串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

大井川

2012年06月30日 | 旅-関東・中部

急に思いついて寸又峡温泉に泊まってきました。

テーマも行程も全然決めずにふらふらと・・・。

しかし、大井川、川根茶、吊橋、そして井川鉄道・・・と、見どころいっぱいの旅になりました。

南アルプスあぷとラインの「奥大井湖上駅」

線路脇を駅に向かって歩きます。

丁度、電車がやって来ました。

中間部分が駅

接岨峡温泉近くの原っぱにヘリが胴体着陸したようです。

詳しくは後日。


佐渡へ-6(宵乃舞)

2012年06月28日 | 旅-関東・中部

6月第1土・日に開催される相川宵乃舞。

以前、佐渡へ来た時、ガイドさんから、こんなのがある・・・って聞き、自宅へ戻ってから
相川音頭をYouTubeで検索してみたら、いいじゃない!

これは是非見に行かなければ・・・と、思っていた。

宵乃舞の開始時間まで、佐渡奉行所で佐渡おけさやお神楽が演じられた。

観客の多くは、宵乃舞があるなんて知らずにやって来たツアー客。

こんなのが見れてラッキー・・・って感じ。 

太鼓の音が聞こえて来た。

版画美術館前で鬼太鼓が演じられている。

お神楽より鬼太鼓の方がいい!と、走って見に行く。

左側の提灯を持った人が鬼を煽る。

う~、きまってる!

そういえば、1度目の佐渡訪問は、この鬼太鼓が見たかったからだった。

鬼太鼓も終わり、夜も暮れて来た。

佐渡金銀山のメインストリート京町通りを相川音頭を唄い流して来る。

この佐渡版画美術館は踊りながら下って来るゴールになる。

 

北沢浮遊選鉱場が灯りに灯る。

沖を行くイカ釣り舟にも・・・。

 

版画美術館、元は裁判所だった。

敷地内には露天が出て大賑わい。

夕食は、ここで売られていたカニ飯で済ます。

相川音頭が聞こえ始めた。

う~ん、歌に迫力がない。

ここはゴール地点だから、演者の疲れもピークかもしれない。

見物客がぞろぞろ後ろを付いて歩く。

カメラを構える前を平気で横切る。

 

 

華やかな衣装の七浦民謡研究会の面々。

いいなぁ・・・。

前日の土曜日は参加団体も14と多く、観客も多数で賑わったらしいが、この日は10団体。

勇壮なお囃子の祭りが好きな私には、上品過ぎてちょっと物足りない。

この宵乃舞のお手本は、おわら風の盆という。

じゃぁ、そのおわら風の盆を見に行こうじゃないか・・・、と、いう事で9月は越中八尾へ。

19:00から始まった宵乃舞は20:00過ぎに終了。

各宿から迎えのバスがやって来て、観光客は宿へ戻って行く。

ファミリーオのバスもほどなくやって来て、宿へと。

長かった1日が終わろうとしている。


佐渡へ-5(佐渡金山北沢地区)

2012年06月23日 | 旅-関東・中部

前回、初めて佐渡を訪れた時、相川ふれあいガイドを利用し、ガイドさんから詳しく
説明を聞いた北沢浮遊選鉱場跡。

広い敷地内に点在する近代化遺産に圧倒され、諸施設の説明を聞くのに没頭し、
写真は撮れなかった。

その写真を撮るのが今回の旅の目的の一つだった。

ファミリーオ佐渡相川に荷物を置いて、すぐに路線バスで相川まで戻る。

相川のバス停から北沢あたりまで歩くと20分ぐらいかかるので、タクシーに
乗ろうかと思っていたが、宵乃舞のシャトルバスが出ると観光協会の人に教えてもらい
シャトルバス(無料)に飛び乗る。

北沢駐車場にバスは停まり、レンガ造りの発電所跡が目に飛び込んで来た。

この日は宵乃舞開催日なので駐車場でスタッフが車を誘導しているが、普段はいない。

夕陽に照らされる近代化遺産群、見学に訪れている人は誰もいない。

よほど興味のある人しか来ないのだろうか?

案内板などしっかり整備されているのに、金銀山見学のみで帰ってしまうのはもったいない。 

佐渡金銀山に関連する地図で、青色の矢印が今見ようとしている北沢地区。

上左側の建物は明治時代に建てられた佐渡鉱山の本部建物や旧北沢青化・浮選鉱所など。

上右側の建物は昭和初期、国の増産体制のもと建設された主要施設。

佐渡鉱山の本部建物や旧北沢青化・浮選鉱所跡

今は草に覆われ建物の一部しか見えない。

明治になり、北沢地区に佐渡鉱山の本部組織である御料局佐渡支庁が置かれて
佐渡鉱山全体の一大拠点となった。

当時最先端の選鉱・精錬技術が実用化され、金銀生産ラインの最終工程の為の
施設が次々と作られた。

昭和初期に建てられた北沢浮遊選鉱場は採取した鉱石をより分ける施設。

東西115m 南北80m の規模を持ち、国策(戦費を賄う)による増産体制を整える
ため、施設の大改修がされ昭和27年までこの施設が使われた。

かつては斜めに屋根があったが、今は屋根も内部の機械類もない。

手前にトロッコのレール見える。

左手が明治に造られた本部等の建物。

夜にはライトアップされる。

この中、恐ろしくて入れないだろうなぁ。
もちろん、立入禁止です。 

さらにアップで

丸い建物は昭和15年完成した直径50mの泥鉱濃縮装置のシックナー。

かつては複数あったらしいが、今、残っているのはこの50mシックナーだけ。

間(あい)ノ山の搗鉱場から排出された泥状の金銀を含んだ鉱石は、この装置で
水分を分離する行程を経た後、対岸の浮遊選鉱場へと送られ、他の金銀材料と
一緒に処理され精鉱となった。

今、シロツメグサが咲いているあたりは、機械部品の木型用材を加工した製材場。

 

 

夕陽を浴びて輝くシックナー。

こちらは機械部品などを作った鋳造工場の跡で、キューポラが残っている。 

 

火力発電所 背後に物資を高い所に運ぶインクラインが見える。

現在、建物の中は展示室になっており、往時の様子がうかがえる貴重な写真が興味深い。

上から(相川病院から)眺める

もう1枚 


佐渡へ-4(ファミリーオ佐渡相川)

2012年06月21日 | 宿-甲信越

大野亀を出発した定期観光バス「カンゾウ」号は、その後、願の集落にある賽の河原を
見学し、内海府海岸を経由して両津港へ。

賽の河原の様子はこちらで。

日本海に面した外海府海岸は、断崖・岩礁・小島と雄大な眺めが続くが、
東側の内海府海岸は静かな海が広がり、そう観光スポットはないとの事で、
ガイドの説明もなく、乗客はお昼寝時間。

両津着15:00 両津発15:15の路線バスで相川へ向かう。

相川で乗り換えしなきゃ・・・と、思っていたが、この路線バスは相川よりまだ先へ行き、
今宵の宿がある上小川バス停で降りる。

停留所から宿まで、取付道路を10分以上歩かなければいけない。

車なら宿の前まですぐなのだが。

ファミリーオ佐渡相川はJR東日本が運営する宿で、全室オーシャンビュー。

宿の前にはトビシマカンゾウが咲く。

ツインルームのシングルユース。

朝食のみのビジネスプランで@6780。

部屋は全てベランダ付きで、ここから断崖・絶壁の外海府海岸が望める。

電気ポットに空の冷蔵庫と、必要なものは揃っている。

 

ウオシュレットのトイレと風呂は別々。

風呂も洗い場があり、バスタブで全て済ませる・・・と、いう不便さはない。

大浴場は温泉に変わったという事で、就寝前に入ったが、残念ながら
特徴の乏しい温泉で、これなら部屋の風呂で充分。

源泉名:相川温泉  泉質:単純泉 温度:39.4度 PH=8.39
Na=234.3  Cl=81.1  硫酸イオン=307.5  HCO3=169.6
成分総計:約850mg/Kg

旅装を解き、必要なものだけ持って相川行きの路線バスに飛び乗る。


佐渡へ-3(トビシマカンゾウ)

2012年06月19日 | 旅-関東・中部

 佐渡の北端に位置する大野亀は標高167m。

一枚岩で出来ている・・・とか。

この大野亀と山形県の飛島にしかないトビシマカンゾウが50万株もあるらしい。

同じツアー客が大野亀の頂上まで行ったとかで、汗だくになって下りて来た。

頂上には善宝寺石塔が建ち、外海府海岸が一望出きるという。

「霧ケ峰のニッコウキスゲみたいや・・・。」と、いう声が回りでする。

私は、まだ見た事はないが、そうなんだろうなぁ。

シシウドとよく似ている白いオオハナウドも今佐渡では満開で、アチコチで見かけた。

上って来た道を振り返ると、外海府海岸が見えた。

大野亀の頂上からは、もっと広範囲の眺めが楽しめるのだろう。

咲き誇るトビシマカンゾウを手前に据えて撮りたかったが、3分咲きではこの程度。

 

 

 

今回の旅の目的は、相川の「宵乃舞」見物で、最初はトビシマカンゾウを見る予定はなかった。

時を同じくしてトビシマカンゾウの開花。
これも見れて

黄色が埋め尽くす満開ならもっと良かったんだが・・・。

 


佐渡へ-2(大野亀へ)

2012年06月18日 | 旅-関東・中部

尖閣湾を見た後、海岸線が美しい外海府海岸沿いに走るが、あいにく座席は山側。

陽は当るし、海は見えないし・・・。

海府大橋という橋を歩いて渡るという。 

何故歩くのか?バスガイドから説明はない。

家に帰ってから、↑の写真を見て、重量制限があったのか・・・と、納得する。

構想から56年、昭和44年竣工したこの海府大橋によって、岩谷口~真更川間に
陸路が開かれ、外海府海岸が一つに結ばれた。

海岸から眺めた写真がここにあるが、凄い高い所に橋が架かっているのがよく分かる。

橋の上から海岸を見る。

この橋が出来るまでは、船で行き来していたという。

 

この橋の説明を何故バスガイドはしなかったんだろう?

興味を持って耳を傾ける観光客も居るのに。

以前、ツアーで乗った宗谷バスのガイドさんの説明は実に多岐にわたり、
車内でメモをとるのに忙しく、おかげで一躍北海道通になったような気がしたものだ。

小さなトンネルや幅員の狭い道が続く。

運転手さんは慣れているだろうが、観光客の乗用車なら気を付けて走らないと。

 

 

大野亀に到着。

この「カンゾウ」ツアーは昼食付きで@5900。

昼食は佐渡最北端のレストランで、観光シーズンのみ営業する大野亀ロッジ。

こごみの和え物が付いてたり、から揚げの魚はでっぷり身がついたおいしい内容だった。

ここで、根もずくという海草を買って帰るが、これはちょっと口に合わなかった。

ここでの滞在時間は昼食も含めて1時間半ほど。

地図を見ながら、どの辺りへ行こうか?

今年の開花は遅れ、今(6/2)は3分咲きらしい。

鳥居をくぐり大野亀の頂上まで登って行くと善宝寺石塔があり、外海府の全貌が
一望出きるらしいが、ちょっと時間的には無理かな? 


佐渡へ-1

2012年06月15日 | 旅-関東・中部

6月初めに行った佐渡ケ島の話を・・・。

目的は、毎年6月の第一土・日に開催される相川の宵乃舞を見る事。

ついでに前回佐渡へ行った時に行きそびれた佐渡金山へ。
そして写しそびれた佐渡金山の近代化遺産群を写し、今が時期の
カンゾウの花を見る・・・と、宿1泊の旅なのに計画だけは盛りだくさん。

新潟までは夜行バス。
きたぐにが走っていれば、きたぐにで新潟まで行っただろうに・・・。

大阪梅田発21:30

大阪梅田を出たバスは、新大阪、千里中央で客を拾い名神高速に乗り京都南インターで
一旦高速をおりて、京都駅前に向かう。

東寺の塔がライトアップされていた。

新潟到着6:59、信濃川を渡る。

途中、高速道路のPAで2回、乗務員交代の為休憩があった。

バス料金の安い会社にしようか・・・と、思ったが、こちらにはトイレが付いていない。
トイレ付きのバスなら阪急バスの新潟行きしかない。

新潟駅出発7:10の始発バスで新潟港を目指し、新潟港着 7:25。 

今回は1時間程で新潟~両津を結ぶジェットフォイルを利用。

新潟港発 7:55

期間限定、土・日出発でジェットフォイル料金が割引になっているのでこれを利用したが、
通常料金なら高くて、時間はかかるがフェリーを選んでしまう。

座席指定の船内

飛行機と同じでシートベルトをしてじっと座っているだけ。

両津港到着 9:00 
両津港発 9:20 の定期観光バスカンゾウに乗車。

このカンゾウコースは期間限定(5/26~6/17)で土・日のみ。

両津から相川まで1時間程、佐渡ケ島の国中を走り、相川からは15分程の
尖閣湾揚島遊園が最初の観光地。

遊仙橋(通称まちこ橋)を渡り展望台へ。 

映画「君の名は」のロケ地でもあるのをアピールしているが、君の名はを知っている
人もそのうちいなくなったらどうするんだろう?

 

カモメ(ウミネコかもしれない)がたむろする。

遊覧船が出航すると、遊覧船めがけていっせいに飛び立つ。

えさがもらえるのだろう、しばらくは船の周囲を飛びまわる。 

海のそばの岩場まで行く人もいるが、観光バスではそんな時間がないし、
私なら怖くてそんなそばまで行けない。

岩礁はさんご礁の名残とかで、割れた岩肌は白っぽい。

カンゾウが咲いている

小さな水族館があるので入ってみた。

なんて名の魚なんだろう?集団脱走したがっているように見えて可哀想。

クロソイ・・・だった。

最後の一行は要らないんじゃない?


九州水の旅-23(院内の石橋)

2012年06月14日 | 旅-九州・沖縄

院内の石橋を見るべく玖珠インターから国道387号線に入る。

数年前にも見ているので、相棒はしかめ面をするがもう一度見たかった。

まずは分寺(ぶんじ)橋

大正の初期に造られ昭和20年軍事用目的から大改修された3連のめがね橋。

こちらは、ひっそりと架かる宮の瀬橋 

今は通れない。

 

 大正14年建設3連の富士見橋

高い橋脚で橋の上から豊後富士(由布岳)が見えるところから富士見橋と名づけられた。

 

河原には公園があり、この位置からなら橋全体が写せるかもしれないが、
相棒が急かせるのでここまで行かず。

自然に任せて草が生い茂る。

雑草の根は石橋を痛めないのだろうか?

石橋の貴婦人といわれる鳥居橋

昭和26年の台風で付近一帯大変な被害に遭ったが、この橋はびくともしなかったという。

 

院内には大小75基もの石橋があり、日本一の石橋の町といわれる。

のような標識は完備しているようで、その気になればレンタサイクルでもして
全部見て回る事が出来るだろう。

石橋は観光の目玉にはならないのだろうか?

院内の道の駅へ行き、石橋の地図はないだろうか?
探してみたが、地図はおろか、石橋に関するパンフも見つけられなかった。
置いていて探せなかっただけかもしれないが・・・。

前回来た時もなかった。

唯一、このサイトに地図があり、これを印刷して持って行ったのが役に立った。

もっと自信を持って町内の石橋をアピールされてもいいような気がした。

めかりSAであまりおいしくはない焼きカレー を食べ、旅の始まりは対岸の壇ノ浦SA
だったなぁ、あのネコ達はどうしているだろう?

 山口県に入り、パトカーや白バイがやたら目に付く。

背後を慎重に走っていたら、先へ行くよう指示が出て安心して追い越す。

どうやら数日後に山口県で天皇・皇后両陛下出席の全国緑化祭があり、
その予行演習だったかもしれない。

3日間の旅行なのにだらだら引っ張って来ましたが、これで九州水の旅は終了です。

引き続き6月初めに行った佐渡編へ。

 


九州水の旅-22(九重夢大吊橋)

2012年06月13日 | 旅-九州・沖縄

今日は大阪へ戻る日。

寒の地獄温泉をチェックアウトし、九重夢大吊橋へ向かう。

吊橋といえば十津川の谷瀬の吊橋を何度も渡っているので珍しくもないし、
お金を払ってまで吊橋を渡る価値があるのだろうか?

それでも、まぁ一度見ておこうか・・・と、やって来た。

入場券売り場辺りには「入場者700万人達成」の文字が躍る。

広い駐車場だが、これも満車になる時があるのだろう。

吊橋の右下方には紅葉の名所九酔渓が広がり、左下方には震動の滝が見える。

右側の滝は震動の滝の雄滝、左側は雌滝。

両方の滝が見れるとは。

雄滝

雌滝

この景色だけを眺めただけでは、こんなモノか・・・で、終わっただろう。

いったいいくらかかったの?係員に聞いてみた。

建設費20億円を2年程で完済し、5年半経った現在は黒字に転換している。

平成の大合併を断った為、建設費は国も県からも援助がなく九重町単独で建設。

紅葉、震動の滝x2本を見るには絶好の位置に建つ。
地元の事を知り尽くした人でないと計画できないだろう。

係員や警備員、橋の両側に並ぶ土産物屋・・・多くの雇用を生み出し、
観光客が来れば来るほど儲かる現在、九重町の金の卵になってるのかしら?

今回の旅では、必要から造り出された文化財的な構造物を見て、その美しさに
感嘆したが、別に必要でもない、架けなくてもいいこの吊橋の存在意義はよく理解できた。

計画し実行し成功した九重町にエールを送りたい。

 

夏になると子供たちの滝滑りで賑わう龍門の滝へやって来た。

今までも近くを通っているが、見るのは初めて。

大人が一人登って行くが、随分登りにくそう。

2段の滝で幅40m、落差20m。
今、水量はそう多くはないが、2段目から滝滑りをするらしい。


九州水の旅-21(寒の地獄温泉の食事)

2012年06月13日 | 宿-九州・沖縄

食事は広い食事処「八重喜」でいただく。 

うっ、囲炉裏だ、困ったなぁ・・・と、思ったが、こちらは足が下に下ろせた。

鴨肉の刺身と馬刺し。

馬刺し、苦手なので相方へ。

別の場所に持っておられる畑や山で採れた野菜が並び、特にタケノコは豊作だったとか。

ごま豆腐の上の山椒味噌、美味でした。

豊後牛に夢ポーク、添えられた野菜も多種。

溶岩プレートだったかな?囲炉裏で焼いていただく。

前夜の日本酒よりはお酒らしい日本酒。

あわふ餅のあんかけ

中にはミンチ肉や野菜が入っていて、おいしかった。

子持ち鮎・・・?かと期待したが、単にでっぷり太っていただけ。

 


 

朝食も優しい味のおかずが並ぶ。

宿はご家族できりもりしておられるようで、食事の接待にはお嬢さんがあたられた。

安藤和津さん似の女将さんがいい味を出しておられるように感じた。

源泉の厳しさとは反して、ほのぼのとした宿でリピーターが多いのもうなづける。  


九州水の旅-20(寒の地獄温泉の風呂)

2012年06月13日 | 宿-九州・沖縄

 互久楽湯の大浴場は時間で男女交代になる。

脱衣所はきれいに整頓され

セイフティBoxもあり便利

チェックイン後女性用だったのは木の湯船。

小さい方は源泉風呂、大きい方が加熱湯。

「ちょっとぬるめ」どころではない。

そうとう冷たい。

17度ぐらいだろうか?源泉よりは少し温かいが・・・。 

強い硫黄成分で蛇口など黒く変色している。

交換時期は早くて宿は大変だろう、お気の毒に。

翌朝、女性用になった石風呂。

個人的にはこっちの風呂の方が好き。

冷たい源泉槽に浸かりながら・・・。

温令交互入浴が楽しめるのだが、冷たい浴槽に浸かる人は少ないみたい。

温かい浴槽で体を充分温めておいても最初は足しか浸かれない。
二度目で腰まで。
三度目でやっと肩まで・・・。

それから後は気持ちよく交互入浴が楽しめた。

最後も冷たい浴槽で〆て、風呂を出る。

ちょっとやみつきになりそう。



源泉名:寒の地獄温泉
温度:14度 湧出量:2160L/M(凄い量) PH=4.3 
成分総計:398mg/Kg  泉質:単純硫化水素泉

初めてお目にかかった日本秘湯を守る会のシャンプー類。

貸切風呂は桧湯、切石湯、岩湯と3ケ所あるのだが、この日は岩湯のみ使えた。

案外平凡な貸切湯、1度入ったがそれ以外は大浴場の交互入浴を楽しんだ。


九州水の旅-19(寒の地獄温泉)

2012年06月13日 | 宿-九州・沖縄

以前、一度立ち寄り入浴で14度の源泉に入った事がある寒の地獄温泉。 

真夏だったが、30分間あの冷泉に浸かった体はダルマストーブでは温まらず、
ガチガチ震えながら、車は冷房から暖房に切り替え、泊まる予定の黒川温泉に向かった。

懐かしい思い出のある寒の地獄温泉、今日は泊まりで楽しもう。

九州らしく、黄と黒が基調の民芸風。 

寒の地獄から流れ出した源泉の小川は白濁し、黄や緑の堆積物も。

部屋に案内されるとすでにフトンが敷かれていた。

そしてコタツ・・・8畳間で充分な広さなんだけど狭く感じる。

家でもコタツは使ってないし、足の踏み場もないような様子にちょっとゲンナリ。

そして照明が暗い。

広縁にはやまなみ荘と同じ椅子とテーブル。

洗面所はあるが、トイレは共同。

トイレ付きの部屋はない。

電気ポットはあるが冷蔵庫や金庫はない。

夏の間だけオープンする寒の地獄を見に行く。 

7月~9月の間だけしか営業しない冷泉の寒の地獄。

今5月だから8ケ月程誰も入っていない浴槽にはきれいな青竹色の抽出物がたまり、
石の間から源泉が湧き出ている。

体を温めるダルマストーブも出番待ち。

浴槽とは別に源泉がじゃんじゃん出ていて、飲泉するように湯呑みが置いてある。 

飲泉は胃腸に効果があるというので、ポリタンクに2本頂く。

寝起きにコップ1杯飲んでいるが、調子はいいみたい。

互久楽(ごくらく)湯と名づけられた温泉へ行く途中に、これまた、囲炉裏が切られたお休み処が。 

囲炉裏で作った茹で卵は、宿泊客にふるまわれる。 

男女交代になる大浴場と奥には貸切湯が3ケ所並ぶ。


九州水の旅-18(竹田湧水群)

2012年06月12日 | 旅-九州・沖縄

泉水湧水の広い駐車場に分かりやすい↓の案内板がある。

黄色の矢印は、今回見て回った湧水で、この他にも2箇所ある。

諏訪神社の鳥居がかかる泉水湧水。

 

九州一の名水とも言われるが、ちょっと汲みにくそう。

水のきれいな所にはトンボも多い。

こちらは河宇田湧水。

塩ビのパイプを使って水を汲む。

私もやってみたが、水はパイプを通して出て来なかった。

竹田湧水群の中でも一番水量が多く、汲みやすいのだろう、駐車場にはひっきりなしに
車が出入りし、次から次へと水を汲む人の姿があった。

ばかり見て岡城へ行く時間がなくなってしまった。

やまなみハイウェイに出て今宵の宿を目指すが、途中事故現場に出遭う。

いったいどういう状態での事故なんだろう?

眺めの良いやまなみハイウェイだが、道路の幅員は狭くカーブも多い。
気を付けて走らなくては・・・。

今宵の宿は日本秘湯を守る会の「寒の地獄温泉」。

宿の少し手前から硫黄臭が漂い、宿が近い事を教えてくれる。


木曾の橋

2012年06月12日 | 旅-関東・中部

信州へ行ってました。

宿でゆっくりするのが目的で観光はほとんどしていません。

奈良井宿にある、総檜造りの木曾の大橋

柿其(かきぞれ)渓谷の入り口にかかる柿其水路橋

福沢桃介の木曽川電源開発の一環として建設され、90年近く経った今も現役で
6キロ先の読書発電所へ送水されている。

詳しくは後日。

 


九州水の旅-17(長小野湧水)

2012年06月09日 | 旅-九州・沖縄

明正井路を後にして竹田方面へ向かう。

進行方向に思いがけず石橋が現れる。 

 

 

大正11年に造られた住吉橋。

この頃になるとコンクリートの橋が造られるようになるが、
さすが九州では昭和初期まで石橋が造られたという。

車も充分通れる幅員があり、路面もきれい。

この橋は地元の人がお金を出し合って造ったという。

今も大事に使われているのだろう。

竹田湧水群のひとつ「長小野湧水」へやって来た。

ちゃんと駐車場がある。

石の鳥居をくぐり、民家の脇を歩いて行く。

椎茸のほだ木が置かれた杉林の中を行くと・・・。

突き当たりに幾筋も滝のように流れ落ちる湧水。

岩には苔がびっしり生え、ちょっと幻想的な雰囲気。

この後も竹田湧水群を何ケ所か見て回ります。

「九州水の旅」も「佐渡」もまだ未完なのに、信州へ行って来ます。

日本秘湯を守る会のスタンプが10コたまりました。