山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

初稽古と新年会

2012-01-09 23:17:19 | 阿部定2012
年末年始は例年になくゆっくりできた。その反動か、山のように溜まった事務の整理や今後の計画に追われる日々が続いている。その上、新企画の打診も出てきた。
昨年の反省に基づき、今年は焦点を絞り込み事業、演劇の活動をおこなう予定だった。流れに任せるか、流れを作るか。

■初稽古 1.7(土)

次の公演「サダひとり~阿部定事件」の資料を渡した。上演するにあたり、事件の共通認識を図った上での制作に取り掛かる必要がある。ある意味、危険なテーマだとも言える演劇になる。金魚のフンのようについて来るだけでは「エログロナンセンス」劇は世間の偏見や差別に耐えられなくなる可能性があるからだ。劇団の中心メンバーは思想とは言えなくても「思考すること」は問われる一品。自分で考え、自分で行動する力を発揮すること。
阿部定事件を今この時代に公演する意味。・・・エロスは腐敗する時代には革命的な力になる。「政」ではなく「性」の革命劇として表すことも演劇の力なのである。ここに人間らしい感動を生むことができるか。・・・真面目な一石を投じよう。

■新年会 1.8(日)

午後よりクドシンと熊本市河原町に顔を出す。今年3月30日ー4月1日の3日間の「猫目アクト-01」で演劇・ダンス・ロック・写真展示(美術)のコラボイベントの打ち合わせをするため。劇団夢桟敷はこの企画に参加する形になる。
ステージはテントによる野外(駐車場)を設定しており、これが大変な作業になりそうだ。設計実施も大変だが、スタッフの数も必要だ。制作費も単独公演よりもかかる。簡単なことではできない。失敗も許されない。この企画は責任重大、・・・などとプレッシャーを与えることにより人と人の結びつきを強くしたい。どのような人たちと結びついていくのか、これが企画集団の力になる。

夜、自宅事務所に集合して新年会となった。恒例の書き初めをする。思い思いの一字を書く。昨年のをみると、ましまん(真島)は「絆」と書いてあった。2011大当たりの一字!
今年の私は「定」と書く。阿部定の「定」ではあるが、安定の「定」でもある。ふらつきはしない。劇ではサダイズムに徹する。
KARENちゃんの母上が撮ってくれた指宿公演「KAGUYA」の記録ビデオを見ながら一杯飲む。写真も頂いた。母上に感謝。