トイレがある大きな駐車場に車を置き、オンネトーへ駐車場脇の遊歩道を歩く。
この遊歩道の入り口が分かり難くて、ちょっとウロウロ。
木道はごく一部だけで、後は細い小道になった。
ところどころ、上り下りはあるが、歩きやすい道が続く。
一帯はアカエゾマツの原生林。
大きな苔むした切株や間引いていない細い樹が目立つ。
足元には可愛い小さな花がアチコチに咲いている。
これはオオヤマフスマかな?
時間的には20分ほどだったろうか?オンネトーに出た。
ゴゼンタチバナかな?
花の名前、自信ありません。
アイヌ語で老いた大きな沼をさすオンネトー、45年前新婚旅行でも訪れている。
見る場所や角度によって色が変わるという湖、いきなり2色のグラデーション。
さて、湖岸に出て右か左、どっちへ歩くか?
こっちでしょ!と、左手へ歩き出したが、結果的に長い距離を歩く事に。
刻々と色を変えるオンネトー。
キャンプ場へ近づいた。
キャンプ場にも花が咲いていた。
うわっ~、カラマツ草の群生。
さくらそうもどきもいっぱい咲いていて目を楽しませて
くれるが、そろそろ疲れてきた。
オンネトー茶屋に出たが、戻るべき駐車場はどっちなのか分からない。
う~ん、駐車場まで戻るには・・・?
茶屋へ入って聞いてみた。
道道664号を4キロ歩かなければいけない。
路線バスなどない。
だらだら上りが続く舗装路を足を引きずりながら歩く。
湖岸から左手を選んだけど、右手へ出れば舗装路を歩く距離は
短かったが、ここへは来れなかった。
車だと駐車場からほんの2~3分で来れるのだが。
一番の撮影スポット。
左が雌阿寒岳、右は阿寒富士。
道は下りになって駐車場が見えた。
はぁ、駐車場横にある今宵の宿 野中温泉に到着。
簡単にオンネトー見に行こうと出かけたが、こんなしんどい行程になるなんて。
下調べ、しっかりしておかないツケが回ってきたんだ。
うわっ、満開のクリンソウが迎えてくれた。