来た時は車だったので、今回初めてのアルコール・タイムです
 
でも...ちょっと悲しいレベルのお味
 
 
※以下、館内での写真は全てスマホで
 
 
風呂上りは生ビール(高いよぉ...)
 
 
 
 
 
 
 
 
豆腐サラダともつ煮
 
 
川海老の唐揚げ
 
 
実は今回、宿を決める時に隣町の長瀞にある旅館「養浩亭」と迷いました。以前泊まったことがあるので料理も部屋も露天風呂も悪くないのは知っていますから。でも、なるべく登山口に近くないと“前乗り”した意味がなくなってしまうので
 
日帰り温泉施設の(何組か客はいるものの...)広い大広間で、ポツンと晩酌をしているとやはり後悔し始めました。値段も割高だし...メニューを可能な限り吟味してハズレが無さそうな物を選んで食べましたけどね
 
生ビールとお酒2合を飲み終わると、流石にもういいやと思い売店で部屋用にワンカップと漬物を買って隣の宿へ戻りました
 
 
 
 
宿に戻ると他に幾人かは泊っている気配がしましたが、共用スペースで話に花が咲くとは思えないので、部屋で1杯飲んで早々に休むことにしました。寝ている間に雨雲が去ってくれることを願って...
 
 
 
そして...
 
 
 
目覚めると
 
 
待っていたのは
 
 
土砂降りでした...
 
 
 
 
To Be Continued...
 
 
今回はここまでにしておきます。今日の休日は結局、ランチを食べに駅前まで出向いただけで家で過ごしましたよ。今週もやりたくもない“通し業務”がありますからね。元気を温存しておきます~
 
Have A Good Night,Folks!