串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

北海道-36(クリフハウス柳田旅館)

2017年08月31日 | 宿-北海道

 道がカーブしている所にクリフハウス柳田旅館はあった。

よく見ると道路を眺めるようにワンが座っている。

 

玄関入ると長いヒモが・・・。 

 ヒモの先には看板ワンのコロちゃん。

おとなしい賢いコロちゃん。

人なつっこく無駄吠えしない。

お気に入りのオモチャだが、今は興味を示さない。

 自由に外へ出られるように長いヒモが首輪にくくられていた。

ただし、自動扉はコロちゃんでは開かない。

ペットと泊まれる部屋もあり、この日もう一組のお客はペットのワンちゃん連れ。

 部屋は英国アンティーク オーシャンツイン。

アンティーク家具類はご主人の趣味で集められたもの。

 

 

クーラーや扇風機はないが、6月中旬なのに寒いぃ。 

 テレビの横にバス・トイレ。

窓からは海が見えるハズだが、この日も翌朝も濃い霧に包まれた。

 お風呂は別にあるのだが、この日は湯が入ってなくて、部屋のバスを使った。

 

 

         

 小物まで凝っている。

なかなか珍しい、普段の宿とはちょっと違う宿だったが、清掃がイマイチ。

現在のご当主は5代目。

元々は駅逓として宿はスタートした。

大正5年、小越駅逓所が設置され、昭和3年に廃止。

この旅で旧上藻別駅逓所とここ、2ケ所の駅逓を知った。

 

 フロントに飾られた1枚の写真。

難破したオランダのマノア号一行がこの柳田旅館に宿泊。

ベッドがないので、みかん箱を集めてベッド代わりにしたという。

その話や小越駅逓の詳しい事はこちらで。


北海道-35(襟裳岬への道)

2017年08月28日 | 旅-北海道

 野中温泉をチェックアウトし、道道664号、足寄経由で道東自動車道へ。

道東自動車道、足寄インターから池田インターまでは無料区間。

音更帯広インターで下り、六花亭本店を目指す。

 六花亭であれこれ買い物を済まし、喫茶室へ行くつもりが
同じフロアーにあるレストラン ホームへ入ってしまった。

六花亭とは長いお付き合いの帯広の老舗洋食店らしい。

軽食で済ましたかったが、つぶとキノコの和風パスタの文字に惹かれてこれを注文。

つぶごろごろ、あっさり醤油味でおいしかったが、ホテルニュー幸林で食べた和風スパゲティを思い出し、あれ、もう一度食べたい・・・。

 

帯広から南下し、再び帯広・広尾自動車道の無料区間を走り、幸福駅跡へ。 

あのブームは何十年前だったろう?

40年以上前の話だ~。

今頃になってやっと来れた。

帯広から広尾まで走っていた広尾線の幸福駅。

広尾線は昭和62年に廃線となった。

この駅舎は2013年に建て替えられたもので、中では切符も販売もあり。 

 車両が3台、静態展示され、周辺はきれいに整備された公園になっている。

 日本人より外国人の方が多い。

私もきっと外国人に見られている事だろう。

廃墟・廃線・・・かつての賑わいに想いを馳せながら、一抹の寂寥感に浸るのは案外好き。

まるでテーマパークに居るような騒々しさに嫌気がさし早々に立ち去る。

帯広・広尾自動車道で終点の忠類大樹で下り、国道236、336号線(ナウマン国道)で、初めてのえりも岬を目指す。

海岸線へ出てしばらく走ると、右手の崖から滝が数本。

海側のPに車を停め、フンベの滝見物。

知床にはフレベの滝、こちらはフンベの滝・・・紛らわしい。

 海難供養碑などが並ぶ。

ここら辺りは、北海道を南北に貫き、北海道の背骨を成す日高山脈の山並みの端っこ。

最果ては襟裳岬の岩礁となって海に落ち込んでいる。

岩の間からしみ出した水が滝になって落ちている。

その数大小数本。 

 

滝の足元にはカキツバタ。 

 防波堤に晩餐の跡らしき形跡有り。

 毛ガニの脚も食べたんだろうか?

甲羅の方がきれいに食べている様子。

犯人はカラスorカモメorウミネコ・・・?

 昭和2年から9年にかけ、絶壁と岩礁の中、莫大な費用をかけて完成したこの道路、広尾と庶野間33キロは黄金道路と名付けられている。

今ではトンネルが断続的に続き走りやすくなっているが、かつての国道336号線は、ほんとに海辺を走っている。

中でも北海道一長いトンネルが えりも黄金トンネル4941m。

 

 襟裳岬が近くなって来た。

百人浜でちょっと休憩。

何の木だろう?

沈丁花に似ているが背は高い。

木々の間を抜けて行くと緑化事業観察塔という展望台のようなものがあり、上まで上がって砂浜を眺めた。

人っ子一人も居ないが、暑くなればここで海水浴は出来るのだろうか?

これはズミだろうか?いい香りを発散していた。 

襟裳岬に到着。

岬の先端へは漁協関係者以外立ち入り禁止の立て札が立っていて、入れないなぁと諦めかけた時、
背後から漁師さんらしき人が
「入ってもいいよ」と、声をかけて下さった。

有難う!

しかし凄い風が吹き、あまり先端へ行くのは少々怖かった。

 

カモメかウミネコの繁殖地なんだろうか? 

日高山脈が標高を下げそのまま海に沈んでいった所が襟裳岬らしい。

国土地理院の地図では小岩と記載されているこの岩礁の先2Kmも岩礁が続くという。 

一般的に襟裳岬の突端を見るのは風の館から見るんだろうと思うが、岬の先端に立ち、襟裳の風を受けて眺められたのは嬉しい事でいい思い出になった。

 

 襟裳岬を後にして今宵の宿クリフハウス柳田旅館に向かうが、霧が立ち込め太陽もごらんのとおり。

6月の襟裳、霧が多く発生。

一番良い時は5月のGW明け頃と聞いた。


北海道-34(野中温泉の風呂)

2017年08月26日 | 宿-北海道

野中温泉の風呂は23:00までと朝は5:00頃から。

一晩中入れる訳ではない

朝の8:00~9:00までは清掃で入れない。

う~ん、8:00から入れないというのはちょっと早過ぎる。

 

 
風呂は建物の一番奥。

浴室に近づくと目が痛いぐらいの硫黄臭

ガランとした殺風景な脱衣所だが、清掃は行き届いている。 

やや不釣り合いなドレッサーの横が浴室への入り口。 

うわぉ~。

初めてではないが、思わず声が出る浴室。

窓はいつも開いている。

閉めたいところだが、硫化水素が怖い。

奥にある旅館景福は、硫化水素による死者を出してから営業を休止している。

冬でも窓は開けっ放しなんだろうか? 

 浴室・浴槽は釘を1本も使わないでトドマツ材で作られている。

 源泉名:野中温泉3号 温度:43.2度 PH=5.8
Na=265  k=62.7  MG=182.3  Ca=435.9
Cl=497  SO4=1469  HCO3=300.8
成分総計:4022mg/Kg
泉質:含硫黄-Ca・Mg・Na-硫酸塩・塩化物泉

こういう硫黄泉にしては成分総計が多くてちょっと驚き。

一方は源泉、もう一方は山水。

 アメニティはいっさい無し。

せっけん、泡がたたないでしょう。

カランはなく、この源泉と山水をブレンドして洗髪などに使った。

立ち寄りで訪れた家族連れに「シャンプーなどないよ。」と
教えてあげると、困惑しておられた。

純粋に湯と風情を楽しむ温泉なんだろう。

内湯から露天風呂へ。

男女の仕切りはすだれ。

眺めが良いという露天風呂ではないが、晴天なら夜空の
星を眺めながらゆっくり入りたい風呂です。

残念ながらこの日は満天の星とまではいかなかった。

トイレは少々困るけど、清掃は行き届き、食事も丁寧に作られている。

ひねれば湯が出るカランやシャワーに慣れた身には不便を感じるが、
硫黄臭に包まれ、これぞ温泉!

これで@8400円。

紅葉の頃に再訪しよう。


 


北海道-33(野中温泉)

2017年08月24日 | 宿-北海道

山の宿 野中温泉 立ち寄り入浴で今までに2度訪れているが宿泊するのは初めて。

 部屋は2階の11畳間。

トイレも洗面所もない、すっきりした部屋。

テレビはBSも見れ、WifiもOK。

布団敷きはセルフ

隣室の声が少々聞こえた。

トイレと洗面所は1階に広いのがあるが、ウォシュレットはない。

2階にある小さなトイレに一つだけウォシュレットはあるがしょぼい。

コインランドリー1階の洗面所にあり。

 夕食は18:00~18:30頃部屋に運ばれる。

お膳の一気出し。

さすがにこのお膳は男性スタッフが運んできた。

お宿は開祖のひ孫さんにあたる姉妹2人が中心できりもりしておられる様子。

鱒3切れの刺身もサラダ風で、私には丁度良い量。

イモだんごもおいしく炊けている。

山菜(何かな?)のきんぴら風もおいしい。 

一人鍋は豚肉の下にうどんが・・・。

 苦手なラワンふき。

北海道ではこれが名物なんだから仕方ないでしょう。

簡素ながらしっかりした味付けでどれもおいしく頂いた。

翌朝の食事は7:00~8:30の間に1階の食堂で。

夕食もここでいいんだけどなぁ。

片隅にペットのねぐら有り。 

納豆、海苔、生卵などはセルフで。

コーヒーもありました。

朝食前、宿の回りを歩いてみた。 

石碑は温泉開拓20年を記念して開湯した野中増次郎氏が建立。

大正2年、倭人として初めてこの温泉を発見。

当時、アイヌの人達が湧出地の回りの砂や砂利を掘り下げて露天風呂として使っていた。

大正7年、払い下げを受けた付近に自生するアカエゾマツで浴営業施設を造り、現在に至る。

と、部屋に置かれた冊子に詳しく書かれていました。

クリンソウの横にマイヅルソウの群落。 

 

何でしょう? 

カキツバタ・・・か? 

これだけかたまって咲いているマイヅルソウ、北海道へ来て初めて見た。 

可愛い花です。 

建物から露天風呂の方へ歩いて行くと、そこにコマクサが。 

やはり砂利のような所、数か所に咲いていた。

 コマクサに出会えるなんて、なんとラッキ~な事でしょう。

 ワンが2匹。

 

そしてにゃんが4匹。

オス3匹にメスが1匹。

迷い込んで来たノラもいる。

 

きれいなクロ。

にゃんはわが物顔で館内ウロウロ。

ネコ好き、ワン好きにはたまらない宿です。

 

 


北海道-32(オンネトー)

2017年08月23日 | 旅-北海道

トイレがある大きな駐車場に車を置き、オンネトーへ駐車場脇の遊歩道を歩く。

この遊歩道の入り口が分かり難くて、ちょっとウロウロ。 

 木道はごく一部だけで、後は細い小道になった。

ところどころ、上り下りはあるが、歩きやすい道が続く。

 一帯はアカエゾマツの原生林。

大きな苔むした切株や間引いていない細い樹が目立つ。

 足元には可愛い小さな花がアチコチに咲いている。

これはオオヤマフスマかな?

 時間的には20分ほどだったろうか?オンネトーに出た。

ゴゼンタチバナかな? 

花の名前、自信ありません。

アイヌ語で老いた大きな沼をさすオンネトー、45年前新婚旅行でも訪れている。

見る場所や角度によって色が変わるという湖、いきなり2色のグラデーション。 

さて、湖岸に出て右か左、どっちへ歩くか?

こっちでしょ!と、左手へ歩き出したが、結果的に長い距離を歩く事に。

 刻々と色を変えるオンネトー。

 

キャンプ場へ近づいた。 

キャンプ場にも花が咲いていた。 

うわっ~、カラマツ草の群生。

 

 

 さくらそうもどきもいっぱい咲いていて目を楽しませて
くれるが、
そろそろ疲れてきた。

オンネトー茶屋に出たが、戻るべき駐車場はどっちなのか分からない。

う~ん、駐車場まで戻るには・・・?

茶屋へ入って聞いてみた。

道道664号を4キロ歩かなければいけない。

路線バスなどない。

 だらだら上りが続く舗装路を足を引きずりながら歩く。

湖岸から左手を選んだけど、右手へ出れば舗装路を歩く距離は
短かったが、ここへは来れなかった。

車だと駐車場からほんの2~3分で来れるのだが。

一番の撮影スポット。

左が雌阿寒岳、右は阿寒富士

道は下りになって駐車場が見えた。

 はぁ、駐車場横にある今宵の宿 野中温泉に到着。

簡単にオンネトー見に行こうと出かけたが、こんなしんどい行程になるなんて。

下調べ、しっかりしておかないツケが回ってきたんだ。

 うわっ、満開のクリンソウが迎えてくれた。

 


北海道-31(オンネトーへの道)

2017年08月20日 | 旅-北海道

羅臼から道道87号線で知床半島東側を走る。

車が行ける所まで行こう!

セセキの滝が見えて来た。

ほどなく瀬石温泉に到着。 

山側には車数台が停められる駐車場有り。 

 湯船が2つ並んでいる。

はぁ、これが有名な瀬石の湯か・・・。

 潮は満ちていないようで、入ろうと思えば入れそう。

しかし、夫婦揃って野湯は苦手なので入るつもりはない。

温度は・・・?手を浸けてみたけどぬるい。

見ただけで満足!

 車で行けるのはここ相泊橋まで。

右手の浜に番屋が並んでいる。

小さな漁港のようで、漁協関係者の車が何台か停まっていた。

鉛色の空が寂寥感をいっそうかきたてる。

車転回し来た道を羅臼へ戻る。 

 もう一つの秘湯相泊温泉

 ここが風呂かと思ったがトイレだった。

トイレは閉鎖中。

寒くて風も強い。

結局、風呂は見つけられなかった。

 羅臼では知床開き の祭りだった。

模擬店や漁協、自衛隊などのブースがあった。

漁協のブースで羅臼昆布を勧められ2つ買ったが、これがおいしくて
出しには使わず、おやつ昆布として2袋共食べてしまった。

他にも昆布は買ったが、このブースで売られていた昆布が一番おいしかった。

道の駅 知床・羅臼、鮮魚が安くて驚いた。


冬は厳しい暮らしだろうが、安くて新鮮な魚が食べられる。

ちょっと羨ましい。

買って帰りたいが、こればかりは無理な話。

 久しぶりに摩周湖へ。

大きな道の駅も出来ていて、賑やかさと変貌に驚く。

有料Pの第一展望台からの眺め。

少し川湯温泉の方へ走った所にある第三展望台は、駐車料金無料。 

 第三展望台からの眺め。

カムイシュ島が正面に見えて、こちらの方が眺めは良いかもしれない。

第一と第三展望台はあるが、第二展望台は・・・?

第一と第三展望台の中間にあったらしいが、今はない。

 何度か摩周湖へ来ているが、いつもピーカンで霧の摩周湖に出会った事がない。

霧がかかって何も見えない・・・と、文句言ってるのに、一度霧の摩周湖を
見てみたい・・・勝手なもんです。

 展望台への道端に咲く花。

阿寒湖は素通りでオンネトーを目指す。

阿寒の山々が見えて来た。


北海道-30(らうす第一ホテルの食事&風呂)

2017年08月19日 | 宿-北海道

食事は朝・夕共にレストラン国後で。

照明が暗くて、魚の骨をとるのに苦労した。

お品書きはなく、説明もなかったような・・・。

タラバの脚はスカスカでおいしくない。

サンマの煮物、焼鮭、甘い味付けのぜんまい・・・。 

 手前の小鉢、何かわからない。

酢のものに氷頭が入っていたのは嬉しい。

茶碗蒸しは固いなぁ。

 隠れているがホッキ貝の造りはおいしくて。

今までホッキは好きではなかったが、これは甘くてプリプリ。

きっと新鮮なんだろう。

サーモン、甘エビ、食べ飽きた。

 ホッケのちゃんちゃん焼き。

 ホタテの稚貝入り味噌汁は、北海道へ来てから3度目。

貝が一番多かったのは焼尻島の磯乃屋さん。

他に鹿肉シチューも。

こちら朝食も一般的。 

                   

 温泉は近くの熊の湯と同じ源泉で、源泉掛け流しだが高温の為20%程加水有り。

夜は23:00まで、朝は6:00~9:00まで。

 風呂場入り口にコインリターンのロッカー有り。

ここにもふくろうがせいぞろい。

簡素過ぎる脱衣所で、アメニティはいっさい無し。 

緑がかった写真だが、実際の色合いは再現していない。

手前の浴槽がちょっとぬるめで奥はちょっと熱め。

 ここも椅子と桶は一つ所に置くスタイル。

案外大きめの露天風呂併設。

陽の当たる部分はきれいに白濁していた。 

 う~ん、いい感じ。

 露天風呂の湯口。

部屋はきれいし、ふくろうの陶灯りも楽しめ、風呂も簡素ながら
温泉は楽しめるが、食事が・・・。

これで@10950だから文句は言えないでしょう。

チェックアウト後熊の湯へ行ってみた。

宿の前の国道を少し知床峠方向に戻った林の中にあった。

誰もいないようなので、女湯を覗いてみた。

きれいな青磁色の湯だわ。

周辺も湯船回りも世話人さんによってきれいに清掃されていた。

 


北海道-29(らうす第一ホテルのコレクション)

2017年08月18日 | 宿-北海道

陶灯りの宿らうす第一ホテル

宿のキャッチコピーは、ふくろう陶器が生息

陶器で作ったふくろうに灯りが灯る。

フロント、ロビー周辺にふくろうが点在して、それは見事!

 久しぶりに見る東郷青児の絵。

絵の引き立て役には賑やか過ぎるふくろう達。

 

 土産物コーナーで売られているが、いいなぁと思う大きめのは2~3万円もする。

欲しいけど我が家にはもったいない。

 

 

 

うっ、可愛い~。 

                   

       風呂場の入り口に掛けてあった魚達。

       一瞬、剥製かと思うほど見事に造られている。

       たぶん、これも陶器だと思う。

前日に泊まったウトロの しれとこ村はアイヌの木彫り、
こちらは陶器のふくろう、2軒共素晴らしいコレクションを見せていただいた。


北海道-28(らうす第一ホテル)

2017年08月17日 | 宿-北海道

らうす第一ホテルに外人が多く泊まっていた。

小さな子供を含む家族連れ。

子供は可愛いし、女性はスラリとして美しい。

聞けばビザ無し渡航で訪れているロシア人との事。 

 玄関を入るとこのロビーが目に入った。

右手にフロント。

いきなり宿泊料金を請求された。

ビジネスホテル並みだと驚くが、理由があっての事だろう。

左手の戸から庭へ出れる。

 庭への出入口だが、横に陶器のふくろうが・・・。

 足湯が作られている。

 よく手入れされた庭に、大阪ではとうに終わったつつじが満開。

緑の囲いの中は男性用の露天風呂。 

 何だろう、この花は・・・?

 部屋は8畳和室に広縁。

クーラー完備。

冷蔵庫に電気ケトル、インスタントコーヒーも用意されていた。

 入り口方向を見ると。

テレビは小さいがBSも受信可能。

Wifi、OKなんだけどパスワードは、フロントで聞かなければ分からない。

ユニットバス・トイレ 

 

 窓からの眺め。

 


北海道-27(知床にて)

2017年08月15日 | 旅-北海道

2017.06.17 しれとこ村をチェックアウトしカムイワッカの滝を目指す。 

う~ん、凄い霧。 

 えぇ~、カムイワッカの滝まで15キロもあるの!

下調べ不足。

 15キロのうちダートが11キロ続く。

細く暗いダート。

離合困難な所もあり、運転手は気を遣ったでしょう。

途中開けた所では、エゾ鹿を2ケ所ほどで見かけた。

 11キロのダート、20分程でカムイワッカの滝に到着。

簡易トイレが3ケ所。

他には何もない。

 看板はあった。

正式にはカムイワッカ湯の滝。 

 硫黄成分だろうか、黄色に色づいた岩肌に流れ落ちる水。

 霧に覆われ暗い。

誰か登っているのだろうか?

登る人影は見えなかったが。

 はぁ、テレビなどでよく取り上げられるカムイワッカの湯の滝。

簡単に行けると思い込んでいた。

この先、道路もなく、一般車が入れるのは、この辺りまで。

もちろん、冬季は閉鎖される。

来た!見た!・・・だけでいいか。

 ウトロへ戻り知床遊覧船に乗る。

船酔いしやすい相方なので一番大きな遊覧船おーろら号にした。

車は市営の有料P(400円)に停めなくちゃいけない。

霧の為途中で引き返すかもしれない条件付き

船内、結構混んでいて座る場所もないので、船内で差額料金400円を支払い1等席へ。 

出航したものの霧で何も見えない。 

 イルカが泳いでいるのをかすかに見えた。 

 30分程乗ったところで引き返しますとのアナウンスがあり、船は転回。

乗船料金3100円のうち1100円返金。

 駐車場料金400円、1等席400円、船賃2000円・・・。

二人で5200円の損失。

あぁ、無駄遣いしたなぁ。

条件付き出港なら絶対やめるべきです。

知床自然センター近くで見かけたエゾ鹿。 

ウトロから知床五湖を目指すが、霧は晴れて来た。

カムイワッカの湯の滝へ行く時も同じ道を走っているのだが、
こんなに美しい道だったとは。

知床五湖、自由に歩ける訳ではない。

高架木道を歩き1湖までは、年中無料で自由に歩ける

開園から5/9までと8/1~10/20まで は、知床五湖フィールドハウスで
レクチャーを受けて地上遊歩道を歩けるが250円の有料。

5/10~7/31まではヒグマ活動期なので有料のガイドツアー
予約が必要な大ループ予約不要の小ループの2コース有り。

10/21~閉園までは無料で自由に散策可能

で、私は高架の木道で1湖まで。 

 天気は回復してきて、知床連山の山並みが見えてきた。

右端は一番高い羅臼岳1660m。

 

 

高架木道は800m程続き、1湖まで片道20分。 

 

 なるほど、車いすもスイスイ。

地上へ下りるゲートがあったが、木道からは下りられない。

 知床1湖です。

晴れて良かった~。 

 

でも、少ししたら霧がかかりだした。

知床自然センターへ戻り、フレベの滝を見に行く事に。

往復2キロ40分、整備された遊歩道を歩くが、ヒグマが出る事もあるらしい。

この落とし物はヒグマの・・・?

遊歩道の回り一帯ワラビがいっぱい出ている。

採る時期は過ぎてもう食用にはならないぐらい葉が開いていた。

国立公園内なので採集できないが、もったいない。

日にち限定でワラビ採集デーを設けてもいいのになぁ。

右から羅臼岳、三つ峰、サシルイ岳。

展望台に着いたが濃霧で何も見えない。

やはり海には霧がかかりやすいんだ。

かすかな水の流れがフレベの滝・・・か?

ワラビ野にエゾ鹿。

鹿はワラビを食べないらしい。

今宵の宿がある羅臼国道334号知床横断道路を走る。

この道は4月下旬から11月上旬までしか走れない。

嬉しい事に快晴。

知床峠からはすぐそばに羅臼岳

所々に雪が残る。

羅臼の町や海は雲海に覆われて見えないが、国後島は見えた。

私は随分前に一度訪れている知床半島。

もちろん世界遺産になる前で、知床五湖も自由に歩けた。

あまり記憶に残ってないし、今ほど整備されていなかった。

相方は初めての知床。

二人して新鮮な気持ちで知床を遊んだ。

今宵の宿らうす第一ホテルに到着。


北海道-26(しれとこ村の食事)

2017年08月13日 | 宿-北海道

食事は朝・夕共に本館のレストランで。

レストランというよりは食堂と言った方が・・・。

 左手がレストラン。

手前から入り、出口は奥と一方通行。

 知床三昧膳と銘打った夕食。

毛ガニが一杯。

 ごちそうで喜ばなければいけないところだが、面倒で・・・。

脚に切り込みは入っているし、ハサミも付いているが、毛が痛くて食べづらい。

もったいない食べ方をしてしまった。

ズワイ蟹の方が食べ慣れてるせいか、こっちの方がいいなぁ。

 スパイシーなタレに漬け込んだエゾ鹿の肉を焼いて食べるが、ジビエは苦手で・・・。

ぐだぐだ文句ばっかり。

       

タコの頭ともずくがメインの鍋物。

タコは固いが出しはおいしいし、野菜が摂れるので有難くいただく。 

             

 小鉢はイクラの醤油漬け。

造りは甘エビ、ホタテ、イワシに珍しいカラスカレイ。

     イワシやカラスカレイ、高価な魚じゃないけど、新鮮で
     ないと食べられないから珍しかったが、イワシ、小骨が多くて。

    

            

 すけとうたらの煮物は丁度よい味付けでおいしくいただく。

味噌漬けの鮭もおいしい。

 デザートは夕張メロンのムース。

野菜は鍋に入ったものだけで、ちょっと物足りない。

場所柄ウトロ沖で獲れた新鮮な魚が出てこれは嬉しいが
野菜、もう少し欲しいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 朝食です。

サラダは最初からテーブルに並んでいたが、セルフコーナーにもあった。

         

 コンロにかかった鍋の中は、真薯のような練り物。

カリッと焼いておいしかった。

何?これ!

北海道限定カツゲン・・・?

道内でだけ販売されている乳酸飲料らしい。

詳しくはこちらで。 

20日間近く北海道に居たが、この宿でしかお目にかからなかった。

各種ふりかけ、生卵、納豆・・・セルフコーナーに置いてあり自由に。 

 

華やかさはないが、きちんと調理された食事だった。

ビジネス客も多いようで、食堂ではスタッフと親しげに話す人や、
朝食を済ました人が製氷機から自分の魔法瓶に氷を詰めている姿もみられた。

これらの内容で@10400円と凄くリーズナブル。

温泉はいいし、食事もいける、部屋も満足。

知床へ来る時があれば、是非利用したい宿です。


北海道-25(しれとこ村)

2017年08月12日 | 宿-北海道

2017.06.16 今日の泊まりはウトロの しれとこ村(旧つくだ荘)。

 国道334号から少し山の方へ行った所にあった。

玄関はお洒落。

きっと外国人の客も多いのだろう。

なんせ、世界遺産の知床なんだから。

くまの湯が風呂場で、その右手にある建物が別館

今日は別館の部屋で予約。 

簡素な10畳間に広縁。 

空気清浄機、扇風機はあるが、クーラーはない。

 

 空の冷蔵庫、電気ケトル、ドライヤー・・・何でも置ける大きい棚は便利に使えた。

 テレビ、BSは受信不可。

ふとん敷き、セルフだったような・・・。

記憶がもう曖昧。

 ユニットバスがあり、トイレとな別になっているのは嬉しい。

アメニティはほとんど無し。

 

  

  廊下や階段に木彫りの作品がずらり飾られている。

 今買うとしたら高いだろうと思うようなステキなものばかり。

   45年前の新婚旅行では、大きな熊の彫り物を買ったけど、どこへ行っただろう?

 こういう壁掛けを買うべきだったかな。

 

 

源泉掛け流しの大浴場は一晩中入浴可能。

他に40分¥1080の家族湯が2ケ所。 

イスと桶を一つ所に置いておくのが北海道スタイルなんだろうか?

以前にも書いたが、滑りやすい床、イスと桶を持ってウロウロ
するのは危険だと思うんだけど・・・。 

 露天風呂はなく、この内湯だけ。

 

 湯口にこびりついた析出物が湯の濃さを物語っている。

 奥の湯口は使われていないのか・・・と、思っていたら
突然、ドバドバ~と。

ややぬるめの湯だったかな?

いい香りがしていたが、臭素が12.5mg含まれているので、
この香りだったのか?

最近、臭素の臭い、忘れてしまってる。

久しぶりの濃い温泉、しかも源泉掛け流し ・・・実にいい湯だった。

源泉名:しれとこ温泉(6号、9号、11号、12号、13号の混合泉)

源泉の湧出地はいずれも斜里町ウトロ香川306、48-1、49、206、87

温度:61.2度 PH=6.7 成分総計:8970mg/Kg
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉

Na=2502  K=108.8  Ca=154.2  Fe2=1.4
Cl=3620  SO4=236.8  HCO3=1680  Br=12.5




北海道-24(知床へ)

2017年08月11日 | 旅-北海道

 6月に行った北海道に戻ります。

旧上藻別駅逓所から道道305号線で紋別へ。

紋別からはひたすらオホーツクラインを南下、サロマ湖そばのワッカ原生花園へ。

ワッカ原生花園は、オホーツク海とサロマ湖を分ける長い砂洲にあり、北海道遺産に選定されている。

広いです。

砂洲の端まで行きたかったけど車は通行不可

砂洲の長さは24キロ、平成3年に一般車両の乗り入れが禁止になり、
ゴミの投げ捨て、排ガス、雑草類の種子の持ち込み、盗掘による荒廃などが
ほとんどなくなったらしい。

650円/1日のレンタサイクルがあるけど、砂洲の先端までどれぐらい時間がかかるのだろう?

天気は良かったので、レンタサイクルで走ってみたかったが、
相方が何やら先を急ぐ様子なのであきらめ、周辺を歩いた。

 気持ちの良い道がず~っと続く。

 センダイハギが一番よく咲いていた。

ハマナスにはまだ早かったが、あの濃いローズ色に覆われるのも見たい。

 今日はお呼びがないのかな。

商売の邪魔をする気はないが、馬が可哀想で乗る気にならない。

小清水原生花園、見たかったのに先を急ぐ相方。

列車来ないかなぁ・・・。

素通りです。

 清里町を目指すが、途中、美瑛の丘のような美しい光景が続く。

走っている車から撮ったので、ピント合ってないし、空はどんより。

しかし、自分でもいい写真が撮れたなぁ・・・と。

女性に感謝。 

相方が尋ねたかった、会いたかった人は不在で目的は果たせなかった。

 オシンコシンの滝は大勢の観光客で賑わっていた。

 

 分かりやすい知床八景の案内板。

今日の泊まり、ウトロへ急ぐ。

 


菊之湯の食事

2017年08月09日 | 宿-甲信越

 今日はちょっと遅いめ19:00からの夕食。

 ロビー越しに食事処老松の間を見る。

 40畳の間に3組のテーブル席。

 外から老松の間を見ると・・・。

 テーブルには先附と前菜が並べられていた。

食前酒は紫蘇ジュース。

とうもろこしで天の川。

 前菜の数々。

川エビの素揚げ、鴨の燻製、ゴマをまぶし揚げたキス、たっぷりのジュンサイ・・・。

見た目も鮮やか、手の込んだ料理にこの後何が出てくるのか楽しみだった。

お酒は真澄。 

う~、造りはいただけない。

サーモンとカンパチ、どちらも好きじゃない。

 少量だし、苦手な馬刺しが出てくるよりいいか。

                       

お凌ぎは古代米の蒸し物。

笹の葉にしては柔らかい葉で包まれている。

名荷の葉だった。

珍しい、たいてい笹の葉で包んでいるのが多いけど。

名荷なら我が家の庭にも茂っている。

やってみようかな。

洋皿は和牛ローストビーフ。

コンソメジュレが固過ぎて、うまく肉とからまない。

野菜の盛り付けも、もう一工夫必要かな。

煮物は夏野菜の冷製炊き合わせ。

冬瓜、上品過ぎる薄味。

茄子の揚げ煮はおいしい。

酢の物の鰻ざくは酸っぱい~。 

料理は待たされる事もなく、丁度良いタイミングで出てきたが
前菜で期待したほどではなかった。 

 

 一方朝食はおかずがたくさん並び、思わず迷い箸。

 野菜サラダも多彩で量も丁度良い。

素揚げしたじゃがいもと鶏の甘煮もおいしい。

自家製ヨーグルトはたっぷりな量で少々持て余す。

鮭の西京焼き、極細の長芋短冊、白髪ねぎたっぷりの味噌汁、
さっと炙ったタラコ・・・この朝食だけで30品目は摂れる
のでは・・・と、思わせる豪華な朝食だった。 

この皿を見て驚いた。 

凄い金継ぎ。

笠間焼だろうか?

こういう風に割れたのはどうして???

部屋食だったらこの皿にはお目にかかれなかった。

部屋食を好まないのは、こういう出会いを期待するからかもしれない。

久しぶりに館内アチコチ写真を撮りたいと思う宿だった。

相方は好まないが私は又季節を変えて泊まりたい宿になった。


菊之湯の部屋

2017年08月08日 | 宿-甲信越

部屋は1号館の7畳間。

7畳だが狭くは感じない。

テレビ小さいかな。

 

 

広縁とのしきりは夏仕様の御簾。 

敷居があるから冬には障子が入るのだろう。

 籐の椅子の座布団も渋くてなかなかいい。

部屋に入った突き当りに水回りが集まっている。

右手に内風呂。

 アメニティは一般的。

ドライヤーは強力。

小ぶりな風呂は陶器製か? 

源泉温度は50度と熱いが、水は入れず源泉だけの源泉風呂を楽しんだ。

 1階の各部屋に専用の庭がある。

右手の小窓は風呂。

 うわっ、金魚がいる。

小石の上にも浅い水。

この浅さでは鯉は無理。

 電気ポットに煎茶のティーバック。

テーブルの上には蕎麦茶が用意されていて、お着き菓子は小布施竹風堂の落雁。

真っ白な急須、大ぶりな湯呑、いい感じ。

御簾といい広縁の椅子セットなど、調度品は一流。

浴衣と作務衣が用意されていた。

作務衣も浴衣と同じ生地、柄。

入り口近くに大きく空の冷蔵庫はあるが、夜、冷水の用意はない。

ちょっと意外だったのが、掛け布団が羽毛ではなく案外重かった。

そして朝、朝食を食べている間に布団は片づけられる。