5月8日弘前から角館へ向かう。
ガソリンスタンドで給油中、ふと見上げると大きな岩木山が。
11年間、日本全国を駆け巡ったこの車とも今回の旅でさようなら。
15万キロ程走り、足回りこそ修理した箇所はあるが車内は凄くきれい。
これで廃車・・・?
運転しない私は釈然としないが、運転手は買い替え時だと言う。
記念にどこか美しい景色の中で撮りたかったが、結局ガソリンスタンドの洗車機から
出て来たこのショットだけしか撮ってなかった。
東北道に乗り鹿角八幡平で下り、鹿角市へ。
鹿角市にある花輪湧水群で恒例の水汲み。
まずは県道66号線沿いにある「おせど」へ。
きれいに清掃され、汲みやすいのだが、付近に駐車する事が出来ない。
少し行った所の神明社という神社前は駐車しやすいので、こちらでも頂く。
そして、かねてより行ってみたかった史跡尾去沢鉱山へ。
和銅元年(708年)に発見されたという言い伝えがあり、平安時代には奥州藤原氏の
中尊寺金色堂の建設にここで採掘された金が使われたらしい。
盛岡南部氏~岩崎家~三菱合資会社の経営と変遷し昭和53年閉山。
小坂鉱山、阿仁鉱山と共に近代化遺産に選定されている。
観光客はだぁれもいない、私たち二人だけ。
二人の為に坑道内は照らされ、説明の音声が流れる。
不気味で怖くなった。
一人では途中で引き返していただろう。
写真も撮りたいが、連れに置いて行かれないよう小走りで坑道内を見た。
佐渡金山と同じような産業遺構が見れるが、佐渡金山ほど整備されてはいないようだ。
上は選鉱場跡。
経営も佐渡金山と同じ㈱ゴールデン佐渡で、さしずめこちらは秋田支店だろう。
佐渡金山の賑わいとは大違いで驚いてしまった。
観光コースに組み入れにくいのだろうか?
道の駅かづのに寄り昼食をとったが、これが大当たり。
連れが注文した天丼には、根曲がり筍、ふきのとう、たらの芽などの山菜の天ぷらものり
味もおいしかったらしい。
私は田舎丼700円を注文。
ご飯の上にはとろろがかかり、地元産のとんぶり、山菜、しその実、それに大好きな
「そばの実なめこ」がトッピングされ、実においしい。
こんな丼、初めてお目にかかった。
秋田県なので比内地鶏の親子丼もあり、これも食べてみたかった。
道の駅の横には花輪ばやしの屋台を収納、展示している花輪ばやし館があり(有料)
館内で花輪ばやしを聞いていると、その祭りを見たくなった。
花輪ばやしは毎年8月19、20日。
夜を徹して行われるらしい。
行くぞぉ。
雪の壁が残る国道341号線を走り玉川温泉へ向かう。
玉川温泉の3施設のうち、いつも入るのは一番新しい施設「湯治館そよ風」。
写してはいけなかっただろうか?
いつも案外空いているので、「そよ風」を選んでしまう。
一番右は源泉浴槽。
源泉に浸かると今までになくピリピリ感が強い。
こちらの体力も弱っているのだろう。
洗い場もぶなの木だろう。
きれいだし、シャンプー類も馬油。
玉川ダムは美しかったが強風で寒い。
「茶たての清水」でも少し水を頂き、角館へ向かう。
角館に到着。
武家屋敷の枝垂れは満開まではいってなかったが、桧木内川堤の染井吉野は満開だった。
明日から佐渡へ出かけて来ます。
出発までにはこの北東北桜旅を終えたかったが、あれこれ忙しくて未完です。
佐渡から戻ったら、角館の桜と宿泊施設2箇所をアップ予定です。