先月だったか、休憩所で独りでいるとAさんがやって来て、『 最近、活動はしているのか? 』 と尋ねてきた。
始めはその“活動”が何を意味しているのかピンと来なかった。彼はZUYAさんを採用する際に最終的な“GOサイン”を出した人でもあるが、最後までZUYAさんの“転職歴の多さ”を気にしていた人でもあったからだ。
だからZUYAさんの音楽活動に関して質問をしてくるとは想像もしていなかったし、その後“こんな風なことをやったらどうかな?”とアドバイスまでくれた。一度ZUYAさんのギターを聴いてとても喜んでくれて、それ以来“接し方”が(良好な方に)変わっていたのには感じていたが。
つい先日、そのAさんと 『 人生の終焉 』 について語ったことがあった。どうやらNHKでそれをテーマにしたドラマが放送されているらしく、彼はそのドラマをZUYAさんに観るように勧めていた。
昨日、その彼の突然の死を聞いた。独りで家の中で死んでいるのを発見されたらしい。まだ50代半ば...妙に彼の顔が脳裏に浮かんでしまう。
一昨夜、たまたま奇妙な夢を見た。ZUYAさんは戦争の最中におり、上官に 『 特攻 』 を命じられるも歯向かっていると言うシーンだった。特攻とはいかに無益なことであるかと。
『 死 』 は誰にでもやってくる。その時を延ばすことは出来ても逃れることは決して出来ない。
Aさん、どうぞ安らかに
あちらで好きなお酒を堪能してください。