アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

農の愛国心

2006年12月31日 | みどりの雑記帖
2006年も大晦日となりました。青森から次男夫婦が、車にお土産を満載して帰郷して来ました。その中に青森県特別栽培農産物認証の「幸の米」(ゆきのまい)がありました。雪国青森を連想させて“雪の舞い”と命名したものと思われます。農薬・化学肥料使用を最小限に止め、天然肥料と土の力で栽培した、安心・安全のお米です。価格は1キロ当たり600円前後と標準米のほぼ倍となります。
2006年の日本の政治は、大企業の利益べったりに終始しました。創業以来の利益を更新する大企業が続出するも、利益の日本社会への還元は行われず、輸出志向の営業活動を更に強化しようとしています。食料輸出大国オーストラリアとの自由貿易交渉を開始するなど、日本農業育成に逆行し、食料自給率の向上には程遠い有様です。農業が崩壊すれば、地方社会や日本文化は崩壊してしまいます。
教育基本法が改正され、愛国心教育が強化されます。本物の愛国心は隣人愛・郷土愛の上に成立するものです。地方社会を軽視し、愛国心教育だけを強行することは、若者を戦争に駆り立てる政治家の常套手段です。第二次大戦では、兵站が伴わぬまま戦地に送られ、戦う前に餓死した若者が数多と聞きます。その反省に立つならば、「幸の米」のような地方の努力に報い、地方を活性化し、国力を強化する政治が行われることを願うばかりです。
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1 コメント

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政治の話 (ノーテン小作人)
2006-12-31 18:36:34
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