
岐阜県阿木川ダムにて
先日の連休を利用して祖母と懐かしい友人に会ってまいりました。この旅は内容が濃過ぎてですねぇ、いつもは直ぐにブログに書くのですが旅先に置いてきた心を取り戻すのに時間が掛かってしまいました...

結婚して以来今回で6回目となる夫婦での岐阜訪問。最近のパターンで一泊して2度会うことが出来ました。祖母は御年90歳。もう遠出はさすがに難しく、こちらから会いに行くしかないんですよねぇ

出発は日曜日。“8時ちょうどの~♪ あずさ2号で~♪♪”ではなく 『 5号 』 に乗りまして、先ずは甲府へ。さすが秋の3連休です。指定席は満席、自由席は通路どころかデッキまで人が溢れておりました(もちろんZUYAさんは指定席を取って置きました)

なぜ甲府かと言いますと東京から車で行きますと帰りの中央道(談合坂辺りから八王子にかけて)は必ず大渋滞になりますからね。最近はこの区間はのんびり電車で行くことにしております。“割高じゃないの?”仰られる方もいらっしゃいますが、 『 JRのレール&レンタカー 』 を利用すれば意外と損な気分にならずに行けます。ちなみに乗車券は20%引き、特急券は10%なりますからね

なんて偉そうなことを語っておきながら、ケチって 『 軽 』 を借りてしまい、普段トラックに乗っているZUYAさんはその著しいパワーの無さに落胆...いや恐怖すら感じましたね。まぁZUYAさんの体重が増したこともあるのかもしれませんが(笑)。特に山間部での追い越し車線への進入はドキドキものです


八ヶ岳がはっきりと
今回は途中で諏訪に住む保科館で共に働いたご年配の夫婦を訪ねました。年賀状のやり取りはしておりましたが会うのは6年ぶり。気を使われると嫌なので“電撃訪問”しました。が、時間まで頭がまわらず手土産だけ渡して帰るつもりがお昼をご馳走に

保科館での思い出話から終焉に至る経緯までゆっくりと色々話せました。一緒に働いていた時から素敵なご夫婦でしたが、久々の再会でやっぱりこの人たちに会いに来て良かったと“じ~ん”とさせられるほどさらに素敵なご夫婦になっておられました


諏訪湖の畔は結構紅葉してました~
そこから再び高速に乗り今度は一路岐阜県恵那市へ。今までと違い介護施設ではなく病院での対面でしたが、あの病室に入ったZUYA夫婦を見定めたときの祖母の目の輝きは、これまた来て良かったと思いましたね

“翌日また来るね~”と約束を交わしてから予約をしてある宿に向かいました。今は恵那市に合併された旧岩村町。戦国時代には織田信長もやって来た日本3大山城のあった町です。その城址の側にある 『 岩村山荘 』 で一晩厄介になりました(町には2、3軒しか宿がありません)。部屋の窓からは紅葉した木々が見受けらるなかなかの宿でした

旅館の前にて。城のような作りでしょ?

中はこな感で~

部屋からの景色
先日急性胃腸炎になって以来控えていたお酒も解禁!

この宿自慢の戦国料理(野菜や魚などを囲炉裏で焼きながら食べる)に地酒を頂きました。もちろん美濃地方の名物 『 五平餅 』 もついて来ましたね


戦国料理。魚は焼きと煮と両方~!

美濃地方名物 『 五平餅 』
翌日は幼少の頃に祖母や母に連れられて何度も行った岩村城址を散策。それから 『 日本大正村 』 のある明智町へ。こちらもまだ国鉄の頃に 『 明知線 』 と言う非常に渋いローカル線に乗って何度行った思い出の地。今回は車で行きましたが、23年ぶりに目にした町はある意味“全く変わっていなかった”...

再び北上し“日本一の農村景観”と言われる地域を通って阿木川ダムの畔で昼食を。“蕎麦ランチ”(550円)と言うのを注文したのですが、五平餅が付いてきました


日本一の農村景観らしいのですが、一体誰が...

幼少の頃、祖母にお願いして途中下車した無人駅は今も...

550円にしては豪華すぎます~
昼下がりに再び祖母を訪れ、彼女の体調と時間が許す限り話してきました。“今度は春になったらまた来るよ”と約束を交わし、3人とも涙を流しながらの悲しいお別れとなってしまいました

祖母は50代の頃から独りで暮らしていたので、孫達が夏休みや冬休みを利用して滞在して帰る時はいつも涙を流しておりました。前回までの訪問時ももちろんお別れの時は寂しいものでしたが、なぜだかわかりませんが今回はとても辛いものに...

その結果として帰京後はどうも切ない気分のまま過してしまいました。今日辺りから少しすっきりしてきましたけどね

変な話ですが今回初めて“老い”と言うものに直面したような気がします。自身が今年40才になったなんてのは些細なことで、諏訪のご夫婦や自身の祖母を見て言葉に出来ない何かが頭に(心に)残っております

連休中の雨で季節が一気に変わりましたね。あまり物思いに耽って体調を崩してもしょうがないので、なるべく早くいつものZUYAさんに戻って毎日を頑張りたいものです
