山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

阿蘇中岳火口の物語へ

2014-08-25 14:23:34 | 企画2009~2015
今、PERFORMANCE「炎、あるいはマグマ」に取り組んでいる。
これは「アーティストイン阿蘇・レジデンス作家歓迎会」8月28日(木)セカンドサイトでオドルため。
阿蘇を場に海外から招待された作家たちが創作活動に入る。私たちも阿蘇をテーマに歓迎しようと思ってのPERFORMANCEだ。

以前にも「炎の宴」(ヘッズ音楽事務所との共同創作)でPERFOMANCEを発表した。
1985年の頃、熊本県が南阿蘇久木野に大規模な野外ステージ建設の真っ只中、そのオープニングイベントで「火の鳥」と題して数百人による大スペクタクルが展開された。
レーザー光線で「火の鳥」を飛ばす予定だったが、悪天候のため自衛隊、地元の消防団、青年団で「火の鳥」を野焼きで表すことになった。1万5千人のご来場だった。
夢桟敷はダンス分野で参加していた。県もプロダクションも演劇であることは承知していたが、その表現方法をPERFORMANCEと名付けた。
「パフォーマンス」が全国的にも流行り始めた頃である。

稽古をしながら思いついた。
ニッポン誕生にはもう一つの「神話」が隠されているのではないだろうか。
30万年前~9万年前に阿蘇の火口から大噴火が4回繰り返された。
証拠はないが、その時、九州には原人が存在していたのではないだろうか?
ならば、この大噴火で滅び、新しい原人が生まれ、それを気が遠くなるような時間の中で九州から逃げ延び「永遠の命」を求める原人たちの夢があったのではないかと。

原発爆発、戦争への危機などにとって都合の良い神話、物語を崩壊させなければならない。
そのためにはもう一つの神話、物語を!
次回「透明人間」第2弾(12月)、東京すぺーす早稲田での公演はPERFORMANCE=イメージを構成する劇として繋げよう。
副題は「火の君、鳥の物語」になった。
交渉は今のところしていないが、一方的にくまモンのゲスト出演ありか?アングラのドン、アフタートークありか?作戦会議も同時進行しております。