なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

読書の秋にはかなり早いですが...

2017年08月25日 | Books

久々に良い本に出会いました


黒人コミュニティ、「被差別と憎悪と依存」の現在――シカゴの黒人ファミリーと生きて
高山 マミ
亜紀書房



偶然にもこの本を手にしてから読むまでの間にアメリカ・バージニア州シャーロットビルで暴動とそれに伴い悲劇が起こりましたね

ZUYAさんは今まで幸いにも“差別される側”に立たされたことはない。容姿はお世辞にも良いとは言えないが、身体的にも差別された経験はない

強いて言うなれば、“売れないのにいい年まで社会化しなかったこと”を非難されたことぐらいかな


ZUYAさんは10代の頃に Blues を好きになったことから差別問題、特に人種差別の勉強にはそこらの評論家や(視聴率のための)無能なタレントよりは時間を割いてきたと思う

とにかく本書ではZUYAさんが長年疑問に思っていたこと、考えていたことに確信を持たせることが書かれている。この本の出版は5年ほど前だが、アメリカは歴史的には奴隷解放から公民権運動等の大きな変革を経ているように見えているが、根本的には何も変わっていないのだ

本書の中で書かれている Mr.オバマが大統領選の時に多くの黒人達が“オバマは黒人だから投票する”との考えが多かったことに対する危惧...その通りだと思う

“黒”か“白”かだけで選ぶなんてオセロ・ゲームではないのですからね。でもそれは日本の政治・選挙にも言えることです。"元人気タレント”、“若さ”、“ベテラン”、“聖職者”等々...肩書きだとか経歴に国民は踊らされ過ぎるキライがある

とにかく良い本です。興味のある方はお試しあれ~



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