串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

北海道-34(野中温泉の風呂)

2017年08月26日 | 宿-北海道

野中温泉の風呂は23:00までと朝は5:00頃から。

一晩中入れる訳ではない

朝の8:00~9:00までは清掃で入れない。

う~ん、8:00から入れないというのはちょっと早過ぎる。

 

 
風呂は建物の一番奥。

浴室に近づくと目が痛いぐらいの硫黄臭

ガランとした殺風景な脱衣所だが、清掃は行き届いている。 

やや不釣り合いなドレッサーの横が浴室への入り口。 

うわぉ~。

初めてではないが、思わず声が出る浴室。

窓はいつも開いている。

閉めたいところだが、硫化水素が怖い。

奥にある旅館景福は、硫化水素による死者を出してから営業を休止している。

冬でも窓は開けっ放しなんだろうか? 

 浴室・浴槽は釘を1本も使わないでトドマツ材で作られている。

 源泉名:野中温泉3号 温度:43.2度 PH=5.8
Na=265  k=62.7  MG=182.3  Ca=435.9
Cl=497  SO4=1469  HCO3=300.8
成分総計:4022mg/Kg
泉質:含硫黄-Ca・Mg・Na-硫酸塩・塩化物泉

こういう硫黄泉にしては成分総計が多くてちょっと驚き。

一方は源泉、もう一方は山水。

 アメニティはいっさい無し。

せっけん、泡がたたないでしょう。

カランはなく、この源泉と山水をブレンドして洗髪などに使った。

立ち寄りで訪れた家族連れに「シャンプーなどないよ。」と
教えてあげると、困惑しておられた。

純粋に湯と風情を楽しむ温泉なんだろう。

内湯から露天風呂へ。

男女の仕切りはすだれ。

眺めが良いという露天風呂ではないが、晴天なら夜空の
星を眺めながらゆっくり入りたい風呂です。

残念ながらこの日は満天の星とまではいかなかった。

トイレは少々困るけど、清掃は行き届き、食事も丁寧に作られている。

ひねれば湯が出るカランやシャワーに慣れた身には不便を感じるが、
硫黄臭に包まれ、これぞ温泉!

これで@8400円。

紅葉の頃に再訪しよう。