なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

北米への旅 Vol.8...

2018年07月19日 | The States & Canada 2018

北米滞在6日目(カナダ滞在4日目)

さて今朝も5時頃に目を覚まし散歩へ

北米に来てから毎朝の日課になっていますな。ZUYAさんは“朝の匂い”の中を散歩するのがとても好きなので、日本にいる時もよく朝の散歩をする。しかしリバーサイドにある素敵な散歩道と言うのはなかなか機会がない。突然飛び出してくる野ウサギや野リスにビビりながらどんどん歩く(この朝はバッテリーが切れてしまい撮影不可能)

ジョガーや犬の散歩をしている人達とすれ違いざまに気軽に“Good morning ”と声を掛け合う。東京だと最近は知り合い同士しか声を掛け合わないような気がする。最近はトレッキングの最中でも挨拶をしない人たちが多いですよね。昨秋、秩父の宿に泊まって朝散歩をした時、カナダのように皆が挨拶を掛け合い心地よかったなぁ


今日の予定は Gina の実家に行く。 彼女もまたカナダに渡った最初期からの親友であり、今はウィニペグから車で8時間くらいのところに住んでいるのだが、ZUYAさんの訪カナダに合わせて遥々やって来てくれたのだ




1999年にカナダに住み始めた頃、とりあえずのお金欲しさに日本食レストランで仕事を見つけたZUYAさん。オーナーは良い人だったのだが、“イングリッシュ・シャワー”とは程遠い日々で上達しない英語に苦悩していた時に、Times Change にお客で来ていた Gina が彼女が働いていた地中海料理レストランに口を聞いてくれたのだ

それだけに止まらず彼女はZUYAさんが農場で働きたくてカナダに来たことを知り、ファーマーである彼女の両親を紹介してくれたのだ。お陰で彼女の両親はZUYAさんの“カナダの父と母”と言えるほどの関係となった

前回はワイフと訪問し1泊したのですが、今回は日帰り訪問。朝10時に Gina が Brad の家まで迎えに来てくれて出発。今回は彼女の愛犬 Igor も一緒で、彼は直ぐにZUYAさんは害のない人間だと察し、道中ずっと膝の上に居座ることとなる


ひたすらまっ平ら


片目は病気で失った Igor くん


カノーラ畑を突っ走る~


Gina が“そう言えば、あなた猫好きだったわよね?今、ファームに凄く可愛い子猫がいるからきっと喜ぶわよ~”と。ほぉこれは楽しみが増えたぞ。Portage La Prairie と言う町で Igor のトイレを兼ねて一度休憩。のどかな駅舎で記念撮影





彼女の実家に到着し、数日前から庭でキャンプしている彼女の姉夫婦とその友達たちと合流。食事は自分で取る形式。気温28℃ぐらいで湿気がない上に芝生の上にチェアとテーブル...天国ですな









何て名前の鳥だろう?




食事を終えて寛いでいると Gina の母 Jolane が猫のことを思いだし、ZUYAさんを猫達の元へ連れて行ってくれた~









きゃ~~~~~~~!!!!

女性のような悲鳴を上げるZUYAさん。こ、これはちょ~可愛い。しかも3匹もいる。パーティに戻るも猫のことが頭から離れず何度か抜け出して観に行きました






夕食は敬虔なメンノナイトである彼らの伝統的な料理をサンデッキで頂く。近年はお祝い事などのスペシャルな料理なのだが、ZUYAさんが来ると必ず用意してくれる。ファーマー・ソーセージにプロギース(中にチーズが入っている)。ソースはルヴァーブとサワークリーム




再会を約束してウィニペグに戻る。これで午後8時くらいかな。明るいでしょ?




彼らは今はこの家を売りに出しているので今回が最後の訪問かもしれない。でもこの素敵な家族にまた会える日を楽しみにしています~



『 北米への旅 Vol.9 』 に続く...

ホーム・シック・ブルーズ...

2018年07月18日 | 


ここは日本~


『 北米への旅 Vol.8 』 を楽しみにされていた方ごめんなさい。ちょっと“一休み”です。異国の話に興味のない方もいらっしゃるようなので...


世間では3連休だったようですが、ZUYAさんは通常通りの“月曜日休み”。ここ数日どうも“ホーム・シック”になりつつあるので、都会から“ワン・デー・逃亡”することに

とは言え、ヘルニアが治まらないので山行は無理なので、軽くハイキング。西武線に乗り飯能の一つ手前の 『 元加治 』 で下車し、暑い最中歩くこと20分で 『 トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園 』 に。付き合わされたワイフは暑さにやられてフラフラに...







トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園の詳細です( ↓ )
https://www.city.hanno.lg.jp/akebono


ZUYAさんはムーミンはあまり詳しくないのですが、“っぽく”作ってあるそうです



          



ブルースの名曲に 『 Stormy Monday 』 と言う曲がありますが


ZUYAさんは“Tuesday”の方が恐ろしい




昨日の火曜日も給料が“大幅アップ!”が告げられたものの


夜は悪酔い...色々とね...



Have A Good Day,Folks!



          





日本に帰って来て以来


トルティーヤに嵌ってます





北米への旅 Vol.7...

2018年07月17日 | The States & Canada 2018




北米滞在5日目(カナダ滞在3日目)


今朝も空が明るくなるや否や散歩に出掛けるZUYAさん。近くの公園に行くとプレーリードックの仲間達がお出迎え~












家に帰り着くと子リスがお出迎え~


          


さて7月1日は 『 Canada day(カナダ・デー) 』。国中がお祭り騒ぎとなり、ここウィニペグでも多数のイベントが開催される。ところが寄りによって午後のサンダーストーム(嵐)の確率が40%近い...

午後は Brad の両親の Dennis & Emily との食事。実は彼らの結婚記念日は同じく7月1日なのだ。連日ハード・スケジュールをこなすZUYAさんだが、昼に90分ほどの隙間を見つけたので大沢師匠に顔を見せてくることに

バイク(自転車)で行ったので滞在時間は僅かに40分ほどでしたが、まぁお互い元気な姿を見せたので良しとしよう。ZUYAさんはとにかく身体を休めねばならない


夕方、 Dennis の家に着いた頃には雨が本降りに

凄まじく叩きつける雨、この世の終わりかと思う程の雷鳴に地響き。久しぶりの体験だが、やはり大陸でのそれはスケールが違う。それでもZUYAさんは眠気には勝てずレストランに行く前に部屋を与えられて少しお昼寝をさせていただいた


ZUYAさんが起きたのを見計らって、皆でダウンタウンにある回転式展望レストランへ。ZUYAさんは住んでいた時も気にはなっていたが一度も行く機会がなく、まさか19年経って初めて行くことになるとはね。あいにくの天気で“売り”である360度パノラマも...

※残念ながらここでの撮影カメラは 『 EXR770 』 です  










ZUYAさんが愛するカナダのビールです~







そして夜はウィニペグ名物の 『 Times Change Sunday Night Blues Jam 』。何十年も続く伝統的なブルース・セッションです。ZUYAさんは19年前にこれに参加したことにより人生が大きく変わった


19年前のZUYAさん。後ろには Jon がいる~


ブルース・ジャムのホストはカナダの宝である Big Dave Mclean 。カナダでは間違いなく5本の指に入るブルーズマンだ。そして今夜は彼のバンドから巣立った Dwayne Dueck と Chris Carmichael がギターで加わる(どうもオーナーの John がZUYAさんのために仕組んだメンバーのようだ )  

1st set はホストバンドがプレイし休憩を挟んで1人2、3曲ずつホストが分けた組み合わせでジャム・セッションして行くわけだ

ホストバンドの演奏が始まり半分ほどで Dave がZUYAさんを呼ぶ。彼がZUYAさんを1st set から呼ぶことは予想していた。チューニングもしてあるし特に問題はない。問題があるとすればこの日の写真が少ないと言うことかな。Brad 達も夢中で見ていたからだ

5曲ほどプレイして休憩へ。日曜日の夜だから次の日は大変だからこの辺りで帰る客も多いが、もちろん入れ替わりでどんどんお客は入ってくる

2nd set の“ジャム”が始まるも、どうもZUYAさん好みのミュージシャンがいない。あらら...変な奴とプレイすることになったら嫌だなぁと思ったら、Dave はちゃんと考えていて早々にジャムを終了し、ホストバンドを再登場させ、そこにZUYAさんを呼び出した




何曲か演奏した後、素晴らしいメンツだから昨夜と同様に聴衆はノリノリ。そこでこれも予想済みの Dave の無茶振り

“どうだい俺たちの仲間で久々に日本から来たZUYAは? 次はヤツが歌うぜ~!”と


この場内の雰囲気をつぶすわけには行かず、すぐさまメンバーに曲名と Key を伝えてZUYAさんのカッティングから始まる、 『 Mustang Sally(ムスタング・サリー) 』 へ。もうイントロだけで場内は興奮の“るつぼ”に~

この時の映像は撮られているのだが、まだZUYAさんの手元には届いていない。これまた実に楽しい夜で Brad 達もまたまた最後まで付き合ってくれた。感謝である

そしてZUYAさんは家に着くや否やベッドに滑り込み、僅か2時間ほどの睡眠を楽しむのだ





北米への旅 Vol.6...

2018年07月16日 | The States & Canada 2018

カナダ滞在2日目である

初夜は Brad & Stephanie が最後まで付き合ってくれて、彼らの家に帰り着いたのは午前3時...もちろん各々ベッドに直行しましたが大きく異なったのは起床時間

ZUYAさんは僅か2時間でおめめパッチリ...

時差ボケなのか久々のアメリカ大陸にいるので興奮状態なのかわからないが、これが最終日まで続くことになるとはこの時は考えもしなかった...

もちろん彼らが起きてくる気配は微塵もない。そりゃそうだ、彼らも久々の休日なのだ。で、勝手知ったるカナダ・ウィニペグですから、独りで散策に出掛けます



家の前の通りですね




家から数分のところに Red River と言う大きな川が流れていて、そのリバーサイドに素敵なハイキング・トレイルがある。結構木々が生い茂っているのですが、例によって野ウサギや野リスがわんさかいるので飽きないで楽しく歩ける

北米はまだまだ貨物列車の需要が高い。大昔はマニトバ州の大平原で作られた小麦の集積地として栄えたウィニペグ。貨物列車はスケールも日本とは大違い。コンテナも2段積みされていたり、100両編成なんてザラだから運悪く踏切で捕まったら...






プレイリー(大平原地帯)は空が広い


1時間半ほど散歩して戻ってきたが、まだまだ彼らは起きそうにない(当然だ。まだ8時前)。勝手知ったる他人の家、昨夜のピッツアを冷蔵庫から出して食べたり室内で撮影会を始めるZUYAさん。彼らの家に泊まるの3回目だから、気楽なものです~







10時近くなり彼らが起きて来て Brad が朝食を準備してくれる。ラズベリーのスムージー、ベジタリアンのキッシュなどを作ってくれる。レストランみたいでしょ?

 





食後はガレージで卓球をしたりZUYAさんがいつでも使えるようにとバイク(自転車)の整備をしてくれる。残念ながらZUYAさんはヘルニアなので卓球には参加できないのだが







家の裏に彼らはストロベリー(苺)を栽培しており大量に収穫してヨーグルトやアイスと共に頂く







午後はウィニペグ郊外の Birdshill と言う超巨大な公園に向かう。時々熊にも出会える森の中を散策。小振りながらも湖もありビーチで暑さをしのぐ人々も多い














公園内にあるレストランに入る。彼らはベジタリアン・メニューを注文しZUYAさんはフィッシュアンドチップスを




待ってる間に足元がもぞもぞするなと思ったらこの子が遊んでいた~








          


今夜は彼らがZUYAさんを Times Change まで送り届けてくれて彼らは彼らで2人きりでのんびり~

ZUYAさんは Chris Carmichael Band に参加する。 Chris はZUYAさんの少し年上なのだが素晴らしいギター・プレイヤーで、ウィニペグにアメリカからブルースマンが来ると必ずバックアップ・ミュージシャン(サポート)として雇われていた。やはりZUYAさんとは19年来の友人

店内に入ると久々の再会にがっちり握手。セッティングしてしまいなよと促されステージ上でアンプ等のセッティングを始める。何故かこの夜はこの時点で顔見知りのミュージシャンは Chris だけ...彼のバンドのメンツも一人も知らない。突然見知らぬアジア人がステージに上がって来て訳が分からないと思うので、とりあえず軽く挨拶

1st set ZUYAさんが知っている Chris は歌わなかった。寡黙にバッキングギターをこなしていたのだが、最近は歌もこなす。オリジナルだけでなくカバー(ソング)も混ぜて。ZUYAさんのフェイヴァリット・ソングの『 Tonight I'll be staying here with you 』 は最高に良かったかも


5、6曲終わったところでZUYAさんが呼ばれてステージに。1曲目のギターソロでもう完全にバックバンドとオーディエンスのハートは掴んだ

Chris も楽しくなったようで5曲ほど客演して休憩に入る。バンドのメンバー達ともがっちり握手。土曜日の夜だから各々ギグ(演奏)を持っているので、なかなか顔見知りのミュージシャンがやって来ない。カウンターでビールが進むZUYAさん。もちろん今夜もフリー・ドリンクだ

2nd set は2曲ほど終わるとZUYAさんが呼ばれる Chris も手応えを感じたようで、なかなか下におろしてくれない。やはりまた5曲ほど演奏。もう会場はヒートアップしステージ前ではダンスが繰り広げられる

ZUYAさんが引っ込んでから1曲やるも収集がつかなくなり、再度ZUYAさんを呼びあげる Chris。更に5曲ほど演奏。ってかZUYAさん、ほとんどレギュラーメンバー扱いやんけ~


久々にコーラスもやりましたよ~


最高に楽しい夜でした。今振りかえるとカナダでは6泊中4夜演奏したのですが一番良かったかも

Stephanie が“ZUYAは酷く酔っぱらうだろうから、家の場所をタクシーの運転手に説明できないから~”と住所を書いたメモを別れ際に渡してくれたのが大いに役立ったが、家に帰ると朝の3時半...夜明けはもう直ぐだ


北米への旅 『 Vol.7 』 に続きます