串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

帰途

2008年08月30日 | 旅-東北


白布温泉を後にし
西吾妻スカイバレー
経由で桧原湖へ。

天気は上々。

今日は、自宅へ帰る日
ですが、帰りたくない。
どこかの温泉宿で
もう1泊したいなぁ・・・、
と、思ってしまうほど
の行楽日和。

 

 

 

 

 

 

桧原湖も輝いていました。

五色沼を歩く事にしました。
五色沼散策の入り口は2箇所。
私は、磐梯高原駅の方から歩く事に・・・。

爽やかな・・・と、言いたいところですが蒸し暑いです。

きれいなブルーの「青沼」。

磐梯山を借景に、るり沼。

五色沼散策道は、3.7キロ、約1時間ほどの行程ですが、
歩いたのは、その1/3でしょうか。
見たのも、柳沼、青沼、るり沼の3つだけ。

今日は、帰らなくてはいけないという気持ちと蒸し暑さが、
「見たい」と、いう気持ちにブレーキをかけます。

磐梯山ゴールドラインを下り、普通なら磐越道に入り
そのまま、高速を乗り継いで大阪まで・・・と、なるのですが、
今回は、磐越道を併走する国道49号線で、新津まで出る事に。

津川あたりから併走して流れる阿賀野川を眺めながら走ります。
この道、好きです。
片側1車線、たんぼの中を走る磐越道よりずっと、いい眺めです。

昼食&温泉で、「花水」へ行きました。
花水は、久しぶりの再訪です。

私が、注文した夏野菜のカレー。
結構、いけました。

風呂も平日の昼間とあって、すいています。
塩素臭と戦いながら洗髪も済ませ、
深夜になるであろう帰宅に備えます。

東北の夏祭り旅は、これで終わります。
長い間、読んでくださって有難うございました。

明日から、仙仁温泉「岩の湯」と「満山荘」への
お泊り旅に出かけます。

今度は、スポンサー付きの姉妹旅です。
一挙に「日本秘湯を守る会」のスタンプが2つ。

長く続く大雨・・・。
皆さんの回りに被害は出ていませんか?

 

 

 


白布温泉 山の季

2008年08月29日 | 宿-東北

「山の季」は、山形交通グループの宿で、全13室という、こじんまりした宿です。

背広姿の男性が迎えてくれ、仲居さんらしくない(?)きびきび、しゃきっとした女性に部屋へ案内される。

部屋はデラックスツイン。

デラックスと名が付くが、料金的には案外安い。

他にも和洋室があるけど、洋室だけというのはこの部屋だけのようです。

リビングとベッドルームの間に、ユニットのバスルーム、洗面所、冷蔵庫、洋服収納のスペースがあり、
トイレにいたっては、2箇所もある。

ただし、風呂の湯は、非温泉。

浴衣が2枚、足袋、ソーイングセットにあぶらとり紙まで。

しかし、ポットは電気ポットではない。

これが、電気ポットなら言う事がないほど満足なのに・・・。

残念ながら風呂があまりおもしろくないのです。

21:00で男女交代になる大浴場と貸切風呂x1。
露天風呂はありません。

↑は、チェックイン時、女性用だった、桧の風呂。

こちらは、石の風呂。

どちらも3階にあり、展望風呂というふれこみですが、立ち上がって景色を眺めると、向かいの民家から
こちらが丸見えかもしれません。

いずれも源泉かけ流しですが、桧の風呂の湯の方が濃いように感じました。

 


食事は、朝・夕共に食事処で頂きます。

定評通り、料理はおいしかったです。

器も私好みのものが多く目でも楽しませていただきました。

左、前菜の一皿ずんだまんじゅう。

 

小ナスの漬物。
氷水の中でき~んと冷えています。

本来、ご飯と一緒に出される漬物ですが、お口直しに・・・と、途中で出てきました。

しっかりした歯ごたえ、浸かり具合も丁度良く、唐辛子もぴりっと利いていて、おもわずお替りが欲しくなるほどおいしかったです。

どのタイミングで供されたのか忘れましたが、さっぱりしたものが食べたくなる時でした。

 
これは、葛素麺をあしらった蟹寄せ。
青いものは、わらびとミズ。
上に乗るのは、木イチゴ。
寒天をくずしながら、薄味のだしにからめて頂きます。

ミズのこりこり、蟹の甘み・・・楽しい一皿でした。

簡単なお品書きが添えられていますが、食材までは書かれていません。

何度か、「これは何・・・?」と、訊ねる私にしゃきしゃき仲居さんからは、的確な答えが返ってきました。

 

米沢牛のしゃぶしゃぶ。
これで1人前。

朝食に野菜料理が並びます。
山形名物「だし」はもちろん、青菜のお浸し、酢味のトコロテン、ふきの煮物、サラダ、さしみ蒟蒻・・・。
豪華な朝食でした。

朝食後、ロビーでは「笹野一刀彫」が店開き。

上杉鷹山公が農民の産業振興策の一環として奨励し、代々、家内相伝で伝承されてきたという。

材料の木は、こしあぶら。
山菜の中でも、天麩羅にするとおいしいあのこしあぶら

サルキリ、チヂレという独特の刃物であっという間に白布の白猿が出来上がり、客にふるまわれる。

かなりのお歳のようだが、老眼鏡もかけられず手元は大丈夫なのか・・・?

聞いてみました。
半分は・・・だそうです。

凄いですねぇ、身につけた技。

 

辰年ではないけれど、この色合いが好きで、これを買いました。
裏に、作者、六代目加藤彦四郎さんのサインと日付入り。


湯殿山

2008年08月28日 | 旅-東北

湯殿山に向かいます。

月山の弥陀ヶ原へ行きたかったのですが、この日の泊まりは白布温泉なので、かなりの距離を走らなければいけません。

弥陀ヶ原へは、又、花の季節にでも行こう。

 

湯殿山の仙人沢駐車場に着きました。

凄い鳥居ですねぇ。

駐車場に車を置き、ここからは参拝バスで上ります。

歩くなら30分余りで行けるらしいですが、暑いので迷う事なくバスへ。

乗客の黒柴君は、リピーター。

神橋を通り、おごそかな雰囲気の中バスは進みます。

バスの終点に着きました。

ここからは歩いて参拝します。

ワンも歩いてます。

ここからは、撮影禁止です。

そして、「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められた清浄神秘の世界、湯殿山神社・・・。

えぇ~!凄い!「言いたい」「書きたい」「聞いて欲しい」事はいっぱいありますが、書けません。

皆さんも、ご自分の足で是非一度行ってみて下さい。



今宵の宿、白布温泉「山の季」に到着。

ここは、以前、仙吉さんに教えてもらっていた宿で、いつかは泊まろうと、長く心に暖めていました。

予約した部屋は、3間続きの洋室という贅沢なものです。

この旅、いままでの4日間は、ずっとビジホでした。

もちろん、温泉はありません。

そんな旅を締めくくる最後の宿として、ちょっと贅沢しようかなぁ・・・と、いう気分でした。

部屋に置かれた緑茶のおいしかった事。

仙吉さんが誉めておられた夕食が楽しみです。

家の回りのあじさいは、とうに季節を終えているのにここでは、まだ盛り。


祭りは終了

2008年08月27日 | 旅-東北

私の祭り見物は、昨夜の竿燈で終了しました。

盛岡のさんさ踊りから始まり、北上の芸能祭り、
青森のねぶた、秋田の竿燈と4箇所。

私としては、北上の芸能祭りと青森のねぶたは、
来年も見に行きたいです。

秋田で泊まったホテル「東横イン」で・・・。
朝食会場に前夜、青森の「東横イン」でも
同じテーブルで朝食をとった女性がおられました。

その方達(私より年長の女性2人連れ)は、広島から
新幹線乗り継ぎで青森まで。
ねぶた見物のあと、青春18切符を使って秋田へ。
その後も仙台方面へ行かれるとか・・・。

そういう手があるんだ!
「牛に引かれて善光寺参り」状態のダンナに
頼らなくても一人で見に行けばいいんだ。

ホテルの部屋もシングルの方が予約しやすいし、
写真も気兼ねなく撮れる。
来年はこの手で行こう!

秋田市民の台所。
朝6時過ぎに散歩がてら覗いてみました。

市場内は、まだ開店準備段階。
魚に野菜の店がずらり並んでいます。
「じゅんさい」を買いたかったのですが
旅の途中、これは諦めました。

秋田を後にして、日本海沿いに南下。
雲がかかる鳥海山や陸の中に島が点在する象潟を
過ぎ、大好きな道の駅「鳥海」にやってきました。

盛りのひまわりで迷路が作られていましたが
この暑さでは、歩く気にはなりません。

岩カキ1個500円~700円。
その場で食べられますが、あまり好きではなく、これはパス。

お目当ては、こちらのカレイ。

カレイ250円(だったかな?)。
イカの天麩羅、ホタテのフライ、それに
おにぎりを買って、本日の昼食です。

 


 


竿燈

2008年08月25日 | 旅-東北

竿燈祭りの会場は、竿燈大通り。

「竿燈」と名前が付いた通り
があるのですねぇ。

片側2車線でしょうか?
中央2車線を観覧席にし、
上下1車線が、竿燈の演技場
と、なっているようです。

途中、秋田名物
「ババヘラアイス」が
何軒も・・・。
凄いネーミングですね。
確かにその通りの光景でした。

帰りに買おうと思い、写真だけ
撮らせて頂いたのですが、
竿燈が終わった時刻には、
もう帰られたようでした。

 

 

 

陽も暮れました。
点火された竿燈が入場してきます。

↑別画面で動画が開きます。

始まりました。

1キロ足らずでしょうか、その間にズラリ竿燈が並びます。

演技するのは大人だけではないのです。
小学生ぐらいの小さな子供が、子供用の竿燈を上げます。

上手な子もいれば、なかなかうまく上げられない子も。
もちろん、女の子もいます。
こんな小さい時から練習するんですねぇ。

 風が強く吹くと竿は、
大きくしなり、きれいな
円弧を描きますが、
こうなると大きな力が
必要でしょうね。

そして、竿も継ぎ足しながら、
段々と高くなっていきます。

左の写真の方は、
上手なんでしょうね。

竿燈は、誰でも上げられる
という訳ではないようです。
10人いてもできるのは
3~4人という話。

ヘタな人は、あぶなっかしく、
並木にひっかかかったり
そのうち倒してしまいます。

 

 

 

 

 


 動画があります。
横向きの動画なので、首を傾けて見て下さい。

30分ほど同じ場所で
演技が続きます。

そして、しばらく前進して
違う団体が前に来て
演技が始まります。

自由に歩き回れない
有料観覧席では、
3団体の竿燈しか
見れません。

ダンナは、妙技に感心し、
今まで見たどの祭りよりも
おもしろかった、と
言いますが、私は
どうかなぁ・・・?

あのマイクから響く
「どっこいしょ、どっこいしょ・・・。」と、いう掛け声も
なんだか興ざめしてしまうなぁ。

 

 

 

 


 

おやっ、この団体は・・・?
この企業名をみつけて、驚き、ちょっとハイになったダンナ。

お腹も満足、目も楽しめた秋田の夜でした。


 

 


秋田のおいしい

2008年08月23日 | 旅-東北

道の駅碇ケ関に寄りました。
以前、ここの温泉に入り、結構、気に入ってる道の駅です。

農産物販売所を覗きます。
旅の途中では、欲しくても買えない野菜。

珍しいものを見つけました。
「てんぷらセット」。
季節の天麩羅素材が詰め合わせになって1袋100円也。

さっき蕎麦屋で食べた
かぼちゃ(?)の花、ししとう、なすび、他にもいろいろ・・・。
これ、便利ですねぇ。

 

大館にも温泉はいっぱいあります。
しかし、前を通りながらも素通りしました。

秋田に入り、今宵の宿「東横イン」にチェックイン。
竿燈の有料座席券は買っているので、急いで会場へ行く必要はありません。

どこかで、夕食をと探していると・・・。

観光客ではない地元のサラリーマンが二組ほど入って行くのを見かけ、
地元民御用達なら間違いないだろうと選んだのが、居酒屋「迎賓館」駅前店。
凄い店名ですね。

お品書きには、秋田の郷土食が並んでいます。

まずは、山菜「みず」のたたき。
ねばねば、こりこり・・・たまりません。

続いて「とんぶり」。
とんぶりが、どんな形で供されるのか楽しみでした。

とんぶりの下には、とろろが隠れていました。
とろろ+とんぶりを少々濃い目のだしで食べます。
これは、自宅でも真似できそう。

「玉川温泉奴」というのが気になり、注文しました。

出てきたのが ↑ 。
どこが、何が玉川温泉と関係あるのか?お姐さんに聞いても、知らないようです。

冷奴なんですが、豆腐の間に何か挟んでいます。

食べてもよく分からなかったのですが、ねばねばです。

多分、メカブではなかろうかと判断しました。

あっさりした豆腐とねばねば・・・。
結構合うんです。

玉川温泉の湯と同じで、驚きの冷奴でした。

じゅんさいは、生姜がたっぷりのった酢の物で。

こちらは、じゅんさい鍋。
比内地鶏かどうかの確認はしていませんが、身のしまったおいしいかしわでした。

鶏肉の事をかしわというのは関西だけ?かな。

野菜料理ばかりではありません。

刺身の盛り合わせ、タコ酢・・・。

お酒もたっぷり頂いて、二人で6000円程。

 偶然見つけた、安くておいしいお店でした。

以前、宿泊した強首温泉「縦峰苑」でも珍しい秋田の郷土料理を頂きました。

秋田の郷土料理、私の口に合うし好きです。


八甲田にて-2

2008年08月22日 | 旅-東北

黄色く見えるのは、キンコウカでしょうか。
紫色のコバギボウシをあちこちで見かけましたが、
他の高山植物は、あまり観察する事は出来ませんでした。

修正なしの青空です。

 

八幡平でもよく見かけた
青森トドマツです。

黒くて大きい松ぼっくり
がいっぱい。

八幡平では、
これを樹から
もぎとっている
男性がいました。

国立公園だよ~。
草木いっさい
採取してはいけない
のに、いい歳して 
分からないんだろうか?

横目で見ながら
注意しなかったけど・・・。

 

 

 

 

 

毛無岱(けなしたい)と呼ばれる湿原が下に見えます。
この近くまで行くには、もう少し装備と体力が
必要で、私にはちょっと無理で、上から眺めるだけ。

八甲田の中では、規模の大きい湿原で、
秋には、草モミジが見事らしいです。

ねぶたとかけたツアー客もどんどん訪れていました。
簡単に歩けるハイキングコースでした。

夏と秋、二度訪れていますが、
やはり、秋の紅葉と草モミジの頃の方が、きれいかなぁ・・・。

散策後は、温泉・・・と、いきたいし、
近くには、八甲田温泉、酸ケ湯・・・温泉が目白押しですが、
先を急ぐ身、温泉はあきらめました。

城ヶ倉大橋を通り、大館へ出ます。

途中でみつけた蕎麦屋「きこり」。

蕎麦もわりとおいしかったのですが、
この天麩羅も、タネと量が多くて嬉しかった~。

エビ、アスパラ、茗荷、舞茸、かぼちゃ(?)の花・・・。


八甲田にて-1

2008年08月21日 | 旅-東北

快晴の青森。
今夜は、秋田の竿燈見物。

青森からどの経路で
秋田へ行こうか・・・?

奥入瀬?
ダンナお気に入りの
玉川温泉?
それとも、こいぃ温泉
が並ぶ湯の沢温泉卿?

迷ったあげく
この天気なら八甲田!

麓を走りながら
八甲田ロープウェイは、
いつも横目で見ていました。

私は、紅葉の頃、友人と
来た事があるのですが、
ダンナは、初めてです。

 

 

 

 

 

山麓駅から直線距離で2.4キロ。
高度差650mほどの距離を10分で山頂公園駅へ。
これを歩けばどれぐらいの時間がかかるだろう?

左上方に見えるのは、岩木山です。

「わたしでも登れます。」

ワンもロープウェイで上がって来ましたが、
途中で、飼い主さんにだっこされてるのを見ました。

メガネのような散策コースで、小さい円なら30分。
両方歩いても1時間程なので、がんばってメガネコース
を歩く事にしました。

ダンナの指にとまるトンボ。

これは、私の指。うそっ

八甲田山という山はありません。

↑の山は、大岳で、他に井戸岳、赤倉岳など10を越える
山々の総称が、八甲田山のようです。

歩き始めて10分もたたにうちに湿原展望台に着きます。

「夏が来~れば想い出す・・・」、場所は違うけど
自然に口ずさんでいました。

 

 

 


 


燈花会-翌日

2008年08月20日 | 旅-関西

朝から暑い奈良でした。

朝食前の散歩に出かけます。

興福寺境内に入り、これが光明皇后ゆかりの湯屋。
茶がゆを食べさせる「柳茶屋」と「塔の茶屋」。
五重塔、そして南円堂・・・と、一応ガイドする私。

奈良八景の一つ「左近の藤」には、実がいっぱい。

藤の実なんて見るのは初めて。

食べられるようです。

一度、ホテルに戻り朝食をとります。

そして、もう一度、奈良公園へ。

今回は、レディスプランで宿泊しました。
このプランBVLGARIのバスアメニティやケーキセットが付き、
チェックアウトは、13:00というプランです。

13:00のチェックアウトというのは
ゆっくり出来ていいですねぇ。

鹿も暑いのでしょう。
湿った日影でかたまっていました。

随分立派なオス鹿ですが、角は片一方だけ。
若い鹿の角には、なんと産毛のような細かい、
柔らかい毛が生えているんですよ。

鹿も歳とれば、首回りの毛が長くなるんですねぇ。
まるで、トナカイ。

昨夜の火の鳥は、すっかり片付けられていました。

若草山と新公会堂の屋根が見えます。

大仏さんを見るのは、久しぶりという娘。

最近、何度も来ている私ですが、大仏殿への
アプローチは大好きです。

大仏殿は、二度、戦火に合い三度目に建てられたものだと
いう事は、知っていましたが、中に坐す大仏さんも
その度に火で熔け、継ぎはぎだらけのお体らしいです。

部屋に戻り、シャワーを浴びて帰り支度をします。

チェックアウトしてから、喫茶室でケーキセットを頂きました。

時刻は13:00。
暑いさなかですが、大阪へ帰る事にしましょう。

初めての娘(成人後)との旅。
結構、お互いに気を遣っていたようです。
私は、お金も使いましたが・・・。

 

 


奈良燈花会当日

2008年08月19日 | 旅-関西

今年10年目を迎える奈良の燈花会(とうかえ)。
最終日の14日に見に行ってきました。

この日は、春日大社の中元万燈篭が催される日でもあり
両方、楽しもうという魂胆でした。

春日大社の燈篭には、和紙が貼られ、スタンバイOK。
苔むした燈篭もいいのですが、夜が楽しみです。

鹿の救急車が疾走して行きます。

この老オス鹿、翌日見かけたのですが、
右前足を痛めているのか、随分歩きにくそう。
角も片一方は、短いのです。
かなりお爺さん。

お腹がすいているのか、時々、地面に落ちているモノの
臭いをかぎながら歩いている姿を見てるいのは辛いです。
救急車、こっちへ来てぇ~。

又、奈良ホテルに泊まりました。
今度は、娘と・・・。

隣接する元大乗寺庭園に鹿がいます。
どこにいるか分かりますか?


翌日、チェックアウト
された本館の部屋を
掃除中にちょっと
お願いして・・・。

高い天井に
アンティークな照明。

外からちらっと
見ただけなので
詳細は不明ですが、
特に凝った造り
でもなさそうな・・・。

私は、今回も新館。
しかも、喫煙室。

部屋は広いし、
これなら新館で充分。

 

 

 

 



夕食は、あまり好きではないフレンチ。
娘となら、「私だけ和食・・・。」と、いう訳にはいかない。



お腹もいっぱいになり、さぁ、燈花会へ。
まずは、浮見堂。

デジイチ&三脚持参するが、三脚は使用禁止。
広い場所で三脚広げ1枚だけ撮影。

それが、この写真です。

群青色の空にピンク色の輪をかけた月。
実際には、この写真よりずっと素晴らしい眺めでした。

デジイチで撮った写真で使えるのは、これだけです。

春日大社への参道は、こんなに長かったのか・・・と、
人ごみをぞろぞろ歩くのに疲れてしまう。

おまけに、ゆるんでいたのだろう、三脚のネジを
落としてしまう。

釣燈篭に火が入り、幻想的な雰囲気です。
釣燈篭は全部で1000。
そのすべてに火が灯されます。

しかし、これを見るには拝観料500円が必要。

パスしました。
この写真は、外からコンデジで撮ったものです。
500円が惜しくてパスした訳ではありません。

フルコースの夕食に時間がかかり過ぎて
燈花会が終了する21:00までに見なくては
いけない所がいっぱいあるのです。

こちらは、春日野園地に羽ばたく「火の鳥」。
左中央に東大寺南大門が見えます。



別ウインドウで動画が開きます。

これは、見ごたえがありました。
平面的に見るのでは、鳥とは分かりにくいのですが、
どの場所から見ても幻想的で、見飽きる事はありません。

この後、東大寺に向かいますが、すでに21:00を過ぎ
大仏殿の扉は閉まってしまい、大仏様の顔は、見えません。

ぞろぞろ歩きで3時間程、はぁ、疲れました。




 


青森の朝

2008年08月18日 | 旅-東北

夜が明けました。
部屋から眺める青森湾です。

まもなく太陽が昇ってきました。
窓ガラスの金網が写り込んでいます。
今日も天気は良さそう。

早朝散歩に出かけようと、カメラを首からぶら下げ
ホテルの玄関を出た所で、「おっ、すげぇカメラ!」
なぁんておだてられました。

昨夜の興奮冷めやらぬ若者達。

傍若無人なところもあるでしょうが、可愛いものです。
ポーズも決まっているでしょ。

向かうは「青い海公園」。

係留されている懐かしき青函連絡船の「八甲田丸」が
朝日を浴びて、きらきら輝いています。

今、艦内は展示場になっているようです。

傍らに建つ「青函連絡船戦災の碑」。

碑文には、第二次世界大戦末期の1945年7月14,15日に米軍の
攻撃を受け、多くの犠牲者を出して青函連絡船は全滅してしまう。

いまだ津軽海峡には3隻の連絡線が、殉死した人々と
共に永遠の眠りについていると刻まれていた。

旅に祭りにと浮かれている私。
少し、しんみりと・・・。

目を転じれば、頭だけ出たお岩木山。

ほんとは魚釣り禁止なんでしょう。
でも、多くの釣り人で賑わっていました。

さびき釣りであがる魚は、小さなサバがほとんど。
「食べるのですか?」と、私。
「○○○・・・。」聞き取れません。

こんな大物も揚がっていました。
カサゴ・・・?
煮付けたらおいしいでしょうねぇ。

青森ベイブリッジ

青森駅にも近い「青い海公園」。
清清しい気分の早朝散歩でした。

駅に行ってみました。

丁度、列車が着いたようで、
ねぶたで帰省した人を出迎える光景が見られました。

今日もいい天気のようです。

さぁ、秋田までの道のり、どの経路をとろうか・・・?

 


ねぶた-2

2008年08月17日 | 旅-東北

 

 

今年のねぶた大賞をとった「青森山田学園」のねぶたです。

去年は、前を通るねぶたを見ていました。
今年は、交差点での見物なので、ぐるぐる回るねぶたが見れました。

背中を見せている人が指示を出す運行役でしょうか。
目の前まで突進して来て、ぴたっと止まります。

凄い迫力!

こういう裏方さんのお陰で、回転し動いていくねぶた。
お疲れ様です。

ねぶたのうしろには、太鼓が続きます。
タイヤが付いた荷台に乗せられているのですが
引っ張るのは人力です。

太鼓の後ろに笛、手ぶり鉦が続きます。
↑別ウインドウで動画が開きます。

囃子方のお姉さん達は、豆絞りがよく似合う粋な格好です。

1枚撮らせていただきました。
ブログに載せる了解はとっていません。
顔にボカシでも・・・と、思いましたが、あえて載せます。

大太鼓の登場です。

弘前のも立派でしたが、青森のも凄い迫力です。

スパイダーマンの登場です。

ブルーシートは特等席だったのですが窮屈で・・・。
6人掛けのシートに7~8人座ってるような感じです。
背後もびっしり人が詰めています。

それに、2時間程、三角座りでいるのは、お尻が痛いし
腰もヒザもかなり苦痛です。

右横は、札幌からのご婦人二人連れ。
この体勢が限界に達していたのでしょう。
姿勢を崩し、私の方へもたれかかってきます。

私も限界を超えて辛かったです。

左横は、初めてねぶたを見る若い女性二人。
缶ビール片手に盛り上がっています。

掛け声も拍手も凄いです。
この女性達が「うぁ~スパイダーマン、こっちへ来てぇ~。」
黄色い声に、スパイダーマンは飛んで来ました。

おかげで、こんな写真が撮れたのです。  

こちらは、「はねと」の衣装ですが、
衣装のアチコチに鈴がいっぱい
付いています。

「らっせぇら~、らっせぇら~」と、
はねると、鈴もちゃりん、ちゃりん。

小袋に入れた鈴も持ち、気に入った
観客めがけて投げてよこします。

左に座った若い女性達は、
たくさんの鈴を手に入れてました。

若いっていいですねぇ。

前方に見える青い三角形の
建物は、「アスパム」。

この横に、ねぶたの収納場所が
あり、21:00になるとそれぞれの
ねぶたが戻って行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 いやいや、今年も楽しませていただきました。

今年訪れたのは、8月4日。
大型ねぶたの運行数は、17台ほどと少なかったので
21:00の運行終了時間までに、全部見る事が出来ました。

去年の訪問は、夜の運行最終日の8月6日でした。
大型ねぶたは、20台以上出ていたので、
全部見る事は出来なかったです。

来年も行きます。
今度は一人で・・・。

 いい気分でホテルに向かって
いると、聞こえてきたのは
三味線の音色。

くたくたになっているはずの
足が自然と速まります。

路上ライブです。

上手でしたねぇ。

今回は、津軽三味線抜きの
青森だと諦めていたのに
思わぬ所で聞けました。

ねぶたに津軽三味線。
青森を多いに満喫しました。

とうに、ホテルに戻っている
だろう、ダンナは楽しめた
だろうか?



 

 


 

 

 

 

 

 


ねぶた-1

2008年08月16日 | 旅-東北

八幡平を後にし、青森へ向かいますが、八幡平アスピーテライン
沿いには温泉が目白押しだが、後生掛温泉で一湯。

青森の泊まりは、去年と同じ「東横イン」。
ダブルの部屋だが、ベッド幅が160cmと
広いのでこれで良しとする。

「ねぶた・・・?去年見たから、もう、いい。」と、言う
ダンナは、部屋で高校野球観戦。

ねぶたの有料観覧席は、どこよりも高く2500円。
しかも、座敷席しか残っていなかったので
観覧席のチケットはとっていません。

さて、どこで見ようか・・・?
沿道は早くも見物客で埋まり、最前列で見れる
ような場所は見当たりません。

しかし、警備のお姉さんからいい情報を得ました。

もうすぐ、この交差点が通行止めになり
二方向にブルーシートが敷かれるという。

その付近で、待つ事数分。



敷かれたブルーシートへ殺到。
やったぁ、最前列に着席。

もう一方の横断歩道上にもブルーシートが敷かれました。
青森県警さん、サービスいいですねぇ。

ここは、青森駅から延びる「新町通り」と「アスパム通り」が
交差する所で、一番混む場所らしい。

しかし、前方から来たねぶたが、ここでぐるぐる回転し、
90度、曲がって行く絶好のロケーションが得られる。

19:00の花火を合図に、通りに待機していた
ねぶたがいっせいに動き出す。

さぁ、始まりました!

あっという間に陽も暮れかかり、点灯されたねぶたが輝きます。

ねぶたの動画が別ウインドウで開きます。

 


 

 

 


八幡平

2008年08月14日 | 旅-東北

北上江釣子インターから東北道に乗りました。
北上するのですが、再び盛岡を通って行きます。

北上~盛岡間を2往復した事になります。
無駄な話ですが、「みちのく芸能まつり」が
一番盛り上がる、お祭り2日目は、北上で
過ごしたかったからです。

盛岡近くになると、雲に覆われた大きな岩手山が見えました。
偉大な山容です。
朝な夕なに、この山容を眺められる盛岡市、好きだなぁ・・・。

今日の天気予報は、北へ行く程晴れるとか。
それじゃぁ、予定変更して八幡平へ行こう!

有料の駐車場の下に無料の駐車場があり、
そこで車を停め、ハイキング準備。

ご覧の通りの快晴。



八幡平は何度か走っているのですが、ゆっくり歩いた事はありません。

「ウゴアザミ」には、短い夏に精一杯働く蜂が・・・。
遊んでばかりの私は、キリギリス?
あぁ、あんなふうに細くなりたいもんだ。

アザミはたくさん咲いていましたが、
ほとんどの花に蜂の姿が見れました。

C難度かな・・・?

これは「イワオトギリ」でしょうか・・・?


働いている姿を見せつけるなぁ・・・。

野生アジサイの力強い事!

1周1時間ほどの沼めぐり、時計回りに回ってみる事に・・・。

歩く事30分程、現れた最初の沼、「ガマ沼」です。



反対側に目をやると、大きな「八幡沼」が・・・。
木立の向こうに岩手山が望まれます。

展望デッキに立つと両方の沼が望めます。

少し歩いただけで、こんな素晴らしい景色に
めぐり合えるんですね。

あちこちで見かけた「クルマユリ」。

頂上に着きました。

ここからは下りますが、ご覧のように、道は石畳で歩きやすいのです。
ツアー客も、サンダル履きなどで歩いていました。

二つ沼が見える事から「めがね沼」と呼ばれている。

こちらは、回りの木立を写し込むので「鏡沼」といわれる。

「わたしでも歩けます・・・。」
彼女(彼?)は、どこまで歩いたんだろう・・・?



駐車場に戻ってきました。

大きくそびえるのは、岩手山。
二つの建物のうち、右側が「藤七温泉」。

「チングルマ」or「ウメモドキ」・・・?

空の青さと木々の緑に感嘆しました。

去年10月、白神山地からこの八幡平へやって
きた時は、すでに日没後でした。

薄明かりの中でかすかに見える紅葉した木々。
もう少し待って・・・と、祈るのもむなしく
暗闇に閉ざされ、すてきな紅葉を
眺める事は出来ませんでした。

夏、まっさかりの八幡平を満喫しました。
次は、赤・黄で染められる八幡平を見てみたいです。

今日、奈良の「燈花会」を見に行き、再び
奈良ホテルに泊まります。

久しぶりに暑さがやわらいだ今朝の大阪から・・・。


 

 


盛岡から北上へ-2

2008年08月13日 | 旅-東北

盛岡から秋田へ抜ける
国道46号線を通り
御所湖に向かいました。

途中、通り過ぎてから
気付いたのですが、
道路沿いに「慰霊の森」
入り口とありました。

思い出しました!
ここは、全日空の飛行機が、
自衛隊機と空中衝突し、
多くの民間人が亡くなった
あの雫石なんです。

昭和46年、まだまだ、
飛行機は高級な乗り物
だった時代の話です。

あれからも、飛行機事故が
何件か続いたような
記憶があります。

 

 

 

 


 ダムの上を一人歩く婦人の姿が印象的でした。
このあたり一帯に、飛行機の残骸が飛び散ったようですが、
今は、訪れる人も少ない静かなダム湖になっていました。 

 

ダム周辺は、どこもきれいに整備されていますね。

はまなすがたくさん実を付けていました。
この実、食べられるのだろうか・・・?

調べてみました。

ジャムにしたり、サラダのトッピングにしたりして
食べられるようですね。

「長栄館」女性用内湯「小町の湯」

繋温泉はパスでしたが、どうしても寄りたい温泉、鶯宿温泉に到着。

温泉仲間でも好評な「うぐいす旅館」に立ち寄りしようか?
ここは、混浴だから、困ったなぁ・・・。

悩む必要はありませんでした。
「うぐいす旅館」は、何故か休業中。

それなら、同じ経営である「長栄館」で入浴する事に。

女性用露天風呂は、少し温度差がある湯船が3つ。
それぞれの湯船からあふれた湯が、からみあって流れ去ります。

いい湯でした。
単純泉ながら、湯口の近くでは、ぷ~んと
上品な硫黄臭がします。

訪問したのは、10時過ぎ。
「11時から掃除に入るので・・・。」と、入浴を渋られたのですが、
「必ず11時までには出るから。」と、いう私の懇願を
聞き入れて頂き、目出度く入浴できました。
そんな状態ですから、ほとんど貸切。

おまけに、入浴後、ロビーでダンナを待っていたら、
「ゆっくり入って頂けなかったので・・・。」と、
300円x2人分返金して頂きました。

無理言ったのはこちらだし、これだけ時間があれば
充分楽しめたのに・・・恐縮してしまいました。

80室もある大きな旅館ですが、フロントのこの細やかな
対応に驚き、感激。
一度、泊まってみてもいいなぁ・・・と、いう気持ちになりました。

 

 

鶯宿温泉を後にして、冬季通行止めの県道234号で豊沢ダムに到着。

ここからは、県道12号線ですが、沿線には、新鉛温泉、
鉛温泉、大沢温泉、志度平温泉・・・と、温泉が目白押し。

今回は、立派な建物の山の神温泉「幸迎館」で
立ち寄り&昼食とします。

高級そうな宿ですが、日帰り客も積極的に受け入れているようです。

湯は、PH9.2のアルカリ単純泉でぬるぬるです。
大沢温泉の湯とそっくりですが、
2箇所ある風呂は、どこにでもある感じの
造りでおもしろくありません。

北上にやってきました。
駅前広場では、すでに芸能まつりが始まっていました。

この日は、ツインの部屋がとれなくて、シングルx2となりました。
ダンナは禁煙室、私は喫煙室ですが
ダンナは、ほとんど私の部屋に居ました。
何かと便利なのでしょう。

ベッドは、セミダブル。
これなら、一部屋でよかったなぁ・・・。
(それは不可ですが)

荷ほどきもそこそこに、ダンナを残し
私は、「詩歌の森」で行われている「鹿踊」を観に急ぎます。