串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

あかね荘-七釜温泉カニの宿

2011年02月28日 | 宿-関西

話があっちこっちへ飛びますが、シーズン物なので先に・・・。

12月に引き続き七釜温泉「あかね荘」に泊まってきました。

部屋にトイレはないが、洗面所はある。

大女将が刺繍された壁掛けがかかる。

床の間には、これも大女将が刺された刺繍の掛け軸。

見事な針さばき。

この日の泊まり客は2組。

部屋は2階に4部屋あるが、1日に2~3組の客しかとられないようだ。

1階に2箇所ある風呂、今日は貸切対応。

↑は、前回女性用だった、大きい目の風呂。

こちらは、やや小ぶり。

共に熱い源泉が湯船の底から供給され、静かに流れ去る。

この熱さ、朝風呂にはもってこいで、寝ぼけた体が気持ちよく目覚める。

 若松葉という脱皮したてのカニのゆでたのが一人半身つく。

脱皮したてのカニは、足も柔らかいのでぽきっと折れば、身はするすると
出てきて、非常に食べやすい。

やはり新鮮なカニは身ばなれが違う。

前回の12月には、この若松葉ではなくメスのセコカニだった。

セコカニの内子が苦手なので、セコカニよりはこちらの若松葉の方がいい。

セコカニの漁期は、11/6~1/10まで。
若松葉は、その後1/11~3/20まで。

どうりで、前回12月に、若松葉は出なかったんだ。

カニ2匹分でカニすき。

若松葉で満腹気味で、メインであるカニすきは少ししか食べられない。

例によって、残ったカニは冷凍してもらい、野菜と共に保冷バックで持ち帰り。

若女将が七輪で焼いてくれるカニ味噌の甲羅焼き。

 

初物という「ほたるいか」の酢味噌和え。

ほたるいかもこのあたりでよく獲れるらしい。

若女将お手製のデザート。

ちょっと上にかかった練乳が甘過ぎたかな?

朝食もおかずが多種類並び、おかずだけでお腹いっぱい。

セコカニ半身が入った味噌汁。

セコカニの足に切り込みが入れられているので、この身もせせる。

カブとカニのあんかけ。

だしがおいしく、添えられた生姜がいいアクセントになりおいしかった。

大女将の料理はほんとにおいしい。

サラダにもカニが添えられ、ほんとにカニ三昧でした。

食後のコーヒーもおいしく、お替りが欲しいぐらいだった。

これで、一人¥21,150。
旅館で活けカニだけなら、この値段では食べられないだろう。

トイレは共同で、設備は整っているとは言えないが、部屋も風呂も清掃が
行き届き気持ちが良い。

おまけに温泉は掛け流し。

オスかにの漁期は3月20日まで。

なかなか予約がとりにくいが、是非、一度泊まってみては・・・。

宿のサイトの予約状況よりじゃらんの方が確かです。


長居公園の10月桜

2011年02月27日 | 

長居公園の10月桜が満開になっています。

 

可憐な花です。

 

 

 

横に植わっている河津桜はまだ蕾。

河津桜が満開になれば、10月桜は終わってしまうでしょう。

 

デジブック 『sakura』


2011年大阪城梅林(じょうびたき)

2011年02月26日 | 大阪

大阪城梅林の一角に大勢のカメラマンが集まっています。

カメラを設置して何かを待っている様子。

カメラの先には、不自然なツバキが一輪。

斥候が「来たぞぉ」と・・・叫びます。

 やって来たのは、この鳥。

私はあわててシャッターをきったので、ピンボケ。

 この写真は、常連さんから頂き、スキャンしたものです。

みんな、この「じょうびたき」のホバーリングを撮ろうと集まっておられた。

 じょうびたきが去った後、ツバキの花の中に何やら入れておられます。

こうして、何度も「じょうびたき」にお越し願うのでしょうね。

11:00、人出がぐんと増えて来たので、大阪城を後にしました。

もう一度ぐらい行けるかな・・・?


2011年大阪城梅林

2011年02月26日 | 大阪

大阪城の梅はそろそろ満開かな・・・?

う~ん、まだ桃源郷(梅ですが)ではありません。

玉垣枝垂

 

 

 

 

 「豊後」など、まだ固い蕾で、全体としては6~7分咲きというところでしょうか。

来週は寒い日もあるようなので、満開は3月の第2週あたりかもしれません。

初めて見る鳥「じょうびたき」。

この鳥を狙う大勢のカメラマンが・・・。

 

デジブック 『大阪城梅林』


屯倉神社の梅

2011年02月25日 | 大阪

暖かい日が続いたので、梅は満開・・・かな?
と、近所の屯倉神社へ。

全開・・・です。

枝垂れの方はどうかな・・・?

満開とまではいかず、6~7分咲きかな?

1本だけある白梅の枝垂れは満開です。

26日・27日は、梅まつりが開催されます。

 


仙仁温泉「岩の湯」の朝食

2011年02月24日 | 宿-甲信越



早朝、まだ薄暗いうちに貸切風呂へ行こうと・・・。

凄いつららです。

しかし、あいにく3箇所ある貸切風呂は、全部つまっていました。

横にあるお休み処で待とうかな・・・とも、思いましたが、部屋に戻りました。

 

月見台にも石筍のようなつららが出来ています。

少し前、零下10度まで下がったらしいです。

朝食は、8:00~好きな時間に「深仙庵」で頂きます。

この日は、朝食も個室でした。
個室でない時の方が多いのですが、やはり個室の方が落ち着きます。

窓の外のつらら。

 

手前、左端はとろろ。

今までトマトジュースや牛乳など選べたのですが、今回は野菜ジュース。

いったい何をブレンドしてあるのだろうか?凄く飲みやすい。

鮭ではなく、信州サーモン。

豆乳仕立てで野菜たっぷりですが、お腹がふくれて・・・。

大根おろしやネギ、七味などの薬味をかけていただきます。

 

名物の蕎麦粥ですが、だしに味がついているので蕎麦雑炊ですね。

これ、おいしくて好きです。

雑穀米も白米もパンもあります。

コーヒーはポットで。

昨夜のコーヒーの方が私は好きです。

はぁ、たっぷり頂きました。

 


仙仁温泉「岩の湯」の夕食

2011年02月23日 | 宿-甲信越

夕食は、喫茶室の櫓(やぐら)で。

この喫茶室のみ、宿泊者以外でも利用可のようですが、
立ち寄り入浴も出来ないのに、喫茶室だけでは・・・。

個室になっていて、外はライトが灯る雪の庭。

食前酒はにごり酒。

かっぽ、かっぽ・・・とは言いませんが。

「雪見のおもてなし」と、銘打った前菜。

手前のカラスミのようなものは、信州サーモンのお寿司。
適当に脂がのり、コクもあっておいしかった。

黄瀬戸でしょうか、好きだなぁ。

先附の胡桃豆腐。

こちらも先附で、蕎麦が忍ばせてある「松代蒸し」。

やまめの塩焼き。

手前は豆腐の田楽、右の白っぽいものは、生のヤーコン。

ヤーコン、あまり好きではないが、生は甘くておいしかった。

「山里のお造り」は、岩魚の姿造り、鯉の洗い、桜肉。

ちょっと苦手な川魚の刺身だが、岩魚も小ぶりのものだし、桜肉も少量。
これで丁度良い。

桜肉のたたき。
え~っと、上にのせたものは何だったっけなぁ・・・?

吸い物は、鯉のすまし仕立て。

時間をかけて煮た鯉をからっと揚げてすましの具に。
焼いたネギと相性抜群。

でも、何年か前に、ここで食べた「鯉こく」の味には程遠い。
あれが、もう一度食べたい。

石焼ステーキ、杉の香焼き、せいろ蒸し・・・この3品からチョイスするのだが、
いつでも、石焼ステーキを選んでいる。

フィレステーキを塩・ライム・わさび・・・で頂く。

お口直しはイチゴの淡甘煮。

そして、かぶら蒸しへと続くが、もう満腹で、これは要らないなぁ。

ご飯は、何だったっけ?

焼いた岩魚ではなかったような・・・。

やっとデザートに行き着きました。

以前はなかった夕食後のコーヒー。

朝のコーヒーとは違い、こくのあるエスプレッソで、実においしいコーヒーでした。

夜、眠れなくて・・・と、このコーヒーを飲めない人もいるでしょうが、
私はあまりのおいしさに、もう一杯お替りが欲しかったです。

夕食の献立は変わっていません。
お腹をすかしておいたせいもあるかもしれませんが、
今回は、おいしくいただき、文句はありません。

ただ、料理の間が開き過ぎて困りました。
それでも、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく供されたのは、さすがです。

この日、グループ客が多くて、貸切風呂もなかなか空きません。
きっと厨房もてんてこまいだったのでしょうか。

そして部屋に届けられる夜食。

以前は、一口寿司のようなご飯ものがあったのですが、
今回は、デザート系に変わっていました。

 


舞鶴にて

2011年02月21日 | 旅-関西

カニを食べに12月に引き続き、七釜温泉「あかね荘」へ行って来ました。

往路、舞鶴に寄りちょっと見学。

海上自衛隊の北吸桟橋が土・日など一般公開されています。

イージス艦「あたご」が停泊中。

大きいです。
28ミリの広角レンズでも全体をとらえられません。

そして、こちらは、舞鶴引揚記念館。

関係者各団体が記念の植樹をされています。

ずいぶん、ご苦労なさった事でしょう。

自衛隊の艦船に驚き、かつての悲惨な出来事に思いをはせる・・・。
複雑な心境の旅の始まり。

両方見れて良かった~。

 


長浜にて-4

2011年02月19日 | 旅-関西

長浜シリーズの最終回です。

真宗大谷派長浜別院「大通寺」。

元伏見城の一部を移築した本堂や、大広間など素晴らしい。

庭に並ぶ盆あせび。

いずれも、まだ固い蕾です。

 今年の開花は遅れているらしい。

3月中旬から下旬にかけて満開となるようです。

ふすま絵は、円山応挙作「蘭亭曲水宴図」。

いくつか並ぶ部屋に、それぞれ馬酔木の鉢が置かれている。

蘭亭の庭。

長浜御坊表参堂から山門を眺める。

黒壁スクエア付近は人出も多かったが、こちらまで足を延ばす観光客は多くない。

 

 叶匠寿庵のお店もあるんだ。

観光客で賑わう黒壁スクエアなどは、ほとんど素通りし、
盆梅展から鉄道スクエア~大通寺~黒壁美術館と歩きました。

長浜、なかなかいい街でした。

 


ご近所の梅

2011年02月18日 | 大阪

ご近所の屯倉(みやけ)神社の梅はいかがかな・・・?

見に行ってきました。

左の白梅は五分咲きぐらい、右の枝垂れはまだちらほら。

この木だけが満開から身頃過ぎで、落花が始まっています。

 

白い枝垂れ梅も三分・・・かな?

このあたり、陽あたりが良いのか、結構咲いています。

 まだ蕾の木が多く、全体としては三分咲き・・・って、ところでしょうか。

26・27日に梅祭りがあるのですが、その頃にはもっと花開くでしょうが、
やはり、今年は開花が遅れているようです。

桜も遅れるかなぁ・・・?


長浜にて-3

2011年02月17日 | 旅-関西

黒壁美術館では素晴らしいガラスのコレクションを見ました。

19世紀の香水瓶。

ガラスの砂時計

 

黒壁美術館は江戸時代末期の商家を利用し、大小15の展示室がある。

丁度、野村陽子さんの細密画展が開催中で、床の間に飾られているのは、
長浜の盆梅を描いたもの。

まぁ、こんな細かくきれいに描けるものだと感心しました。

驚きました!

庭に魚が・・・。

山野宏さん作「魚のある風景」・・・です。

 

 

 

美術館横「秀吉公の門」を入った所の蝋梅が満開に・・・。

黒壁美術館、ほんとに良かったです。

大通寺のあせびが満開になる3月中旬~下旬に、もう一度長浜へ行き、
この黒壁美術館を又見てみたい。


仙仁温泉

2011年02月17日 | 宿-甲信越

話があちこちに飛び、申し訳ありませんが・・・。

信州です。

仙仁温泉「岩の湯」に、チェックイン可能時刻14:00過ぎに到着しましたが、
駐車場にはすでに車が停まり、先にチェックインしている方がおられる様子。

結構な積雪です。

数日前、零下10度になった日もあるとか・・・。

今回の泊まりは、一人が「日本秘湯を守る会」のご招待。
もう一人は実費で・・・。

 

ロビーでチェックイン。

自家製のお饅頭。
回りの餡には細かく切ったリンゴがしのばせてあります。

なかなか渋いお茶碗。

今日のお部屋は、一番リーズナブルな仙寿亭の「飯綱」。

10畳間と洋間。

洋間の床は、床暖房で快適です。

どの部屋にもベランダが付いていますが、この時期、寒くて・・・。

ミニキッチン、洗面所、トイレはもちろん完備。

ドリップコーヒー、紅茶、緑茶、ほうじ茶が用意され、冷蔵庫は飲み物が詰まったものと
空で自由に使える冷蔵庫の2台あり、空の方に「柿茶」が冷えていた。

食事は朝・夕共に食事処で頂く。
その間、部屋にふとんが敷かれるのだが、ただふとんを敷いて終わりではない。

ゴミ箱を空にし、使っていた湯呑みやコーヒーカップ類は新しいものが補充され、
冷蔵庫の柿茶はつぎ足され・・・全て、チェックインした時の状態にされている。

こういうサービス、私は仙仁温泉でしか受けた事がない。

部屋に用意されているセロリの粕漬け。

さぁ、浴衣に着替えて、競争激しい貸切露天風呂へ向かおう。


長浜にて-2

2011年02月16日 | 旅-関西

盆梅展が開かれている「慶雲閣」の向かいにある「長浜鉄道スクエア」に行く。

以前、外から見て蒸気機関車が展示してあるのは知っていたが、中に入るのは初めて。

D51形793号の蒸気機関車とED70形交流電気機関車が並んでいる。

どちらもよく手入れされ、D51は黒光りしている。

蒸気機関車の運転席に入ってみた。

右、石炭車で左側に釜がある。

運転席からの視覚が狭いのに驚いた。
まん前と横しか見えない。

近くで見ると車輪は大きい。

こんなのに轢かれたら・・・。
思わず下山事件が頭に浮かぶ。

館内には明治15年に竣工した、現存最古の長浜駅舎が保存されている。
この建物自体、駅舎だったのだろう。

「東海道線がまだ全通してない明治15年、長浜~敦賀間に陸蒸気が走った」と
パンフに書かれている。

そして、長浜は、「日本海と太平洋を結ぶ」という明治政府が国運をかけた
鉄道の町だったそうです。

知らなかった・・・。
北陸線との分岐である米原よりも賑わっていたなんて。

伊吹山が民家の屋根越しにそびえている。

山の様子で季節を知る・・・。

都会っ子の私には分からないが、長浜の人は、そうやって暮らしてきたのだろう。

マンホールの蓋には太閤秀吉の馬印千成瓢箪が。

長浜城は太閤秀吉が最初に持った城で、町は秀吉によって開かれていたんだ。


厨子2階の虫籠窓や出格子など、昔ながらの家屋を残しているが、町並み全体を
保存しようとしているのではないのか?こういう家と新しい家が並ぶ。

年季の入った倉庫。

あせびの盆栽展が開催されている「大通寺」にやって来た。

驚いたのは、この山門の立派さ。

33年の歳月をかけ1841年に落成したもので総けやき造り。

門なのに格天井。
梁と梁の間に龍の彫り物。

龍のヒゲまである緻密な彫り物に驚く。

柱もこのとおり。

 

本堂の内部も素晴らしい。

現在、真宗大谷派の別格寺院として7000坪の境内があり、
名実共にこの地方における信仰と伝道の要になっているという。

 残念ながら、馬酔木はまだ固い蕾の状態。


長浜にて-1

2011年02月15日 | 旅-関西

今回もジパングの割引を使って切符を買うつもりでしたが、緑の窓口で薦められた
「冬の関西1ディパス」を使う事に。

長浜でお勧めしたい所を先にアップします。

大通寺の「蘭亭の間」の床脇の文様に驚きました。

黒壁美術館に展示されていたエミール・ガレの「取手付き花器」。

取手にも花が・・・。

大通寺も黒壁美術館も撮影禁止の貼り紙はなく、撮っていいのかなぁ・・・?と、
思いながらも、あまりの見事さに、フラッシュ・三脚使わずに撮りました。

お腹がすいたので昼食を、御坊表参道にある「MASAO」さんで。

左奥に見えるのは、大通寺の山門。
この山門も凄いものでしたが、これは後日に。

近江牛の文字に惹かれました。

近江牛ピラフ丼ランチを注文。

ピラフは雑穀米で、味付けは何だろう?おいしいのです。

薄切り肉が3枚ほどのっています。

サラダとスープ付き。

コーヒーは別注文。

ケーキとコーヒーのセットもありますが、カロリー考えここはコーヒーだけ。

可愛いミルクピッチャー。

店内もお料理もお洒落で味もよくて、大変気に入りました。

 


長浜の盆梅展

2011年02月14日 | 

長浜の盆梅展を見て来ました。

明治20年、明治天皇の行幸を機に建てられた「慶雲館」。
その豪華な室内に飾られる盆梅も豪華です。

「不老」と名付けられた樹齢400年、長浜最大の盆梅。

 

 

見事な梅ですが、その梅をひきたてるこのしつらえ。 

 

蕾の梅も多いが、現在7分咲きという。

3月10日まで開催される盆梅展、まだまだ見頃が続きます。

やはり、この一角が一番見ごたえがありました。

並べられている梅も良いものばかりでしょうが、この部屋が梅をひきたてます。

「江」と名付けられた梅。

 

この可憐な梅が一番気に入りました。

中国梅のようです。

長浜盆梅パスポート1000円也 を買い、長浜の4施設をこれで回りました。

通常2500円入場料金が必要だったのですが、随分、お安くあがりました。