山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

子どもたち

2012-10-01 07:07:45 | ワークショップ
■9月30日(日)

キッズミュージカル清水公民館講座の第1回目がスタートした。
これまで準備期間として10名程度で基本的なこととダンスを仕込んできた。新たに10名が加わり、定員の20名でこれより発表会(11月3日)に向けてスタートする。

今年で3年目の子どもたちとの実践講座。・・・振り返れば坂本咲希が小6の頃(1996年)、清水小学校のクラスメイトが集まり、子ども劇を作る活動に入ったのがきっかけだった。以降、武蔵中学、力合中学の演劇コーチ、同時進行で熊本県立養護学校での発表会のための演劇レッスンなど、教育の現場での演劇のワークショップの活動の場が広がった。

ある意味、これは演劇の力が問われる、劇団の側が子どもたちから教育される実験だったとも思われる。つまり、子どもたちから教わったことが大きいのだった。
大人になった私たちが失ったものを発見してきたのである。喜びや悲しみ、そのストレートな表情が演劇の小手先の表現では追いつかないというもの。上手い下手は関係ない。・・・小さな身体に大きな宝を感じたのだった。

又、子どもたちとの輪が広がった今日である。
午後のキッズミュージカルの第1回レッスンを終えて、北岡神社で公演楽日の迎えた楽市楽座へ移動した。
家族3人で全国旅回りをしている野外劇団である。小6の萌ちゃんに、今回集まってきたキッズのメンバーや28才になった劇団員の子どもの頃が重なって見えた。
この舞台に寸劇で参加できたことで、演劇の原点を垣間見る経験を味わえたことに感謝。
原点・・・旅する演劇。世代を超えた演劇がここにはあった。