串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

京都の桜(その1)

2010年03月30日 | 

今日30日、やっと晴れました。

いよいよ京都へ。

まずは平野神社。

なんと!昨夜、雪が降ったようで、屋根に雪がうっすらと積もっていました。

枝垂れ桜は、満開でしたが、境内の多くの桜は、まだこれから。

 平野神社から歩いて、千本釈迦堂へ。

おかめ桜は、満開。

上七軒から市バスに乗り、堀川今出川で乗り換え天神公園へ。
目指すは、「水火天満宮」。

境内に1本ある、紅枝垂桜は、満開です。

水火天満宮の近くにある「本法寺」へ。
こちらの桜は染井吉野で、まだ3分咲き・・・と、いったところでしょうか。

こちらも、近くにある「妙覚寺」の門前にある枝垂桜。

京都御苑へやって来ました。

枝垂桜は、もう遅いだろうか・・・?と、心配していましたが、絶好調!

市バスに乗り合わせた東京からの観光客に、京都御苑を勧めていました。

その方達と、この桜の前でバッタリ会い、いい所を教えてもらって・・・と、お礼を言われてしまった。

このあたり一帯は、近衛家の邸宅があった所。

京都御苑の枝垂桜は、まだまだ見頃でしょう。

祇園白川へやってきました。

川端通に面した一帯の染井吉野は、満開です。


白川南通の枝垂桜は満開ですが、染井吉野は5分ぐらいかな?

花見するのは、人間だけではないようで、鴨川から飛んで来ました。

新橋あたりにも・・・。

白川北通では、椿と染井吉野のコラボ。

知恩院前の白川に架かる「行者橋」。
柳の新芽がきれいですねぇ。

近くの古川町商店街でお寿司を買って帰途に着きました。




当麻寺護念院の枝垂桜

2010年03月29日 | 

今朝のNHKで放送されていた当麻寺の枝垂桜を見に行きました。

寒いです。

樹齢300年といわれる枝垂桜。

どんより曇った空。
桜も映えません。

しかし、人は多いです。

「テレビでやってた桜は、ここ?」と、受付の人に聞いている人多数。
テレビの影響は大きいですね。

 

そめいよしのは、まだ5分咲きといったところでしょうか。

奈良時代に建立された「西搭」と「東搭」。
両方現存しているのは、ここ当麻寺だけとか・・・。
どちらの搭も国宝です。

護念院拝観料 300円。

浄土庭園がある「奥院」へ。

枝垂れ、紅枝垂越しに「西搭」を望む。

紅枝垂とサンシュの競演。

奥院の受付横に咲く「みつまた」は、オレンジ色の花を付けていました。

石段の間に咲くすみれ。

当麻寺門前にあるお食事処「玉や」の2階戸袋にコテ絵が・・・。
築200年余り、旧旅篭だった建物。

紅い彩色が残っています。

近鉄南大阪線の「当麻寺駅」から当麻寺までは、歩いて10分ほど。

途中、立派な民家が立ち並んでいます。
↑は、「水」と刻んだ水槽を玄関に置いてあります。

玄関にかかる看板、何と書いてあるのでしょうか?


 


吹屋-笹畝坑道

2010年03月28日 | 旅-中国・四国

吹屋の鉱山は、807年に発見されたと伝えられ、戦国時代には
尼子氏と毛利氏が争奪合戦を繰り広げたとか。

江戸末期に開発された笹畝坑道は、大正末期まで創業されてた。

ここは、内部の開けた場所ですが、閉所恐怖症の人にとっては辛いかも・・・。

坑道の入り口からしばらくは、腰をかがめて通らなければいけない。
ヘルメットをかぶる意味がよく理解できました。

通路脇の溝に、青白い水が流れています。

乳青色という感じのきれいな色合い。

水の発生源はここのようです。

ベンガラの原料であるローハは、この磁硫鉄鉱を30日間焼いて作ります。

人形が置かれていますが、驚きました。
女性の人形です。

劣悪な環境下、女性も男性に混じって坑道で働いていたのでしょうか?

それとも、色を添える意味?

でも、昭和の時代に、炭鉱で女性が働いていたというから、おかしくないか。

このハシゴを手で支えながら掘削したの?

坑内は年間通じて15度ほどの気温という。

見学不可の横穴もいっぱいあり、そういう箇所の有効利用ですねぇ。

坑内の見学を終わり外に出ると、露頭の見える所があるらしい。



ここなんですが、いったい、どれが鉱床か分かりません。

いやぁ、「笹畝坑道」おもしろかったです。

石見銀山の龍源寺間歩より見ごたえがあったように思います。

 


もう少し吹屋の街並を

2010年03月24日 | 旅-中国・四国

もう少し吹屋の美しい街並を・・・。

プール越しの吹屋小学校。

 

ベンガラ壁にベンガラ染めの暖簾。

今は郷土館になっている、明治12年に完成した「角片山家」の石州瓦の屋根と家紋入りの鬼瓦。
雪が残っています。

ベンガラの製造の工程が分かる「ベンガラ館」にやってきました。
街並からは少し離れています。
車でしたが、歩けばどれぐらいかかるだろうか?

吹屋のベンガラ製造は、昭和49年に終わりを迎えます。
工業製品が量産されるようになり、200年余り続いた伝統手法では太刀打ちできなかったようです。

その最後まで稼動していた「田村工場」跡に、工程を紹介する施設が作られています。

ベンガラは、磁硫鉄鉱石を30日かけて焼いて作る緑礬(ローハ)に水を加え、
10時間程焼く。

ローハを作るのに30日間焼き続けるとは・・・。

↑の写真は、その焼き窯。

焼き窯で「ほうろく」に敷いたローハを焼いている様子。
700度で10時間焼くと、ローハは赤くなりベンガラが出来る。

焼きあがったベンガラを、水槽に入れ攪拌するアク抜きを50~60回する。

アクの抜けたベンガラを天日干しして製品となる。

ローハの原料となる磁硫鉄鉱が、近くの銅山でとれた事から始まった吹屋のベンガラ製造は、気の遠くなるような時間と労力がかかるんですねぇ。

そうして出来上がったベンガラの上等品は、有田・伊万里焼きの赤絵用に、
輪島の漆器などに使われたようです。

かつての名品の製造工程を興味深く見学出来るこの施設、良かったですよ。

この後、公開されている銅山「笹畝鉱山」へ向かいます。

 


吹屋の街並

2010年03月23日 | 旅-中国・四国

海潮温泉お泊りの日、早朝5時過ぎに家を出発し、中国道新見インターから
R180、県道33号経由し、吹屋に着いたのが9時過ぎでした。

混雑しないうちに街並へ足を向けましたが、まだ、ほとんど観光客はいません。

江戸時代から明治にかけて中国筋第一の銅山町、そして江戸時代後期から、
日本で唯一のベンガラ生産地として多いに栄えた吹屋。

全国62箇所の「重要伝統的建造物群保存地区」の中、鉱山町で指定されて
いるのは、島根県の「石見銀山」と、ここ岡山県の「吹屋」の2箇所だけ。

どちらも中国地方にあるんですね。

石州瓦にべんがら色の壁、南天の赤い実・・・。
渋くて紅い街並でした。

べんがら塗りの格子が美しい「松栄館」の看板がかかる元料理旅館。

 こちらは郵便局。

平成5年建築の三代目局舎。

郵便局がここに開局したのは、明治7年というから当時の繁栄ぶりがしのばれる。

現在、在校生5名(4名だったかな?)の吹屋小学校。
プールもありました。

明治42年完成の木造建築の本館で、ゆうに100年を越えているが、
現在も校長室や職員室、講堂として使われているようです。

登米にも歴史ある小学校がありましたが、あちらはすでに現役ではなかった。

この建物の左右に東西の校舎がある。
一番生徒数が多かったのは大正7年の369人。

醤油醸造販売の家の前で・・・。

ネコが日向ぼっこ。

大きなカメの上にはネコ、足元にはふきのとうの盆栽。

国の重要文化財に指定されている「旧片山家住宅」。

右下の白い塊は、除雪された雪です。

吹屋のある所は、標高550m。
こんな山深い所にあるんです。

片山家は、200年余にわたって、ベンガラの製造販売業を営んだ老舗。
吹屋の街並は、地元のベンガラ商が造ったとか・・・。

片山家の蔵ですが、こちらは白壁。
白漆喰の壁やなまこ壁の家並みが残る街は多くありますが、
吹屋には、ベンガラ色の壁が多く、他所とは違う趣があります。

そのベンガラ、今も土産物として売られていますが、吹屋で作られたものではなく化学合成品。
吹屋製のベンガラは、もう手に入らない・・・らしいです。

ベンガラ・・・どのようにして作られたんでしょうか?
その製造工程が見れる所があります。

これから、その「ベンガラ館」へ向かう事に。


桜咲く

2010年03月21日 | 

我が町内の桜が咲き始めました。

50本ほどある桜の中で、いつも一番早く咲き始める木で、我が家では
町内の桜の標準木と呼んでいます。

昨日の暖かさで一気に三分咲きほどに。

三連休とあって、道路は大変な混み具合。

三連休など無関係な我が家、早朝から道の駅「かなん」へ買い物に出ましたが、凄い黄砂。

PL教団の搭もかすんでしまい、かろうじて見える程度。

桜、待っててくれるかなぁ・・・?
今週末まで動けない私です。


海潮温泉「かじか荘」

2010年03月20日 | 宿-中国・四国

以前、2度立ち寄りで入浴している「かじか荘」。

一見すれば公民館風。
「海潮荘」の駐車場の裏に、ここの駐車場があります。

 左手の戸が女性用浴室、正面は、集会室、右手に男性用浴室がある。

番台はなく、管理人も居ない。

料金を箱に入れるだけ。

そして、ハンコを押す。

右側の数が多い方は、市内在住65歳以上の人で、左側が大人。

ハンコの数とお金が合わない時も多々あるようだ。

 入浴料金の小銭の持ち合わせがない時は、自動販売機で強制的に飲み物購入・・・らしい。

「木次乳業」のノンホモ牛乳は、私のお気に入り。
100円・・・?安くないですか。
2本買い、宿で飲むつもりだったが、結局、家まで持って帰った。

ここのお湯、ぬるくて、柔らかく優しい湯で好きでした。

しかし、源泉が変わったようで、今は適温の湯があふれていました。

もう1箇所あった共同浴場がなくなったとの事。
夕方、地元の人達がひっきりなしにやって来る。

タテに長い浴室。
手前と奥、2箇所のカランがあり、それぞれその前に座り洗髪中。
一人の女性は、カランを開け、湯を出しっぱなし。

湯船の前に貼られた「節水」の文字がむなしい。
自分の家でも湯や水は出しっぱなしにするんだろうか?

見ていて腹が立つが、何も言わない、言えない私。
湯から出て、浴室を出ようとするが、シャンプーの泡が入り口いっぱいに
広がり、私の足元にも・・・。
私は出るに出られない。

この「かじか荘」で出会った人達は、みんな親切で純朴そう。
宿の浴衣を着て行った私に優しく声をかけてくださる。
出雲の人達は優しい・・・と、海潮荘の女将さんが言われた。
その通りだなぁ・・・と、心温かくなっていたが、この浴室でのひとこまだけは許せない。

大好きだった「かじか荘」だが、ここは、地元の人達の風呂。
すぐそばの宿に泊まっているのに、わざわざ入りに来る必要はなかった。

 


海潮荘の食事

2010年03月19日 | 宿-中国・四国

海潮荘の夕食は、部屋食or囲炉裏の食事処、どちらか選べる。

クチコミを見ていたら、「食事処は足が下ろせず苦痛だった。」という書き込みが多く、
ヒザに難ある私は迷ったが、部屋食は好きじゃないので、苦痛覚悟で食事処へ。

少し暗い写真ですが・・・。


しかし、足が下ろせるじゃないですか。
おまけに、足元にはホット座布団が置かれていて暖かい。

予約時、「階段使用の少ない部屋で・・・。」と、書いておいたので、
足が悪いと判断され、この席にして下さったようだ。

足の下ろせる席は、ここ1箇所だけで、他の席は全て正座しなくちゃいけない。
改造しようにも、出来ない造りになっているとか。

宿の配慮に感謝して席に着く。

夕闇迫る中庭がいい雰囲気を出しています。
きれいな写真が撮れなかったのが残念です。

北海道の銀婚湯の食事処に座っているような感じがしました。
銀婚湯の食事処も目の前に庭が広がっています。

色とりどりの「旬の味覚七種盛り」と銘打った前菜です。

ほたるいか、筍木の芽和え、はまぐりの南蛮漬け・・・と、春いっぱい。

 造りは、イカ、鯛、車エビと豪華版。

色鮮やかな山芋とすり身の「海鮮桜蒸し」。

少々甘いめ。
全体的にお味は濃い。

一人鍋は、奥出雲和牛のしゃぶしゃぶ。

ちょっと洋風な「白アマダイの利休焼き」。

食材にお金がかかっています。

これで、宿泊料金は、平日なので14,800円。

1ヶ月前に泊まった、平瀬温泉「藤助の宿ふじや」は、高価な食材はほとんどない
野菜ばっかりなのに15,750円だった。

「食材にお金がかかっていますねぇ。」と言えば「がんばってます!」との返事。

煮物は、筍揚げ煮餠添え。

嬉しい事に好物の天麩羅は、白魚とエビ。

お吸い物は、ホタテとワカメのしんじょ。

場所柄、お米は仁多米だろうと期待していたが、「山王寺棚田米」との事。

デザートは、関西風「桜餠」と苺のゼリー寄せ。

いつも冷酒を頼むのだが、銘柄は1種類のみと、少々寂しい。
これだけのご馳走が並ぶのだから、もう少し、アルコール類を
充実させられてもいいんじゃないか・・・と、思う。

「もう、 お腹いっぱい」と、言いながらも、久しぶりの完食でした。

朝食は、私達だけ食堂で。

前夜、部屋食だった一組の客を、昨夜、私達が座った席に案内するらしい。
いいですよ~、庭が見えるここで。

朝食は一般的な内容で、特筆すべきは、おかゆが出た事ぐらいでしょうか。

おかゆ、苦手なので断っておけばよかったなぁ。

デザートもついていますが、コーヒーは無し。

首都圏近郊ならもっと客は増えるだろうに、大阪からでも結構時間がかかる山陰、松江です。

でも、コスパのよい宿でした。

 

 


海潮荘のお風呂

2010年03月18日 | 宿-中国・四国

海潮荘のお風呂は、夜中の1:00まで。
朝は6:00からと、24時間入浴可能ではない。

地下に貸切風呂が1箇所あり、こちらは24時間可能。

チェックイン時、男性用だった方の浴室が朝は女性用に。

この左手に昨日入った露天風呂があり、湯はつながっている。

同じように小ぶりの内湯に続いて露天風呂。
しかし、露天風呂の大きさは、約3倍ほどありそう。

露天風呂から内湯を眺めたところで、右の扉が内湯とつながっている出入り口。

湯は内湯、露天風呂、一体です。

露天風呂の湯口で、ここから流れ出た湯が内湯の方に・・・。
内湯には湯口はない。
浴槽の中にあるのかもしれないが・・・。

内湯から露天風呂へ湯が流れ出る・・・と、いうのはよくあるけど、ここは逆。
露天風呂がメインのお風呂だ。

奥に苔むした庭が広がり、樹齢800年の椎の大樹がそびえ、森林浴気分も味わえる。

湯が青く見えるのは、湯船の底の青石のせいで、湯は無色透明。

昨日、立ち寄りで入浴に来ていた子供達は、風呂から出てこの庭を走り回っていた。

しかし、この日の泊まり客は4組だけで、何度か風呂へ行ったが、誰とも顔を合わさなかった。

湯船の真ん中にど~んと大きな岩が。

岩風呂が嫌いなのは、そばを流れる川の石を積んで浴槽を作ったんじゃない?
って思ってしまうほど、ごつごつした味気ない浴槽が多いから。

黒川温泉の某人気旅館の何箇所かある風呂は、ほとんど、こういう感じの岩風呂だった。
岩風呂もあり桧の風呂も・・・なら趣があり楽しいのだが・・・。

この「宝樹の湯」は、素晴らしい岩風呂、露天風呂だと思う。

宿のパンフレットに「奥出雲の奇勝、鬼の舌震いを彷彿とさせる大岩露天風呂」とある。
「鬼の舌震い」がどんなものか見た事はないが・・・。

無色透明、無味無臭の湯だが、肌にすべすべ感はある。
源泉温度45.9度。
やや、加温されているように思うが、源泉掛け流し。

実によい風呂だった。
強く印象に残る露天風呂。

 

 

 

 


海潮温泉「海潮荘」

2010年03月17日 | 宿-中国・四国

「日本秘湯を守る会」に加盟している宿のうち、中国地方にあるのは2箇所のみ。

1軒は、鳥取県岩井温泉の「岩井屋」、そしてもう1軒の島根県海潮(うしお)温泉
「海潮荘」に泊まってきました。

海潮温泉へは立ち寄りで2度訪れていますが、泊まるのは初めて。

立ち寄り入浴は、2度とも共同浴場「かじか荘」でした。
ここの、ぬるめの優しい湯が大好きで、いつかは泊まってゆっくりしたいと思っていた。

部屋は、道路側で一番料金の安い別館の10畳間。

ウォシュレットのトイレ、広い洗面所、空の冷蔵庫、電気ポットと
私にとって必要なものは全て揃っている。

川をへだてて、県道24号線が走っているが、車の通行量も多くないのか
騒音というのは、ほとんど気にならなかった。

部屋に置かれている緑茶がおいしい。

最近、後始末の簡単なティーバックのお茶を置いている宿が多いが、
こんなおいしいお茶葉が置かれているとは、緑茶好きの私は嬉しかった。

広いロビーを通って風呂場へ。

土産物コーナーに置かれている屏風を見て驚いた。

漆の上に描かれている人物や鳥など全てメノウ。

細かい木の葉などはメノウではなかったが・・・。

鶴や松の葉までもメノウを貼り付けてある。

韓国製のこの屏風1双、かなり重たいらしい。
そうでしょう、これだけ石を貼り付けているのなら。

浴衣に着替え、さっそく風呂へ。

「宝樹の湯」と名付けられた風呂は、22:00頃、男女で入れ替え。
チェックイン時は、左手の小さな風呂が女性用。

狭い脱衣室だなぁと思ったら、2階にもフットマッサージ機などが置かれた脱衣所があった。

バスタオルは部屋だけに用意されているが、浴用タオルは、風呂場にある。
リンスインシャンプー、ボディシャンプー、それに浴用石鹸のみ。

立ち寄りでも1000円と結構高い入浴料、洗顔石鹸とか化粧落としとか
もう少し揃えておられてもいいような気がした。

小ぶりな内湯に続いて露天風呂。

内湯の湯船から扉を押して直接露天風呂へ出られる。

驚いた!

露天風呂は別になくてもよい。そして、岩風呂は嫌い。
そんな私が、この風呂の素晴らしさに思わず「う~ん」とうなってしまう。

右手前のすべすべの岩から湯が流れ出る。

湯船の底には青石が敷き詰められ、茶色の湯ノ花が浮かぶ透明な湯が満々と。

これなら、大きい方の風呂は、さぞ素晴らしいだろう。
明日の朝が楽しみ。



 


べんがらの吹屋

2010年03月15日 | 旅-中国・四国

島根の海潮温泉に泊まって来ました。

往路、かねてより行きたかった岡山県梁市の吹屋に寄りました。

国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている街並。

石州瓦の屋根とベンガラ壁と格子の家が続く街並。

染料であるベンガラを、江戸時代から昭和40年頃まで日本で唯一製造していた吹屋。

サーモンピンクの壁が美しい街並でした。

詳細は、後日。


3月12日の長居公園

2010年03月13日 | 

長居植物園の北と東側に植えられている桃の開花状態を見に、長居公園へ。

 
満開の河津桜には、蜂やメジロだけでなく人も群がっています。

 

メジロも数羽。
こちらの木からあちらへと飛び回り、花の蜜を吸っています。

 

オカメサクラも満開です。

↑、オカメサクラ。

こちらも満開の「カンヒサクラ」。

濃い紅色の花がかたまって、下を向いて咲きます。

こちらは、1輪だけ花開いた「ジュウガツサクラ」。

まだまだ蕾は固いのに、この1輪だけあわてんぼう。

桜もいろんな種類があるのですねぇ。

地下鉄長居駅に近い一帯に、多種類の桜が植えられています。
名札も付けられているので、多いに役立ちます。

長居植物園にも入ってみましたが、丁度1週間前に来ているので、
目新しい花木はありません。

クリスマスローズの前には、広いボタン園が広がっています。
開花が楽しみです。

右側の塀の中が植物園です。

ここ北側の桃は、蕾ふくらむ・・・と、いう感じです。

1週間前には、「蕾ふくらむ」状態だった東側は、満開になっていました。

多くの三脚が立っています。

河津桜を撮影していた人達でしょうか?

写真はうまくなりたいけど、群がるのは嫌だなぁ、私。

ちょっと島根まで出かけて来ます。

 


飛行機見たくて

2010年03月11日 | 好きなもの

毎日20:00前から1時間ほどウォーキングしますが、その時のお楽しみは・・・?

伊丹空港へ降りる飛行機を数える事。

伊丹空港へは21:00までしか飛行機は降りる事が出来ません。
タイムテーブルでは20:00~最終の20:35までで20機もの飛行機が着陸します。
2分に1機の割合です。

毎夜、目視できた数を嬉しそうに娘に話していたら、
「そんなに見たいのなら、あそこへ行けば・・・。」と。

あそこ・・・?
もちろん伊丹空港のそばですが。

あそこ=千里川の堤防です。

行ってみました。

左のフェンスが空港、右の緑のフェンスが千里川です。

なお、ここの詳しい情報は、こちらを参照させて頂きました。

来ました!きました。

ほとんど真上。

目の前を轟音たてて通ります。

ちょっと怖いです。

そして、あっという間に通り過ぎていきます。

砂煙が舞いました。

  薄ら寒い日でした。

散歩がてらに飛行機を見に来た人や、私のように写真を撮りに来た人などが
入れ替わりたちかわり訪れていました。  

 

寒いので、もう帰ろうと思うのですが、機影が見え出すと、今度は大きな飛行機かな?うまく撮れるかな・・・と、カメラを構えて待ちます。

 カラスが飛んでいます。

カラスも慣れたもんですね。

ここ、恋人達のデートスポットらしいです。
きっと、懐かしい・・・と、思う方もいるでしょう。

途中の道でみかけたメジロです。

満開のサクラ(オオシマザクラ・・・?)の蜜を吸っていました。


 

 


ふじやの食事

2010年03月10日 | 宿-東海

ライトアップから帰り、遅い夕食が始まりました。

体は冷えていますが、温泉にも入らず、着替えもせず、直接食事処へ向かいました。
隣の人達は、浴衣に着替え、私達より随分遅れて食事処へ来られた。
きっと、温泉で体を温めてこられたんだろうが、私は結構気を遣うタイプで・・・。

ふじやでは、朝・夕共に食事処で頂きます。
ロビーの奥や2階に食事処があり、私達は2階のテーブル席でした。

大きなカゴに盛られた前菜は、野菜ばかりのご馳走。

左手前は、なつめの甘煮、青菜は、わさびの葉。
いずれも、いいお味で、この後の料理が楽しみです。

箸は、春慶塗。

ぜんまいと「こも豆腐」の煮物。

太くてしっかりしたぜんまいの味付けは、甘過ぎず、から過ぎず丁度よいのです。

茶碗蒸しには舞茸のあんかけ。

名物料理の「熊汁」は、炭火のコンロの上に置かれます。

月の輪熊の肉で、脂からおいしいだしが出るようですが、どうも臭いが鼻について、私は苦手。

たらの芽のえごま和え。

たらの芽、私は今年の初物でした。
これも、いいお味です。

いわゆる「おふくろの味」的な調理で、こういう味を目指している私も
思わず、「教えて欲しい・・・。」と、思ってしまうほど味が良いのです。

あまごの塩焼き。

あまり好きではない川魚の焼き物ですが、野菜ばかりが続いたので、おいしく頂きました。

1人コンロは、「とろろ焼き」という初めて食べるものでした。

すりおろした「とろろ」の中に野菜が。
混ぜながら焦げ目がつくぐらい焼いて食べます。

これが、おいしいのです。
自宅に帰り、真似してみましたが、「とろろ」の味付けの違いか
ふじやで食べたおいしさは再現出来ません。

「とろろ汁」の意外な食べ方ですが、居酒屋では定番料理かもしれません。



「山の天麩羅」と銘打った天麩羅で、左の茶色いものは、蕎麦がき、
手前は、地元の白ネギ(なんて名前だったかなぁ・・・?)で、
とろとろで甘く大変おいしかった。

他にもお献立には「赤カブと大根の酢の物」が書いてあったのですが
出てきませんでした。

あわごはんにデザート。

宿泊プランは、一番リーズナブルな「平日ヘルシープラン」でしたので飛騨牛などは出ません。

若い方なら物足りないかもしれませんね。

野菜中心のほんとにヘルシーな食事ですが、どれも味付けが上手で感心させられました。
板前さんはいなくて、ご家族や従業員さんで調理されているようです。
それも、特に料理の修業をした訳ではないと言われる。

老舗旅館の良さは、代々定評ある料理を受け継いでこられているところにも
あると感じていますが、まさにその通りの宿でした。

朝食も地元の固豆腐や朴葉焼き味噌が出され、おひつがからっぽになるぐらいよく食べました。

又、お米もおいしいのです。
1月に四国へ行った時、泊まった宿2軒ともお米は、さほどおいしくなかったけど
やはり寒い土地のお米の方がおいしいのだろうか?

そうそう、食前酒は、平瀬温泉限定のどぶろく風にごり酒「ぶな」というものでした。

これがおいしかったのです。

1本は自分用に、もう1本は、お土産に差し上げるつもりで2本買ったのですが、
「平瀬温泉の宿でしか飲めないお酒」という手に入りにくいお酒、その上
おいしいので、結局2本共呑んでしまいました。

ちょっと甘くて濃厚な白酒という感じです。

いやぁ、ふじやの食事は、ほんとにおいしかった。
又、あの野菜料理を食べに行きたいと思います。


合掌造り集落のライトアップ

2010年03月09日 | 旅-関東・中部

梅の話ばかりで白川郷に出かけた事が中途半端になっていました。

平瀬温泉「藤助の宿 ふじや」では、合掌造り集落のライトアップが開催される日は、
車で15分ほどの会場まで、宿の送迎バスが出ます。

宿から自家用車で往復するつもりだったので、この送迎は凄く嬉しかった。

18:00前に荻町の集落に着きました。
ライトアップは18:30開始。
多くの人が展望台に向かって歩いています。
観光バスで来たツアー客もぞろぞろ。

上りの坂道ですが、雪は両サイドに積み上げられ歩きやすくなっています。



展望台の一番いい場所には、すでに多くのカメラマンが・・・。

この場所なら木などの障害物がなく、集落がきれいに撮れるのですが、
彼らは寒い中、早くから場所取りをしているのでしょう。
そんな努力をしない、したくない私は、この場所を諦めるしかありません。

せっかく上って来たのですが、下りる事にしました。

途中で写したライトアップが始まりかけた集落です。
三脚を使わなかったので、手ぶれでうまく撮れません。

こんな事なら展望台へ行かずに、薄暮の中の合掌造りを撮ればよかった。

歩行者のじゃまにならないよう道端に三脚を立てて撮りました。
重い三脚、ず~っとダンナが担いでくれ、三脚の扱いに慣れていない
私の代わりに三脚をセットしてくれます。
ダンナが凄く協力的で、ちょっと気持ち悪かった。

何枚か撮った中で私が一番好きな写真です。

構図的には全然よくないのですが、右からのライトの光がくっきり撮れているからです。

翌朝、同じ場所から撮りました。

こちらは、以前にもアップした写真です。

同じ所を朝に撮りました。

前夜、多くの人が上って行った展望台への道ですが、この日はライトアップがない
ので、道は閉鎖されていました。

道を見て頂いて分かるように、歩く道は除雪され、凍ってなければ
スニーカーでも全然問題ありません。

スノーブーツを履き、滑り止めまで持参しましたが全く不要でした。

飲食店も何軒かありましたが、予約が必要だったり、凄く混んでいたり・・・。
でも、前日の土曜日は、もっと混雑していたようです。

宿のお迎えの車は20:00。
現地では2時間程の時間があったのですが、そんなに必要なく、早々に切り上げ
お迎え場所に戻ります。

夕食は、宿に帰ってからなので、宿の方も片付けが遅くなり大変でしょう。
でも、宿からの送迎といい、遅い夕食といい、凄く便宜を計ってくれました。
きっと、来年も見に行く事でしょう。