11月25日、嵐山駅前からバスに乗り、清滝へ。
終点の清滝からは、愛宕山に登る人、高尾へ向けて歩く人・・・。
山頂に愛宕神社のある愛宕山は急峻らしい。
高雄の神護寺へ歩くのもいいなぁ・・・と、思うが
神護寺の紅葉には、少し遅いので、来年のお楽しみにとっておこう。
清滝川へ降りてみる。
昭和初期、愛宕参りの宿泊場所として多いに賑わったという清滝。
今は、廃墟になった旅館が清滝川沿いにたたずんでいる。
愛宕山・・・、確か明智光秀と関係があったような・・・。
帰宅してから調べてみると、明智光秀が本能寺の変の折、
丹波側からこの愛宕山を越えて京都入りして・・・。
そうだった。
↑の写真は、愛宕山登山道入り口あたりの紅葉。
ここから愛宕念仏寺まで歩こうかと、思ったが、
近道の清滝トンネルの幅は狭くて、車も交互通行。
この中を歩くのは、ちょっと怖い。
左側は、試峠越え。
かなりまいて行くような感じで時間がかかりそう。
少し待てばバスがあったので、たった一停留所だが、これに乗る。
スルット関西3dayチケットは、この京都バスにも乗車可能だから。
嵯峨野観光の基点は、ここ、愛宕(おたぎ)念仏寺から・・・らしい。
化野念仏寺は有名で観光客も多いが、ここまで足を延ばす観光客は少ない。
見たかった、撮りたかった石仏群。
残念ながら散った紅葉は、石仏に積もっていない。
嘆く形相の横には観音様のような石仏。
子供に寄りそう母親か?
出来る事ならこういう風に老いたいものだが、ちょっと無理だろう。
見上げれば紅葉がレースのように・・・。
昭和56年から10年間、1200人の一般参拝者自身の手によって
彫られ安置されているというが、かなりの年月が経っているかのように思える。
ネコだぁ・・・。
一般参拝者が、これを彫れるだろうか?
多いに疑問が残ったが、そんな事はどうでもいい。
いいか・・・?
いや、来年、再訪して尋ねよう。
境内は広過ぎず、石仏群と諸堂がうまく納まる構図で写真が撮れ、
アマ写真家に人気があるのが、よく分かる。
観光客の喧騒はなく、嵯峨野の中では一番好きな所になりそう。