goo blog サービス終了のお知らせ 

串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

海潮荘の食事

2010年12月28日 | 宿-中国・四国

今年も残り少なくなりました。

主婦だから、それなりに年末は慌しくて、
どこかへ行ってブログのネタ拾いするというのも不可で・・・。

11月に行った島根の旅。
中途半端になっている「海潮荘」の食事です。

夕食は食事処で・・・と、予約していた。

この食事処、雰囲気がとても気に入っている。
ただ、足が下ろせず、正座しなくちゃいけないのが難点。

いい雰囲気の食事処ですが、照明が暗くて。

↑の写真は、朝に撮ったものです。

しかし、今回もたった1箇所だけある、足が下ろせる奥の席でした。

予約時、「階段使用の少ない部屋で・・・」と、頼んでおいたからだろうか?
他の客には申し訳ないけど、実に有り難たかった。

 旬の味覚五点盛りの中で、左手前のミートローフのようなものは、
鶏ミンチにくるみなどを混ぜたもので、おいしかった~。

柿の白和え

ウマイ料理にお酒がすすむ。

鴨の治部煮と野菜の炊き合わせ

焼き物は洋風で目鯛のソテー。

かんぱち、車エビ、鯛の刺身

すりおろした長イモを蒸し、ウナギを忍ばせた蓋もの

奥出雲和牛のしゃぶしゃぶ

嬉しい事に好物の天麩羅も

すまし汁にはゴマ豆腐が

リンゴのコンポートと焼き芋豆乳プリンのデザート。

ふ~、おいしかった。

これで、平日14000円とリーズナブルな宿泊料金。

又、行きたくなる宿の一つです。

 


加藤文太郎記念図書館

2010年12月18日 | 旅-関西

浜坂へ来たなら、是非、寄ってみたい所があった。

浜坂は、孤高の登山家「加藤文太郎」さんの生れ故郷。

その加藤文太郎さんを顕彰して建てられた「加藤文太郎記念図書館」。

図書館の2階が、加藤文太郎記念図書館となっている。

開館の10:00を待って中に入る。

前にたんぼが広がり、近辺に立派な家が立ち並ぶ一角にある。

1階は、一般の図書館で、司書さんに声を掛けて2階へ上がる。

右の部屋が遺品などの展示室、左の部屋は、山岳関係の書籍を集めたコーナー。

加藤文太郎さんが愛用した品々が展示されている。

新田次郎著「孤高の人」は、この加藤文太郎さんがモデル。

作中、スキーのシーンでシールがはずれる場面などがあるが、このスキーだったのか・・・とか、
これでは、はずれても仕方ないなぁ・・・などと、小説
の一こまを思い浮かべて興味深く展示物を眺めた。

 28.5センチの登山靴。

 竹製のストック。

スキーは、美津濃製とある。
随分昔からミズノはあったのだ・・・と、驚く。

遭難死に関する当時の新聞記事。

そのうちの1枚に、遺骨を出迎える写真があり、そこには赤ん坊を抱いた婦人の姿が写っていた。

それは、きっと奥様と生後半年ほどの赤ん坊だろう。

結婚してわずか1年で、夫に逝かれた奥様の心境を思うと、大事にしなきゃ・・・と、思う。
何を大事に・・・?

単独行だった加藤文太郎、ほんとに登ったかどうか疑われる事もあり、その証拠に登った山の写真を撮っていた。

それらの写真も飾られている。

展示内容の詳しい説明は、こちらの方のサイト参照。

驚いたのは、左側にある記念図書室

山に関する書籍がずらり。

貴重な古い書籍の棚は施錠されていて、貸し出しは無理かもしれないが、閲覧は出来るようだ。

その他多くの書籍は貸し出し可能。

全国から貴重な山岳関係の書籍が寄贈されてくるらしい。

つくづく、浜坂の登山愛好家は幸せだなぁ・・・と、思った。

 「孤高の人」を読んだ後のやるせない思いをひきずりながらこの記念館にやって来た。

しかし、こんな立派な施設に、加藤文太郎さんの足跡が残されている事が凄く嬉しく、浜坂は、単にカニだけの街でないと認識。


あかね荘の食事

2010年12月17日 | 宿-関西

夕食は1階の食事処で。

部屋に入ると、七輪で、甲羅に入ったカニ味噌が焼かれている。

刺身は、カニ、甘エビ、それにイカ。

前菜は、イカの麹漬け、セコカニの身と外子。
セコカニの内子はおいしいけど、外子は好きじゃない。

酢の物がいい味。

カニ身と大根などの野菜で、酸っぱくなくておいしい味付けだ。

どんと盛られたブランドカニ。

全部、生で食べられる。

足とカブと呼ばれる甲羅の中の部分を焼きカニにする。

足を鍋の中でしゃぶしゃぶ。

味噌をこそげとった中に熱燗のお酒を入れてぐっといただく。

鍋の後はお決まりの雑炊。

雑炊にはうこっけいの卵を溶いていただく。

カニ、ぷりぷりで甘く、私はおいしいと思ったが、ダンナはイマイチのようで首をかしげる。

以前、天橋立の宿で食べた味が忘れられないらしい。

デザートは、りんごのほろほろシャーベット。
部屋でいただく。

ふわっと口の中で溶けてしまうような、おいしいシャーベットだった。

お腹がいっぱいになり、一人一杯のカニも残してしまう。
はぁ、食べられないものだ。

隣室の団体さんは、全部たいらげたのだろうか?

残したカニは、一度冷凍にして、翌日、チェックアウトの時に
野菜と一緒に保冷バックに入れて頂き持ち帰る。

朝食は昨夜と同じ部屋で。

茶碗蒸し、肉じゃが、切干大根の煮付けなど、
味付けがいい大女将手製の料理が並ぶ。

そして、味噌汁はこれだ!

大きいセコカニ1杯。
足の身も内子、外子もしっかりついている。

カレイの一夜干しは、塩加減が丁度良くておいしい。

 食後のコーヒーは、部屋でいただく。

私好みの煎りの深い、おいしいコーヒーだった。

これで宿泊料金が@21,000円。
決して高くはないだろう。

この時期、関西人は「カニ食べに行こう!」と、北陸や山陰へ向かう。
私もその一人になった訳だが、カニ目的の宿泊は、もういいや。

カニ、食べるのが面倒です。
足の3本も食べれば充分かな・・・?

大女将が作られる料理がおいしかった。
カニよりも、そちらをメインで食べたかった。

又、季節を変えて泊まりに行こうと思う。

 


七釜温泉「あかね荘」

2010年12月16日 | 宿-関西

浜坂市内から少し離れた田園地帯にある「七釜(しちかま)温泉」。

数軒ある宿も大きなものではなく、温泉街という感じではない。

あかね荘は、ネットでもすこぶる評判が良いので楽しみにしていた。

ロビー左手、ソファーに置かれたクッションを見て驚いた。

鮮やかな戸塚刺繍のクッションカバー。

大女将のお手製。

刺繍、少しかじった事のある私、針の技術の素晴らしさに驚いた。

とても根気がいる刺繍。
女将業の合間にこれを作られたとは・・・恐れ入りました。

部屋は2階に4室のみ。

この日は、3室のみ使用されていた。

10畳間にコタツが置かれ、広縁の椅子には、これも女将手製のカバーがかかる。

洗面台はあるが、トイレはなくて共同。

冷蔵庫はなく、ポットも電気ポットではない。

私が必要な三種の神器は、どれもない。 

そういえば、部屋にティッシュペーパーがなかった。
今時、珍しい。

1階の浴室は、内湯のみで男女別。

2組の宿泊客なら、一風呂づつ貸切対応になるらしいが、
この日は、我々と2組ながら片方は、一行6名様の男女の小団体。

 

5~6人は入れるだろう湯船に、源泉は左奥の足元から注がれる。

湯船で42~43度ぐらいはあろうか、結構熱く、びしっと体にくる湯だ。

香りはほとんどなく、わずかな塩分を感じる。

加水・加温なしの源泉掛け流し。
冬場はいいが、夏には熱くて加水しなくちゃ入れないかも。

い~ぃ湯だった。

半身浴をしている時の方が多かったが、ヒザがめちゃくちゃ調子良い。

いつもなんらかの違和感を感じている私のヒザや腰の調子がいい。

今更ながら温泉の効能に驚く。

 


七釜温泉へ

2010年12月15日 | 旅-関西

丹後半島から県道11号線を通り、山陰を走る国道178号線に出る。

ジオパークに選定された海岸線、きれいだ。

今子浦にある「かえる島」に寄ってみた。

「かえる島」は、祈願岩。

かつて、北前船で航海に出た男達が無事帰る事を、この島に祈願したという。

今は「何かがかえる」という願掛け島になっているらしい。

波打ち際に三脚を立て写真を撮る人影。

余部の鉄橋を過ぎて、少し走ると国道沿いに湧き水「妙見水」を見つける。

飲んでみると、なんだかドブ臭い。

コップも用意されているのだが、ちょっとこの水を汲む気にはならず
行く前からチェックしておいた「不老の水」を探す事にした。

よく整備されている「香住青年会議所」の皆さん、ごめんなさい。

その場所を見つけるのには、少々、苦労した。

地元の人に聞くと、「不老の・・・、そんな、いい名前が付いているのかい。」と、
笑いながら親切に教えていただいた。

少し進むと、測量中の人達に遇い、渋々通してもらいながら到着。

落ち葉に覆われた岩肌から水がしみ出している。

下の看板の「だつくり」は、何の意味だろう?

お地蔵様が祭られ、古くから地元の人に愛されている水なんだろう。

でも、民家があった場所からはかなり離れていて、歩いて汲みに来るには
かなり、時間がかかるのではないだろうか?

少し汲みにくいが、車に積んであったペットボトル30本に有難く頂戴した。

ほんとに狭い林道だと思っていたが、この道は、近畿自然歩道。
日本海を眺めながら歩く道なんだ。

いつも旅の目的の一つでもある「湧水持ち帰り」。
目的を果たせて、宿へと向かう。



今宵の宿、七釜温泉「あかね荘」に到着。

 


花の寺「勝持寺」

2010年12月11日 | 紅葉

ステキだった京都大原野にある「勝持寺」の紅葉を。

急傾斜の参道を登り詰め、南門へと向かう。

境内には染井吉野を中心に約100本の桜があり、4月上旬に満開となる。

モミジも桜と同じ数ほどが自生している。

広い境内、行けども行けども紅葉が続いた。

タクシーでの観光客が何組か来ていた。
きっと、隠れ紅葉名所なんだろう。

この寺において出家した西行法師が植えたという「西行桜」。

参道の両側は、鬱蒼とした竹林が続く。

地方からの観光客で、ここまで足を延ばす人は、そういないだろう。

交通の便も決してよいとはいえない。

知る人ぞ知る紅葉の名所だろうか?

来年も、そして桜の頃にも、是非再訪したい。

 


柳谷観音揚谷寺(その2)

2010年12月07日 | 紅葉

11月28日に行った、揚谷寺の続きです。



同じような写真が続きますので、さらりと流して下さい。

























回廊の両側に、27種4500株のあじさいが植えられていて、
6月下旬には「あじさいまつり」も開催されるとか。











江戸中期に作られた庭園の「浄土苑」。





左側は、弘法大師のお姿。

足元には弘法大師の足型があり、ここに足を乗せて健脚を祈願するらしい。

そんなに大きな足ではなく、24センチあるかないか?

すっかり満足して、揚谷寺を後にし、シャトルバスで長岡天神駅へ向かいました。

「長岡京紅葉まつり」が開かれていて、お茶席も。

この和菓子がおいしいそうで、思わず席に座り、今日の仕上げに一服頂く。

 揚谷寺、良かったです。

山の斜面を利用した境内で、上りながら紅葉を愛でて諸堂めぐり。

下りは、建物の中を歩いて降りて来られる。
もちろん、その途中にも紅葉スポットがある。

京都市内の混雑とは違い、ゆっくりと紅葉を楽しんだ。

きっと、来年も足を運ぶ事でしょう。


大威徳寺の紅葉

2010年12月05日 | 紅葉

今年の紅葉はこれで最後に・・・と、思ってからも、昨日は宇治、
今日は大阪府岸和田市の大威徳寺へと向かう。

和泉葛城山の上り口でもある牛滝。

近くには「いよやかの郷」という温泉施設もある。

お寺は普段は無人なんだろうか?

拝観料などは無料。
いよやかの郷の駐車場料金は支払ったが・・・。

紅葉は見頃を過ぎ、落葉が激しかったが、まだ、
しっかり紅葉している木もありそれなりに楽しめた。



地元の人に聞けば、11月23日頃が一番の見頃だったとか。

1513年頃建立された多宝塔で重要文化財に指定されている。

本坊の屋根にかかるもみじ。



天気は良かったが、陽は10時ごろにならないと射して来ないので、
あまり早く行く必要はない。

 



少し歩けば、一の滝、ニの滝が現れ、和泉葛城山へと道は続く。





広くはない境内なので、諸堂と紅葉がうまく写真に納まり、
写真愛好家にとっては、案外、いい写真が撮れるのではないだろうか。

見頃も過ぎているというのに、多くのカメラマンが訪れていた。

散り敷いた紅葉も写真に撮れば美しい彩りとなり、寂しげに葉を残す木々の姿も好き。

私にとって紅葉は、こういう時が一番好きかもしれない。

大阪府の貴重な紅葉スポット。
来年も是非、見に行こうと思った。


宇治散策

2010年12月04日 | 紅葉

そろそろ京都の紅葉終了間じか。

宇治あたりはどうだろう?

12月4日行ってみました。

興聖寺の墓地そばの紅葉です。

琴坂のもみじは、まだ青葉も多く、見頃はもう少し先かも。

宇治川沿いを天瀬ダムへ向かって歩きました。

 

 

天瀬ダムに向かって左岸の遊歩道沿いは、きれいに色づいています。

水のある風景はいいですね。

平等院阿弥陀堂(鳳凰堂)の屋根の上の鳳凰。

創建当時のものではありません。

平等院やその回りの紅葉は、まさに見頃でした。

詳しくは後日。

 


柳谷観音揚谷寺(その1)

2010年12月03日 | 紅葉

混雑する光明寺を後にして、バスで長岡天神まで戻り、揚谷寺へ向かう。

善峯寺、光明寺、それに揚谷寺、この三寺を西山三山という。

11月28日は、紅葉まつり。

揚谷寺へ行く路線バスはない。

紅葉まつりの日だけ長岡天神駅近くからシャトルバスが運行され、片道200円。

長岡天神の駅から歩けば1時間かかる。

ハイキングに丁度良いらしいが、結構な上り道が続く。

よく手入れされた筍林を車窓に眺めながらの15分。
このシャトルバスは有難かった。

たこ焼き、フランクフルト、かす汁などの模擬店が出ていた。

かす汁、ひと椀200円。

おいし~ぃ。
味付けは醤油だとか。
コクがあるので、味噌で味付けされたのかと思った。

私の作るかす汁よりおいしい。

そして、豚肉、たっぷり。
豚肉と大根がメインのかす汁で体も心もほっかほか。

拝観料とか入山料とかは要らないみたいだが、山門入り口で
300円以上志納すると、お寺の案内書と西山三山の絵葉書セットがもらえた。

9枚セットのきれいな絵葉書。

以下、境内で眺めた紅葉です。

 

 

 

奥の院へと向かう。

ここは奥の院の眼力稲荷。

珍しいお稲荷さん。
境内に眼力稲荷が2箇所あるようだ。

独鈷水(おこうずい)という、弘法大師ゆかりの目によく効く霊水があるという。

霊水、ホウ酸でも含まれているのだろうか?

 

 

 

 

 

 

人もそう多くはなく、静かに境内を歩く事ができたし、紅葉も見事だった。

揚谷寺後半へ続きます。


光明寺

2010年12月01日 | 紅葉

毎日、赤い写真ばかりが続いているので、下のような写真を見ると、
自分でもほっとしてしまいます。

頭の上でにぎやかでした。

28日の日曜日、光明寺へ。

8:40頃到着。

開門は9:00~なのに、すでに多くの人が並んでいます。

観光バスも2台やって来ました。

行列も長くなってきましたが、開門を早めようとはしない。

通常、拝観料金は無料だが、紅葉時期は、特別入山料500円必要。

総門を入ると、左手にもみじ参道が続く。

薬医門の回りに輝く紅葉。

 

 

 

 

 

 

勅使門の前を飾る紅葉。

 

イロハモミジ。

 

釈迦堂前の信楽庭(しんぎょうてい)。

左上に勅使門が見える。

 

 

 

はぁ、見ごたえのある紅葉でしたが、人も多い。

紅葉に酔い、人に酔い、この目でじっくり見るのではなく、
レンズを通してしか見なかったような気がする。

疲れた!
逃げるように光明寺を後にし、こんな混む所は嫌だなぁ・・・と、
思っていたが、写真を整理していると、やはり多くの人が訪れる
だけの事があり、紅葉している木は多く、実に美しい。

来年も行こう、平日に。