串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

仙仁温泉 岩の湯-5(食事)

2015年09月28日 | 宿-甲信越

夕食は18:00~、喫茶室の奥にある小部屋で。 

冬、窓の外の雪の上にキャンドルが灯り、ロマンチックな雰囲気になるが、今は真っ暗。

いつもあったお品書きは今回なかった。

料理を持ってきてくれるスタッフが丁寧に説明してくれるが、書き留めなかったのでスルー。 

先附は、う~ん、野菜ばっかり。

紅い皿は野菜の白和え。

柔らかく湯がいたゴボーやしめじ、松の実、こんにゃくなどがおいしく和えられている。

胡麻豆腐のようなものは、村山ゴボーのクルミ味噌豆腐。

はぁ、どうやら今回は村山ゴボーのオンパレード・・・か。

刺身は鯉の洗いと鮎。

生姜、昆布醤油、酢味噌などで頂く。

サプライズは鮎の塩焼き。

いつもは横たわっている鮎、今日は昇り鮎になっていた。

ぶどうや田楽が串にささり、お口直しに頂く。

今までの横たわる鮎。

 

 

村山ゴボーのポタージュ。

〇〇ばっかり、づくし・・・今回は地元の村山ゴボーづくしだった。

岩の湯の社長さん、地元の名士で地元の産物をアピールするのに熱心だが、私は有難くない。

一時、ヤーコンづくしが何回か続き、すっかりヤーコンが嫌いになってしまった。

何だったっけ?

野菜の煮物だわ。

牛フィレ肉の杉の香焼。

焼けた石の上でお好みの焼き加減にして頂く。 

お口直しは、青梅のゼリー。

〆のご飯にお漬物。

何か忘れていないだろうか?と、思ってしまうが、これだけでしょう。

貧乏な客向けの料理かな?

最高値@42000の部屋の客なら、内容は違うかもしれないが、私達は@26000。

おまけに一人分はタダなんだから、文句は言えない。

スグリと小布施牛乳を使ったアイスクリームなどデザートは色々。

コーヒーが出て、夕食はお開き。

案外、食材にお金がかかってないヘルシーな献立。

夜食が部屋に届いたが、フルーツだけ。

以前は、ひと口大のお寿司が付いていたのに・・・。

 朝食は本館内の食事処深仙庵で頂く。

この深仙庵へのアプローチが変わっていたが、以前の方が落ち着いて良かった。

 野菜の小鉢が並ぶ。

小松菜、ルッコラ、ヨーグルト入りのジュース。 

 サラダには杏のドレッシングをかけて。

名物蕎麦粥

粥ではなく雑炊で、薄い味付けがされていて、私は大好き。

もちろんご飯もあるし、お替りもできる。 

 

 

モーニングコーヒーとデザート。 

フレッシュの代わりに小布施牛乳。

食事は期待していない。

パターンは分かっているし、山里料理という事で川魚や野菜中心。

若い人なら物足りないかもしれない。

文句言いながらも2月に一人ご招待のいつものパターンで予約してしまった。

やはり、ホスピタリティの良さは、私が知ってる宿の中では一番。

これで仙仁温泉岩の湯は終り。

 

 


仙仁温泉 岩の湯-4(部屋)

2015年09月27日 | 宿-甲信越

泊まった部屋は、仙寿亭にある飯綱

ご招待では、この仙寿亭の一番コンパクトな部屋があてがわれる。 

8畳間の和室にリビングとバルコニー。

リビングから部屋の入り口方向を見ると・・・。

リビングには自分で温度を調節できる床暖房が設置されている。

雪の季節にこれは有難い。

ソファーも豪華なもので、風呂上がりなど長椅子で寝そべる事が多かった。

バルコニーは喫煙場でもある。

部屋の入り口すぐにミニキッチンがあり、ドリップコーヒー、紅茶、緑茶にほうじ茶・・・全て揃っている。

緑茶、最初の一煎は私好みの渋さでおいしいお茶だと思ったが、二煎めになると粉っぽくなり、飲む気が失せた。

これが深蒸し茶なんだろうか?

       

ミニキッチンの下に冷蔵庫が2つ。

一方は柿茶とお茶受けの漬物、もう一方は有料飲料。

夕食中に布団を敷きに来られた時、ゴミは捨てられ、使った湯呑やカップは新しいものと取り替えられる。

以前、この時に冷蔵庫内の柿茶が減っていたら満杯にしてもらったような記憶があるが、今回は減ったままだった。

まぁ、こちらは自由に使える冷蔵庫なんだから、開けるのは控えておられるのかな?

冷蔵庫内のお漬物は、キュウリの粕漬だった。

お菓子は黄粉で作ったスハマのようなもので、これは売店で土産物として売っている。

中にレーズンなど3種類のものが入っていて、なかなかおいしい。

土産物は1000円程で売られ、上品、ここ以外では買えないものだからお土産としてはいいでしょう。

洗面所には化粧落としもあり、化粧水類はヘチマから作ったもので、館内全てこれが置いてある。

浴衣は3サイズ用意されている。

そして、巾着袋は手提げの袋に変わっていた。

館内の全ての風呂場にタオル類は完備されているので、防水の袋など必要はないんだ。

食事処へ行く時に、この袋は重宝した。

以前の袋も渋い色合いの上品な布製だったが、泊まる度に持ち帰ったからいくつかたまっている。

同じ袋だったらもう要らないが、この新しい袋は頂いて帰った。

 

 

 


仙仁温泉 岩の湯-3(風呂)

2015年09月26日 | 宿-甲信越

岩の湯の大きな魅力の一つは風呂。

館内に内湯、露天風呂、洞窟風呂、それに空いていれば自由に使える貸切風呂が4ケ所あり、そのいずれも一晩中入浴可能。

しかも湯温は低いので加温だが、全て源泉掛け流し、立派なものです。

まずは貸切風呂から・・・。

こちらは一番古くからあった風姿の湯

ボタン一つでジャグジーになる小判型の内湯と露天風呂。

露天風呂が変わっていた。

右側にもう一つ寝湯が出来ていた。

左側の湯船よりやや湯温は低く、頭を乗せられるように石が配置されている。 

以前はこんな感じで、右側の雪だまり部分に寝湯が作られた。

こちらは野守の湯。 

 やはりボタンを押せばジャグジーになる内湯。

脱衣所から階段を数段下りた所から見ると・・・。

 

脱衣所にはタオル、バスタオルが置かれ、全くの手ぶらで風呂へ行けるのは有難い。

もちろんトイレもあり、シャワーブースも完備。 

こちらは夢想の湯で、貸切風呂の中でも一番人気があるのではないかと思う。

露天風呂の奥から脱衣所方面を見ると・・・。 

 

 温度差のある露天の湯船が2つ。

以上3ケ所の貸切風呂は泊まった部屋がある仙寿亭の上にあり、空いているかどうか見に行くにも近くて便利。

貸切風呂は予約も不要で、空いていれば中から施錠して、一晩中入れる。

アメニティやタオル類も揃っていて、これほどホスピタリーの良い宿は他には知らない。

 こちらは古くからある家族風呂

 岩の湯に泊まり始めた頃には、貸切湯はここ1ケ所だけだった。

 

 それも、当初はこの湯船はなく、丸い湯船が一つあるだけだった。

この湯船の横に窓があったが、それが取り払われてもう一つ湯船が作られた。

寝湯に丁度良い深さで湯温も低め。

私はこの家族風呂が一番お気に入り。 

洗い場も完備。 

そして洗面所のシンクも外国製だろうか?洒落たデザインで思わず見入ってしまう。

大浴場の脱衣場。

以前、この一画にマッサージ機が2台置かれていて、風呂上りそれで楽しんだものだが、今はない。

毎年進化を遂げる岩の湯だが、これだけは元に戻してほしい。

もちろん、タオル類は山積み。

洗い場は5ケ所と少なく感じるが、貸切風呂でも洗えるので問題はない。

洗顔せっけんを使った後の泡切れが凄く良い。

カランの湯も温泉ではないかと思った。

内湯で数年前までは循環だったが、今は源泉掛け流し。

ここも変わっていた。

湯船が腰の高さぐらいに深くなり、底には石を敷き詰めてある。

大きくとられた内湯の窓から外をのぞくと、庭の向うに露天風呂。

 

そして名物の洞窟風呂。 

内湯から湯湯あみ着に着替えて左の扉から洞窟へ。 

 入ると勢いよく温泉が足元を流れる。

まずは加温された湯船でよく温まる。

以前はふっと硫黄臭を感じたのだが、今、それは感じなかった。

こちらは男性用の加温湯船。

左手奥に男性用内湯から続く扉があり、ここから先は混浴。

洞窟風呂も変わっていた。

大きな背の高い岩が3本程立っている。

以前はなかったのだが。

源泉が凄い勢いで奥から流れ出る。

湯温は低いのでいつまでも入ってられる。 

洞窟風呂という風呂は案外アチコチにあるが、ここは中途半端な洞窟ではない。

奥行は30mもあるんだから。

この凄い湯量の湯をかき分け最奥まで行くのは、まさに探検気分。

さすがに今はもうしないが・・・。

仙仁温泉は信玄の隠し湯とも言われ、刀傷などに効能があったらしいが、かつてそれを自分の指先の傷で立証出来た。

大手術の後はここで静養したいという気持ちは、そこから発している。

 

 


赤そばの里

2015年09月25日 | 旅-関東・中部

季節ものなので先にアップします。

赤そばの里の開園は10/11までで、駐車場、入場料金共に不要ですが、寸志を入れる箱が2ケ所有り。

駐車場は生産者の方が誘導していますが、連休最終日のこの日、車を停めるまでに少し時間がかかりました。

看板を写しました。

加工があるかもしれませんが、満開になればこれだけ濃い色なんですね。

と、いう事はまだ満開ではなく7~8分咲きといったところでしょうか?

 

赤い丘が広がります。

 

 

 

 

 

 

紅一点ではなく、白一点です。

そば畑へ行くまでに休憩所があり、横では農産物が売られています。

 

りんどう一束300円、これを抱えた人を何人か見かけました。

珍しいキノコや松茸も並び、松茸の値段をしげしげと眺め諦める。

この値段でなら、カナダ産のはもっと大きなものが買えるだろうと・・・。

子供の頃、市場の八百屋では傘の開いた大きな松茸がずらり並び、安い値段で買えたような思い出があります。

何十年前の話だろうか。

地元産のそば粉で打った蕎麦も食べられます。

普通の蕎麦より値段は高いのですが、ここは赤そばを食べてみなくちゃと、注文したのは赤蕎麦の盛900円也。

1日限定20食。

田舎そばのような感じで、ややぼそぼそ、固いめで、私は好きな蕎麦です。

歯ごたえはいいし、のど越しも良く、甘味も感じおいしく頂きました。

詳しくはこちらへ。


金宇館へ

2015年09月24日 | 旅-関東・中部

美ヶ原温泉の金宇館に泊まってきました。

2度目の金宇館でしたが、満足度の高かった食事、少し質が落ちたように感じました。

詳しくは後日。

 

往路、箕輪町にある赤そばの里で一面の赤そばに感嘆。


仙仁温泉 岩の湯-2

2015年09月22日 | 宿-甲信越

一夜過ごせば帰りたくない、もう1泊したい。

又、泊まりに来たい・・・そんな気にさせてくれる岩の湯

これだけ泊まっていれば、もういいかなぁ、ご招待は違う宿でお願いしようかな・・・と、思うのだけど、泊まった後は熱病にかかったみたいに又泊まりたくなる。

何がそんなにいいんだろう?

風呂もいい、食事もワンパターンながらおいしい、部屋もいい、そして何よりなのはパブリックスペースの充実だろうか。

以下、そんな館内の一部を・・・。 

ロビーにあるこの照明、好きだなぁ。 

 喫茶室の2階。

大浴場の横にあるので、湯上りに休憩するのにもってこいの場所。

大浴場への通路にある湯上り処。

ここで、冷水と熱い蕎麦茶が自由に飲める。

冬には炭火が焚かれ、前面はガラス戸が入るが・・・。

グリーンシーズンは前面解放。

ミニトマトが冷やされていた。

これは今回初めてお目にかかるサービス。

館内は広いので、ここからも1階のロビーへ行ける。

同じ場所、雪の季節。

右へ行けば喫茶室櫓、左はロビーへ。

最高級クラスの客室がある仙山亭への通路。

仙山亭前の休み処。 

張り出した小部屋の右半分。 

こちらは反対の左半分。

 

岩の湯には4000冊にも及ぶ蔵書があり、それらはこの書斎で読んだり、部屋にも持って行ける。

こういう談話室や書斎が何か所もあるが、ここに座る人をあまり見かけない。

みんな館内のお風呂めぐりに忙しく、その結果湯疲れてしまい、ステキな部屋でゆっくりしているのだろうか?

一部屋に4~5名泊まると一人当たりの単価は安くなるので、女性4~5名のグループ客を何組か見かけた。

部屋でおしゃべりかな?

連泊でもしないと、ここで本の頁をめくるのは無理だろう。

大きな手術をした後は、ここで何泊か湯治をしたいと思っているが、果たして部屋が空いているかどうか?

調度品もヨーロッパ調の豪華なものばかりで、本当に非日常を味わえる。

フリードリンクコーナーが書斎の近くにあり、ここで紅茶やコーヒーが自由に飲める。

う~ん、置かれているドリップコーヒーは、私の好みじゃないのだけど、まぁいいか。


紹介したのは館内のごく一部。

次回(予約済み)は、もう少しアチコチをカメラに収めよう。

 


仙仁温泉 岩の湯-1

2015年09月20日 | 宿-甲信越

これで何度目の宿泊だろうか?

ここ数回は、日本秘湯を守る会のご招待を利用し、一人は招待で無料、もう一人は実費・・・と、いうプラン(勝手に作ったプラン)で泊まっている。 

須坂から車で15分程、菅平へ通じる国道406号線沿いに広い敷地の岩の湯はある。

 前回訪れた時から1年半の間に駐車場の辺りが大きく変わっていて、ちょっと戸惑ってしまった。

駐車場だけでなく、館内、風呂も少しづつ変わっていた。

車を停めてから屋敷門までの距離が以前より長くなっていた。

両側に植えられたスギ苔が水を得てキラキラ光る。

屋敷門の上のかぶさるモミジの紅葉は、まだ見た事がない。

ご招待はどちらかといえばシーズンオフの頃が多く、2月、6月、9月に来る事はよくあるのだが、桜、紅葉のシーズンは無縁。

屋敷門の内側には囲炉裏が切られ、この雰囲気は少し前に泊まった神明温泉すぎ嶋とよく似ている。

仙仁川にかかる橋を渡り・・・。 

2014年2月の時はこんな状態でした。

下を流れる仙仁川。

玄関へのアプローチ。

振り返って見ると。

 こちらも玄関側から見て。

フロントです。

ロビーでチェックイン。

左手のカウンターで抹茶が用意され・・・。

いつもこのテーブルで。

お抹茶と板さん手作りの和菓子をいただく。

ここにもモミジ。 

奥は喫茶室

立ち寄り入浴不可のこの宿、宿泊しなくてもこの喫茶室だけは利用できる。

夕食はこの喫茶室櫓だった。

館内のアチコチに子供向けの洒落た遊具が置いてあり、これも子供が座る椅子だが、猫のデザインがおもしろく、つい目がいってしまう。

 

建物の裏側にある散策路は知っていたが、こちらは駐車場の裏にある散策路を歩いてみた。

こんなの以前からあったかなぁ?

掃けばよいのに・・・と、思うような光景も、なんだかここでは絵になるようで、カメラを向けてしまう。

何の実だろう?

これも何か分からない。

 これは山ぼうしの実。

夕食時の皿にこれが添えてあり、何かと尋ねて知ったのだが。

 

 

 

 


鳥越の宿 三楽園-食事

2015年09月19日 | 宿-北陸

食事は朝・夕共に食事処でいただく。 

広い会場にテーブルが分散されているので、落ち着いて食べられるが、真ん中の席ならどうだろう?

お品書きには、ボリュームもありながら約800キロカロリーに抑えているとの事。

前菜を見て、あまり期待できないかも・・・と、思った。

右端、串に刺した赤いものは、塩トマトの納豆で、売店で売られていた。

小鉢の中はハモの煮こごり。

海藻の白和え、ゴーヤのお寿司・・・。

タジン鍋の中は、夏野菜がメイン。

名物大門素麺

温泉玉子を混ぜて頂くが、これはおいしかった。

刺身は2人前。

鯛、カンパチ、イカ、器の中は白エビ

魚はどれも活きていておいしい。 

焼き物かと思ったが、稚鮎は唐揚げにされていた。

口の開け具合が無念そうに見え、人間って残酷だわ。

せめて全部食べてやらなくちゃ・・・と、頭から尻尾まで完食。

この大きさの鮎が焼き物で出されたら食べにくいだろうなぁ・・・。

別料理で白エビの唐揚げを注文。

揚げ物大好き。

800キロカロリー超えたわ。

酢の物はタコのマリネ。 

〆は枝豆ご飯のお茶漬け。

お茶漬け嫌いな私は白飯を頂く。

お漬物は青パパイヤのシークワーサー漬け

珍しく、味も良いので、もう少し欲しかった。

デザートは梨とモナカが添えられた水羊羹。

う~ん、この水羊羹も売店で売っていたなぁ・・・。

水羊羹の横は、じゅんさいのゼリー寄せ。

リキュールが効いておいしい。

一夜明け、外は台風接近で大雨。

覚悟はしていたけど、雨あしは強い。

朝のテーブルもお品書き添え。

庄川温泉郷エリアの共通メニューという夏野菜の昆布〆

う~ん、中の野菜よりこの昆布がおいしかった。

 

ゲンゲの干物とアジのみりん干しを焼くのだが、網に引っ付いてはがれず困った。

う~ん、食事はイマイチかな。

味付けは良いのだが、お金がかかった食材は使われていないような気がした。

Jで富山県宿泊クーポン10000円分ゲットしたので、少し安く泊まれたが、その分で普段は頼まない
別料理を注文したり、
お土産も買ったり、お酒もかなり・・・。 

 


鳥越の宿 三楽園-風呂

2015年09月18日 | 宿-北陸

 風呂は中2階にあり、山吹亭という一番高い部屋と同じフロアーになる。

 

 途中に源泉が祀られているが、飲泉は不可なのか、コップなどは置いていない。

男女別に内湯と露天風呂。

時間によって男女が入れ替わる事はない。

奥にエステコーナーGardenがあり、本格的なファンゴが楽しめる。

ファンゴって何・・・?

イタリア発祥の3000年も前からの温泉療法の一つで、2010年日本で初めてこの宿が本格的に導入。

骨の病気、関節痛、リュウマチ、骨粗しょう症など、体の深部体温を上げ、血行を良くする働きがあるらしい。

これを組み込んだプランもある。

脱衣所は広くてきれい。

大きな時計があるのも便利。

タオル類は部屋から持参。

 

クレンジングも置いてあり、これは売店で@4000円で売られていたのには

高級品なのだ。

使ってみたかったが、あいにくノーメイク。

 

内湯は鳥越の湯という炭酸鉄泉を濾過し、加水した湯で、浴槽内で循環されている。

利用時間はチェックイン後~24:30、朝は5:30~10:00まで。

内湯の湯はやや茶色みを帯びた透明で、湯船から静かにあふれていて気持ちが良い。

 

 洗顔石鹸もあり。

シャワーの湯がまるで絹糸のように流れる。

天音(あまね)というシャワーヘッドで、直径0.19mの穴が615個開いている。

ミスト感覚で気持ちが良いが、もう少し水圧があればいいのに。

露天風呂には二種類の源泉掛け流しの湯船がある。

これは鳥越の湯という炭酸鉄泉。

途中で祀られていたのもこの湯だった。

源泉温度は12.8度と低いので加温されている。 

湯口からは冷たい源泉だろうか。

湯は浴槽下から勢いよく湯船へ。

  • 源泉名:鳥越の湯 温度:12.8度 
  • Na=253  Mg=129  Ca=238  Fe2=4.42/  Cl=300  硫酸イオン=262.3  HCO3=1190
  • 成分総計:3248mg/Kg の Ca・Na・Mg-HCO3・Cl泉
毎日清掃し換水しているのは好ましいが、塩素消毒もされている。

こちらはもう一方の露天風呂で、やはり源泉掛け流し。

湯船の回りは濃い源泉でコテコテに。 

 

露天風呂の横に椅子が置かれた広いデッキがある。

雨ざらしなので木製の椅子はタオルでも敷かないと、ちょっと気持ち悪い。

晴天ならここに座り、夜空の星でも眺めたかもしれないが、連日雨模様で残念。

デッキ側から露天風呂と内湯を眺める。

  • 源泉名:庄川清流温泉 温度:28.3度
  • Na=4122  K=144  Mg=426.2  Ca=808.1  Fe2=64.5 / Cl=6347  硫酸イオン=1046  HCO3=3763  Br=11.2
  • 成分総計:17728mg/Kg と 濃いぃ 含鉄-Na・Cl-HCO3泉   

 かすかに硫黄が香り、肌触りはつるつる、存在感のあるいい湯だったが、残念ながらこちらも塩素混入。

露天風呂はどちらも加温されている。

鳥越の湯は12.8度と低いので、これは加温しなくちゃ入れないが、庄川清流温泉の方は28度あるので、加温しなくても源泉のまま入れる。

そうすれば温冷交互入浴も楽しめるし、何より源泉風呂があるという事で温泉好きには高得点なんだけどなぁ。 

 

 

 


鳥越の宿 三楽園

2015年09月16日 | 宿-北陸

ふるさと割クーポンを利用して、富山県 庄川温泉郷にある鳥越の宿 三楽園へ。 

源泉が二種類あるとの事で楽しみにしていた。

駐車場の前でスタッフがお出迎え。

苦手だなぁ、ほっといて欲しい・・・のに。

早朝のフロント。

泊まった部屋は、同じフロアーにあるが、風呂は中2階なので階段使用。

庄川は見えないロビー。

ロビーでチェックイン。

柚子と生姜のお茶、柚子饅頭。

この辺り柚子の産地らしい。

浴衣は男女共にここで選んでいく。

デザイナーズ浴衣というのもあって、こちらは1000円と有料。

作務衣もあり、両方持って部屋へ行ったが、結局、浴衣は着なかった。

部屋は今年(2015年)7月にリニューアルされた合掌棟の1階。

部屋に入ると、突き当りに洗面所だけがあり、トイレは別の場所に。

こざっぱりした10畳間に広縁。

室内はベンガラ色にまとまられている。

モダンな椅子が置かれた広縁。

青海波のような腰壁には照明が入り、夜も点いたままだった。

消そうとスイッチを探したが見つからず、そのままで寝たが、じゃまになる灯りではなかった。

照明デザイナーが手がけたというだけあって、モダンな雰囲気の中、くつろぎを感じる良い部屋だった。

 広縁の端にトイレと冷蔵庫があり、冷蔵庫の上のお茶セット辺りに灯りはなく、トイレの照明と共通だった。

その為にはトイレの戸は開けておかなくてはいけないし、少し暗い。

冷蔵庫の上にもスポットライトがあれば・・・と、思った。

冷蔵庫の中には冷水のポットだけが入っていた。

夜の冷水かな?と、思ったが、夜は別に用意されたから、この水は電気ケトル用なんだ。

カップはお洒落なものだったが、薄いので熱いお茶を入れると持てない程熱さが伝わる。

ドリップコーヒーもあった。

 

バスタオルが一人に二枚用意され、これは重宝した。

普通、ビニールの袋が付いているが、こちらのはお洒落な袋で、これは頂いて帰る。

部屋や備品については文句無し。

 


けんぞう蕎麦

2015年09月13日 | おいしい旅

小松の苔の里へ向かうまでに福井北インターで下り、けんぞう蕎麦で昼食を。

けんぞう蕎麦へ来るのは3度目。

1度目は来たものの、周辺で待つ客の多さにたじろぎUターン、食べずに再び高速へ。 

3度目は、到着時間が読める頃車内から予約しておいた。

11時開店なのに、到着は10:30。

30分待つことになった。

こういう事です。

平日なので予約する必要もなかったようだったが。

祝祭日やGW中は予約不可。

混んでいる時は、もちろん合い席で、テーブルに客がずら~り。

注文したのは5合蕎麦

おろし蕎麦と大根の絞り汁で食べるけんぞう蕎麦、両方が楽しめる。

おろし蕎麦用には、たっぷりな大根おろしが入ったつゆ。

添えられた器に蕎麦をとり、このおろし入りのつゆと鰹節をかけて食べる。

けんぞう蕎麦用には、蕎麦ちょこに大根の絞り汁、それに別添えのつゆを入れて食べる。

この絞り汁、とても辛い。

大根辛いのが苦手な人にはお勧め出来ない。

5合蕎麦は2人で丁度よい量。

一人は並、もう一人は大盛りという感じかな。

おいしかった~。

 


苔の里

2015年09月12日 | 旅-関東・中部

 小松市郊外 日用町にある苔の里へ。

広い駐車場に車を停めると、ガイドさん(地元の方)が出て来られて、案内していただく。 

今は7軒、25名が住むこの地は江戸時代からの杉の産地。

160年前頃、杉の種を蒔いて殖やす杉苗の栽培に成功し、昭和35年には全国に50万本もの杉苗を売り、大いに儲かったらしい。

民家なのに家の中は総漆塗り、壁は群青色、天井は絵が描かれた各天井・・・どの家もとても立派らしい。

 古民家交流施設ウイズダムハウスは、築100年の古民家を改修し、団体さんの休憩施設、各種会議、あるいは日用町の公民館として使われている。

樹齢300年という杉の大木。

枝打ちし、真っ直ぐに成長させるには大変な労力が要るらしい。

そうして育った日用杉は粘り強く、年輪は細かく、真ん中までしっかりとした木になる。

駐車場に続く入り口。

ガイドさんが不在の時は、左の料金箱に入園料金@500円を投入。 

今は誰も住んでおられない家の庭園も苔に覆われていた。

日用町は山に囲まれ、植わっている杉によって日差しが遮られ、適度な湿度に保たれるという苔の生育には好都合の土地柄。

もこもこ生えるのは細葉しらが苔で、盆栽や盆景に使われる。

杉などの木皮に生えるが、皮が剥がれると地面に落ち、そこで上へ上へと繁殖するので、盛り上がったようになる。

 通路左右に苔が広がる壮観な眺めにうっとり。

 

 

日用町を一躍有名にしたカモジ苔・・・だったかな?

カモジ苔は都会では育たないようで、日本中これだけ生えているのは、ここだけ。

 

道路の反対側に日用神社がある。

橋の欄干も苔に覆われ、鳥居の前には青モミジ。

これが紅葉するのはいつ頃だろう?聞き忘れたが、紅葉の頃に再訪したい。 

 

 

 

 

 

イチョウの木に雄雌があるのは知っているが、葉にも銀杏にも雄雌があるとガイドさんから興味深い話を聞いた。

葉の真ん中に切り込みがあるのはメスで、オスには切り込みはない。

時々、銀杏の中に筋が3本あるのが混じっているが、これが銀杏のオス。

入園料500円は、苔を殖やすために使われる。

アチコチで苔育成中。

 これがカモジ苔(ちょっと怪しい)。

ヒノキ苔は日当たりを嫌い、都会では育たない苔らしい。

この苔が一番好き!

 ガイドさんのお蔭で苔に少し詳しくなったような気がする。

馬杉苔など、水がなくなり、太陽が当たると葉を閉じて茶色くなるが、雨が降ると30秒で真っ青になるらしい。

湿気、日当たり具合は苔の種類によるが、水道水に含まれる塩素は苔にはよくないようだ。

苔を殖やすには、胞子を手に取りモミモミしてアチコチに飛ばす・・・のだそうです。

やってみよう!

少し前に訪れた平泉寺も小松市。

小松市にはおいしいパン屋もあり、私は大好きな町。

賑わう金沢から少し足を延ばして是非小松にも。

苔の里 詳しくはこちらへ。

 


仙仁温泉へ

2015年09月11日 | 旅-関東・中部

台風18号がやって来そうなので、予定を1日早めて、富山と長野の温泉へ。

留守宅は台風に備えて片づけをして行ったが、台風の進路が変わり、ほとんど影響がなかったとか。

しかし、車内のラジオで大雨の被害状況を聞き、それも1日中の放送、きっと大変なのだろうと思っていたが、

宿でテレビの映像を見て被害の大きさに驚いた。

大雨で被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。

まずは小松市日用町にある苔の里へ。

美しい苔に覆われた日用杉の里。

ふわふわ、ネコの尻尾のようなヒノキ苔。

荘川温泉郷で1泊し、翌日は日本秘湯を守る会のご招待(1名実費)で、仙仁温泉岩の湯へ。

1年半ぶりに訪れた岩の湯はところどころ変わっていた。

詳しくは後日アップします。


ひめしゃがの湯

2015年09月07日 | 旅-関東・中部

小坂温泉郷の中にある日帰り施設ひめしゃがの湯

何度も近くを通っていたが、未だ寄った事がなかった。 

広い駐車場に、ちょっとお洒落な外観の建物。

横には飲泉場がある。

 

しゅわしゅわの炭酸泉。

ペットボトルに頂くが、飲んでみるとマズイ。

でも、これで炊いたご飯はおいしいし、野菜をゆがくとアクが抜け、柔らかさも増して、自宅での調理に使っている。

 

 

ひめしゃがの湯は2階にある。

浴室内は撮影禁止なので、湯船の写真はないが、源泉そのままの露天風呂は実に気持ちが良い。

内湯にも源泉槽があり、加温湯と交互に入るのを楽しんだ。

脱衣所にこんな貼り紙があり、なかなか良心的な施設だと思った。

湯もいい、湯使いもいい、温泉好きなら是非訪れたい立ち寄り施設です。

明日から富山・長野へ行ってきますので、更新はありません。

台風18号がやって来るので日程を早めたが、これなら最初の予定通りで良かった。

 


すぎ嶋の食事

2015年09月06日 | 宿-東海

食事は朝・夕共に食事処で頂く。

囲炉裏がきられた個室だが、隣の声はよく聞こえる。 

予定時間になれば、部屋にお迎えがあり、1階の食事処へ案内されるが、入り組んだ迷路を進むようで、翌朝、同じ場所へ行くのに迷ってしまった。

足が下せるのは嬉しいが、向かいと離れ過ぎで、やりとりするにはうんと手を伸ばさなきゃいけない。

鮎が1匹しかない・・・と、思っていたら灰の中に横たわっていた。

お品書きはなく、仲居さんが簡単に説明してくれるが、あいにく書きとめるモノを忘れ、料理は聞き流すだけになってしまった。

この八寸は山の幸満載で実においしかった。

どの料理だったか、鮎のうるかで和えてあった。

分厚い肉を囲炉裏の炭火で焼くが、手が滑り、一切れがこれまた灰の中に。

落ちた鮎は取り替えてもらったが、この肉は洗って頂いた。

フォアグラ添え。

 

充分焼けているが、炭火の上でちょっと温める。

鮎真薯のお吸い物。

刺身はマス、鮎、岩魚にこんにゃく。

 

おしのぎに出た蕎麦はおいしかった。

豚の角煮だが、これは要らないかなぁ。

天ぷらは河フグ。

河フグとはナマズらしいが、あっさりした白身でおいしい。

鮎をまぶしたご飯だが、普通の白いご飯がいいかな。

デザートも盛りだくさん。

食事の量はたっぷりで、味付けも良いし、地の珍しいものも供され大満足。

食事の途中で牛1頭の大女将が挨拶に来られた。

路線バスの旅で「前もって連絡頂いていたら、牛1頭用意しておきましたのに・・・。」と、ユーモアたっぷりに登場されたのを覚えている。

この大女将、チェックアウトの時も玄関に座り、丁寧に見送って下さった。


 

朝食です。

こちらも盛りだくさん。

囲炉裏で味噌汁を温め、片一方では棒葉味噌を焼く。

炭火ではなくガスコンロだったが・・・。

小鉢に野菜料理がいろいろ。

沢庵の煮物は苦手だわ。

はぁ、いい宿でした。

鄙にしては宿泊料金が高いなぁ・・・と、今まで敬遠していたが、泊まってみると、その料金もうなづける。

途中、清流の板取川を眺めながらの行程も楽しかった。

紅葉は11月第1週過ぎあたりらしい。

あの川浦渓谷の紅葉もみたいし、これは再訪だな。