串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

対馬観光-1

2018年12月30日 | 旅-九州・沖縄

2018.11.20

車中、しばらく空から降って来た魚をサカナに話が弾む。

今日は対馬の北半分を観光しよう。

まずは姫神山砲台跡へ。

7世紀の白村江の戦いから元寇秀吉の朝鮮出兵日露戦争・・・。

国境の島 対馬は常に攻防の最前線だった。

白村江の戦いに敗れた後、唐、新羅からの日本侵略を恐れ、西日本各地に山城を作り防人を配置した。

その遺構の金田城から明治の日露戦争時の砲台跡まで、対馬は歴史上の観光地(と、よんでいいのか?)がアチコチに。

姫神山砲台跡は1900年~1902年に築造された。

モルタルと赤レンガを使ったイギリス風の砲台で、保存状態も良いという事で、是非見たかった。

しかし、結果的には行かなかった。

道路標識に沿って国道382号線から脇道へ。 

緒方という集落からは車1台しか通れないような細い道が続く。

途中に乙姫神社があり、小さいが境内はきれいに掃除されている。

 

近くに地元の人がおられて、この先の道路状況を尋ねた。 

この辺りから先2キロ程で姫神山砲台跡へ行けるのだが、砲台から1.5キロ程は未舗装の砂利道が続くらしい。

それも大きくえぐれた箇所もあり、車体の底に衝撃があると言われる。

レンタカー、傷付けるのは嫌だ。

姫神山砲台跡へ行くのは諦めて、方向変換も出来ない道を車はバックでこの写真の乙姫神社へ戻った。

この乙姫神社に車を停め歩いて行く気なら行けたでしょう。

神社の先には車を停めるスペースはなかった。

昨年、対馬観光協会からパンフレットを色々送ってもらっていた。

地図から歴史観光ガイドブック、厳原街歩きマップ・・・。

実に役だったが、姫神山砲台跡へのアクセスまでは記載されてなかった。

又、浅茅湾を一望出来る烏帽子岳展望所への道は災害で通行止め。

こういう情報も欲しかった・・・と、パンフのアンケートに書いた。

 一番見たかった姫神山砲台を見れなかったショックは大きいが、気をとりなおして対馬を北に進む。

国道382号に架かる万関(まんぜき)橋

広い駐車場・トイレがあり、かの国からの観光客も多い。

ロシアとの戦争の気運が高まり、水雷艇を対馬海峡東水道に出撃させるため、明治32~34年万関瀬戸を開削。

明治38年の日本海海戦では水雷艇隊がここを通り出撃し戦勝に寄与した。

 開削された万関瀬戸(久須保水道)。

もう一つ橋を見に行く。 

赤島大橋

万関橋によく似ているけど、こちらは天井部分が違う。

 

 下はきれいな海。

ここまではかの国の観光客も来ないようで、静かな光景が広がる。

 こちらは内海。

こちらは日本海側。 

 国道382号線へ戻り、県道39号線で比田勝へ向かう。

途中見たい所が3ケ所あり、その一つ琴の大銀杏を見に行く。

 樹齢1500年といわれる日本最古の銀杏。

時期が遅かったのか、ほとんど落葉。

 現在も樹勢盛んらしいが、ぐるり鉄骨で補強されている。

 

 二つ目の目的は茂木浜に設置されているナヒモフ号の大砲。 

笹川良一氏が金塊目当てで引き上げたという事だが、その時、目当ての金塊は見つかったんだろうか?

金塊がみつかれば、北方4島と引き換えにロシアに引き渡すつもりだったらしい。 

私財200億円も投じて引き上げたものは宝物ではなかった。

その時に引き上げられた大砲が鎮座している。

 海はきれいなグラデーション。

海水浴シーズンには賑わう事でしょう。

舟志川沿いに7キロ続く紅葉のスポットもみじ街道。

これが三つ目の目的。

木によって散ってたり、まだ早い木もある。

1ケ月前に白神山地や乗鞍高原の紅葉を見て来た私にとってはもの足りなさは否めないが、
次々現れる紅葉に歓声を上げながら、ドライブを楽しんだ。

 国に紅葉はないの? 

韓国と定期航路がある比田勝港へやって来た。

今、国境警備はこの方達だわ。 

海上保安庁の船が2隻係留されていた。

丁度釜山からのフェリーが着いたようで、多くの旅行者で港は賑わっていた。

釜山からは50キロ、日本の本土よりも近い。

パスポートさえあれば日帰りも可能。

行く気もないし、行きたくもない。

 

えぇ~、浴衣じゃない?

嬉しいそうに、どこへ行くんだろう?

比田勝港からツアーのバスに乗る人、積んで来たサイクリング車で、レンタカーで出発する人の他に、
港から歩く旅行者がちらほら。

近くにホテルがあるんだろうか?

いくつものグループで歩く人が続く。

車を走らせながらいったいどこへ行くんだろうか?と、思っていると、少し先にマツキヨの店舗が見えた。

えぇ~、ここへ行くために歩いてたの?

結構、距離があったのに。

マツキヨ、私が見た限り、対馬に3軒の店舗がありました。


対馬グランドホテル

2018年12月24日 | 宿-九州・沖縄

対馬では2泊。

まず1泊目は対馬グランドホテル

島内で唯一温泉浴場があり、ツアーでもよく使われる宿。

早い時点では満室続きで予約出来なかったが、ツアーの手仕舞いが終わり、余った部屋だろうか?
直前予約というプランで予約した。
 

 洋風でなかなか立派な感じです。

2階建てですが、エレベーターは無し。

部屋はツイン。

窓からはチャペル、そのチャペルの向うは海。

結婚式も出来るホテル。 

寝具もデュベスタイルで寝やすそう。 

半開きの引出しの中に浴衣が入っていたが、2枚共中サイズ

中でも大きくて相方には丁度良いが、私には大き過ぎて小サイズに交換してもらった。 

冷水の用意はなかった。

テレビはBSも見れる。 

 ユニットバス・トイレ付き。

アメニティは普通かな。 

夕食は18:00~、レストランで。

この鍋、何がメインだったかな? 

対馬名物ろくべえが入った鍋だった。

ろくべえ、シコシコとした食感で案外おいしい。

それに出しもいい味が出てた。

結局、対馬でろくべえを食べたのはこれだけだった。 

 土産物コーナーで売っていたのを買って帰れば良かった。

サツマイモの澱粉を取り出したのがせんだんごで、これを水で練ってろくべえになるみたい。 

薄っぺらいステーキはおいしくない。

う~、鯛の兜煮。

これを御馳走とみるか、アラ煮とみるか?

魚、好きではない私にはアラを調理したものとしか思えない。

グルメな人なら目の回りがおいしいとか言うでしょうが、私はとても食べる気にならない。

手を付けず、スタッフに引き取ってもらった。

旅館の夕食でこれが出るとはちょっと驚き。

海のすぐそばの宿、普通に魚の煮つけでいいのに。

回りのテーブルで「天ぷらでございます」と、いう声が聞こえた。

天ぷらでいいのに、私のテーブルには来なかった。

 

 夜明けです。

この宿から夕陽は見えませんが、朝日は天気さえ良ければバッチリ。 

広いバルコニーに面したレストランで朝食。

夕食もここでしたが・・・。 

朝食はチェックイン時に和か洋を選んでおく。

相方はもちろん和食。 

なら、私は洋食。

結構ボリュウムがあり満腹。 

さて、どんな湯なんだろう・・・と、期待しながら風呂場へ。 

 アメニティは何もない。

鍵のかかるロッカーはこれだけ。 

 露天はなく内湯だけ。

かすかに塩素が匂った。

加温・循環だが掛け流し風にしている・・・と、貼り紙有り。

湯はあふれてないし、いったい何が掛け流し風?

と、思っていたら、翌朝は湯があふれ、掛け流し風になっていた。

 カランは8ケ所。

風呂は0:00までと朝は6:00~。

源泉所有者は対馬市で、管理はグランドホテルに任されているみたい。

立ち寄り湯の真珠の湯が敷地内にあった。

成分総計206.2mg/Kg 源泉温度=34.8度 湧出量:38.4L/M PH=9.4

温泉とは呼べないのだろうか?泉質の表記はなかったような。

 チェックアウト後、しばらく走った所でレンタカーの屋根に何かが落ちたような大きな音がして驚いた。

石でも落ちてきたのかな?と、思ったらフロントガラスに魚がへばり付いた。

音の正体はこれだったんだ。

 逆光で見難いですが、これはフグだわ。

大きなキズがあり、これはカラスかトンビの仕業だな?


三度目の休暇村能登千里浜の食事

2018年12月22日 | 休暇村

 夕食は17:30から15分刻みで時間を選べる。

18:00~と希望したが、この時間帯は混み合ってる
ようなので17:45~とした。

やはり土曜日の宿泊は避けるべきかな?

でも、高速料金は3割引きになるから、どちらをとるか悩ましいところ。

 

 う~ん、造りもいただけない。

サザエは、箸で一つまみ。

ブリかカンパチの腹身もマグロも苦手。

 甘口のどぶろくを注文。

結構さらっとしていて、ちょっと物足りない。

相方は利き酒セットを注文。

宗玄がおいしいかったらしい。 

焼き物は、ブリと大根のステーキ

大根、いい味がついている。 

 ご飯、汁物、デザートなどはビュッフェスタイル。

天ぷら大好物の私、加賀野菜の天ぷらは3皿程頂いた。

金時草、レンコン、サツマイモの3種だけだが
上手に揚がってておいしい。

 のとしし(猪)の里芋コロッケ。

粘り気の強い里芋にミンチ状のしし肉

結構おいしかった。

 たら白子の茶わん蒸しがなかなか来ない。

やっと運ばれて来たが、熱々ではなくぬるい。

デザート類、特においしいものはなかった。 

テーブルの回りを見渡せばカニが乗っているテーブルが多い。

この時期の日本海側、やはりカニでしょうが、
出身地不明のカニ、しかも小さい。

それでもカニはカニ。

あぁ、おいしいカニが食べたい。

と、翌日チェックアウト後、カニを買おうといき込んで
金沢港魚市場へ行ったが、セコガニはあるがオスのカニはない。

数日来の悪天候で漁の船が出てなくでカニが無いとの事。

カニを売りにしている宿は、生簀のカニを仕入れるしかなく
それは高いので必然的に小さなサイズになるでしょう。

新鮮でおいしいカニを食べるのは、天候に左右される賭けだわ。

話が横道にそれましたが、夕食は同じ料金の宿と比較してもお粗末。

休暇村の食事はこんなものでしょう。

 翌朝の食事処。

 ビュッフェスタイルです。

近所のお母さんが握るおにぎり。

ブリそぼろのおにぎり一つ頂いたが、ご飯が柔らか過ぎる。 

わたしのお目当てはこれ! 

車麩フレンチトースト

 

 

蜂蜜をかけ、粉砂糖をトッピングして頂きます。 

お替りしました。


三度目の休暇村能登千里浜

2018年12月19日 | 休暇村

休暇村のポイント(Qカード)が3月いっぱいで失効してしまう。

それなら、源泉掛け流しの風呂もいいので休暇村能登千里浜へ。 

名神京都東インターで下りて湖西道路へ。

マキノにあるほったらかし別荘地に寄って行く。

冠雪した比良山地が大きくそびえる。 

 能登里山海道から見えているけど、柳田インターでおりて
ぐるっと回らなければいけない。

土曜日とあって、次々と客がチェックインする。

 今回の部屋はリニューアルされた和洋室。

 ベッドはデュベスタイルでシーツも上質。

 琉球畳が敷かれた4畳半ほどのスペースにテーブルと座椅子。

2人以上ならここに布団を敷くのだろう。

結局、ここへは座る事がなかった。

これなら、洋室で良かったな・・・と。

 テレビの下には冷蔵庫と金庫。

すっきりした室内に仕上がっている。

 洗面台は広くて使いやすいが、アメニティは歯ブラシ程度。

シャワーキャップや髭剃りは、フロントに置いてあり、
必要なモノだけ持って部屋へ。

          

    浴衣は子供用まで全サイズが部屋のクローゼットに用意されていた。

    それ以外にフロント横には色浴衣が置かれていて、無料で使用できる。

    チェックアウト時に撮った写真だが、Lサイズは全て貸し出しされていた。

    へぇ~、大きい女性が多いんだ。

 

 

 

ロビーはすっかりクリスマスモード。 

 このコーナーを挟んで客室は左右に並んでいる。

いつも左手の客室で、ここからは松林に遮られて海は見えない。

海を見るなら右手の客室がいいかな。 

風呂のある1階に無料で使えるランドリーが3台。

洗剤はフロントで¥100 。 

 

 お気に入りの露天風呂。

一人サイズの陶器風呂が3つ。

それぞれ湯温が違い、真ん中が熱く、左手は凄くぬるい。

温冷交互入浴が出来る程の温度差があり、空いている時は
交互入浴を楽しんだ。

右手はややぬるめの湯になっている。

2度目の宿泊時とは湯船の温度は違っている。

 陶器風呂の他に大きな湯船もある。

 

 こちらは内湯。

風呂は24:00までと、朝は5:00~。


対馬の石垣

2018年12月17日 | 旅-九州・沖縄

壱岐の芦辺港発11:40のジェットフォイルで対馬厳原港へ。

博多~壱岐~対馬とジェットフォイルを乗り継げば運賃は1割引き。

この割引には条件があるので、要注意。 

厳原港着12:45。

わりと波が高かったので、博多からのジェットフォイルよりは揺れた。

 当初フェリーで対馬入りする予定だったので、レンタカーは2時間程遅い15:00~と予約していた。

2時間程厳原の街並みを徒歩で対馬の名物である石垣見物に。

まずは今屋敷の防火壁

昔は江戸市中にも火切と呼ばれる防火壁があったが、現在は跡形もなく消滅し、日本中で遺っているのは対馬の厳原だけらしい。

ここにもツワブキが・・・。

その後、対馬を回ってもツワブキはそう見かけなかった。

ツワブキは壱岐ほどではない。 

観光情報館のふれあい処つしま内にあるふれあい食堂憩いで対馬名物対州蕎麦を食べる。

十割蕎麦でのど越しもよくおいしいが、つゆがちょっと甘い。

対馬は、中国から日本へ最初にそばが伝わった地。

翌日も蕎麦を食べようと、対馬北部の佐須奈にあるあがたの里へ行ったが、折から昼食時、店内に客があふれていた。

待てない大阪人、テーブルに着いたものの「こらアカンわ」と退散。 

八幡宮神社のちょっと変わった参道。 

紅葉がきれいだった。

壱岐では銀杏以外紅葉を目にする事がなかったので、ここで見る紅葉は実に美しく感じた。 

 来てるわぁ。

 道路を隔てた中村地区へ。

中村地区の説明は上を見て下さい。

初代対馬藩主 宋 義智(そう よしとし)の銅像が置かれた公園。

わずか12歳で第19代島主(初代藩主)となり、7年に及ぶ秀吉の朝鮮出兵文禄・慶長の役後、
家康から命じられた朝鮮との関係修復に尽力。

没後400年を記念して建立された銅像。 

ここでも石垣風の洒落たベンチに仕上がっている。 

 

 

対馬出身、明治時代の新聞記者・小説家の半井桃水
この中村地区の出身。 

 

 厳原には対馬藩の城下町にふさわしい屋敷の石垣が多く残っている。

これらは江戸時代初期から築かれ、1811年の朝鮮通信使の来日に備え、さらに美しく整備されたらしい。

これらの茶色い石は何という岩石?

頁岩(けつがん)という岩石だった。

詳しくはこちらで。

そして元々は白い岩石が多いらしい。

厳原にはまだまだ石垣がアチコチに残っているようだが、ここで石垣鑑賞は時間切れ。


壱岐へ-2

2018年12月11日 | 旅-九州・沖縄

千石荘をチェックアウトし、壱岐の観光へ。

まずは壱岐の北部にある勝本の朝市。 

なんだか寂しい。

観光客の姿はほとんどなく、地元民御用達という感じ。

左手に魚関係の店が3軒程あり、その1軒でトロ箱にぎっしりのイカ

おいしそう!買いたいが旅人には無理だわ。

通りの裏手には駐車場やトイレもある。 

 ふと目を海の方に向けると、辰ノ島行きの船乗り場が見えた。

辰ノ島、行きたかったが遊覧船が嫌いな相方に却下される。

海水浴シーズンには、勝本の朝市も賑わう事でしょう。

壱岐には長崎県内の6割にあたる280基もの古墳がアチコチにある。

そのうちの200基以上の古墳が6世紀後半~7世紀前半に造られ、
上の6基は首長墓壱岐古墳群として国の史跡に指定されている。

 

これは、その6基の中の一つ、掛木古墳壱岐風土記の丘にある。 

 

 6世紀末頃に造られ、石室内からは、鏡、耳飾り、馬具・・・、
中国大陸や
朝鮮半島の国々から認められていたことを物語る遺物が
多数発見されていて、
海外の国々に精通した有力者が島内に存在して
いた事をうかがい知る事が出来る・・・と、案内板に書かれていた。

 鬼の岩窟古墳へ来ると子猫が2匹。

まるで店番でもしているかのよう。

 階段を上がって行くと・・・。

2匹が付いて来る。 

 親が放したばかり・・・かな?

餌欲しそう。

ごめん!何も持ってないの。

こんな仔がいるなら、昨夜の刺身、朝のアジの開き
食べなかったのを持って来たのに・・・。

ノミがいるのだろう。

しきりに掻いている小さな姿が痛々しい。

ちょっと辛かった旅の1シーン。

玄室には灯りが灯っているが、私は入口で失礼します。 

 国片主神社の庭が彩られていて、思わず車を停めた。

                

 椿(さざんかかな?)と銀杏の落下盛ん。

          

    横にはへそ石顎掛け石が鎮座する。

    史跡へそ石は、江戸時代の名勝図誌の女夫石として記載があり、壱岐の中心を示す指標として
    往来する人々の道しるべになっていた。

    本来は前面道路の南側にあったが、道路工事の際現在の位置に置かれた。

    顎掛け石は、大男が海岸で拾った石柱を一人で運び、自分の顎が乗せられる高さに合わせて
    立てたという伝説が残っている。

    高さは296mで、石の上には六面十二菩薩仏塔が乗せられている。

    この仏塔、本来は別の場所にあったものが、ここに乗せられたらしいが、色合いといい 
    一体化している。

 

 

 

奥に壱岐国分寺跡がある様子だが、この桜並木と緑の原っぱにちょっと見惚れた。 

春には桜がさぞかしきれいな事でしょう。 

1281年二度目の元寇弘安の役を迎え討った当時の壱岐守護代
少貳資時の墓がある少貳公園

 弘安のヒーロー少貳資時は、その時わずか19歳。

当時の19歳は立派な大人だろうが、この戦争で命を落とす。

よく整備された公園内の松林の中に少貳資時の墓がある。

 最後になったが、壱岐はツワブキの島だと思った。

どこを走ってもツワブキが自生している。

我が家辺りでは、庭先に上品にたたずむように植えられている
ツワブキだが、壱岐では道端などどこでも見られた。

壱岐ではしまとく通貨を利用した。

5000円で6000円分の支払いが出来る。

宿でも土産物屋、飲食店・・・加盟している店舗は多く
5口¥25000で買い、30000円分の支払いをこれで済ました。

チケットのようなモノはなく、スマホ、ガラケー決済。

ガラケー派の私、使い始めは戸惑う事が多かったけど
だんだん慣れてきて、残す事なく使い切り壱岐を後にした。

次に訪れる対馬には、このしまとく通貨はない。

韓国人の旅人が多いせいかな?

レンタカー、郷ノ浦で借り芦辺港で返却すると
1000円の乗り捨て料金が必要だった。


千石荘

2018年12月07日 | 宿-九州・沖縄

2年前ドタキャンした壱岐・対馬の旅では、壱岐で2泊、対馬で1泊の予定だったが、
対馬の方が大きい島、それに見る所も多いようなので、今回は対馬で2泊する行程にした。

 まず1泊目は、前回ドタキャンした千石荘

レンガ造りの蔵が千石荘の浴室。

 ロビー

 部屋は6畳間、広縁無し。

畳がそろそろ・・・。

部屋のトイレはウォシュレット。

これでなきゃ。

 

部屋に置かれた浴衣は2枚共Lサイズで私には大きい。

言えば替えてもらえたと思うが、まぁいいや。

タオル類は少々ゴワゴワ。

 冷水と湯沸かしケトルがあった。

夕食は1階の別室に用意された。

18:30か19:00~で、私達は18:30~。

椅子が欲しいなぁ。

スタッフがテレビの横にあると言われる。

これかぁ・・・。

かなり固いクッションで、座り心地はまぁまぁ。

部屋にも一つ借りた。

左、ノーサ(サメ)の酢味噌添え。

刺身は新鮮だが、贅沢な事に私は苦手。

 イカだけを食べた。

壱岐牛の陶板焼き。

壱岐では年間5000頭もの仔牛が生まれ、その多くが島外へ出荷される。

佐賀牛伊万里牛・・・も、その仔牛から育ったものかな?

島内で一貫生育された牛を壱岐牛とよび、頭数が少ないので島外には流通していないらしく幻の壱岐牛とも。

残念ながら肉の旨さは分からない私。

大きなあらかぶの唐揚げが出てきたが、写真撮り忘れ。 

デザートはコーヒーゼリー(だったかな?)。

宿泊料金(@11880)からすると豪華な食事だった。

味付けも塩辛くなくて私には丁度良い。 

朝食も同じ部屋で7:30~。 

一般的な朝食だけど、壱岐の名物壱州豆腐が固く、大豆の甘さが強くおいしかった。 

アジの開きは面倒で残してしまう事が多い。

 さて、温泉は1700年前から湧くれっきとした温泉。

風呂は内湯と貸切湯の2ケ所で露天風呂はない。

内湯は6:30~21:00までと夜が早く終わる。

貸切湯は無料で、空いていれば中から施錠して一晩中入れる。

と、いう事だったが、0時頃行った相方は、すでに湯が止まっていた。

それを知らずに5:00頃行った私はぬるくて入れない。

どうなってるん?

朝、それを言うと、何かの手違いで湯を止めてしまった・・・という事だった。

鉄分はそう多くはないと思うけど、床は鉄色でコーティング。

地元の常連客も多く訪れるようで、お喋りに花が咲き宿泊客は片隅で小さくなって入る。

確かめてはいないが、おそらく入浴時間は宿泊客も立ち寄り客も同じではないかと思った。 

 

 

こちらは貸切湯。

やや緑がかった湯。 

朝方、バルブを回しても湯は出なかった。

源泉は凄く濃い。

源泉名:湯ノ本温泉 温度:55度 PH=6.44
Na=4948  K=400.8  Mg=264.2  Ca=614.6  Sr=34.9  Fe2=4.5
Cl=9609.1  SO4=689.8  HCO=545.3
成分総計:17,370mg/Kg  の ナトリウム-塩化物泉


壱岐へ-1

2018年12月06日 | 旅-九州・沖縄

2年前、腸閉塞で緊急入院し、数日後に控えていた
壱岐・対馬への旅はドタキャンとなった。

いつかは行きたいと大きな宿題を抱えていたが、
2018年11月 やっと行ける事になった。

 まずは壱岐へ。

フェリーで渡りたかったが、博多発のフェリーは1日3便。

しかも昼便の時間は10:00発しかない。

新大阪からの新幹線は6:50発のさくら543号
に乗っても博多到着は9:27。

30分の乗り継ぎでフェリーに乗れるかどうか?

所要15分という路線バスに乗ったが、博多は大都会、
結構時間がかかり、10:00発のフェリーには間に合わなかった。

実際は、10:30発ジェットフォイルを予約していたので
博多駅でもゆっくり、港でも時間に余裕はあった。

 レンタカーを借りて、まずはほらほげ地蔵へ。

潮は引いている。

 う~ん、台座まではっきり見えてる。

これは看板の写真で、海の中にたたずんでいるから
珍しいんだけど、干潮ではどこにでもあるお地蔵さん。

すぐそばにある食事処ほらほげで昼食。

私はうに飯定食。

アオサの吸い物だが、青くない。 

ちらっと聞いた話では、壱岐周辺の海は磯焼け
影響でウニが獲れにくく、又、獲ったウニの中は
空っぽだったりしているらしい。

ウニ丼、壱岐の名物なのに。

 相方はサザエ丼

おいしいか?

何を食べてるか分からない・・・らしい。

 こちらは干潮で良かった。

内海(うちめ)湾の小島。

江戸時代末期に描かれた内海湾の風景。

 

 鳥居が立つのは神が宿る島として崇められてきた小島

満潮時にはこの参道が海の中に沈むが、今は干潮。

海が割れている。

ふっと映画十戒を思い出した。古い! 

限られた時間しか参詣出来ない神社として人を魅了し
パワースポット になっているらしい。 

これはオリックスレンタカーに用意されていたマップコード

壱岐内の観光地や宿のマップコードが記載されて実に便利だった。 

次はこのマップコードに載っている鬼の足跡へ。

芝の丘陵地を歩いて海岸へ。 

これか・・・。 

これはほんの一部で、高さ30m周囲110mの大穴が鬼の足跡。

こちらの写真が分かりやすいです。 

 続いて猿岩へ。

近くにいる人間と比べるとその大きさはよく分かる。

 

すぐ近くに黒崎砲台跡があった。 

閉所恐怖症の私は入れない。

相方が入って行ったが、中は真っ暗で何も見えないと
すぐに出て来た。

後で分かったのだが、猿岩の土産物店辺りからの
入口もあったみたい。

ほんの入口だけ。  

本日の宿、千石荘へ。

 


再びアソベの森いわき荘へ

2018年12月03日 | 宿-東北

 2018年4月に泊まったアソベの森いわき荘

大変気に入ってしまい、紅葉時期に再訪。

4月泊まった時の記事はこちら

今回は岩木山が見える洋室で2連泊。 

 

 

岩木山は手前の木々に遮られ頂上辺りしか見えない。

これなら見えない反対側の部屋でもいいかな。

屋上へ上がれば見えるし。 

 

細かいところまで気配り出来ている。 

足袋は付いていない。

この足袋は、風呂場入口で100円で売られていたものを購入。 

1泊目の夕食はレストランアソベの森での会席料理かかやま。 

料金が4000円、7000円、10000円と3コースあるが、
一番安い4000円のコース。

予約時、特に何も言わなければ4000円のコースになるみたい。

旬菜と名付けられた前菜は、嶽きみの茶わん蒸し、
なんきん豆腐の醤油ジュレ掛け・・・。

鯛、マグロ、紋甲イカの造り。

好きではない刺身、私には丁度良い量。 

 岩木高原豚の蒸し焼きをガラスの器に入った
とろろポン酢で頂く。

蒸し豚、ちょっとニンニクが効き過ぎて、私は苦手。

リンゴの中はホタテのグラタンだが、少々塩辛い。

リンゴのフタまで食べて口の中はさっぱり。 

さもだし(ナラタケ)、しめじ、なめこ、舞茸のキノコに
鶏団子が入った鍋。 

 デザートは豆乳カスタードプリン。

 

 各種お漬物はビュッフェスタイルで。

翌朝はビュッフェ。

こづゆはどうも口に合わない。 

 2泊目の夕食は和土菜(わどな)で。

前を通りながら、中はいったいどんなん?と・・・。

築100余年の古民家を移築した食事処。

 オープンキッチンに面した一枚板のテーブルに座り。

 カウンターダイニング料理の夕食。

 織部の皿に盛られた旬菜。

造りはマグロで長芋、カイワレを巻いたものやサンマのルイベ。

左、牛肉の味噌漬けを焼いたものと
右は秋鮭の酒粕焼き。 

米ナスのそぼろ餡掛け。 

デザートはリング酢ゼリー。

ここでは残念ながらお漬物のビュッフェはないが、
落ち着いた雰囲気の中、テキパキ動かれるスタッフを
見ながら、隣席の客とも話が盛り上がり楽しい夕食だった。 

2日共、夕食後に津軽三味線のライブがあった。

宿泊客はよく知っているのだろう、1日目の観客はまばら、
2日目は、弘前の居酒屋「杏」の多田さんのお子さん達。

2日目は大勢の観客だった。

春に泊まった時のような桜を見に連れて行ってくれるという
サービスはなかったが、おいしい料理とホスピタリティの良さで
充分満足し、来年の桜時にも行こうと予約を入れて帰った。