串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

急遽「山寺」へ

2009年10月30日 | 旅-東北

時間がありそうなので、急遽「山寺立石寺」へ行く事になりました。

山寺、まだ知らなかったので、嬉しかった~。

平安時代の磨崖仏が残っているというぐらい縁起は古く、860年創建という。

せっせと石段を登ります。

奥の院まで1015段の石段があるとか。
羽黒山の2446段よりはマシでしょうが、う~む、こたえます。

人は多かった~。

平日なのに、紅葉には、まだ少し早いというのに、ツアー客でいっぱい。
東洋からのツアー客も多かった。

そう言えば、東北のツアーには、よく組み込まれていますね。

厳しい修行の場・・・らしいですが、今でもそんな修行が行われているのかしら?
と、思ってしまうぐらい観光地化されていました。

しかし、「この先修行場につき立ち入り禁止」の看板も見られ、
観光客の目にふれない所では、修行の場である事は間違いないような・・・。

山寺随一の展望台、五大堂からの眺め。

結局、私は大仏殿がある奥の院までは行きませんでした。

「もう、いいや・・・。」
後で境内図を見たら、すぐそこだったんですが、もう、これ以上石段を登る
のが、ホント、嫌になっていました。

昭和10年に建てられた石碑を何気なく眺めていました。

う~ん、石碑の字は、今の総理大臣のおじいさん。

山寺を後にして、今宵の宿、銀山温泉へ向かいます。

国道13号からナビに導かれ県道29号へ。

冬季通行止めになるような山越えの道でしたが、
途中「やまがたの棚田20選」の一つである「中沢の棚田」を見る事が出来ました。

夕陽に照らされた秋色の眺めです。

銀山温泉に程近い酒屋「やさく」で、店主お勧めの日本酒を買い込み、
いざ、銀山温泉へ。

今宵お世話になる「いとうや」さんの駐車場は、温泉街の中にあり、
ぶらぶら、歩いてチェックイン。

「いとうや」2度目の泊まりです。


九兵衛を後に

2009年10月29日 | 旅-東北

九兵衛の朝食は、おかずがいっぱい並びます。

 

少量ながらイカ刺も出て、ご飯もお替り。
しかし、おひつにご飯はありません。

頼んで追加してもらったのですが、たいがいの宿は、こんなに食べきれないよと、
言うぐらいご飯が入ったおひつが出てくるのですが、九兵衛さんは違うのですねぇ。

おひつにたっぷりご飯を残すのも嫌だけど、おひつ毎、お替りするのも
どうかと思うなぁ。

まぁ、宿としては難しいところでしょう。

九兵衛をチェックアウトし、紅葉真っ盛りの月山・花笠ラインへ。

向かうは、湯殿山神社。
ぽつぽつ降っていた雨もバスで神社まで来るとあがりました。

湯殿山神社は、見るなかれ、語るなかれ・・・と言うぐらい神秘的な神社。
ご神体を流れる温泉が未使用なのに、きっちり成分分析がされている
のには驚きました。

あの濃い源泉が未使用とは、もったいない。

湯殿山神社あたりの紅葉は、終わりかけ。
神社も10月いっぱいぐらいで、冬の眠りにつくとか。

湯殿山神社、私は夏にも訪れていますが、まだ知らない連れに「こんな
神社もあるんだ」と、是非見せたかった所です。

湯殿山神社を後にして、月山志津温泉の近くにある「五色沼」へやって来ました。

今、紅葉が真っ盛り。

土・日なら観光客も多いでしょうが、月曜日とあって、他に観光客はいません。

紅葉に包まれ、湖面にはさざなみが。

月山志津温泉もどんな所だろう・・・?と、興味がありましたが、立ち寄りもせず
静かな温泉街を後にしました。


再び「九兵衛」

2009年10月28日 | 宿-東北

今宵の宿は、8月のねぶたの帰りに泊まった湯田川温泉「九兵衛」。

今回は4人連れなので、メゾネットタイプの部屋を予約。
メゾネットタイプは、初めてなので、どんなんだろう?と、楽しみでした。

階下は、8畳ほどの和室で、畳は琉球畳。

九兵衛さん、きっと、どの部屋からも展望はよくないのかもしれません。
重厚なブラインドが、なんだかじゃまですが、これがないとアチコチから丸見え。

階段を上がった2階部分は洋間で、ビジネスホテル風の調度品が並びます。

この2階部分にも、トイレ、洗面所、冷蔵庫、お茶セット、それに風呂もあります。

1階にもトイレはありますが、風呂と洗面所は2階のみ。
風呂はいいとしても、洗面所は1階にも欲しかった。
なんだか、どんどん贅沢になりますね。

一段高くなったところにフトンが敷かれ、掘りごたつ風のテーブルセットも。

このメゾネットタイプの部屋は、全部で3室。

こっそり覗いた「まんまる月」のお部屋には、
なんと2台のマッサージチェアーがありました。
ほんとは、この部屋に泊まりたかったんですが・・・。

昼食は、「たまこん」のみ。
すきっ腹を抱えて、待ちに待った夕食が始まりました。

今回、気付いたのですが、お箸は割り箸ではありません。
先の部分に滑り止めが付いた、少々重みがある食べやすい塗り箸でした。

焼き〆サバのバッテラと由良産ズワイカニのお寿司で、これはおいしかった。

もう一つおいしかったのは、由良産赤エビの蓮根はさみ揚げ。

今回、別料理は注文していなかったのですが、なんだか少しもの足りません。
九兵衛さんには、1000円程安い「腹八部目コース」もあり、
当初、このコースで予約していたのを、通常コースに変えたのでした。

良かった!腹八部目コースでは、きっと物足りなかったでしょう。

姉妹宿「珠玉(たま)や」の3つの貸切風呂も入れます。

このお風呂は「あさつゆ」だったかな?

「珠玉や」さんは、廃業した元鉄筋4階建ての宿を改装して和モダンの宿に。

前回も感心した入り口扉の意匠です。
この扉もロビーあたりの重厚な梁も、古民家にあったものを
持ってこられたようです。


ゆっくり見たい酒田・鶴岡

2009年10月27日 | 旅-東北

「さかた海鮮市場」を覗いてみました。
2階の食事処には大行列が出来ていました。

ノドグロ・・・ですね。

東京からの合流組は、鶴岡の「知憩軒」で昼食を済ましたと言う。
予約してなかったので「おにぎりランチ」しか食べられなかった
らしいが、大変おいしく安かったという。
あぁ、行きたかったなぁ「知憩軒」。

1つ、いくらするのだろう?
大きな「ツブ」でした。

鶴岡のアルケッチャーノもイルケッヤーノも
この日は、貸切で予約出来なかった。

 

どうしても、こういうモノが目に入ります。
「米どころ庄内」をイメージしているのでしょう。

「たまこん」だけの昼食では、お腹が・・・。
私もおにぎりが食べたくなりました。

鶴岡へやって来ました。
「致道博物館」は、立派な建物ですねぇ。

時間があれば、ゆっくり見学したかったのですが・・・。

横を流れる川もいい雰囲気です。

少しだけ紅葉していましたが、今頃はきっと絶好調でしょう。

雨がひどいです。

酒田も鶴岡もかつては多いに栄え、由緒ある建物が残る、
私にとっては魅力的な街。

又、ゆっくりと歩いてみたいなぁ。




 

 


酒田にて

2009年10月24日 | 旅-東北

酒田駅前からタクシーで¥850。
山居倉庫にやって来ました。

観光客向けに、無料のレンタサイクルもあるんですが、
相方は、自転車に乗れない・・・。

紅葉も色づいてきています。

倉庫は全部で12棟。
明治29年に建設された米蔵で、今も現役で使用中ですが、
1棟は「庄内米歴史資料館」、もう1棟は、「酒田夢の倶楽」と
いう広い観光物産館になっている。

その「酒田夢の倶楽」には、辻村寿三郎さん製作の人形が展示
されていて、料金を支払って、これを見学。

灯篭の穴越しに写した写真です。

今回、天気も悪いし、重いので、デジイチはお留守番。

倉庫の裏にはケヤキが41本。

これらは、日本海からの強風と夏の直射日光をさえぎり
倉庫内の温度を一定に保つ為に植えられたようです。

よく写真で見るのは、この光景だったんです。

雨が降って来ました。
雨に濡れる石畳もオツなものですが。

玉コン肴にして、「初孫」をいっぱい。
どちらも100円ですが、お酒は50cc。
ちょっと、もの足りません。

雨がひどくなり、雷もなっています。
傘は、酒田駅のコインロッカーの中。

この後、どうしようかなぁ・・・?

携帯が鳴りました。
東京から駆けつける連れが、酒田まで迎えに来てくれるとか。


特急「いなほ1号」

2009年10月22日 | 旅-東北

「きたぐに」は、5:56直江津に到着。
直江津で21分間停車します。

金沢で36分、長岡で14分と、この3つの駅では長い時間停車します。

雨だと思っていたのに、太陽が昇って来るのが見えます。
もしかして、お天気、良くなるのかしらん?

定刻どおりの8:34新潟駅到着。
乗り換え列車の「いなほ1号」が出るまで5分の待ち合わせしかありません。

階段を上り下りし、隣のホーム6番線へ。

「いなほ1号」に乗り込むやいなや、発車のベルが・・・。

新潟を出てすぐに、大きな阿賀野川を渡ります。

大河だなぁ。

乗り継ぎ時間が5分と短いので、「いなほ1号」は指定席をとっていました。

1号車は、グリーン車ですが、後ろ半分は、普通車の指定席。
この車両の海側の席をとったつもりだったのですが、
乗り込んでみると、指定のD席は、山側だった。
どうもリサーチが甘いですぅ。

しかし、席は空いているので、勝手に海側の席に移動。

村上を過ぎたあたりから日本海が見えて来ました。

平行して走る国道345号線。
車では何度も通っていますが、目線が高い列車からの眺めの方がいいなぁ。

10:46、「いなほ1号」は、酒田に到着。

夜行列車の「きたぐに」に9時間乗っていましたが、
寝ていたせいでしょう、長いとは感じなかったが、
新潟からの2時間は、凄く長く感じました。

空模様があやしいです。

さぁ、目的地の「山居倉庫」に向かう事にしましょう。

 


急行「きたぐに」で

2009年10月21日 | 旅-東北

旅の始まりは、新潟行きの夜行急行「きたぐに」でした。

 

大阪発23:27、12番ホーム・・・ではありません。

ネットで前もって調べていたのですが、これが古い記事だったのか、
現在、大阪駅は10番ホームまでで、11番12番は工事中でした。

23:03、10番ホームに入線。

シンボルマークは、佐渡おけさ。

今回は、奮発してB寝台の下段です。
通路を挟んで左右に3段の寝台が並びます。

中段、上段は、ほとんど空いていたようです。
そして下段は、ほとんど満席。

広い窓に結構な幅のベッド。
清潔なシーツ、浴衣、ハンガー、スリッパと申し分ありません。
ただ、高さが低くて、ベッドに座ると頭が中段に当たってしまいます。

男性乗客の何人かは浴衣で寝ていましたが、私は着ません。

こちらは、普通車の自由席。
B寝台は、どうやらこの座席がベッドになっているようです。

この日、普通車は、1ボックスを独り占め出来るぐらいの客でした。
乗車券+急行券だけで新潟まで行けるリーズナブルな乗り物でしょう。

下の大きな窓は、B寝台の下段で、その上の小さな窓が、それぞれ
中段、上段用の窓です。

夜が明ければ、日本海の海が見える。
下段を選んだもう一つの理由です。

もちろん、一番目の理由は、中段、上段への上り下りが・・・。

海側は奇数番号の寝台と、古い記事を見て選んだのですが、違っていました。
海側は、偶数番号でした。

海側に代わりたかったのですが、満席でそれは不可能。

こちらは、1両連結されているA寝台。
下段と上段の2段だけで、B寝台との大きな違いは、
高さと使い捨てスリッパが付いている事ぐらいでしょうか。

グリーン車両も1両連結されています。
数人、乗っていましたが、寝台とグリーン車、どちらが楽なのかなぁ?

日にちが変わった頃、大津駅を過ぎて車内放送もなくなり
照明も落とされ、車中は眠りに付きました。

私は睡眠導入剤を飲んで眠りに付きましたが、
ず~っと、小刻みな横揺れがあり、これには起こされる事はないのですが、
時々、がた~んと大きな音がし、何度か目が覚めました。


山形の旅から戻りました

2009年10月20日 | 旅-東北

夜行寝台急行「きたぐに」で出発した山形への旅から戻って来ました。
ひえぇ~、雨に降られました。

写真は、最後に訪れた岩手県「毛越寺」の境内にて。


出かけます

2009年10月17日 | 日常

春国岱近くの道の駅「スワン44根室」で買い、送ってもらった北海しまえびです。
これで525円でした。

Sサイズだから安いのかもしれませんが、
野付半島で食べた5匹1000円は、なんとも高過ぎるぅ。

この1パックを3回ほどに分けて食べ楽しみました。

トレッキングシューズ、ほとんど履いてない新品なのに捨てました。
靴ヒモだけはずして。

もちろん履いてみて買ったのですが、デザイン優先で買ってしまったせいで、
履くと、かかとの安定が悪く、足を包み込むような感じは全然なく
すっぽすっぽ足が抜ける感じです。
おまけに、履いていると爪が痛くなってくるし、決まった場所にマメは出来るし。
一流メーカー品なのに、どうして・・・???

北海道にも履いて行きませんでした。
急遽、近所のスポーツ用品店で買ったトレッキングシューズで
大雪高原沼めぐりをしました。

その靴の価格は、↑の1/3ほどだったのに、快適な履き心地。

暑い夏も、寒い冬も我が家のベランダに住むノラです。

出産3回、産んだ子は、総勢15匹以上。

夏の暑い日、熱く焼けた屋根の瓦の上を歩いて子猫に餌を運ぶ賢い母ネコでした。

近所にネコをばらまいた張本人でもありますが、避妊してもらってからは
のんびりと余生を過ごしています。

しかし、警戒心の強いネコで、未だに、さわろうとすればネコパンチが飛んで来ます。
そして、爪は出したままで・・・。

↑の写真でも爪が出ていますね。

さて、今晩から山形へ出かけて来ます。
湯田川温泉「九兵衛」と銀山温泉「いとうや」泊まりです。

今夜の夜行「きたぐに」の寝台車に乗ります。
寝台車なんて40年以上前に乗ったきり。
楽しみだなぁ・・・。


帰ります

2009年10月15日 | 旅-北海道

紅葉に後ろ髪を引かれながら銀泉台を後にし、
「塩別つるつる温泉」へやって来ました。

今回4日間の旅の中で唯一の立ち寄り湯です。
はぁ、温泉たまこのHNは返上かな・・・?

その名の通り、単純硫黄泉の湯は、つるつるだけが大きな特徴。

もう少しすれば、きれいな紅葉が露天風呂から眺められるでしょう。

塩別つるつる温泉には、2箇所に風呂場があり、立ち寄りでも両方は入れます。
こちらは、内湯だけの「竜神の湯」。

シンプルな風呂場で、あまり人気がない様子で、ほとんどの人は
露天風呂が付いた大浴場へ入っているようです。

付近の農家ではコスモスが満開。

雪に閉ざされる長い冬が過ぎ、花開くのを心待ちにしておられるのか、
北海道を走っていると、庭先に花いっぱいの民家が多いです。

旅の〆は、美幌にある肉の割烹「田村」で焼肉のランチを。

スープ、ご飯、キムチ、コーヒーがセットになっていて、これで1680円。

お肉は柔らかくて、量もたっぷり。
大阪では、この値段では絶対無理でしょう。

口直しに「ドラゴンフルーツ」のシャーベット。

ふ~、おいしかった。

又、飛行機が遅れて出発。
どうなってるの全日空。
ここは、羽田じゃないですよ~。

あいにく、日本列島の上は厚い雲に覆われて何も見えません。
夕陽に照らされる尾翼がきれいでした。

大阪に戻って来ました。
暑いです、大阪!

関空から天王寺へ。

JR天王寺駅構内にある「天王寺うどん」で立ちうどん。
昆布うどんに天麩羅トッピング。
これで360円だった・・・かな?

旅の〆は、このうどんでした。

 


銀泉台にて

2009年10月13日 | 旅-北海道

銀泉台が近くなり、山の斜面に見事な紅葉が見えてきました。

銀泉台の紅葉は、大雪高原より1週間程早いらしいですが、まだまだきれい。

おっほ~、結構、車が停まっています。

ここから歩くんですね。

歩きたいけど、時間が気になります。

今日は大阪へ帰る日。
レンタカーを返し、女満別空港15:40発の便に乗らなくてはいけません。

歩く気など毛頭ないダンナは、靴の汚れを洗っていますが、この水、
山に入って行く人達が、水筒に詰めて行くおいしい水なんです。

観光バスがぞくぞくとやって来ます。

昨日まではマイカー規制があり、こんな大きなバスは入って来れなかったのですが、
マイカー規制の外れた今日は、一般観光客も紅葉の名所として連れて来られているようです。

左の建物は、数年前まで営業していた銀泉台ヒュッテですが今は営業していません。

そして、トイレは別の建物にあるのですが、女性用は2箇所だけ。

長い行列が出来ています。

トイレに並んで、ハイ出発!

山に入って行くツアーならまだしも、普通のツアーならここへ来るのは間違っているような気がします。

とは、言いながら、私も同じような観光客ですが。

何かの冊子で「名山はウンコだらけ」と、読みました。

山中にトイレはありませんから、自分で始末しなければいけないのです。

きれい!見たい!そんな気持ちで自然の中に踏み込み、意図せず自然を破壊しているんじゃないか?

大きな思い出を作ってくれた大雪山ですが、そんな後ろめたい気持ちで銀泉台を後にしました。


大雪高原山荘を後にして

2009年10月12日 | 旅-北海道

早朝、宿の裏手を歩いてみました。

地獄が広がっています。
泉源はこのあたりなんですね。

こんなボッケも・・・。

凛とした朝の空気の中、硫黄が香ります。

緑岳の登山届けは、ここで・・・。
来年は、登るぞぉ。

大雪高原山荘の前には足湯も設けられています。

早朝からの掃除は終わり、湯が張られたところです。
今日も多勢のハイカーの疲れを癒してくれる事でしょう。

高原から下りる時も勝手に車を走らせる事は出来ません。

9:00発のバスの後ろに付いておりますが、いつまでも
高原山荘のスタッフが手を振ってくれてました。

少し離れたこちらも紅葉の名所「銀泉台」へと向かいます。

銀泉台のマイカー規制は、昨日で終わっています。
今日からは、勝手に車を走らせてよいのですが・・・。


大雪高原山荘-ハード・食事

2009年10月11日 | 宿-北海道

通された1階の12号室は、4畳の踏み込み+8畳間。
テレビがないのです。
アナログなら映らないのかなぁ・・・?

窓の外に、シャトルバスに乗る人々の行列が・・・。

こんな山の中なのに、空の冷蔵庫があったり、電気ポットも。
これで、ウォシュレット付きのトイレが部屋にあれば
言う事ないんだけど、トイレ・洗面所は共同。

煎茶のティバックが人数x2つづつ。
まさか電気ポットがあるとは思っていなかったので、
いつも携行しているドリップコーヒーは持参していなかった。
残念!

館内、ノンスリッパなので足袋が付いている。

部屋は掃除も行き届き、少々、隣室の声が聞こえたが気持ちよく過ごせた。

食事は、朝・夕共に食堂でいただく。

簡素だが味付けの上手な料理だった。

料理は「○○です」と説明はあるが、「あ~、そう・・・。」と、
言いながらも聞き逃している。

にしんの煮物は、柔らかく炊いてあって、本当においしかった。

山菜と川魚の天麩羅も。

朝食はバイキング。
常にバイキングなのかどうかは分からない。
ここ数日は紅葉の最盛期とあって、この日も全室満室だった。

バイキングに並んだ料理も味付けが良くておいしい。

特に気に入ったのは、枝豆などの豆ときゅうり、鶏の燻製などと
和えられたサラダで、これは、おかわりをした。

いい宿だった。
ここは、1年のうち6月初めから10月の初めまで
わずか4ヶ月しか営業できない。

そして、経営は日本製紙旭川サポート㈱という会社。
予約したら、すぐに宿のパンフレットや沼めぐりの行程表なのが
送られた来ていた。

来年も行こうと思う。
それも連泊で・・・。

緑岳の第一花園、第二花園へも行ってみたかったが
チェックイン後は、大阪に戻らなければいけないので
時間はなかった。

朝風呂も堪能し、硫黄臭を体にこびり付け
9:00のシャトルバスの後ろに付いて大雪高原を後にした。


 


大雪高原山荘-お風呂

2009年10月10日 | 宿-北海道

チェックイン時刻の15:00には少し早いけど「どうぞ・・・」と、
いう事で大雪高原山荘にチェックイン。

すぐにでも温泉に入りたいところだが、立ち寄り客がまだ多く、
その人達も16:00には最終バスが出るまでだから、その後でゆっくりと・・・と、
言われ、しばし部屋で旅装を解いて、沼めぐりから下りて来る人を眺めていた。

部屋は12号室で、立ち寄り客の休憩所の隣。
風呂にも近くて嬉しかった。

18:30頃、男女で風呂が入れ替わる。
夕方入った風呂は、去年、立ち寄りでは男性用だった方。

露天風呂から木々の紅葉が見えます。

そして、夜、満天の星が見えました。
★ってこんなにあるんだ。

この温泉、やはり昭和29年の洞爺丸台風の風倒木の処理作業中に
作業員によって偶然発見されたものらしいです。

ヘの字型の内湯。
床にざぁざぁ湯があふれ出ます。

そして、湯口はクマ。

こちらは、もう一方のお風呂。

風呂は、朝の清掃時間以外24時間入浴可能。
部屋からも近いので、何度、足を運んだ事でしょうか。

光線の加減で乳白色に見えますが、実際は、もう少し薄いです。

成分総計356mg/Kgという薄い単純硫黄泉ですが、少し、こげたような
上品な硫黄臭と、PH=2.7なので口に含むと超すっぱい。

浴感はつるつるのいい湯です。


大雪高原沼めぐり(続き)

2009年10月08日 | 旅-北海道

この沼めぐりコースは、昭和29年の洞爺丸台風で大きな被害を受けた
大雪山一帯の風倒木の片付け作業にあたっていた方が、
沼の存在を知り整備されたもののようです。

今まで深い森だったのが、倒れた木によって見通しがよくなり
点在する沼を見つけられたんでしょうか。

洞爺丸台風・・・。
青函連絡船「洞爺丸」が遭難し、多くの死者を出した、あの台風です。
岩内で大火があり、それを舞台に小説「飢餓海峡」が書かれた。

キタキツネ出現!
沢の水を飲もうとしてたのでしょうか?

危ない、あぶない。
こんな山中の沢水なら飲めるだろう、おいしいだろうと思いがちですが
キタキツネなどの糞が水に混じり、結果、エキノコックス症を引き起こすとか。

かみきり虫でしょうか?

雪の便りもまじか。
長い間雪に閉ざされる厳しい環境で生きる生物達、なんだか愛おしいです。

去年は、雨で入山はあきらめ、高原山荘で入浴だけして帰ってきました。

今年はリベンジでした。
嬉しい事に、これ以上ないぐらいの晴天。
雨女の私にしては珍しい。

ヒザに難有る私。
歩けるだろうか?途中で引き返さなければいけないかも・・・。

どうやら心配は杞憂に終わったようです。

すぐそばに遊歩道がある「えぞ沼」だったかな・・・?
水面に映る紅葉がきれいでした。

カムイミンタラ

アイヌの人達が「神々の遊ぶ庭」とよんだ大雪山。
ぴったりだなぁ・・・。

式部沼です。

大学沼を過ぎ、最終地点の高原沼まであと一息。
大学沼で、雄大な景色を眺めていたら、ヒグマ監視スタッフ
の方から急かされました。

最終地点である高原沼を13:00までに下りなくてはいけません。

やって来ました高原沼へ。背後にそびえるのは、緑岳。
時間は12:30。
あまりゆっくりしている時間はありません。

三国峠で買い込んだ食糧も食べたくありません。
はぁ、疲れました。
こんな時、おにぎり一つでいいんですね。

12:40下山開始です。

大学沼では、まだ多くの人が眺めを堪能しています。
15:00には、コースが閉鎖されるというのに、まだまだ上がって来る人も居ます。 

14:40、入山してから4時間40分、戻って来ました。

シャトルバスの乗り場には長い行列が出来ています。
この列の後ろの建物が、今宵、宿泊する部屋でした。

ぼろぼろに疲れた体をひきずるようにして宿に向かいます。

はぁ、この宿を予約しておいて良かった!
あの行列に並ぶ元気はないなぁ。

チェックインした後、部屋の外では、長い間行列が出来ていて
それを眺めながら、ちょっと優越感を味わっていました。